I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

平湯からバスで1時間、気軽に登れる3,000m峰「乗鞍岳 剣ヶ峰」に行ってきた

「乗鞍新登山道整備2017」に参加した翌日、乗鞍岳 剣ヶ峰に行ってきました。

登山道整備の翌日からは海の日を含む三連休。当初はせっかく平湯まで行くのだからと、泊まりでの北アルプス登山をいくつか計画していましたが(前穂高&奥穂高、笠ヶ岳など)、2日以上天気が続かない予報が出ていたこと、登山道整備当日もかなりの雨に降られたこともあり、翌土曜日からの天気はダメだろう…と 温泉に入って帰宅するだけのつもりで、懇親会後には宿で関係者の方々と飲んでおりました…。

しかし、翌朝のお天気は気持ちの良い晴天。栄太郎でのんびりお朝食を食べて温泉など入ってみますが、このまま何処にも行かないのは勿体ない気がしてきました。

新穂高ロープウェイからの西穂独標日帰りとやや迷った結果、スタート時間も遅いということで平湯バスターミナルからバスに乗って乗鞍岳に行くことに決めました。乗鞍にはこんな機会でもないと、なかなか行く機会がありませんしね。

平湯バスターミナルから濃飛バスで乗鞍畳平へ

チェックアウト後、車を栄太郎さんに駐めさせて貰い、簡単な荷物だけ持って出発です。平湯温泉から「乗鞍山頂 畳平」のバスターミナルまで1時間、バスは1時間置きに出ていて運賃は往復で2,300円(片道1,270円)です。
平湯温泉を出たバスは一旦「ほおのき平駐車場」を経由します。はおのき平駐車場始発のバスも30分ズレの1時間間隔で出ているので、本数はほおのき平の方が多いですが、乗客の数が平湯とは段違いに多く、平湯から乗れる人はそうした方が安全。この日も平湯発の時点ではガラガラだったバスが、ほおのき平では補助席を出すレベルになっていました。

さて、平湯では快晴だった空模様ですが、乗鞍スカイラインをバスが上り始めると徐々に雲が出てきました。またかい!(笑) なんとかバスの中からは槍ヶ岳、穂高の峰々、焼岳、そして笠ヶ岳なども見えていましたが、もう今にも雲に隠れてしまいそう。


前日、整備を行った乗鞍新登山道も見えました。なんとか槍ヶ岳の穂先が見えてますね。いつか晴れ渡った空の元、この登山道を歩いてみたいものです。

そしてバスは「乗鞍山頂 畳平」へ。少しだけ青空が覗いています。

ちなみにバスターミナルのある「乗鞍山頂 畳平」という名前ですが、正確には山の山頂ではありません。そもそも乗鞍岳という1つの山がある訳でなく、複数のピーク(山頂)から構成された火山帯の山域で、周囲を見回すと沢山のピークが確認できます。写真正面に見えるピークはバスターミナルから15分程で最も手軽に登れる魔王岳です。

そんな乗鞍にはまだマイカー規制がされる20年以上前に遊びに来たことがありますが、普段着とスニーカーで何処かのピークに登った記憶があります(剣ヶ峯でなかった)。

手軽に登れる山だけど高山病には注意

改めて乗鞍岳について少し説明しておきますが、飛騨山脈(北アルプス)の最南端に位置する山域で、最高峰の剣ヶ峯が標高3,026m。バス停のある畳平が2,702mということで、だいたい富士山の七合目位の標高があります。そこから徒歩1時間半ほどで3,000m峰のピークに登ることができてしまうのです。

ただし、平湯やほおのき平からバスで一気に1,500m近く標高を上げているので、高山病にかかる人も少なくないそう。そこそこ山を歩き慣れているうちの妻も、当初調子が上がらずにゼイゼイいってました。まずは、ゆっくりと深呼吸をしたり、余裕があれば畳平周辺でお花畑を見るなど1時間ぐらい過ごしてから上り始めた方がいいかもしれません。

畳平の周辺をお花畑ハイキングする程度ならジーパン、スニーカーでも問題ありませんが(ジーパンは歩きにくいのでオススメしませんが)、剣ヶ峯やその他ピークまで行くならトレッキングシューズや最低限の登山装備(雨具・防寒具・飲物・行動食)は用意しておきましょう。

私は、この日は車に積んであったローカットのトレッキングシューズを選びましたが、この手の靴を持っていると、観光地でのちょっとしたハイキングから軽登山まで捗りますよ(スイスのアルプストレッキングもこの靴を履いてました)。

肩の小屋から本格的な登山道

バスターミナルから徒歩30分位の「乗鞍岳 肩の小屋」までは殆ど標高に変化はありませんし、車が走れるような道も整備されています。7月なのにタップリ残っている雪渓などを眺めつつの、ちょっとしたお散歩です。


肩の小屋の先から本格的な登山道に入ります。剣ヶ峯までは約1時間。火山の山なので、足下は溶岩がゴロゴロしたコース。富士山を7合目から8合目位まで登るのをイメージして貰えれば分かりやすいかと思います(分かりにくい)。

気軽に登れますが日本に21座しかない3,000峰の1つです。


乗鞍岳 剣ヶ峯(3,026m)

ということで3,026mの剣ヶ峯に到着。左手に見えるのが山頂直下の「頂上小屋」、その右上に小さく見えるのが先ほど通り過ぎた「肩の小屋」です。

相変わらず上空は雲が多いものの、足下の展望はそこそこ晴れてくれました。奥に見える集落は白骨温泉でしょうか?


この日も着ていましたが、登山道整備のCFリターンで受け取ったドラウトフォースは着心地が良くてナイス。一応ベースレイヤーの括りのようですが、夏山の行動着としても充分(下にはスキンメッシュを着用)。3,000m峰の山頂で20分程過ごしましたが、体を冷やすこともなければ防寒も必要になりませんでした。


あと、マインドシフトギアの「ウルトラライトDSLRカバー」。これまで本格的な登山には使っていませんでしたが、これぐらいのハイキングのカメラ携行(特に私のような2台持ちの場合)には最適かもしれません(改めてちゃんと記事で紹介する予定です)。

剣ヶ峯周辺のカルデラ。まだまだ残雪が多いですね。そしてここまで見てきて感じましたが、乗鞍岳という山域はとても広大。周辺の数々のピークはもちろんのこと、前日に登山道整備を行った平湯温泉にかけてのエリア、長野側の乗鞍高原などもその山域に入ります

今回は畳平と剣ヶ峯を往復するだけの軽いハイキングでしたが、この周辺のピークを片っ端から回るような登山計画を立ててみるのも面白そうです。そして下山路は乗鞍新登山道を使って平湯まで… となるとそれなりに大変そうですけども(笑)

そうそう、剣ヶ峯山頂には乗鞍本宮があって、お守りなどを買い求めることもできます。

少し青空が覗きました。これだけ見られたら満足ですし下りることにします。


大雪渓ではスキーを楽しむ人の姿も見られます。

長野県側からバスで来た場合、「肩の小屋口」で下車すればこの時期でもアイゼンを使った登山ができますね。

最後にバスターミナル前の鶴ヶ池で写真でも… と思ったらまたガスが…(笑)


お天気ばかりはどうにもならないので、お花畑歩きをして帰りましょう。




平湯温泉で食べて帰る

いきなり栄太郎。連休初日でお客さんも増えるというのに車を預かって貰えて助かりました。今回もお世話になりました。

そして、つるやで土産を買いがてらの温泉はんたい玉子も恒例。

栄太郎さんで貰ったチケットでひらゆの森で温泉に入り、ソフトクリームを食べる。

温泉に入った後だけど、足湯に浸かりながらソフトクリームは悪くない。

そして、平湯を発つ前にあんき屋で飛騨牛朴葉みそ定食(2,000円)。

最高です。


岐阜・平湯温泉関連の記事

「乗鞍新登山道整備2017」に参加して国立公園に名前を刻んできた! そして平湯温泉で満腹へ…

先週の7月14日(金)、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷 平湯温泉と乗鞍岳を結ぶ登山道で開催された「乗鞍新登山道整備2017」。このイベントに一般参加してきたので、早速当日の模様を写真を交えながらレポートしていきます!

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出典:yamasha.net

とても楽しく有意義な1日だったので、興味はあったけどスケジュールなど事情により参加できなかった方など、ぜひ記事を見て来年以降の検討材料にして貰えたらと思います。 

「乗鞍新登山道整備2017」とは…?

今年の4月に当ブログでもクラウドファンディングのお知らせを掲載しましたが、早々に目標金額を達成し、最終的には250万もの資金を調達した登山道の整備事業です。昨年に引き続き私もサポーターとして支援、今年は実際に登山道整備にも参加してきました。

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北アルプス麓の温泉地である平湯温泉観光協会が旗振り役となり、アウトドアメーカーを始めとする様々な企業がタッグを組み、もちろんCF支援者による参加と、三位一体で執り行われるイベントです。

整備が行われるのは乗鞍岳岐阜県側、乗鞍スカイラインの標高2600m地点「平湯温泉下山口」から平湯温泉にかけての標高差1200m、距離15kmの登山道の一部です(実際、登山道整備で歩くのはその半分強の行程です)。

当日の朝、整備資材に名前を彫る

当日の朝7時、平湯温泉の平湯公民館に集合となりました。一般参加者、スタッフ共に前泊組もいる中、私と妻は当日の明け方に東京を出発して平湯入りしました。昨年の秋からかれこれ4度目の平湯訪問、さすがにもう慣れたものです。

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早速、登山道整備のCFリターンでもある平湯温泉ロゴ入りのfinetrackドラウトフォースジップネックが配られました。これがこのイベントの専用ユニフォームになります。さらに、同スキンメッシュも配布されて、これでウェアの装備はバッチリ!

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簡単な挨拶を済ませたら、登山道整備の資材と彫刻刀が参加者に配布されます。このような木材を組み合わせて、登山道の階段を作るのです。ちなみに、写真右の方が主催である平湯温泉観光協会の中の人でもあるYamashaさん。

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登山道整備に使うハンマーやツルハシ。てっきり僕も持たされるものかと覚悟していましたが(?)、地元スタッフの方が運んでくれました(笑)

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このように資材には好きな名前や文字を彫ることができます。登山道があるのは中部山岳国立公園の中。環境省の許可を得ての、登山道整備参加者だけに許された特典です。

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当日参加だと使える時間は20分程度… さあ、どこまでできるでしょう?

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ざ、雑うー(笑) しかし限られた時間では私にはこれが精一杯。

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…と思ったら顔見知りのカシオPRO TREK開発者の方が、やたら気合いの入った掘りを初めています。果たしてこのペースで間に合うのだろうか…?

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登山道整備の後、参加者を送迎してくれるJeepもやってきました。資材を登山道の上まで運んでくれるのもこのJeep達。カッコイイ!

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時間になったのでチャーターバスに乗って移動します。バスはこの他にもマイクロバスが1台。参加者、スタッフ、メディア関係者で総勢80人弱という大所帯です!

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バスの中ではまさかのブログ読者さんと隣り合うことになって、カメラやカメラバッグ談義に花を咲かせたりと楽しい出来事もありました。その方が持っていた、パーゴワークスの新型フォーカスを帰宅後早速ポチったことも報告しておきましょうか(笑)

平湯温泉下山口から整備箇所に向けて登山(下山)スタート

平湯温泉から整備のスタート地点である、乗鞍スカイラインの平湯温泉下山口までまでは45分程。平湯温泉の標高が1400m程度なので標高2600mまで一気に1200mの標高差をバスで登ってきたことになります。バスの車窓からは、笠ヶ岳や槍ヶ岳など北アルプス方面の展望も楽しむことができました。

……だったのですが、いざ平湯温泉下山口に到着してみると空には雲が立ちこめています。平湯では汗ばむぐらいの晴天だったというのに、山の天気は変わりやすいのです。

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先ほどのPRO TREKロゴ、無事に掘り終えていたようです。あまりに見事なので、あちこちから写真撮影を求められていました。もちろん私も(笑)

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登山道整備には複数のメディアによる取材が入っていましたが、いくつかの媒体はドローンを持ち込んでの撮影を行っていました。どんな絵が撮られたのか楽しみですね。

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乗鞍新登山道(平湯・乗鞍登山道)のルートを確認していざスタート。登山道整備で歩くのは「平湯温泉下山口」から「硫黄岳」「平湯尾根」を経由して「平湯スキー場」上部までの7km弱、高低差850mのコースです)。

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1チーム10人程度の班に別れ、1班から順番にそれぞれの担当エリアを目指します。私が配属されたのは真ん中あたりの第3班。実際に登山道整備を行うのはコースの中盤になるので、しばらくは資材を持っての登山(下山)になります。

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しばらくは緩やかな尾根筋を下っていくルート。見晴らしも良いですし(晴天だったらさぞさぞ絶景だったことでしょう)足下も歩きやすく整備された登山道です。ただし天候のせいか、小バエ系の虫がもの凄い密度で飛んでいて、こいつらとの戦いがなかなかに大変!

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この時期の高山といえば、やはりコマクサでしょうか。あちらこちらに可愛らしい花を咲かせていました。

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曇り空は雨へと…

歩き始めてすぐにポツポツと降っていた雨はいつの間に本降りへ…。途中レインウェアに着替えて進みます。朝の天気は何だったのでしょう…。

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森林限界ではお馴染みなシャクナゲやハイマツの花もしっとり。

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本来ならこの辺りは平湯温泉から北アルプスの尾根まで見渡せる展望があるはずなのですが、生憎の雨につきこの通り。でも、これが山なので仕方ありません。

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ガスの合間から平湯の街が少し見えたかな!?

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コース途中には短い雪渓が残っていました。翌日知ることになるのですが、乗鞍高原にはまだスキーができる規模の雪渓が残っているのです。

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標高2380mの権現社。平湯温泉の旅館では昔からこの権現社にお参りをする伝統があるそうで、持ち回りで社の整備なども行っているそうです。

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ここまで来る途中でも感じましたが、コース上の草刈りなど含め、地元の方の手により大切に維持されてる登山道だということがよく分かります。

そして、一旦ここでお弁当タイム。朝配られたお弁当がこちら。これは以前食べたことのある、栄太郎さんのお弁当ですね! 鮎の甘露煮なども入った、間違いなく美味しいやつ。

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班毎にお弁当を食べながら、同じチームの人たちとの会話も少しずつ増えて行きます。これまで平湯温泉には何度か足を運んでいますが、実際に地元の方や他の旅館の方と話す機会となると殆どなかったので、このような時間は貴重なのです。そしてもちろん、登山メーカーの中の人と直接意見交換ができることも、一般登山ファンには嬉しいものですよね。

いよいよ担当エリアに階段を設置

お昼を食べてリスタート。権現社から先は急な下りになっていて、ステップの必要な斜面だということが分かります。昨年の登山道整備の階段もしっかり残っていました。

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実際に歩いてみると長い登山道のうち1回の登山道整備でフォローできるエリアはごく一部だけであることもよく分かります。それだけに継続的な活動が求められるのですよね。

そして我々3班の受け持ちエリア「C」に到着。

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いきなりですが、私が杭を打ち込んでいるところ。はい、私は左利きです。

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板を挟み込んで、上から土を被せていきます。

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寄せた土を踏み固めたらステップの完成。国立公園の登山道に私のブログのタイトルと名前が刻まれてしまいました!(いいのだろうか?)

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同じ3班の皆さんと記念撮影。ひと仕事終えてみんないい笑顔。昼食前に雨が止んでいたのに、私は何故レインウェアのパンツを脱ぎ忘れていたのでしょう…?

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※一緒に記念撮影した同じ班の皆さま、Twitterかブログの問い合わせフォームからでも連絡を頂ければ写真(上のもの以外も数カットありますので)をお渡しします。

整備箇所を行ったすぐ先にも、このような急斜面が続くエリア。ロープがないと雨の後は特に滑りやすくて危険です。まだまだ階段を作る必要のある場所は沢山ありそうです。

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そして、我々が快適に登山道整備を行えたのも、事前に地元の方がクマザサなどの草刈りをしてくれていたからこそ。
私たちがこの日お手伝いできたことはほんの少しですし、日頃から登山道を維持管理してくれていた地元の方に感謝すると共に、継続的な活動の重要さが理解できました。

私たちより前の班が作った階段を早速使わせて貰いました(笑)

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後からカシオの方に写真を見せて貰ったPRO TREK階段。時計を並べて撮っていたり、いちいち芸が細かいなあ!

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雲が少し晴れて、平湯尾根の途中から焼岳方面が見えました。中央の奥は上高地からの景色でもお馴染み、岳沢を経て奥穂高と前穂高を結ぶ吊尾根です。実は、当初この後の連休に計画をしていたのですが、天候もろもろの理由もあって断念しました。

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平湯尾根に入ってからの登山道後半から少し入った所にある「白猿ヶ池」。

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そして乗鞍登山道入口まで降りてきました。といってもここが終点でなく、まだ標高にして1800m台なので、平湯温泉までは標高差にして400m近く残っています。

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もう少し降りた所にある平湯温泉スキー場の第2リフトトップがこの日のゴール。本来ならここから更にスキー場コース分の距離を下る必要があるのですが、参加者の我々には素晴らしいご褒美が用意されていたのです!?

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そう、やってきたのは送迎のJEEP! 乗鞍新登山道整備2017の協賛企業でもあるJEEPが、プロドライバーの運転でスキー場の上まで登ってきてくれるのです。

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実はこの少し前から再びかなり雨が降ってきていて、登山を終えた我々の足下は泥まみれ、しかも雨に濡れた我々が車に乗っていいものかと一瞬怯んでしまうような状況です(ありがたく乗せて頂きました)。

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スキー場沿いの道路、想像していた以上の悪路です。これは正にJEEPの独壇場ではありますが、こんなピカピカの車で走っていいのかしら?みたいな。

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ドライバーさんの確実な運転で平湯公民館まで送り届けて貰い、一旦流れ解散となります(JEEP送迎は前の組から順次のピストン輸送になっているので)。

宿でひと息ついたら豪華バーベキューの懇親会へ

備参加者の宿は運営側が平湯温泉の各宿に予約を割り振ってくれるのですが、我々に用意されていたのは偶然にもお馴染みの「お宿 栄太郎」でした。勝手知ったる栄太郎、早速温泉で汗を流しつつ、夕方から行われる懇親会へと向かう準備をします。

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そして向かった平湯キャンプ場に用意されていたのは、ズラリと食材が並べられた豪華なBBQ会場です。料理の準備、運営をして下さっているのは平湯温泉各旅館の若主人たち。料理にも定評のある平湯温泉ですから、一切の手抜きなしです。

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ここで、昼間の登山道整備で同じ班のリーダーだった旅館の方の言葉が思い出されます。
「平湯に来たなら太って帰って貰わなくちゃ」。平湯温泉、恐ろしい子……

超豪華なバーベキュー食材と郷土料理

綺麗に並べられた大量の鮎の一夜干し、そして肉たち。

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仙台の牛タンに…

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平湯温泉の新たなブランド化を目論んでいるという平湯マトン。

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飲み物に混ざった冷やしトマトが嬉しすぎる。

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ちまきのようなのは「朴葉寿司」という飛騨の郷土料理だそうです。

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この辺りのお料理は栄太郎さんの若旦那さんが担当してくれたそうで、宿のお仕事そっちのけで奔走してくださったと、後ほど栄太郎のご主人から伺いました(笑)

登山道整備の班毎に用意されている炭焼きのBBQコンロ、各班のテーブルの上には既に大量の飛騨牛と腸詰めが並べられています。こ、これは…

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生ビールは飲み放題…

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よし、肉を焼いて乾杯だ!

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野菜やソーセージも並べていきます。あえて書くまでもありませんが、塩コショウだけでも超美味い肉です。そして小籠包のごとく肉汁があふれ出す腸詰め… 食べることに夢中だったため、焼き上がりの写真が残っていません(笑)

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朴葉寿司の中はこのような一口サイズのちらし寿司風の酢飯と牛肉。これがまたサッパリとしていて美味しいのです。BBQ後半戦、かなり満腹になった所で「お肉はもうちょっと…」という状況でも、この朴葉寿司のお代わりを貰ってしまった位です。

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奥飛騨の郷土料理である「播隆汁(ばんりゅうじる)」。槍ヶ岳開山の祖として知られる播隆上人の名前を冠した、けんちん汁仕立ての汁物です。粟を使った団子がすいとんのように入っているのが特徴なのだとか。

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実はBBQが始まってからまた雨が降り始めていたこともあり、やや体が冷えていた所でこの播隆汁がとても嬉しい。まあ、皆さん山を愛する人たちなので、雨の中でのBBQだからといって何も気にする様子がありません(笑)

雨の中のPRO TREK

そんな中、応援部隊も駆けつけたカシオスタッフの方が、PRO TREKの展示ブースを作っていました。雨に撃たれたぐらいではなんてことないPRO TREKたち。タフさが売りのフィールドウォッチの展示としては、これ以上ないシチュエーションではないでしょうか!?

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そのすぐ横ではSUUNTOのスタッフの方が談笑していたりと、なんとも面白い光景です。

人気ブロガー司会のジャンケン大会

さらに、協賛メーカーからのプレゼントが当たるジャンケン大会も催されました。このジャンケン大会を取り仕切っていたのは、今年から運営スタッフとして参加しているフリー写真素材サイトのぱくたそ(平湯温泉とは地方創生コラボで仲良し)&人気ガジェットブログgori.meで構成された撮影クルーの皆さんです。

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司会のgori.me / g.O.R.iさんとフリー素材モデルでもお馴染みの河村友歌さんによる軽妙なトーク&ジャンケンで会場は大いに沸いていました。雨も凄かったですけどね(笑) 我が家も主に妻が大量のプレゼントをゲット!(し過ぎという噂も…)

* *

夜も更けてきた所で懇親会はお開き。同じ整備チームの人たちとはもちろん、地元スタッフの方、協賛メーカーの方、そしてなんとこのブログを見てくれているという読者さん達とも沢山お話する機会に恵まれて最高に楽しかった!

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このようなフェスに参加する方たちは、山が好きなのは勿論のこと、あまり普段の生活では出会えない面白い方々ばかり。あっという間に楽しい時間が過ぎて行きました。

改めて主催者さま、地元の皆さま、協賛メーカーさまなどスタッフの皆さま、そして懇親会を催してくださった平湯温泉の皆さまに感謝申し上げます。これは来年も参加したいね、と妻とも話しております。

こんな記事もあります

白に青の皿が多すぎるのではないか問題…

先日、自分のブログ写真を見ていてふと思ったこと。

こうして並べてみると、確かに多いかもしれませんね(丼入れ忘れてた…)。

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白地の陶磁器に青系(紺、藍、ネイビー)の染付というのは和食器、洋食器でも定番中の定番だと思いますが、特に意識せずにここまでこの組み合わせを揃えてしまっていたなんて。確かにブルー系は好きな色ではあるのですが、まさかここまで偏るなんて。
そして、次に買おうかなと思ってる皿(朝食でよく使われるようなDANSKの定番プレートです)もやっぱり白に濃紺なんですよね…。

それでは同じような色の食器ばかりで、食卓がのっぺりしてしまう? というと、料理が並びますし意外とそんなこともない。というか白と青の食器だけを並べても、別にそれほど気にならない…… と思うのですがどうでしょう。

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特にオチもなく話が広がることもなく終わります。

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最近家で食べた魚介など(北海道土産と近所の市場より)

カメラロールの肥やしになりかけていた自宅飯の写真をまとめた日記です。この後、イクラウニイカカツオが登場します。

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羅臼土産を家で消費する

北海道・羅臼で海産物を土産に買いました。羅臼漁港直営店の「海鮮工房」には魅力的な魚介がいっぱい… でも、東京までとなると同日の飛行機に乗るとはいえ、持ち帰れるものが限られてしまいます。100均の保冷袋を持ってこなかったことを後悔です。

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イクラは冷凍のものを北海道に行くと毎回買うのですが、ウニに関してはミョウバン臭いものが苦手なこともあり(板ウニも美味しいものは美味しいのですけど、味見なしでの選び方が分かりません)なかなか買うことがありません…。
しかし、羅臼には海水ウニが安く売っていたので「ラッキー」とこちらもお土産に。ちなみに写真右手前の小さなホッケの詰め合わせは120円です。

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羅臼産エゾバフンウニをパスタにして食べる

さて、無添加の海水ウニですからなるべく早く食べなくてはなりません。
当初はイクラもあるので「寿司にしよう… 」と考えて「とびだせ!おすし」まで買ってみたのですが、自分の握る寿司に全く期待が持てずに軌道修正しました…。

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曙産業 いちどに10貫できる とびだせ! おすし CH-2011

曙産業 いちどに10貫できる とびだせ! おすし CH-2011

「とびだせ!おすし」と自宅寿司についてはマネ会のぶち猫さん記事をご参照ください。

結局、失敗が少ないであろうパスタが良かろうとなり、普段は買わない生クリームを使い、ざく切りのトマトとウニのクリームパスタにしました。これは文句ナシで美味いです。

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オマケで生ウニのローストビーフ巻き。後になって大葉を巻き忘れたことを思い出しましたが、まあこれも外さない組み合わせ。

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ウニを調理する機会が滅多になく、料理のバラエティが乏しいため、せっかくお土産買ってきても活かし切れないのは勿体ないですね。次こそ自宅寿司に挑戦してみたいものです。

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イクラと時鮭のはらこ飯、そしてイクラパスタ

北海道で売ってるものならたいてい美味しい(!?)冷凍いくら。羅臼で冷凍時鮭(薄味の塩鮭切り身)も買ってきたので、両方を使って「はらこ飯」にします。はらこ飯は宮城県の郷土料理である、鮭いくら親子丼の上位互換のようなやつ。

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はい。

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ご飯を炊く際にこちらも羅臼土産の羅臼昆布も炊飯器に入れたので、その昆布を刻んで添えてみました。
はらこ飯はもう間違いないですが、やはり鮭は生鮭を使った方がふっくらとして美味しいかもしれません。塩加減さえ気を付ければ塩鮭でもいいのですが、やはり鮭の切り身の仕上がりがやや硬くなりがちかも。

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そして余ったイクラはパスタに投入しました。生クリームと茹でて割いたささみのパスタに、最後にイクラと刻み大葉をたっぷりトッピングして完成です。

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ウニパスタのような濃厚さはありませんが、生クリームとささみの爽やかなパスタとイクラの塩気の相性が素晴らしいです。

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難しい料理ができなくても、とりあえずパスタにしてしまえば大抵は美味しくなるので最高ですね。

市場の食材を週末に食べる

そして、少し時間が開いてこの週末。昨日の土曜日、久々に近所の市場(大東京綜合卸売センター)に行って食材を買い求めてきました。

今年はスルメイカが不漁らしくスーパーなどでは生イカはあまり見かけませんし、あっても1杯500円近かったりと意味不明。そんなスルメイカが3バイで1000だったので(普段の感覚なら高いのですが)即決!

スルメイカと大葉の和風ペペロンチーノ

さっそく新鮮なスルメイカを使ってパスタにしました。大葉が大量にあったので、刻んだ大葉とスルメイカで和風のペペロンチーノ風に。

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これもまあ失敗のしようがありませんね。大葉が効いてとてもサッパリ。

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鰹のタタキ

美味しい鰹も買えたので恒例のタタキ。もっちりと柔らかくて今年食べた鰹ではベストの美味さです。美味しい鰹は厚切りにして食べるのが最高です。

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当初はビールを飲みながら食べておりましたが、すぐに我慢できなくなり白いご飯へ…。

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スルメイカのバター醤油パスタ

翌日(つまり今日)はまたまたスルメイカを使ってパター醤油パスタ。今度はイカのわたを投入して濃厚に仕上げました。ちょっと塩気が強くなってしまいましたが、合わせて焼いたコーンのピザトーストの甘味でフォロー。

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トウモロコシはやはり昨日市場で買ったもので、今年もトウモロコシが美味しい季節です(最後に魚介関係ない)。そして1年振りにとうもろこしピーラーが活躍中。

三陽プレシジョン とうもろこし ピーラー 粒取り名人

三陽プレシジョン とうもろこし ピーラー 粒取り名人

追記:スルメイカホイル焼き

現在進行形で東響競馬場の花火大会にて。



関連がありそうな記事

自宅で作る汁なし担々麺が美味すぎて止まりません…

先日参加した製麺会で食べた、まいけるさん特製の汁なし担々麺が大変美味だったので、早速真似をしています。笑っちゃう位に激うまです。

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この汁なし担々麺、最初に拝見したのはぶち猫さんのブログ記事にて。とても美味しそうだと思いましたが、「肉みそ、たれ、トッピング」と準備する材料も多く(我が家で常備してない調味料も多かったのです)、ものぐさな私には難しそうかな…と。

しかし、実際に製麺会でまいけるさんお手製の担々麺を食べた所、これはやはり自分でも作らねばなるまい!となりました。最初は物は試しと製麺会のお土産麺を使って、レシピの7割位の再現度でかなり適当に作ってみたところ、それでも充分に美味い! それならもう少し再現度を上げてみるかと、翌日の夕飯に作ったのが昨夜のことです。

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当初レシピを見たときは、ややハードル高めに感じましたが、使用する調味料が多い割に調理自体はさほど難しくないことも分かってきました。

麺はスーパーで普通に売っているつけ麺用の中華麺。このレシピはタレが濃厚なので、太麺の方が合うと思います。昨夜は仕事から帰宅しての作業だったので干しエビの戻し汁が薄いなどありましたが、自画自賛してしまう位に美味しい担々麺ができました。

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我が家は妻が辛いモノ、刺激モノが余り強くないので、ラー油や花椒は少し控えめに。
調味料のさじ加減で味付けのコントロールがしやすく、元レシピはやや分量が多め(6人前)になってますが、減らした量で作る際にもきっちり割り算をせずに目分量で作ってしまっても、大コケしないと思われます。

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レシピの簡略化については、料理をする方なら分かるかと思いますが、最低限揃えた方が良さそうなのは、肉みその方は甜麺醤(なければ味噌に砂糖多めなど?)を中心に、醤油、砂糖、豆板醤あたりで、たれの方は芝麻醤とピーナッツペースト、ラー油に出汁的な要素があれば充分かな? 花椒はお好みで調整するのが良さそう(特にお子さんが食べるならば)。
ピーナッツペーストを使う担々麺は、以前友人に芝麻醤の代用になると教えて貰ったことがありますが、両方使うのがまいける流のキモかもしれませんね。

ユウキ食品 芝麻醤 200g

ユウキ食品 芝麻醤 200g

  • メディア: 食品&飲料
以前は苦手意識があったパクチーも、餃子会・製麺会を経てかなりイケるようになってきた私ですが、妻はまだその段階ではないので、今回は水菜を使用。糸唐辛子はできあがりの見た目に大きく貢献してくれるのでオススメです(笑)

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肉みそとたれが余ったので、続いて翌日(つまり今日)の昼ご飯にもう一度。今度は私一人なので、ラー油と花椒を増量して、最後に卵黄をトッピングです。

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そのままでも充分濃厚で美味しい担々ですが卵黄を潰して混ぜ混ぜ… これはたまらん。

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麺に黒い粒々が混ざっているのは、家にあった黒いすりゴマを使ってしまったから。手抜きせずにちゃんと白ゴマを摺れば良かったか…。

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あと、ナッツが食感的にいい仕事をするので、これは適当なミックスナッツ(無塩)を使えば簡単。余ったらドライフルーツを加えて登山の行動食にしましょう(笑)

といった感じで、思ったより簡単に激ウマの汁なし担々麺が自宅でできますので、皆さんもぜひお試し下さいませ。きっと病みつきになってしまうはず!
上でも書いたように最初から全ての調味料(食材)を揃えてしまう必要はありません。ただ、少し大きめなスーパーの中華食材コーナーに行けば、大抵ユウキ食品のものが充実してるので、案外とラクに揃ってしまうんですよね(KALDIなどでも良いかも)。

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あと、芝麻醤、ピーナッツペースト、ラー油、甜麺醤あたりは一度の消費量が激しいので、頻繁に作るならば少し大きめサイズでもいいかもしれませんね(少し後悔してる人)。

ユウキ 四川豆板醤 130g

ユウキ 四川豆板醤 130g

  • メディア: 食品&飲料
ユウキ食品 干しえび 60g

ユウキ食品 干しえび 60g

  • メディア: 食品&飲料

追記:この「汁なし担々飯」も絶対美味しいはずなので、次回はこれも真似します!

製麺会に参加しました

ぶち猫 (id:buchineko_okawari) さんの「製麺会」にお呼ばれして参加してまいりました。

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会の詳しい模様はぶち猫さんの昨夜あたりのツイートを追って頂くか、後日ぶち猫さんのブログに詳細なレポートが上がるかと思います。私については会のパンチドランカーにて、激しく語彙力が低下してることもあり、簡単なまとめと写真日記的なやつ(いつもの)です。


「製麺会」とは?

これです。事前準備として参加者には当該記事の熟読が求められました。

ぶち猫さんの「会」

こちらを参照。以前、餃子会にお招き頂いたのですが、夢のような1日だったので記事が出るまで夢だと思っていました。美しい料理たちが物理で殴りかかってくるような会です。


簡単なあらすじ

近ごろすっかり自家製麺やラーメン作りにハマってしまったらしいぶち猫さんが、玉置標本さんマダラさんという、ネット界切っての製麺達人お二方を招いての製麺ワークショップ… というかひたすらラーメンを作って食べる会が先週末催され、十数人の愉快なネットの人たちが集まった一件。


模様(写真)

以下、製麺会の模様を写真でお届けします。この先、暴力的な描写が多く含まれます。

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女満別〜羅臼:2泊3の取材旅行で食べた道東の味覚

昨日公開されたYorimichi AIRDOのシャチ記事を読んで頂いた皆さま、ありがとうございます。北海道や羅臼の魅力が少しでも伝わったなら幸いです。

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さて、この記事を書くたmの取材旅行ではシャチを見るために、そして写真を撮るために、予備の乗船予定を含めた2泊3日のスケジュールを組みました。気まぐれな自然が相手といういうこともあり、保険の取材も並行して行っていたのですが、1人旅なこともあってどこからどこまでが取材時間なのかについてはやや曖昧だったかも…?

そんな記事では使わなかった写真、プライベート時間の写真については、このブログで使うことを認めて貰っていたので、Yorimichi AIRDOの記事も公開されたことですし、ここらしい(?)切り口で出していけたらと思います。

もし、まだYorimichi AIRDOを見てない方がいましたら、ぜひ先にご一読ください(笑)

女満別・羅臼・網走で食べた道東のうまいもの(鮭系多め)

いやあ、やはり北海道に行ったならこれでしょう! 食事時間は完全なプライベートということもあって、道東滞在中もTwitterで食事写真ばかり投稿しておりましたが、そのまとめみたいなもの。iPhoneの写真よりもちょっといいやつです。

観光旅行でない取材の合間の食事ですが、それでも美味しいものにしか出会えない北海道はやっぱり凄い。以後の写真は一部暴力的な描写も含まれるので覚悟の上お進みください。既に、ひと月後に写真をセレクトした私自身かなりのダメージを負っております(なまじ舌が覚えているだけに…)。

  • 女満別・羅臼・網走で食べた道東のうまいもの(鮭系多め)
  • AIRDOに乗ったらスープを飲もう!
  • 女満別空港ピリカでラーメン&ミニいくら丼
  • 羅臼の夜、食事処は限られます?「旬菜家 ゆらり」
  • 気軽に利用でき安定して美味しい「知床食堂」
    • 北海道に来たら季節を問わずにいくらを食べる奴
    • シャチ遭遇の祝杯を上げにこの日2度目の海鮮工房
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週末日記:金髪でライブ、ラーメン×2など

商品レビューっぽい感じの記事が続いてしまっていますが、久々に普通の日記です。元々こっちの記事の比率が高かったのですよね、このブログ。

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土曜日は所属バンドのライブがありました。かれこれ7年近く続けているおっさんバンドで、年1回位ペースで上大岡のライブハウスに出演している恒例行事です。

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ライブの前にラーメン。大岡山のLIVE INN PEAK-Iというライブハウスに出演すると、麺屋 婆娑羅の小ラーメンを300円(本来は670円)で食べることができます。

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小ラーメンといっても、麺200gで野菜もタップリの二郎系なので充分過ぎるぐらいに満腹です(一部メンバーは麺少なめで注文)。乳化スープでなく鰹出汁の効いた醤油系スープで、強烈なコッテリ系が辛くなってきたおっさんバンドメンバーには丁度いい塩梅です。

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ライブ本番は本番1週間前に思い立ってAmazonで購入した金髪ヅラを被ってのパッと見メセニースタイル!? …というかパット・メセニーは別に金髪ではないので、ボーダーシャツ着た金髪ヅラのおっさんが髪(ヅラ)を振り乱してキーボードを弾いているだけです。

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最近は趣味といえばすっかりカメラと登山ばかりになってしまいましたが、元々の私の趣味といったらこちらの方が王道(あと釣り)。いくつになっても音楽は楽しいもので、人前で演奏することも機会がある限りいつまでも続けていきたいものです。

日曜日は予定もないのでのんびり起きて、遅めの朝食はフレンチトーストを焼きました。

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リビング放置カメラをK-S2+DA50mmにしてから、ふんわり写真が割と楽に撮れるので重宝しています。75mm相当は長すぎて椅子に立って撮ってたりするのですけども…。

昼飯は妻のリクエストでトマトとツナのパスタ。格好良く盛ろうと思ったら山が崩れました。オシャレなパスタ写真は乾麺90g位までが限界でしょうか(私は基本120g〜)。

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夕飯は買い物のついでで、若葉台の「長崎 らーめん西海」。他を知らないのですが多摩地区に数店舗あるラーメンチェーン。基本はさっぱり系の豚骨ラーメンで、長崎ちゃんぽんも美味しいです。この日私が頼んだのは「極み」という少しコッテリ系になったラーメンに「高菜明太チャーシュー丼」。

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奥さんは長崎ちゃんぽんを頼んでいたので、以前私が食べたちゃんぽんの写真。慣れないα7で撮ったせいかピント薄々で何が何だか分かりませんね。でも美味しいですよ。

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このらーめん西海の運営母体は高尾山の人気ビアガーデン「ビアマウント」などと同じ所だと本日初めて知ったのでメモがてらブログに書いておきます。

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…元々は、こんな日記を日々更新してたブログだったことを、少し思い出しました。



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昭和記念公園でポピーを見た帰りに「まんパク」に寄って昼からステーキ&ラーメン

立川の昭和記念公園でポピーを見てきた日のこと。帰りがけに立川で昼飯でも… と考えていたところ、丁度昭和記念公園の立川口側にて「まんパク」なる食フェスが5月18日から開催されていました!

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これは行くしか(食べるしか!)ないな… と立ち寄ってみることにしました。

立川・昭和記念公園ゆめひろばで開催中の「まんパク」

まんパクは「満腹博覧会」の略称らしく2011年から(昭和記念公園では2012年から)行われている食のイベント。企画制作をロッキング・オン・ジャパンが行っているらしく、まさに「食フェス」。私は過去のイベントには来たことがなく(名前は聞いたことあるかな?程度)今回が初です。ちなみに会期は来月6月5日(月)まで!
日本最大級のフードフェス「まんパク」2021年9月開催決定!

会場は昭和記念公園の無料エリア「ゆめひろば」なので、まんパクのみが目的の場合は昭和記念公園のチケットを買う必要はありません。西立川方面から行く場合は注意しましょう。

まんパクの入場には別途当日券(平日500円/土日800円)が必要。中の出店メニューも決して安い訳ではないので、コスパを求めるのは不正解。あくまでフェス気分含めて食事を楽しみましょうというイベント。私は普通にソロ昼飯として立ち寄りました(笑)

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会場MAPはこんな感じ。「ラーメン」「海鮮」など食のジャンル毎に、飲食スペースの回りをぐるりと出店ブースが取り囲んでいる会場です。

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飲食スペースは屋根のあるテントとその回りにもウッドテーブルなどたっぷり用意されています。週末ともなると混み合うのかもしれませんが、平日ということもあって、割かし自由に好きな場所でゆったりと座ることができました。

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入場口(あけぼの口)から時計回りに出店ブースを見ていきましょう。まずは地元「たまエリア」。「立川ドリンクプロジェクト」のビールが気になる…。

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「ワールド」の「アジアン」と「世界のビールブース」。世界のビールは小瓶が中心ですが、樽生ビールも数種類飲むことができます。

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「ラーメン」は4店が出店しています。あ、いっこ気になるのがあるかも…。

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「揚げ物」エリア。

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「海鮮」エリア。ここも気になる出店が多いですね。

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「餃子」エリア。「ワールド」内じゃなくて「餃子」で1ジャンルなんですね(笑)

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「スイーツ」エリア。食フェスにデザートはやや不利?と思ったけど、いやいやなかなかの人気です。特にこれから暑い日にはアイスや氷菓子系は行列ができそう?

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「野菜」そして「肉」。「高円寺アボカド食堂」のアボカドチーズコロッケは食べておけば良かったなぁ…と今頃。

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最も人気になりそうな「肉」エリアはやはり出店数も多め(肉の隣に「ごはん屋」があるのが抜かりない!)。しかりやはり平日の15時近くということもあってか、目立った行列はありません。ということでまずは肉エリアで、1品選んでみることにします。

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満腹まで!…ではないけど食べる

「上州和牛 とろける和牛のステーキ」に並んで注文したのは和牛の角切りステーキ(1,500円)。注文を受けてから1人分ずつ目の前で焼いてくれるシステムです。

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マッシュポテトと焼きたての角切りステーキ。うん、美味しいそうだ!

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お味は… うーん、美味しいは美味しいのですが、「とろける」という程ではない。恐らく冷やしてある肉の表面を片面30秒弱しか焼いていないので、肉の中まで熱が通ってなく、せっかくの霜降り肉の脂が溶けきってない感じ。表面も持ち運んでいるあっという間に冷めてしまいました。受け取った直後に食べる位が正解でしょう(笑)

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海鮮も食べたいなーと思ったのですが、あまりに暑さに生ものより… と最近食べてなかったいかめし(500円)。味は良いですが、温かくはないのが残念なのと、できれば輪切りにして提供して欲しかったかなー。って文句ばかりだ私(笑)

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ビールは「世界のビールブース」から樽生の「ブルックリンラガー」(700円)。旨い。

少し前にTakiさんのマネ会記事で見て気になっていた富山のご当地ラーメン「富山ブラック」。記事で紹介されていた店ではありませんが、これは食べてみたかったやつ!
1泊2日、予算10,000円で美味しいものとお酒を楽しむ旅「富山県・富山駅周辺」 | マネ会 生活 by Ameba

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こんな感じのメニューですが、公式サイトのメニューにはハーフサイズ(400円)もあったので聞いたらたらできるそう。ちゃんとメニューに書いて欲しいですよね。

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おお、黒い。そして普通に美味しいやつ!(失礼ながらもっとキワモノ系かと思ってました。ごめんなさい!) 見ての通りで味は濃いですが、コクのあるスープで喉が渇くほどの塩っ辛さではない。そして胡椒が効いている! あっという間に食べ終わってしまい、ハーフサイズじゃなくても良かったかな、なんて思ってしまった程。

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お腹的にはもう少し食べられた気もしますが、平日の昼飯に五郎さんばりに詰め込まなくてもいいかな…と。デザートに「軽井澤ソフトクリーム」(400円)を食べて終了です。

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コスパよりも雰囲気重視で1日楽しむのが良さそう

食フェスに来た割には控えめな食事だったと思いますが、振り返ってみると入場料、ビール込みで合計4000円……。冷静になると結構高い飯だった気もしますが、イベントですしこんなものなのでしょうか。
今回のようにソロ飯で立ち寄ると割高感は否めませんが、再入場もできるのでそれこそ公園のポピー見物を絡めてみたり(+入場料410円)、マッサージやリクライニングチェアのエリアなどもあるので、1日かけてのんびり過ごすのが正しいイベントの楽しみ方かも。

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次に来る機会があるなら奥さんと2人で、ビール何杯か飲みながら色々なメニューをつまんで長居したいですが、それはそれでめっちゃお金使いそうで恐い(笑)
梅雨までの過ごしやすいこの時期、公園散歩とセットでまんパクいかがでしょう?

メープロイ グリーンカレーペーストに書かれているレシピは輸入元によってちょっと違う

自宅で手軽にグリーンカレーを作る際に欠かせないメープロイ(MAE PLOY/タイ)のグリーンカレーペースト。KALDIなどで150円位で売ってるやつです。

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以前、当ブログで紹介したグリーンカレーのレシピもこのペーストを使ったものでした。記事内で紹介している「ごっさんレシピ」が秀逸で、カレーペーストを本来のレシピ通りに全て使わないことで、食べやすいマイルドなグリーンカレーが完成します。

一度、ひと袋全てを使って作ってみたこともありますが相当辛くなってしまい、教え通り半分だけ使って固形ルーを1かけ混ぜたものが、我が家の定番の味になっています(グリーンカレーにしてはやや黄色くなってしまいますが…)。昨夜も我が家はカレーでした。

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さて、このメープロイのパッケージですが、裏返して輸入元を確認すると「メープロイ グリーンカレーペースト」として売られているもの(オーバーシーズが販売)と、「YOUKI グリーンカレーペースト」として売られているもの(ユウキ食品が販売)があったりします。

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KALDIで売っているのは前者、近所のスーパーで買ったものが後者のユウキ品です。もちろん中身は一緒ですが「中華・エスニック食材といったらユウキ」みたいなイメージが強いこともあち、以前KALDIにて「ユウキのグリーンカレーどこですか?」みたいな訪ね方をしてしまい、お店の人を困らせてしまったこともあります(笑)

さて、注目して欲しいのそれぞれのが貼っているシールに書かれているレシピ。同じ50gのグリーンカレーペーストに対して、作り方や使用する調味料の分量が異なります。野菜や肉はお好みなのでいいですが、ナンプラーや砂糖の分量はかなり違いますね(実際この辺の味付けもお好みなので、目安みたいなものですけど)。

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オーバーシーズ版 ユウキ版
カレーペースト 50g 50g
サラダ油 大さじ2 記載なし
ココナッツミルク 400mg 400mg
鶏がらスープ/水 300ml 200ml
300g 200g
ナンプラー 大さじ2 大さじ1
砂糖 大さじ1 小さじ2
ペーストの処理 油で香りが出るまで炒める 鍋の水に溶かす

一番の違いはペーストを弱火で炒める所からスタートするオーバーシーズ版に対して、ユウキ版はいきなり水に溶かすように指示しています。シールで隠れたオリジナルレシピがどうなっているかも気になりますが、本場の作り方をそのまま翻訳するのでなく、日本で手に入りやすい材料で日本人にも食べやすいレシピとして、それぞれの輸入元が記載した結果、このような微妙なブレが生まれているとしたら、それはそれで面白いものです。

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私は先のごっさんなるカリスマ女性が提唱したレシピの心棒者ではありますが、彼女が伝えたというレシピはペーストを全て使わずに、市販のカレールーを混ぜるもので「あとは説明通り」と。はてさて?その「説明」がオーバーシーズ版を差すものか、はたまたユウキ版なのか今更ながらに疑問が発生してしまいました(笑)

我が家ではKALDIでオーバーシーズのものを買うことが多く、最初に作ったときからオーバーシーズ版のレシピが基準で、その味に慣れてしまいました。
ナンプラーはオーバーシーズ版の通り大さじ2入れてしまって全然構わないと思いますが、ナンプラー自体の味もメーカーによって結構異なるので、使うナンプラーによっても完成するカレーの味に違いが出そうです(ユウキのレシピはユウキのナンプラーを基準にしてるのかな?)。昨日は2種類のナンプラーを大さじ1ずつ使いました。

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メガシェフ(写真右)はいかにも魚醤といった独特の匂いと風味で食味をそそりますがそれなりにクセも強いので、苦手な人はバランス(写真左)のナンプラーの方が比較的マイルドで匂いも控えめなのでオススメかも。ユウキのナンプラーも以前使っていたのですが、小瓶の量が少なくてすぐになくなってしまうので最近は使っていません。魚醤臭さなどは、上の2種類の間ぐらいだったかなぁ…?(記憶が曖昧)

メープロイのペーストですが結構頻繁に使うことを考えたら400gサイズで買ってしまっても良いかもしれません。グリーンカレーパスタやグリーンカレーうどんを作る際にも使えますし。次からそうしようかな(まだ在庫が2袋位あるので)。

ユウキ ナンプラー 70g

ユウキ ナンプラー 70g

  • メディア: 食品&飲料

平湯温泉「お宿 栄太郎」にて飛騨牛ステーキ2倍プランに挑む/平湯のラーメン・スイーツ・足湯など

昨年の11月に訪れ、お料理の美味しさとボリューム、2種類の温泉(もちろん源泉掛け流し)に大満足だった平湯温泉の旅館「山のよろこび お宿 栄太郎」を再訪しました。

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前回は一泊のみの利用でしたが、今回は金曜日の夜から高速バスで平湯に入って、栄太郎に宿泊。初日は到着が遅いため宿の食事は取れませんが、その分2日目の登山後にボリューム満点のお料理を楽しむという夢のようなプランです。山から!ステーキ!

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通常の宿泊プラン(スタンダードコース)でも、これ以上食べられません!レベルのお料理が出てくる栄太郎ですが、山を登った後なら行けるのでは!?という勢いで「A5ランク飛騨牛ステーキ2倍増量プラン」なる宿泊プランで予約を入れたのでした(ドキドキ)。

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イワタニの「たこ焼きプレート」を買って自宅たこ焼きはじめました!

3月後半から自宅たこ焼きのネット記事やツイートを連続して見てしまい、頭の中がたこ焼きでいっぱいになってしまいました。

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柿次郎さんによるそれどこの「スーパー炎たこ」記事がファーストインパクトで…

ぶち猫 (id:buchineko_okawari) さんの一連のツイートが決定打。

ぶち猫さんの「たこやき小宇宙」は、丁度ブログにまとめられたばかり。暴力的な美しさ。

そういえば、一昨日はヨッピーさんのこの記事もバズっていましたね(どれも食べてみたくなる!)。なんなのでしょう、このたこ焼き包囲網っぷり!

以下、私も自宅でたこ焼きを作ったというだけの報告です。たこ焼き作りに関する知見は上の各記事をご参照くださいませ。

イワタニのたこ焼きプレートを買った

ということで、先週のこと。我が家でもたこ焼きプレートを手に入れて、自宅たこ焼きパーティ(たこパ)を開催しておりました。イワタニ「炎たこ」や南部鉄器も気になりますが、ごく普通のフッ素樹脂加工加工されたたこ焼きプレートです。なにせ安い!

同じイワタニの鉄製(鋳物)たこ焼きプレートやもっと格安なフッ素加工のプレートもあるのですが、このAmazonレビューを呼んで上の商品に決めました。現役のたこ焼き屋さんによる説得力ありすぎるレビューで、読んで速攻ポチりました。

子供の頃、実家にホットプレートのたこ焼き器はあったのですが、そこまで美味しいたこ焼きを食べた記憶がありません(当時は粉うあ出汁の情報もなかったがもありますが)。
大人になって大阪の友人宅で非常に美味しいたこ焼きをご馳走になって感動したのですが、そのとき初めて出汁を使うこととガスの火で焼くたこ焼き器(友人宅には都市ガスを直接繋ぐたこ焼き器があった!)の重要さを知りました。「炎たこ」は正にそのタイプのたこ焼き器で非常に憧れるのですが、ガスの火で鉄板を熱して焼くという方式はガスコンロ+たこ焼きプレートでも同じですよね?

ちなみにはてな界隈でも以前話題になった(?)、イワタニの炙り焼きコンロの「炉ばた大将」。どうやらこの炉ばた大将と炎たこ用のプレートに互換性があるらしく、「炎たこ」を買わずとも炉ばた大将があれば、たこ焼きも楽しめるようなのです? しかし、どちらにしても使用頻度の割に場所を取りそうな調理器具なためなかなか踏み切れない我が家…。

そもそも、普通のイワタニ製カセットコンロ(「カセットフー」シリーズ)すら、我が家で使っているのは、このようなコンパクトサイズのもの。一見、頼りない見た目ではありますが火力は充分にありますし、限られたキッチンの収納で場所を取らないのでかれこれ7年程愛用しています。
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アウトドア用でお馴染みのジュニアバーナー用の短いガス缶がピッタリの幅ですが、もちろん通常のイワタニカセットガスも見た目さえ気にしなければ普通に使えます。

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…とやや脱線しましたが、イワタニ製プレートを買ったのは「カセットフー専用プレート」となっていて、四隅の足がカセットフーのゴトクにピッタリとはまるのだとか。

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ここで賢明な読者の皆さんならお気づきかと思いますが、我が家の「カセットフー エコジュニア」は、果てしてこのプレートと互換性があるのかどうか? ダメ元で買ってはみたのですが… ええ、案の定ダメでした(笑) 「カセットフー エコジュニア」のゴトクは通常のものに比べて小さいため、たこ焼きプレートの足に合わないのです。

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ただし、プレートをナナメに置くことで、たこ焼きプレートの穴の隙間にゴトクがハマって一応は固定状態になるようです。バーナー径が小さいので、中心部と周辺部で焼け具合に差が出てしまうのは間違いありませんが、細かいことは気にせず続行です。

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(作り始めて分かるのが、各マス目に沿って彫られている溝のありがたさ!)

自宅たこパ実践編

揃えた材料はごく普通でして、ぶち猫さんのツイートを見た後だったので、ホタルイカもあります。目と軟骨を外し忘れていますが、たこ焼きにするとホタルイカ個体の食感は殆ど分からなくなるので、問題ないかもしれません。翌日、残りを酢味噌和えにする際に目と軟骨は外しました。何故ならホタルイカが大量に余ったからです(笑)

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たこは初心者は細か切った方がいいそうですが、ここまで細かくしなくてもOKでした(結局2粒ずつ入れることに…)。
粉はおたふくの「たこ焼粉」を使って、茅乃舎の出汁パックで取っただし汁でといたのですが、たこ焼き用として売られている粉には元々だし成分が含まれているようで、かなり出汁味が濃くなってしまった気もします。「たこ焼きは出汁が重要」とはよく聞く話ですが、何事もバランスが大事。

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一発目は少々火加減が強かったようですが…

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コジコジしていたらそれなりに形になりました。少々焦がしてしまっても、ソースや薬味を乗せてしまえばそれなりにそれっぽい見た目になるのが有り難い。
念願の自宅たこ焼きの仕上がりですが「カリふわ」というよりは「ふわトロ熱々」といった感じでしょうか。細かい描写はともかく間違いなく美味いです。

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当然、お供にこの人も欠かせません(ジョッキはヱビスビール記念館のお土産)。

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定番のソース味も美味しいのですが、青ネギ+茅乃舎のつぶぽん酢がかなりのヒット。うちでは九条ねぎをよく使うのですが、たまたまスーパーに見当たらず、既に刻んだ薬味用の「青ネギ」として売られていたものを使いました。それでも充分美味しかった!

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「たこパ」とか言いつつ、奥さんの帰宅前に1人で始めてしまったので、後から帰宅した奥さんにも作ってあげました… ってまた焦がしてしまった。まだまだ修行が足りませんね。

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自分の分も2回戦で…(止まりません)

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それにしても1000円そこそこのプレート1枚買っただけで、こんなに幸せになれるなんて。粉はまだ残っているので、近日中にまた自宅たこパを開催予定。皆さんもやりましょう!

* *

追記:この日記を書いていたら、我慢しきれなくなってしまい、気付いたら仕事の帰りにたこと九条ねぎを買って帰宅しておりました。2度目となるとなかなか手際もよくなえい、両サイドから妻とひっくり返して丸める作業を手分けして進めていくのです。

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2021年9月に、CB-P-TAFからCB-A-TKPにモデルチェンジしたようです。

こんな記事もあります

スキレットでW生姜焼き/それどこフライパン記事に動画追加のお知らせ

以前、楽天それどこに寄稿した鉄フライパン(スキレット)記事についてのお知らせ。

取材で伺った葉山の「COOK&DINE HAYAMA」の紹介動画(店長山口さんのインタビュー)が公開され、当該記事の冒頭に追記されたそうです。インタビューは僕の取材とは全く別のものですので、安心してご覧ください(笑)

最近の我が家のLODGEスキレットなど

さて、そんなお知らせだけでは何なので、取材後に入手したLODGEのスキレットは今も我が家で活躍してますよーという報告的な。

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網走いくらと伊達のぎんで作る「自宅はらこ飯」

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2月の道東旅行の際、女満別空港にて道産のいくら(冷凍)をお土産に買ってきておりました。旅行中はかなりのいくら充で「しばらくいくらは大丈夫」という状態でしたが、それでもしばらく経てば絶対に北海道のいくらが恋しくなるはずだ…と。

そんな、冷凍庫で出番を待っていた網走いくらの出番が遂にやってきたのです!

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食べ方はもう決まってます。以前から旅ブロガー(?)のロプロス(id:ropross)さんにブログやTwitterで何度も見せつけられてきた(被害妄想)「はらこ飯」。宮城県の郷土料理である、鮭の煮汁を使った炊き込みご飯のにイクラをまぶした、見るからに絶品料理です。

私のはらこ飯体験は以前仙台に行った際、駅弁のものを食べたきり。本場のものはほぼ体験してないのですが、ネットの英知を頼ればそれらしきレシピにたどり着くことができました。いくつかのレシピを参考にして、我が家でも再現してみました。

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春は菜っ葉が美味しい季節… のらぼう菜を食べてみた

徐々に春めいてきたこの時期。先日まで何度か梅やメジロを撮りに行っていた、府中郷土の森博物館に併設された「郷土の森観光物産館」の農産物コーナーにも露地物の菜っ葉(青菜)が増えてきました。

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お馴染みのほうれん草や小松菜、春菊などの他、普段あまり見かけない菜っ葉も並んでいて、思わず手に取ってしまいます。「のらぼう菜」は多摩エリアで多く作られてるというアブラナ科の菜っ葉でです。以前、登戸のクラフトビール店「ムーンライト」で食べて美味しかったのを思い出して買ってみました。

新鮮なクラフトビールが格安で飲める幸せ! 登戸「ムーンライト」はビール好きの天国でした - I AM A DOG

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