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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

東京最高峰から眺める日本最高峰

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雲取山の山頂って東京都、埼玉県、山梨県の1都2県にまたがってるんですよね。


東京都最高峰 雲取山(2017m)

そんな東京都の最高峰も埼玉県では第3位に落ちてしまいます。山梨県になると富士山、南アルプス、八ヶ岳と2000〜3000m級の高峰がゴロゴロしてるので、その存在も霞んでしまいます?…なんて話はともかく、東京都の最高峰から眺める富士山はなかなかに見事でしたよ。

直線距離はかなりあるので、見た目のサイズ感はそれなりに小さくなりますが、同じ奥多摩の大岳山や三頭山(1500m前後)から眺める富士山と比べても、標高の分かなり裾野まで見えます。恐らく東京都内から一番富士山の姿が広く見える場所じゃないかと思うのですが、違うかな?

雲取山から富士山を眺めたときの正面左側の山は雁ヶ腹摺山(1874m)、右側の高い山は小金沢山(2014m)のようです。小金沢山はほぼ雲取山山頂と同じ高さですね。富士山における2000m付近は五合目の辺り。2017mの高さから2014mの山を挟んで、3776mを見上げた景色がこんな感じです。


こちらは奥多摩の三頭山から見た富士山(昨年11月)。東側(左側)の裾野の見え方がかなり違うのが分かりますでしょうか。

富士山から東方面にカメラを回していくと…
手前には奥多摩の山々、奥に見えるのが丹沢でしょうか? まだまだ登ったことのない山だらけです。


↑の一番左のホイップクリームみたいな頂上は大岳山かな?

星空に光の筋

さて、日曜日の早朝(深夜?)、3時過ぎにテントの外に出るとまだ外は真っ暗ですが、南の地平線に縦に並んだ光の粒が見えました。「昨夜はこんな光は見えなかったなー」と、カメラを向けてしばらくシャッターを開けてみた所、こんなものが写りました。

ん、この影の形は!?ということで、レンズをズームしてもう1枚。

そう、間違いない、富士山です。ということは、この光の筋はご来光登山をする登山客たちのヘッドライトの光なのでしょう(夜間照明とかないですよね?w)。その昔、釣りで山中湖に通っていたときも、ここまでハッキリとした光の道を見た記憶はないのですが、あの頃とは登山客の数が段違いなのでしょう。そのうち登りに行きたいんですけど、これを見てしまうとなぁ…。
それにしても、東京から深夜に富士山の登山道が見えるとはちょっと驚きです。

ちなみに前夜21時頃の南の空はこんな感じ。天の川とさそり座が綺麗に見えますが、この時間はまだ富士山も光の筋も見えませんでした。

ついでに北側の空。ひしゃくの柄が上向きになった北斗七星が分かりますでしょうか?

この2枚はPhotoshopを使ってちょっとソフトフィルター風に仕上げてみました。

ご来光

さて、何故にそんな早起きをして、雲取山に登ったかといいますと… これです。

3時に目覚ましをかけたものの、写真を撮ったり食事の準備(スープ程度ですが)に手間取ってテントを出たのは4時過ぎ。雲取山までの行程はコースタイムで1時間弱。最初足下も暗くヘッドライト頼りでしたが、徐々に辺りもしらみ初め、小雲取山に差しかかる頃には、すっかり明るくなっていました。
雲取山に到着したのは、本当に日の出の直前。恐らく2〜3分前のギリギリセーフって感じでした(笑)
「間に合ったー!」と思って、カメラを構えたら東の空に赤い点が。

無事、この日のご来光を見ることができました。

ご来光を眺めたのは山頂の南側、避難小屋脇の岩の上からです。東〜南にかけての展望が良いのはこちらですが、三角点のある山頂は避難小屋のもう少し奥にあります。こちらからは南〜西側が開けて見えるのですが、この日は地平線付近に雲があり、八ヶ岳などは見えませんでした。

山頂でしばらく過ごした後、テント場に戻ってきての富士山。
前日は曇っていて見えませんでしたが、晴れていたら奥多摩山荘のテント場は富士山から夜の星空まで抜群のロケーションですね。(但し、トイレはハードモードw)


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雲取山の登山コースとか細々した写真はヤマレコの方で。