読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

登山におけるカメラの携行方法と周辺機材についてあれこれ考えた

登山の際、カメラってどうやって持ち運んだらいいのだろう? ストラップや三脚はどんなものを選べばいいの? そんな疑問について考えてみました。

PEM52958.jpg

先日、登山(トレッキング)で使うレンズ交換式カメラ(一眼カメラ)について書いた記事の続きになります。前回は山で使うカメラやレンズについて書きましたが、今回はそのカメラの実際の携行方法。その他、三脚を始めとする周辺機材、更にカメラGPSやWi-Fi機能についても考えてみました。

今回も結構なボリュームの記事になってますが、よかったらお付き合いください。


登山中に一眼カメラをどうやって持ち運ぶ?

登山の際に見ていると、意外と普通のネックストラップを使って、一眼レフを首にかけたまま(又はたすき掛け)の登山客って多いです。恐らくザック(バックパック)にしまうための保護材、中型一眼レフ機を首掛けにしていたりするのを見ると「相当重いだろうに、食い込んで痛くないのかなぁ…」とか余計なお世話ですけどね。

f:id:OKP:20160810123213j:plain

登山ルートにによっては鎖場や梯子、山によっては岩登りなどもあります。首からストラップを掛けただけでは、カメラも不安定ですし、岩にぶつければ破損の恐れもあるでしょう。

カメラを体に引き寄せられる速写ストラップ

首掛けストラップに拘るのなら「速写ストラップ」みたいものを使うことで、カメラを体に引き寄せて固定ができます。カメラ本体が裸なので破損が恐いですが、岩登りのない緩い徒歩のみの登山コースならば、このタイプのストラップは、案外良さそうです。
ダイアグナルのニンジャストラップやARTISAN&ARTISTのイージースライダーは人気の定番製品。

(ダイアグナル)diagnl Ninja Camera Strap 38mm Black

(ダイアグナル)diagnl Ninja Camera Strap 38mm Black

後ほど「バックパックホルスター」の項目で取り上げるピークデザイン社は、ストラップやアンカーリンクスという簡易的な着脱アタッチメントを含めたシステムが充実しているメーカーです。

PeakDesign スライドサミットエディション タラック(ネイビー) SL-T-2

PeakDesign スライドサミットエディション タラック(ネイビー) SL-T-2

Peak Design アンカーリンクス AL-2

Peak Design アンカーリンクス AL-2

ストラップについてはこの後、別枠でも少し書いています。

ザックタイプのカメラバッグorインナーバッグやカメララップで保護

各メーカーから色々と発売されてますが、これらは本格的に山で写真を撮ろうという人向けのものかもしれません。写真を撮るために山奥に入る、目的地まで安全にカメラ機材を運ぶことが目的、といった感じで、歩きながらスナップを撮りたい私とは、そもそもの目的が違いそうです。

特に最近は単にリュック型というだけでなく、このように山岳バックパックの構造を取り入れたカメラバッグのラインナップが充実しています。

f:id:OKP:20170225011752j:plain

また、通常のザックにインナーケースやカメララップ(柔らかい1枚布が風呂敷のようにカメラを保護)でカメラを収納するのも、やはり同様ですね。カメラの安全、歩行の快適性は確保されますが、やはり歩きながらの都度撮影には向きません。

インナーケースやカメララップは登山用としてではありませんが、私も使っています。

取り出しやすいウエストバッグのカメラケース

これはよく見かけますね。カメラ用のウエストバッグを使ってる方もいれば、普通のウエストバッグを流用している方も。足を上げる際に干渉する可能性を考えると、コンデジやミラーレス位までがベストな気がします。あと、ウエストバッグはザックのウエスト(ヒップ)ベルトとの干渉が一番の問題かもしれません。
山登りをする方には常識ですが、ザックは肩のベルトで背負っているように見えて、実際に重量の大半を支えているのは腰とウエストベストと言われています。
つまり、ザックのウエストベルトの機能を阻害してしまっては困るのです。なので、なるべくベルト部分が薄いとか、ザックのベルトとズラした位置で支えられるバッグを検討するのが良いかと思います。

【国内正規品】Lowepro ボディバッグ インバース 100AW 6.9L レインカバー ブラック 352331

【国内正規品】Lowepro ボディバッグ インバース 100AW 6.9L レインカバー ブラック 352331

[モンベル] mont-bell カメラウエストバッグ 1123492 TN (TN)

[モンベル] mont-bell カメラウエストバッグ 1123492 TN (TN)

歩きながらの速写も可能!?「バックパックホルスター」

f:id:OKP:20140804183530j:plain

以前山で会った方に薦められたのですが、カメラの三脚穴にアタッチメントを取り付けることで、ザックのショルダーストラップ(ショルダーハーネス)などに取り付けたホルダー部との、クイックな着脱を可能にしたアクセサリ類です。「b-grip」や「Peak Design」「COTTON CARRIER」といったブランドの製品が人気のようです。「バックパックホルスター」「カメラホルスター」「カメラクリップ」など呼称は統一されていませんので、本記事では「バックパックホルスター」と呼ぶことにします。

腰より下にカメラを下げるのはやや心配なので、ベルトにぶら下げるタイプのものでなく、ショルダーハーネスやベストで固定するタイプのものが気になりました。できれば身体のセンターにカメラが欲しいので、この製品が気になるのですが、ハーネスがゴツいのが気になります。あと本体重量が結構ありますね。

COTTON CARRIERでザックのショルダーストラップに装着するタイプなら、こちらのタイプが価格も比較的手ごろですね。片側のストラップにカメラの重量が乗っかってしまうことが気になりますが、Amazonレビューを見ると、フルサイズのカメラで使ってる人も多いようです。

追記:筆者が使用している「バックパックホルスター」

2015年1月、b-gripからミラーレスカメラ用のホルスター「b-grip UNO」 が発売されました。オリンパスのミラーレス一眼OM-D E-M1の携行に良さそうなので買ってみました。E-M1の他、小型一眼レフカメラのペンタックスK-S2の携行にも使っていますが、素早く付け外しができ非常に快適です。
片側のショルダーベルトにカメラの重量が乗ってしまうことも、この程度の重量のカメラ(レンズ込み1kg程度)ならば、殆ど気になりません。

b-grip b-grip UNO 小型軽量カメラホルスター

b-grip b-grip UNO 小型軽量カメラホルスター

その後、Peak Designの「キャプチャープロカメラクリップ」も買ってみました。b-grip UNOとはまた違った個性を持つカメラホルスターです。

どちらもそれぞれに魅力のある製品ですので、ユーザーの登山、携行スタイルに合わせて自分に合う製品を見つけて貰えたらと思います。

ひと工夫して小型ポーチをザックに装着

コンデジの携行ならばこれでOK。カラビナ付きのコンデジケースなどを、ザックのDリングなどに付けてしまうだけ。私もコンデジとスマホの携行には以下のケースを使っています

バックパックで有名なオスプレーの「グラブバッグ」という3点止めのポーチを使ってる人もよく見ます。頑張れば小型ミラーレス位は入りそうでしょうか?
OSPREY(オスプレー) グラブバック チタニウム OS57094

OSPREY(オスプレー) グラブバック チタニウム OS57094

この手の小型ポーチは山専用、通常のカメラ用問わず様々にあるので、カメラ本体だけでなく充電池、カード、交換レンズなどのアクセサリの収納に使ってみるのもいいかもしれません。ただし、急な雨への対策はお忘れなく。

カメラを保護できるトップローディングのカメラバッグバッグ

私が一眼カメラの携行に最も多様しているのがこの方式。

f:id:OKP:20140220165026j:plain

「トップローディング・タイプ」と呼ばれる上蓋の付いた、レンズを付けた一眼レフカメラだけが収納できるバッグです。各メーカーから様々なバッグが発売されていますが、登山で使う場合はハーネスが装着できるか、ザックに取り付けるためのパーツ(Dリングなど)が付いたものを選ぶ必要があります。

私が使っているのはLoweproのトップローダーというモデル。普段はこれにチェストハーネスを付けてカメラを携行します。20L、30Lの小型ザックのときはチェストハーネスを使いますが、テント泊用に買った50Lクラスのザックは、ザックのストラップにしっかりとしたDリングが付いていたので、ハーネスを外して直接ザックのストラップにぶら下げました。

f:id:OKP:20140806165332j:plain

f:id:OKP:20140803234714j:plain
▲ザックを背負った状態でこのような感じで胸元にぶら下がります。

パーツはアウトドアショップ系にいけば、様々なタイプのカラビナなどがあるので、選び放題です。カラビナ1つで装着すると、かなり高い位置(胸辺り)にカメラが来てしまうので、私は少し余裕のある長さでぶら下げています。歩行中にやや揺れますが、カメラを頻繁に取り出したり戻したりするのに、これぐらいの高さが丁度いいので。

ロープロのトップローダーは本体にレインカバーも収納されてる、なかなかの優れもの。ポケットも付いてますし、ちょっとしたアタックザック代わりのバッグとして使うこともできます(その場合はチェストハーネスを別途用意する必要がありますが)。

f:id:OKP:20140804221503j:plain
▲レインカバーで雨の日も安心!

またロープロには「トップローダーPro」という緩衝材が頑丈になったモデルもありますが、重量がかなりあるので注意。

「チェストハーネス」を使う利点はザックとカメラバッグが完全に別になること。ザックだけ下ろして休憩したり、トイレに行くことができます(ハーネスを付けたままのトイレには少々コツが必要ですが(笑))
「トップローダーズーム」では50/55サイズがチェストハーネスに対応しています。45サイズは下側のリングがないのでハーネスには非対応です。

一方でハーネスを付けてしまうと、レインウェアなどの脱ぎ着の際にいちいちハーネスを外さなくてはいけないのでややメンドウです。また、ハーネス上部がしっかり胸に引き寄せられないので、カメラバッグ上側が多少体から離れた状態になってしまうこと。前屈みになったときなど、うっかりバッグのトップが開いていると、カメラが落ちます…。なので私は絶対にネックストラップは首に掛けたままにしています。

ザックに吊り下げた場合は、身体にバッグが引き寄せられて安定します。ただし、吊り下げるだけで下側を固定していないと、歩き方によっては揺れます。また、ザックを下ろす際に、片側のカラビナを外す必要があるのと、その際にカメラバッグのバランスが不安定になることに注意してください。

あと、当然予想が付くとおもいますが、胸先にカメラをぶら下げているので、急な下りでは足下の視界がややおぼつかなくなります。また、登りでも急な岩場を三点支持で登るような登山には向かないと思うので、コースを見て危険だなと思ったら、ザックに仕舞えるだけの余裕を作っておくと良いでしょう。

ロープロ以外のトップローディングケース

ロープロ以外のメーカーからも同様のトップローディングケースは色々と出ています。thinkTANKphotoのバッグはレンズに合わせてバッグの先端の長さを変えられる作り。6点止めのハーネスもかなり安定感が良さそうです。

thinkTANKphoto ズームバッグ/ホルスター デジタルホルスター20 V2.0 ブラック 008665

thinkTANKphoto ズームバッグ/ホルスター デジタルホルスター20 V2.0 ブラック 008665

thinkTANKphoto デジタルホルスターハーネスV2.0 008863

thinkTANKphoto デジタルホルスターハーネスV2.0 008863

また、MindShiftGEARのマルチマウントホルスターは、この手のバッグでは決定版といえそうな製品。全4サイズの幅広いラインナップ、5通りの装着スタイルが選べ、作りも非常に高級感があります(その分、高価になっていますが)。

MindShiftGEAR マルチマウントホルスター20 グリーンストーン 017173

MindShiftGEAR マルチマウントホルスター20 グリーンストーン 017173

追記:現在使っているPaagoWorksのカメラバッグ

その後、PaagoWorks(パーゴワークス)の「フォーカスL」というトレッキング用のカメラバッグも使うようになりました。やはりトップローダー型ですが、とても機能的に作られていて使いやすいカメラバッグ。もちろんレインカバーも付属しています。

f:id:OKP:20160812125346j:plain

現在、フォーカスLは生産完了となっていますが、後継モデルの「SWING」というバッグが同メーカーより販売されています。カメラバッグとして使用する場合は、Lサイズモデルに対応した別売りの「インナーカメラバッグ」を組み合わせて使うと良さそうです(イエローの「SWING XP」は本体生地が丈夫なX-PACになった限定生産モデル)。

PaaGo WORKS SW01 スイング L ブルー

PaaGo WORKS SW01 スイング L ブルー

追記:バックパックホルスター&カメラバッグで一眼2台持ち

その後も色々と試行錯誤を続けていて、ミラーレス一眼を2台持って山にはいるスタイルも試している最中です。まだ「これ!」という決め手には欠けますが、上でも紹介しているキャプチャープロのバックパックホルスターと、パーゴワークスのカメラバッグを併用することで、雪山でも快適に2台のカメラを携行することができています。

f:id:OKP:20170208130020j:plain

山カメラの周辺グッズ:ストラップ、三脚、レンズフィルター等

1項目目からやたら長くなってしまいましたが、続いて周辺グッズ類です。

ネックストラップは素材も考慮したい!?

冒頭ともやや被りますが、ネックストラップについては使わない、またはハンドグリップを使うというのが1つ。ホルスター系を使う場合はその選択肢もありでしょう。ただ、山ではなにがあるか分からないので、首のストラップは絶対に掛けておきたい派です。もし、ホルスターを使うことになっても、ストラップは併用したいです。
また、山歩きはとても汗をかきます。秋冬でも低山ならそこそこ汗はかく。ということで、ファッション性の高い革製のストラップなどは避けた方が良いでしょう。
オリンパス純正でもウォッシャブルを謳ったマイクロファイバー製のストラップが出ていますが、恐らく他メーカーからも同様の製品があるのではないでしょうか。

OLYMPUS ショルダーストラップ OM-D用 ウォッシャブル CSS-P118

OLYMPUS ショルダーストラップ OM-D用 ウォッシャブル CSS-P118

ちなみに現在私が使ってるのは、アウトドアブランドCHUMSのストラップ。表地はスウェット地なので特別速乾性がある訳ではありませんが、裏地がナイロンになっていて汗をかいてもべたつかず、比較的乾きも速いです。

f:id:OKP:20160704114943j:plain

(追記:2016年モデルから幅5.0cm幅のモデルがラインナップに加わり、重量級のカメラにも対応するようになりました。小型一眼レフからOM-Dクラスのミラーレスまでは従来からの3.8cm幅で十分だと思われます)

登山に三脚は必要?

本格的に風景写真、山岳写真を撮ろうと思うならば、三脚は重要視すべきアイテムでしょう。剛性の高さと重量、携行サイズのバランスで選ぶなり、重量は犠牲にしても頑丈で少々のことでははびくともしない三脚を選ぶというのもひとつだと思います。

P7184608.jpg

トラベラー三脚として有名なGITZOの雲台キットのモデル。さすがにおいそれと手の出せる価格でもありませんが、それに釣り合うだけの高い剛性や信頼性があるのでしょう。

フルサイズのカメラと大型のレンズなどを支えるには、このクラス以上の三脚が必要になるのかもしれませんが、軽さや機動性を重視する私のスタイルから見ると、縁の薄そうな世界ではあります。それだけの撮影機材となると、体力的にもかなりしんどそうですしね。

コンパクトに畳めるトラベラー三脚タイプの中でも比較的リーズナブルかつ、デザイン性も高く人気モデルのManfrotto Befree。こちらはカーボンモデルもあります。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

私が使っているのも同タイプのトラベル三脚です。ヴァンガードのコンパクト三脚「VEO 235AB」。耐荷重、素材によって複数モデルがありますが、ミラーレスカメラや軽量一眼レフがメインの私には十分なスペックの三脚。

私の場合、あくまで行動中のスナップが基本スタイル。「夜は星を撮ってみたい」「滝を長時間露光してみたい」「セルフタイマーで記念撮影」といったシチュエーションのみ「三脚があれば…」といった程度です。
そんな場面では「ないとないで後悔する」ことになるので、行き先や行程に併せて次で紹介するようなミニ三脚を持っていくことが多いです。

ザックに携帯しておくと便利な「ミニ三脚」

本格的な三脚を持っていくのは面倒だけど、いざというときにあると便利なのが、軽量かつコンパクトな「ミニ三脚」。コンデジ専用の足の細いものから、一眼レフまで支えることができる頑丈なものまで、様々のタイプのミニ三脚があります。

f:id:OKP:20150811101231j:plain

私の経験ではカタログ値の耐荷重に収まっていても、望遠レンズなどを使う際は注意した方が良いです。ミニ三脚は当然ですが作りも華奢ですし、足の広がる範囲が狭く安定が悪くなりがちです。レンズが伸びるタイプのズームレンズでは、耐荷重ギリギリのミニ三脚では、かなりバランスが怪しいでしょう。
これまで、私が実際に使ってきたミニ三脚について簡単に紹介してみようと思います。

* *

2016.12追記:ちなみに現在最も使用頻度の高いミニ三脚が最初に紹介しているManfrottoの「PIXI EVO」。ベースモデルのPIXIの不満がほぼ解消された強化版で、私の用途ならこのミニ三脚があれば登山中の撮影用途にはほぼ対応してしまいます。

本体:250g/耐荷重:2.5kg
下でも紹介しているPIXIの進化版の「PIXI EVO」。耐荷重が増え、脚の長さ、開脚幅の調整機能が付きました。

重量:600g/耐荷重:1kg
実際に持っているのはこの前モデルですが、コンデジ用に買った旅行用のミニ三脚。E-520(小型一眼レフ)でも使ってました。軽量ですが華奢で剛性も高くないので、コンデジやレンズ込み500g前後の小型ミラーレスまでが安全圏でしょう。

Manfrotto ミニ三脚 POCKET L ブラック MP3-BK

Manfrotto ミニ三脚 POCKET L ブラック MP3-BK

重量:70g/耐荷重:1.5kg
三脚というかカメラの角度を適度に変えることのできる「可動ミニ足」。ネットでの評判がよく買ってみたのですが、1kg超の一眼レフは全く支えることができませんでした(足がペタンと潰れてしまう。もしや不良品だった?)。耐荷重1.5kgとのことだったんですけどね。やはりコンデジやコンパクトなミラーレス位まででしょう。セルフタイマー時の土台程度にはなるかもしれません。

Fotopro 三脚 M-4 MINI 3段 小型 自由雲台 アルミ製 79538

Fotopro 三脚 M-4 MINI 3段 小型 自由雲台 アルミ製 79538

本体:671 g/耐荷重:2kg
PIXI EVOが登場するまでの主力だったミニ三脚。オリンパスのE-5(レンズ込み1.5kg)はやや厳しかったですが、E-M1(レンズ、バッテリーグリップ込み1kg)ならまず大丈夫。クイックシュー月の自由雲台の縦位置まで倒しても、三脚のバランスは大きく崩れません。ローアングルに足を開けば安定度はよりアップします。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B

本体:190g/耐荷重:1kg
更にコンパクトなミニ三脚のManfrotto PIXI。Fotoproのミニ三脚すら持って行くのがメンドウなときに使おうと思って買いました。E-M1+HLD-7+12-40mmならなんとかOKという感じ。雲台は縦位置にすることはできません。

ちなみに三脚がなくても、私が使用しているオリンパスOM-Dの5軸手ぶれ補正に頼れば、広角なら1/3〜1/2秒位は止まるので、手持ちでもちょっとした滝の撮影ぐらいは行けたりします。あくまでこの程度ではありますけども。

P7210361.jpg

一脚(兼トレッキングポール)について

三脚を持って行くほどではないけど、手ぶれ防止にもなる一脚とトレッキングポールを兼任させてしまえ!という製品はいくつか存在します。私もモンベル製の「トレッキング フォトポール」という製品を持っていますが、これ、一脚として使ったことがほぼありませんでした(笑)

カメラの手ぶれ補正の性能(↑)が素晴らしいということもありますが、なによりカメラを(三脚のように)固定できる訳でもないのに、いちいち三脚穴にセットするのが面倒なんですよね。それならば、自分の使いやすいトレッキングポールを優先して選びたい、というのが私の判断です。


カメラにGPS、Wi-Fi機能は必要か?

山行ルートを写真データに埋め込める!?

最近はコンデジでもGPS内蔵というカメラは多いですね。カメラにGPSが内蔵されてると何ができるかですが、ジオタグという位置情報を撮影データに埋め込むことができます。スマホではお馴染みですが、自宅や職場が特定される訳ではないので(行き帰りの家に近い場所ではジオタグ埋め込みに注意w)、山ではガンガンとジオタグを埋め込んでいきたいもの!? もちろん、その分バッテリーの消費も早くなるので注意が必要です。

f:id:OKP:20140804190025p:plain
▲ジオタグを埋め込んだ登山写真をて地図で一覧表示するとこうなります。ちょっと楽しくなりませんか?(笑)

ってまあ、だから何?と言われてしまうとそれまですが、後からコース上の道標や注意箇所などを見返す際にも、ジオタグが埋め込まれていると結構役に立つと思います。

GPS機能はカメラに内蔵されてるもの(6D、D5300など)の他に、後付けでアクセサリーシューなどにGPSを追加するもの(ペンタックスO-GPS1、キヤノンGP-E2、ニコンGP-1Aなど)、スマホの専用アプリでログを取っておいてWi-Fi接続で画像データに書き込むもの(オリンパスOI.Share、富士フィルムCamera Appなど)などがあります。

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

ちなみにペンタックスのO-GPS1はGPSとしてだけでなく、ボディ内手ぶれ補正と連動して天体追尾撮影を行ってくれる、アストロトレーサーという機能も備えてます。私もこの機能を使いたくて、K-30を使っていた頃に購入したのですが、なかなかその機会が訪れないまま、結局GPSとしか使わずに手放してしまいました。今年になって登山のついでに星景写真もどきを撮るようになって、ちょっと勿体ないことをしてしまったなぁと後悔しております。

追記:GPSを内蔵した防水コンデジ、オリンパスのSTYLUS TG-4 Toughを購入し現在使っています。ジオタグ埋め込み以外にGPSロガー機能なども搭載されていて、なかなか面白いです。

Wi-Fi機能があれば山の写真を現地からSNSへポスト!?

そしてWi-Fi機能。これも最近のカメラには比較的多く搭載されています。現場で山写真をスマホなどに転送したい場合には便利な機能です。ただ、現在はEye-FiやFlashAirなど、Wi-Fi機能を内蔵したSDカードも充実しているので、どうしてもと拘る部分ではないと思います。

撮ったばかりの写真をスマホに転送してSNSにアップ!という気持ちは分からないでもないですが、アップしたくなるような素敵な写真が撮れる山の中は、たいてい携帯の電波が届いてません(笑)

レンズフィルターを使ってみる

水面ギラギラを押さえてくれる「PLフィルター」

滝や渓流など水面を撮る場合、ギラギラと日差しが強い中では、レンズに入る光量を少なくしてくれるNDフィルターや、偏光効果のあるPLフィルターなどを使うことがあります。
PLフィルターのみでもそこそこの減光効果がありますので、夏場の沢沿い水辺などを歩かれるときは1つ用意しておいてもいいかもしれません。
レンズ交換同様にフィルターの付け替えも気を使うので、私は山歩きの際はよくPLフィルターを付けっぱなしにして歩いていましたが、たまに外し忘れて夕方にSSや感度が上がってしまったりと…。

Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W) 67mm コントラスト上昇・反射除去用 517628

Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W) 67mm コントラスト上昇・反射除去用 517628

f:id:OKP:20140804224904j:plain

f:id:OKP:20140804224907j:plain
▲C-PLフィルターの偏光効果を変えるとこれだけ映り込みが変わります。

雨の日にも心強い「撥水フィルター」

最近は撥水コートがされているタイプのフィルターも使っています。マルミ、ケンコーといった有名フィルターブランドからそれぞれ発売されていますが、フィルター面に付いた水滴も、ブロアなどで簡単に飛ばすことができるので、雨天時にも心強い味方になってくれます

MARUMI  カメラ用 フィルター  DHGスーパーレンズプロテクト 58mm 保護用 ブラック 066099

MARUMI カメラ用 フィルター DHGスーパーレンズプロテクト 58mm 保護用 ブラック 066099

星空撮影には「ソフトフィルター」?

あと、星空の写真を撮る際にソフトフィルターで明るい星をボヤけさせ、強調して写す方法があります。といっても私は経験がないので、Photoshopを使ったレタッチで似たような効果をシミュレートする程度の経験しかありませんが…。

Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 77mm ソフト描写用 277881

Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 77mm ソフト描写用 277881

「Photoshopでの過剰なレタッチは邪道だ」という方にはオススメしませんが、私は別に気にしません(笑) でも、一度ちゃんとソフトフィルターもちゃんと使ってみたいですね。

P7260371のコピー.jpg
▲ソフトフィルター風の効果をPhotoshopで再現してみました!?

まとめ/私が使ってきた山カメラ

山歩きでのカメラ携行と周辺機器ということで、思った以上に長大な記事となってしまいました。もちろん、これらの全てが必要という訳ではありませんし、携行方法に関しても、撮影スタイル、行く山やスケジュール、使いたい機材によって複数の方法を使い分けるのが正解ですし、実際私はそうしています。
まだまだ私自身、試行錯誤の最中ではありますが、この記事が皆様のカメラライフ、そして登山に少しでもお役に立てばなによりです。

* *

最後に、私がこれまで登山のお供に使ってきた山カメラや、気になっているカメラなどを別記事にて紹介しています。よかったら本記事と合わせてご覧ください。