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光学30倍ズームのコンデジを買いました/Nikon COOLPIX S9700


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先日書いたこの日記。旅行用に高倍率ズームレンズか、高倍率コンデジをサブカメラとして検討しているという件について。

色々悩んだ末に私が選んだのは、高倍率ズームのコンデジでした。
機種はニコンのCOOLPIX S9700。35mmフィルム換算で25mm相当の広角から超望遠750mm相当までの光学30倍ズームを227gという軽量ボディに詰め込み、さらにWi-Fi、電子コンパス、位置情報はGPS/GLONASS/QZSSに対応という全部入りカメラ。購入価格はAmazonで¥19,980でした。激安!

色はちょっと気分を変えて(?)ヴェルヴェットレッドをチョイス。黒はちょっと飽きてしまったのと、白はツルツルで光沢のある塗装のようだったので、消去法でこいつに。赤というよりは光沢のある“えんじ”ですが、塗装はマット気味の落ちついた質感です。
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ということで開封は例によって超適当に。ニコンのカメラを自分で買うのはもしかして初めて?といった感じで、梱包の雰囲気も見慣れませんが、余り気にせずサクサクと明けていきます。
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付属のACアダプターと本体。充電はACアダプター+USBケーブル(カメラ側はmicro USB)で、カメラに直接USBケーブルを挿すタイプ。コストダウンの一貫だと思うのですが、USBケーブルさえあれば、モバイルバッテリーなどで出先でも充電できるので、個人的にはこのタイプは却ってありがたいかも。
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XQ1と並べるとさすがにひと回り大きいですが、あまり重量感のないカメラです。中身が詰まってない感じといいますか、特にレンズを望遠端までズームしてしまうと、本体部分の軽さにビックリします。
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現在はS9700から後継機種のS9900に世代交代していますが、S9900はバリアングル液晶を搭載した変わりに、重量が50g程度重くなってしまっているので、軽量のカメラを探していた私には安く買えましたし丁度良かったかなと。

液晶の保護フィルムは貼る派です。

S9700実写&雑感

カメラ任せの「オート撮影モード」で撮るとこんな感じの色。空の雰囲気などオリンパスなどに比べるとやや地味というか落ちついた色合いですね。
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GW前に届いたので先日の上高地、涸沢トレッキングなどを含め1週間ちょい使ってみての感想です。基本的には使いやすいコンデジですが、ややクセがあるというか、これは私が他メーカー(オリンパス、フジフィルム、リコー等)のカメラ操作に慣れているせいもあるのかもしれませんが、いまいち本機のメニューや操作に馴染めません。
特に色味、WBの傾向は使い慣れたオリンパスのカメラ(コンデジ含)ともかなり違う感じです。

あと、操作音、シャッター音の設定メニューが各ON/OFFのみってのは他メーカーでは普通なのでしょうかね? 3段階ぐらいで調整できると個人的には有り難いのですが…。
ということで、気付いたことなど、以下書き散らしていきます。

光学30倍ズーム(750mm相当)に驚く

所詮コンデジのズーム… などとバカにしてはいけません。手のひらサイズのコンデジのディスプレイに映る絵がグングンデカくなる。手持ちで動く小鳥を録るとかですと、まずアングルの保持が不可能ですが(笑)、とりあえずスマホや5倍程度のズームレンズとは違った世界が撮れることは間違いありません。

光学レンズの焦点距離は4.5-135mm(25-750mm相当)ですが、下の写真は189mmということで、電子ズームの領域に入ってしまってますね。電子ズームに関しては後述しますが、さすがにこのズーム域ですと、手持ちで小鳥をファインダーに収め続けるのは厳しいです。一応、ノートリでたまたま中央付近に来ていた写真ですが、ピントも手ぶれもダメですね。
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では実際にズームの実力を…。まずは広角端4.5mm(25mm相当)。涸沢ヒュッテのテン場から見た穂高岳方面です。
(ホワイトバランスがおかしいのは、オートのWBがイマイチ好みでなかったので、マニュアルで「晴天」にして撮っていた所、物凄くシアン被りになってしまったのを、やや強引にLightroomで補正しているせいもあります)
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14.9mmまでズーム。だいたい80mm相当位の中望遠。このGW中にも事故のあった、ザイテングラート左手のあずき沢に多くの登山客が取り付いているの確認できます。
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そこから中央付近を一気にズームすると点々が人に! 光学ズーム最大の135mm。雪上に付いたトレースや個人の識別もヤッケやザックの色でできてしまいます。というか良く見ると物凄い斜度の斜面なことが分かります。こわい!
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電子ズームでさらにアップにした写真もFlickrの方にアップしているので、興味がありましたらどうぞ。
Nikon COOLPIX S9700 | Flickr

「電子ズーム」と「ダイナミックファインズーム」

本機の仕様を見ていて最初よく分からなかったのが、「電子ズーム」と「ダイナミックファインズーム」という2つの用語。仕様には以下のように書かれています。

COOLPIX S9700 - 主な仕様 | コンパクトデジタルカメラ | ニコンイメージング

  • 電子ズーム倍率
    • 電子ズーム倍率:最大4倍(35mm判換算で約3000mm相当の撮影画角)
  • ダイナミックファインズーム
    • ダイナミックファインズーム:最大2倍(35mm判換算で約1500mm相当の撮影画角)

つまりは、光学ズーム端から先の電子ズーム(デジタルズーム)4倍のうち、2倍までは画像劣化の少ない電子ズーム(=ダイナミックファインズーム)ということのようですね。光学ズームの先に電子ズームが2段階とか、正直紛らわしいので基本的に電子ズームはオフでいいでしょう。光学ズームの750mm相当でも充分に過剰ですしね。
そんな電子ズームをフルに使うと以下のような写真も撮れます。

高倍率ズームといったらお約束(?)のお月さま。光学ズーム最大の135mm(750mm相当)でこんな感じ。今更ながらに今時のコンデジってよく映るんだなーと感心します。手ぶれ補正もよく効いてますし、トリミングにも充分耐えられそうです。
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ダイナミックファインズーム併用で378mm(約2000mm相当)。ちょっと行き過ぎましたかね。今時のコンデジって(略
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電子ズーム最大の540mm(約3000mm相当)まで行くと、完全に画角からはみ出してしまいました。ここまで行くと手ぶれも物凄いですし(シャッターを切った瞬間どうなるか分からないレベル)、画質も微妙ですので素直にトリミングで対応した方が良い気がします。
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手ぶれ補正はそこそこ効く、ただし…

望遠端で3段分(CIPA規準)という「ハイブリッド手ぶれ補正」(光学式+電子式)は、静物相手ならばかなり効きます。被写体が動いていると、そもそも望遠側ではアングルの保持が厳しいのですが、風景から遠くの一点を切り出すような目的ならば、このコンパクトなボディにしては手ぶれ補正はかなり優秀でしょう。

ただし、このハイブリッド手ぶれ補正を設定すると、撮影後のブラックアウトがかなり長くなります(1秒位?)。つまりその間、次のシャッターが切れない状態。快適に連続してシャッターを切りたいなら、手ぶれ補正は通常(光学式のみ)の設定が無難でしょう。ハイブリッド手ぶれ補正を設定するのは、手持ちの望遠端でよほど手ぶれさせたくない時のみかな?と。

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カメラ慣れしてる人はPSMAモードで

コンデジということで当然カメラ任せの「オート撮影モード」(↓の緑のカメラマーク)もあるのですが、個人的にはこのオートはかなり使いにくいなーと。例えば露出補正だったり、フラッシュのオフなどちょっとした変更も、電源を切ると全てリセットされてしまいます。
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しかも本機のフラッシュの自動ポップアップは、壊れるんじゃないかという位の勢いで「パコン!」と飛び出して心臓に悪い(笑) フラッシュについてはネットレビューで事前に知っていましたが、実際に体感するともう苦笑するしかないなという感じです。

カメラの基本操作に慣れている人なら、PSMAモード(1/2.3型センサーのコンデジで全て付いてるのは凄いですね)から任意のモードを選ぶのが良いでしょう。コンデジでガッツリ絞ることってまずないので、私の場合はPモードを基本に必要に応じて「プログラムシフト」させてあげるのが使いやすい感じです。

お約束?の食写真

S9700の起動時間はフジXQ1に比べるとやや長め。飲食店でのテーブルフォトだとややかったるく感じるかもしれませんが、コンデジとしては通常レベルみたいですね。レンズもあまり明るくありませんし、下手にズームはせず広角端で寄って撮れ、みたいな。

このカメラ、ちょっとAWBに癖があるというか、一発で気に入る色が出なかったりするのですが、これもメーカーのカラーなのでしょうかね。
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屋内の光量不足で感度がISO800近くまで上がると、センサーサイズもあってか画質も荒れ気味でスマホ写真と大差ない感じでしょうか。
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これはシーンモードの「料理」にて。
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飯カメラとしての私的使いやすさは、XQ1>iPhone6>>S9700という感じかなあ。

GPS機能について

本機は撮影画像に位置情報(ジオタグ)を埋め込む機能としてGPS、GLONASS、そしてQZSS(みちびき)に対応してます。

COOLPIX S9700 - 概要 | コンパクトデジタルカメラ | ニコンイメージング
※ 位置情報機能:GPS、GLONASS、QZSSに対応しています。

といっても使用中には画面に衛星マークが表示されるだけで、どの衛星システムに接続しているかは分かりませんが、対応衛星が多いというのは海外旅行などまで見据えて使用する場合にも心強いかもしれません。

また、本体に地図情報を持っているのでプリセットされているPOI(地点情報のようなもの?)を表示させたり、写真に記録したり、任意の地点名称を自分で入力するといったこともできますが、私の撮影スタイル的にはあまり使わない気もします。一方で初めて訪れる旅行先や、海外などでは、このPOIを後で確認することできたら、なかなか面白いかもしれません。

ちなみにGPS精度を補完するA-GPSファイルを本体に読み込ませることができ、ニコンのホームページからダウンロードできるようになっています。
Nikon | Download center | 更新用A-GPSファイル

今回貼っている写真のうち、涸沢のものには位置情報を書き込んでいますが、野外ならば起動後すぐに衛星を掴む印象です。

望遠旅カメラとして使えそう?

まだ、1週間少ししか使ってませんので、このカメラの評価を下すのは早いかもしれませんので、あくまで現時点での評価ということで。

光量のある野外ならば、そこそこ万能に使えそうですが、曇り空だったり夕方以降は広角端以外はレンズ性能(広角端でもF3.7と暗い)、センサー性能的に厳しそう。望遠レンズ代わりに使えるのも、やはり晴れの日の野外がメインで、それ以外はうまく撮れていたらラッキー位に覚悟しておくのが良さそうです。
あと、コンデジにしてはバッテリーの持ちが結構良い感じなので、サブカメラとしてはそこは嬉しいポイント。GPSや電子コンパスの機能などもうまく活かしてあげられたら、(画質さえ妥協できれば)旅行の万能カメラとしていいお供になってくれそうです。
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上高地からの帰りに車の外に虹が出ていました。助手席から撮って貰ったのと、車と止めてもう1枚。やはりWBがコロコロ転んでしまいます。
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WBがもう少し好みだと使いやすいのですが、やはりこっちにしておけば良かったかなぁ…?(笑)

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