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夏の始まりを告げるお祭り「秩父川瀬祭」を見てきた(宵宮/花火大会/神輿洗い)

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関東地方に梅雨明けが発表されたこの連休の後半、妻の実家がある埼玉県の秩父に帰省してきたのですが、12月に行われる秩父夜祭と並ぶ秩父神社の夏の例大祭である「秩父川瀬祭 | 秩父観光なび」を見物してきました。

一年中大小何かしらのお祭りが行われていると言われる秩父地方ですが(?)、実は秩父のお祭りを見るのは実は今回が初めて。地元、府中の「くらやみ祭」も数多くの山車や神輿が練り歩く大きなお祭りですが、笠鉾(花笠)と呼ばれる美しい山車が賑やかな囃子と共に曳き回されるような祭りは普段なかなか見る機会がなく、とても楽しいものでした。

そんな夏の始まりを告げる秩父川瀬祭。毎年7月19日と7月20日に開催されるのですが、今回は初日「宵祭り」の秩父神社の様子と夜の花火大会、翌日に行われた「神輿洗いの儀式」などを見物し、その写真を撮ってきました。

川瀬祭宵宮

秩父川瀬祭で曳かれる山車は市内の町内から笠鉾が4基、屋台が4基の計8基となっているようです(12月の秩父夜祭で曳かれる山車はもっと大きなものなのだとか)。まずは初日の夕方、秩父神社境内の様子です。
このしだれ桜のような可愛らしい山車が笠鉾です。

こちらが屋台ですね。

子供の姿がとても多いのは、この川瀬祭の主役は子供達だから。地元の子供達が笠鉾に乗ってお囃子を奏で、お祭りを盛り上げます。


そういえば、秩父神社にお参りをするのは始めてでした。

日光東照宮でもお馴染み、名工左甚五郎作の「つなぎの龍」。

さすが、あの花の聖地。絵馬はめんまさんだらけ。



川瀬祭花火大会

夜の花火は1時間にわたって盛大に打ち上げられます。国道140号沿いの「道の駅ちちぶ」の裏手から上がるので、道の駅から見るともの凄く間近に花火を楽しむことができます。



しばらくミニ三脚を使ってライブコンポジットで撮ったりしていましたが、スターマインなどは普通に手持ちでも充分それらしい感じに撮れますね。というか長秒露光だと、何が何だか分からない写真になってしまうので…。



雨の中の祭り2日目(20日)

そして祭り2日目。お昼頃に秩父駅前に出たら既に始まっておりました。祭りの期間中は秩父神社周辺は交通規制が引かれ、多くの出店が並ぶ歩行者天国となっています。

午前中はよく晴れていたのですが、突然の雨に笠鉾にビニールの雨合羽を掛けている所。笠鉾にこのような雨対策がされていたとは、地元の義実家両親たちも知らなかったようです。

4年前の作品ですが未だに秩父ではあちらこちらに“あの花”が溢れています。

そして、あの花スタッフによる秩父を舞台にした新作劇場版アニメが、今年の9月に公開されるのだとか…(前夜の花火の際も、ナレーションで「アニメの町秩父」を盛んにアピールしていました)。

こ、これは…。よく見たら“ここさけ”の団扇を持ってますね。

この後、駅前で食事を取っているうちに、かなり雨が強くなっておりました…。


川瀬祭:神輿洗いの神事

さて、ちょっと移動して荒川に掛かる秩父公園橋のたもとあたりにやってきました。河原や周囲の橋に多くの見物客が詰め掛ける中、お囃子の音と共に神輿を担いできた男たちが一斉に川に入って体を濡らした後…

神輿を担いでそのまま荒川へと入っていきます!

台風の影響か(?)普段よりもかなり水量が多いように見える荒川ですが、それをものともせず流れに逆らうように進んでいきます。

川面には靄が立ちこめ、なにやら幻想的な光景に…。

橋脚を回り込み、沖を上流へと遡って行きます。

そして神輿洗い。望遠レンズを持ってくれば良かったですね…。

この日も防滴カメラに助けられました。

車で行くとなると東京都心部から高速道路が通ってないこともあり(圏央道で入間や狭山までは行けるのですが…)、箱根や軽井沢に比べてもやや地味な印象もある秩父ですが、特急レッドアローに乗れば池袋から1時間20分という時間で西武秩父駅まで気軽に行くことができます。
盆地ということもあり夏場の市内はかなり暑くもなりますが、近くには長瀞など清流遊びのできるスポットもありますし、夏の終わりには“あの花”でも描かれた「龍勢まつり」なども行われますよ。
炒り大豆の五目漬 | 秩父観光協会