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I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

絶景だけど結構スリリング?「パノラマコース」で涸沢から徳沢へ

10月頭に行ってきた北アルプス涸沢カール&北穂高登山の3日目、今回はその下山路として歩いた「パノラマコース」についてです。

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3日目も天気に恵まれ、朝には晴れ渡った青空を見ることができました。
初日と2日目についてはこちらでどうぞ。


涸沢カールの紅葉と最後のお別れ

今年の涸沢カールの紅葉については、楽天それどこへの寄稿記事で書いています。

テントを畳んで下山の準備が整った時点で、最後に荷物を置いて空身でヒュッテ周辺の紅葉を見て廻りました。やっぱり綺麗だなー。

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またいつの日かこの紅葉を見に涸沢を訪れたいですね。

「パノラマコース」から涸沢から下山することに…

パノラマコースは涸沢と徳沢(新村橋)を結ぶルートの1つ。横尾を経由するメインルートとは違い、残雪期も長く足場の悪い箇所が多いので、やや注意の必要なルートです。地図を見ると横尾周りの本谷コースよりも近道に見えますが、山と高原地図では破線ルートになっています。

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山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2015 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2015 (登山地図 | マップル)

ルートについては以下の「信州山歩きマップ」と「解説テキスト」ページに一度目を通して頂くのがいいかもしれません。(この地図、ヒュッテで売ってるやつですよね。我が家も以前、お土産に買いました)
信州山歩きマップ(パノラマコース)
奥穂高岳その4 パノラマコース(解説テキスト)
実際に歩いてみた感想ですが、特に涸沢から屏風のコルまでは注意が必要な箇所も多く、「涸沢までとりあえず来てみました」位の初心者が、その名前に惹かれて安易に選ぶルートではないなと思います。私程度の登山経験では晴れてるときはいいですが、雨が降ったらかなり恐いです。

パノラマコースへ行くには、涸沢ヒュッテの玄関側(?)から少し下ったところに通常の本谷コースとの分岐があります。
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しっかり「注意」を読んだ上で自分の体力、スキルと相談して進みましょう。
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そんなパノラマコースに入ってしばらく進むと、涸沢カールを一望できる絶景ポイントがいくつかあります。これは知らなかった!
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パノラマコースを行かなくても、この景色を眺めるためにここまで来るのはアリでしょう。ただし道幅の狭いコースなので三脚などはよほど場所を選ばないと、利用者の迷惑になってしまいそうです。
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最初の1時間は悪路の連続

屏風のコルまでは急な左斜面の道を進みます。ロープが張ってる場所や手を使って登る場所も多く、途中からはストックも仕舞いました。
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写真が右斜面になっているものは、私が来た道を振り返って撮ったものです。

何度か枯れ沢をヒヤヒヤしながらトラバースしますが、本谷方向の視界が開けるとこの絶景黄葉!
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1時間強歩くと尾根にでます。そうそう、涸沢からここまでは基本的に緩やかな「登り」です。確か標高2400m台まで上がったと思います。
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「屏風の頭」方向の短い尾根道というか鞍部。視界も開けて紅葉も美しい!
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振り返ると尾根の左手にはこれから下りる梓川が見えます。写真左下の方に開けて見えるのが徳沢でしょうか?
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こちらは槍沢かな? 雲が晴れていれば槍ヶ岳も見えたのでしょうか?
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「屏風のコル」からはひたすら急峻な下り道

屏風のコルの分岐で一休み。ここからはひたすら下りなのでストックを出して準備します。
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うーん、これはなかなかの傾斜の下り道。逆方向で登ってくるとしたら相当大変でしょうね(新村橋までに数組だけすれ違いがありました)。
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一面の紅葉(黄葉)に励まされながら頑張って進みます。
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徐々にコースが狭まって大きな岩が多くなってきます。荷物が軽ければピョンピョン飛べるのですが、ザックも重いのでなるべく足に負担をかけないよう丁寧に一歩ずつ。
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慶應尾根と呼ばれるあたりでしょうか。周囲の木々もだいぶ緑が多くなりました。
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奥又白谷の出合いまで来たらあとひと息

2時間弱下り続けて、大きく開けた沢まで来たら奥又白谷の出合いはもうすぐ。沢は水も流れていて休憩を取っている人も多いです。
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奥又白池方面との分岐の目印。新村橋方面はここから沢沿いに下りていきます。
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振り返ればこの景色。思えば随分と下りてきたものです。
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もうしばらく沢沿いの急な樹林帯を下りますが、こんな堰堤が見えたら破線コースは終わりです。ここまで来れば一安心。
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緩やかになった道はやがて轍のある林道へと変化して、新村橋まではもう少し。
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新村橋は先行者とは10m離れて渡ってください、とのこと。
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橋を渡ると20分程で徳沢です。上高地まではまだ2時間弱かかりますけども…。

結局、涸沢ヒュッテからここまで休憩を2度入れて4時間弱かかりました。横尾廻りの本谷コースならばもう1時間は早いはずなので、それなりに時間に余裕があるときに歩きたいコースですね。前半のガレ場のトレバース、屏風のコルからの急峻な下り、岩場、樹林帯と本谷コースと比べるとかなりバラエティに富んだコースでした。
「パノラマコース」という名前に違わぬ景色を見ることはできましたが、また歩きたい?と聞かれるとちょっと考えてしまうかもしれません(笑)(小屋泊程度の荷物だったらいいのですが)