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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

毎年11月3日は谷保天満宮の火祭り「おかがら火」

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毎年11月3日は国立の谷保天満宮で行われる奇祭「おかがら火」を見に行くのが我が家の習慣です。今年も行ってきましたので、毎年代わり映えのしない「火の写真」を貼っていこうと思います。


東日本最古の天満宮とされる「谷保天満宮」。最寄り駅は南武線の谷保駅(やほ)ですが、谷保天満宮の読みは「やぼてんまんぐう」になります。「野暮天」の語源ともされていますが、これについては諸説あるようです。
交通安全発祥と学業の神 谷保天満宮

普段は車で行くことが多い谷保天ですがこの日は電車にて。谷保駅から天満宮に向かう中にある謎の「ヒランヤー瞑想室」、とっくに閉鎖されていると思うのですが、未だに看板が残っているのを見ると安心してしまう不思議…?

うそ鳥を交換する「うそ替え神事」

まずは野暮天にお参り。信心深さの欠片も持ち合わせていない私、以前は図々しくも色々とお祈り的な願い事もしておりましたが、最近はあえて何も心に浮かべずに形式的な二拝二拍手一拝を行うようにしています。特に意味はありませんけど。

「うそ替え神事」はこの日のみ行われる神事で、「うそ」と呼ばれる柳の木で作られたすっとぼけた顔の鳥を交換することで、その年のうそや嫌なことを帳消しにできるという都合の良い神事。
おみくじの刺さったうそ鳥は、500円を納めることが買うことができ、一度受け取ったうそ鳥を巫女さんと交換する、という手順を経て手にすることになります。




毎年ほぼ確実に大吉ができます。奥さんは今回初めてうそ鳥から大吉が出て喜んでおりました(笑)

多摩に残る火祭り「おかがら火」(庭燎祭)

18時を過ぎると境内でこの日のメインイベントである「おかがら火」(庭燎祭:ていりょうさい)が始まります。かつて社殿の引っ越しに際し、旧社殿や残木を焚き上げたのがルーツとのことで、800年以上続いてると言われている歴史のある火祭りです。

神官の方々によって祈りが捧げられた後、境内に積み上げられた人の背丈を超える大きな2つの薪の山に点火されます。

薪の回りには延焼を防ぐためにたくさんの水が撒かれているのですが、浅沓で水たまりを避けて歩くのが見ていてハラハラします(笑)

燃え上がる薪の山。外側は生木が多いのでしばらくはもの凄い煙の量です。


徐々に内側の薪に火が付き始め、炎が強くなっていきます…。以後、ひたすら燃えさかる炎をご覧下さいませ、




毎年この日は境内で無料の団子汁(煮団子)が配られるのですが、今年はご覧の通りの長蛇の列ができていたので断念しました。

年によっては全然列ができずにすぐに貰えることもありますし、かといって参拝客の数がそこまで増えている感じもないのですが不思議なものですね。

消防による放水活動もカッコイイ!

こちらもある種の恒例行事。境内には事前に消防署、消防団の方によって大量の水が蒔かれていますが、火が強くなり境内に生える木々に炎がかかるようになると、追加の放水が始まります。



ここまで見て「今年もおかがら火を見たな」という気分になる我々(笑)
来年も健康でこのお祭りを見に来たいものです。


今回もカメラはE-M5にパンケーキズーム。少々暗めのレンズですが夜のお祭りでも問題なく撮ることができました。去年、一昨年はE-M1ともう少し明るいレンズを使っていたはずですが、特に遜色ありませんね… とか言ってしまうとマズいかな。