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3年越しの念願を叶えに!? 「あしかがフラワーパーク」の大藤棚を見に行ってきた!

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ここ数年、この時期に更新されるのを楽しみにしてるブログ記事があります。それは、Hiさん(id:hisway306)のブログの、あしかがフラワーパークの大藤写真。

こちらの大藤記事に最初にてブを付けたのは2013年のこと。それから毎年、こちらのブログで美麗な藤棚の写真を拝見する度に「自分も見に行きたい!」思っていたのですが、毎年GW期間に開花のピークを迎えることで、なかなかタイミングが合いませんでした。

現地までの距離は多摩の自宅から首都高経由でも、圏央道経由でも約120km程。遊びに行く距離としては普通ですが、写真のためと思うと正直遠い…(笑)
ただ、今年は自由な身の上となり、GWがカレンダー通りだった会社にも縛られていませんし(妻の会社は10連休)連休中の平日である6日の金曜日を狙い、念願の大藤を見に行くことが叶いました!

初の「あしかがフラワーパーク」お天気は生憎の雨…

出発したのはお昼を過ぎてから。多摩の自宅から行きは圏央道周りで2時間弱、佐野市でラーメンなど食べつつ足利市へと向かいます。GW中とはいえ平日だからか、時間帯もあるのか、フラワーパーク周辺で駐車場に止める際に若干の車列があった他はスムーズな行程でした。
混雑も思っていた程でなく、どちらかというと海外からの観光客が多かった印象です。国営ひたち海浜公園のネモフィラもそうらしいですが、北関東エリアのインバウンド集客、かなり力が入っているようですね。

しかしながらお天気は生憎の雨…。自宅を出る頃は「念のため折りたたみ傘を持って行くか」程度の空模様でしたが、到着当初は小雨程度でしたが、その後はずっと傘を差しているレベル。これなら山用のレインウェアを持っていくのでした(笑)

ちなみにカメラはいつものOM-D E-M1に超広角ズームのM.ZD7-14mmPRO。標準画角はペンタックスのK-S1を持っていきました。なんとなく紫色の藤にはペンタックスのカメラの方が向いてる気もしたので…?

以降の写真は両方のカメラで撮ったものが混ざってますが、画像のアスペクト比が「4:3」のものがE-M1、「3:2」のものがK-S1で撮ったものです。

初めて目にする多種多様な藤の花に目を奪われる…

園内は大藤などは若干見頃のピークを過ぎて「きばな藤」や「しゃくなげの森」「白藤」が見頃というタイミング。ちなみにしゃくなげはほぼ写真スルーしてしまいました(笑)


この「藤のドーム」などは相当ピークを過ぎてしまったかな? ここで気付いたのが出目金レンズのM.ZD7-14mmPROは、雨の中取り出すと一撃で前玉に水滴が付いてしまうということ。いくら防塵防滴でも雨粒にはめっぽう弱いレンズでした…。

そして実際に藤棚を撮っているとそこまで超広角は必要なかったりもします(24mm相当位が丁度いい感じ)。レンズフードがあって撥水フィルターも付けているM.ZD12-40mmPROを持ってきておくのだったとやや後悔しました。

* *

全長80mに渡る「白藤のトンネル」。こちらもなかなか見応えがあります。藤棚の下にいれば雨には濡れない?… かと思ってると結構雨が入ってきます(笑)

そして園内中央の「大藤棚」(奇跡の大藤)にやってきました。樹齢150年を越える栃木県指定天然記念物の大藤棚。これまで見たこともない巨大な藤の木が2本、驚くぐらいに広大な藤棚に広がっています。K-S1のカスタムイメージはノーマルにしたつもりですが、結構ヴィヴィッドに色が出てますね。雨が降っているので、大夫散っているとは思うのですが、それでも藤棚の周辺には藤の花の香りが漂っています。

E-M1で撮ってみると… 藤の花がピンクっぽく写ってしまいました。記憶に近いのはK-S1の紫色寄りなのですが、K-S1はK-S1で紫が鮮やか過ぎる気もしますし、これの中間ぐらいだと丁度いいのですが…。RAWで調整すればいいのですが、例によって今回も全てJPEGで撮ってしまいました。

ちなみにこの写真、かなり広角に見えますが実は12mm(24mm相当)までズームして撮ってます。これ位が丁度よくないですかね?

こちらは「うす紅の棚」。元々かなり白っぽくも見える花ですし、黄色系のライティングをしていることもあって、あまり“うす紅感”はありません。

そしてこの、E-M1、K-S1共にどぎつい色が出ているのが「八重藤」。葡萄の房を思わせる、ころころとした花房が特徴です。紫色が濃いのと、ライトアップによるコントラストが激しく、なかなか自然な色に撮るのが難しい…。というかレンズ濡れすぎですね(笑)

今が見頃という「きばな藤のトンネル」… ISO1600まで上がってしまい、ぼんやりとした絵になってしまいました(そもそもピントも怪しいですが)。JPEG保存かつカメラのノイズリダクションをどちらも軽く掛けているので一概には言い切れませんが、体感的にはマイクロフォーサーズであるE-M1の方が高感度が“使える”印象です。

K-S1、レンズが防滴(WR)であるからとボディは防滴対応でないのに、結構雨の中酷使してしまいました。先日買った沈胴DA18-50mm用のフード、なかなか良い感じに雨を防いでくれて前玉が濡れないのですよね。

しかし、こうも雨が降り続いていると園内で雨宿りしながら休憩する場所を探すのも大変です。藤ソフトクリームなど食べつつ、日没を待つことにします…。


ライトアップされた大藤棚を撮る

そして日没後。いよいよお待ちかねの藤棚ライトアップです。この時間帯になると、暗いズームレンズを付けたK-S1では太刀打ちできないので、F2.8通しのズームレンズを付けたE-M1がメインです。しかし少しでもレンズを上に向けると雨粒が付いてしまうので、常に水滴を拭き取りつつの戦いです(笑)

これが見たかったのです。「奇跡の大藤」ライトアップ。もう言葉になりません。

藤棚の枠組みに対して対角線で撮るのがいいのか? 横辺から撮るのがいいのか…? どちらにしても美しいものは美しい。

「うすべに橋」のライトアップはなんというか束ねた光ファイバーみたい?(笑) 雨で水面のリフレクションがやや残念です。

「白藤の滝」は正面アングルから撮れないのですね…。

そして、こちらも楽しみにしていた「大長藤」の水面リフレクション… も雨でなんだかモヤモヤになってしまいました。まあ天候ばかりは仕方ないです。

この大長藤、花房の長さは最大で1.8mにもなるのだとか!

どんな角度から撮っても圧巻の存在感。やっぱり超広角持って来て良かった!?

こちらも満開は過ぎていましたが、ライトアップの効果もあって、その美しさと巨大藤棚のダイナミックさは充分に堪能することができました。

ということで、紫系の大藤棚は開花のピークを過ぎつつありましたが、その存在感はまだまだ圧倒的。現在満開の白藤やきばな藤なども含め、あともうしばらくは「あしかがフラワーパーク」の藤棚を楽しむことができそうです。(そういえば、園内は2周ほどしたつもりでしたが「むらさき藤棚」を見忘れていたことに気付きました…)

公式サイトによると暖かい日が続くと花芽の進みが早くなるとのことでしたので、気になる方は早めの訪園をオススメします。私は… 来年以降、今度は晴れた日に行きたいかな(笑)

今週のお題「ゴールデンウィーク2016」