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登山から旅行まで活躍してくれそうな標準ズーム「HD PENTAX DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR」を買いました

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ペンタックスの一眼レフ、K-S2には沈胴機構の標準ズーム「smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE」を組み合わせて使っていたのですが、ワイド側が18mm(FF換算27.5mm相当)というのが、どうしても狭く感じてしまう広角好きの私…。

もう少し広い画角から使える標準ズームがあればいいな… と思っていたのですが、つい魔が差して新しいレンズを買ってしまいました。


HD PENTAX DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR

「HD PENTAX DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR」はFF換算で24.5-130mm相当という画角を持つ、5.3倍の標準ズーム。24mm相当からの5倍ズームは、フォーサーズ時代のZUIKO 12-60mm SWDなど、個人的にとても重宝していた画角です。
HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR / 標準レンズ / Kマウントレンズ / レンズ / 製品 | RICOH IMAGING

最近のペンタックス製レンズではお馴染みとなったHDコーティングを採用し、内蔵DCモーターによる高速なAFを実現しています。あくまで体感ですが、以前使っていたDA18-135mmやDA18-50mmよりも速く「スッ」とAFが合う印象。
開放値の暗さはやや気になりますが、よほどの超広角や望遠を求めない限り、登山や旅行ではこれ1本あればオールマイティな画角のレンズと言えるでしょう。

今回私が買ったのは、恐らくレンズキット販売されてるものをバラしたアウトレット品。もちろん保証などは通常通り付いているものですが、化粧箱などはありませんし、開封はすっ飛ばしてまずは外観をサクっとチェックしていきましょう。

DA18-135mmあたりからの、最近のペンタックスDAレンズではお馴染みのデザイン。鏡筒の大半がズームリング、ズーム指標手前(マウント側)細い部分がピントリング。AF合焦後にもMF可能な、クイックシフトフォーカス対応です。

フィルター径は72mm、前出のZUIKO 12-60mm SWDと同じということもあり、手持ちのC-PLフィルターなどが使い回せるのが有り難いですね。

マウント側。簡易防滴(WR)付きということで、シーリングのための赤いゴムパッキンを確認できます。K-S2に組み合わせて使うレンズなので、やはりここは外せません。

沈胴のDA18-50mmと比べると遙かに長さのある鏡筒ですが、DA18-50mmの使用時、ワイド位置で比較すると実はこの程度。といっても重量は488gと、DA18-50mm(158g)の3倍近くあるのですが…。

K-S2に取り付けてみました。やはり多少レンズ側が大きく見えてしまいます。そしてそれ以上に、DAレンズで一時期採用されていた赤帯がフォレストグリーンのボディとなんとも取り合わせが悪い(苦笑) 有償でも緑帯に交換してくれるサービスとかあれば、喜んで利用してしまうのですけども…(笑)

ワイド端が最短の状態ですが、テレ端の85mmまでズームリングを回すとこれだけ前玉が伸びます。ただし、ズームリングはしっかりした重みがあって、勝手に伸びてしまうことはなさそう。

フードを付けるとさらにレンズが巨大化してしまいますが、これはまあ仕方のないこと。私の場合、望遠側を求めないならば、OM-Dに12-40mmPROという選択肢もありますし、電池持ちの良さや、旅行など1本で何でもまかないたい際の、便利ズームとして活躍して貰う予定です。

(M.ZUIKOで噂の12-100mm F4 PROが出てしまったら、一体どうするのだろう…?)

購入直後に試し撮り

このレンズ、使わなくなったレンズ(M.ZUIKO 17mm f1.8とZUIKO 14-54mm II)を中野のカメラさんで買い取りに出し、そのまま下取りにして入れ替えで手に入れたようなもの。ちゃっかりK-S2をボディだけ持ち出してる時点で、ほぼ規定路線の行動です。

早速、中野の駅前で試し撮りなどしてみたもの。ワイド端とテレ端でこれだけ画角に差があります。登山中などはこの画角差が、結構有り難かったりするのですよね。

ワイド側だけでなく、ズーム側の描写もかなり解像感があってトリミング耐性もありそうです。トリミングまで考慮するなら、200mm相当位まで使える高倍率ズームレンズだと考えて良さそうかも?

その後、吉祥寺で買い物の予定があったので、井の頭公園にてCTEで夕暮れのマジックアワーをワイド端16mmで。やはり18mmからのズームレンズを使ってるときに比べて、安心感があります。広角側の数ミリ差、本当に大きいのですよね。


小腹が空いたのでつい銀だこを食べてしまいました。薄暗い夕方の公園ですし、特にズーム側は暗いレンズですが、ISO3200を使ってもまあなんとか大丈夫?

こちらはテレ端で開放F5.6。感度も上がっていますしボケ味はまだなんとも分かりませんが、これから使いながら確認して行ければと思います。


このレンズを選ぶ際に、候補として迷ったのがシグマのContemporary 17-70mm。ズーム域も近く、開放値が半段くらい明るい、しかも価格は半分程度と非常に魅力的なレンズです(私の場合はオリンパスとズーム回転方向が同じなのも魅力でした)。
しかし結局、K-S2と併せてアウトドアで使うことを考えた際に、防滴があることとワイド側の1mm差を選ぶこととなったのでした。

富士登山のお供に使ってみました

早速、登山で使う機会があったので記事にしてみました。使い勝手のよい画角、ズーム全域にシャープな描写、AFも軽快でデビュー戦から活躍してくれました。