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飛騨の小京都へ… 飛騨高山の古い町並みを散策してきた


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奥飛騨の平湯温泉に泊まって新穂高ロープウェイから北アルプス登山をしてきた翌日の日曜日。西穂独標に登るという目的は前日に無事果たしたので、この日は朝から午後のバス(16時平湯発)まで半日の時間ができました。

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せっかく岐阜まで来てるので、朝食を食べて温泉に入りチェックアウトを済ませたら、旅館に登山のザックを預かって貰って高山市の「古い町並み」を見に行ってみることにしました(平湯温泉や栄太郎のお食事については、改めて別の記事で紹介できればと)。

「飛騨高山」って高山市?飛騨市?

タイトルにもある「飛騨高山」という言葉の響きは有名ですが、今回足を運んだ「古い町並み」がある高山市と、これまた有名な「古川の町並み」の飛騨市、合掌造りの集落で知られる白川郷(一部高山市も含まれるそう)がある白川村は、それぞれ隣接した別の市町村。なんとなくまとまったエリアにあるイメージですが(?)それぞれ車や電車で30分〜1時間弱離れた場所になります。

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我々が泊まっていた奥飛騨温泉郷の平湯も高山市に含まれますが、高山市の中心部までは車で1時間程離れています。岐阜県自体がお隣の長野県同様にかなり大きいのですが、その中でも高山市は大きく全国の市町村で最も面積の広い市だそうです(島嶼部を覗く東京都より大きい位!)。
今回訪れたのはそんな高山市の中心地である高山駅の周辺。「飛騨の小京都」などと形容される、江戸時代からの古い商家などが数多く残された、「古い町並み」で有名な街です。

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実は直前まで全く高山市街地のことを調べてなくて、「時間があれば行こう…」程度の計画だったので、「古い町並み」というベタすぎる名前のバス停や地域があることに驚いてしまいました。でも、分かりやすくていいですね。
平湯温泉の宿泊案内所で高山の観光案内を貰い、バスでの移動時間の間に高山の情報を簡単に入れていきます。平湯のバスターミナルから高山方面までは、濃飛バスの路線バスとアルピコ交通の直通バスが走っていて、だいたい1時間弱の移動時間になります。

それにしても、前日はあんなにガスガスだったというのに、嘘のような青空です。思わずまた新穂高ロープウェイに行ってやろうかと思ってしまった位(笑)

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高山駅から徒歩で「古い町並み」へ

平湯バスターミナルからバスに揺られて50分(直通バスだと少し早い)、高山駅前の高山濃飛バスセンターに到着しました。

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JR高山駅は木をふんだんに使った真新しい駅舎がとってもオシャレ。

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駅前から「古い町並み」のあるエリアまでは徒歩で10分弱。宮川という川にかかる橋を渡るともうすぐです。「古い町並み」はこの宮川の東岸に沿って、だいたい橋7本分ぐらいに距離に渡って残されていて、北側から「下二之町大新町伝統的建造物群保存地区」「高山市三町伝統的建造物群保存地区」という2つの地区から構成されています(2つの地区は国道158号線を挟んで繋がっています)。

鍛冶橋から眺めた宮川の上流は太陽で川面がキラキラと光っていました。2本先に見える赤い欄干の橋は中橋という観光スポットとしても有名な橋。

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鍛冶橋を渡って路地に入ると古くから残る鍛冶屋さんが今も店を構えていました(ゴトクなど作っているようです)。挨拶して少し中を見せて貰うことができました。

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公衆トイレや交番も古い町並みに馴染むようなデザインで作られています。少し歩いていると公衆トイレが見つかるのは観光地ならではですし、ありがたいですね。

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まずは宮川沿いに朝一(宮川朝一)で賑わっている通り抜けて北上し、「下二之町大新町伝統的建造物群保存地区」の方から南に向けて歩いていくことにしました。

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春秋の高山祭りで弾かれる屋台の保管所を街のあちこちで見ることができます。高山祭りは京都祇園祭や秩父夜祭とならぶ、日本三大曳山祭の1つ、もちろん先頃ユネスコ無形文化遺産に登録された行事です。秩父出身の奥さんもこの光景には既視感を感じるそう。

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宮前橋にかかる大鳥居の先は桜山八幡宮。秋の高山祭はこの神社の例祭だそうです。

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「下二之町大新町伝統的建造物群保存地区」を歩く

まずはこちらの古い町並みから散策していきます。南のエリアに比べるとそれほど観光地化されてなく、住宅地と古い建物が共存しているエリア。道幅もかなり広めになっています。

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こちらは明治の大火の後に立てられた「宮地家住宅」。無料で中を見学することができ、家の作りなど話を伺うことができました。他にも無料・有料で見学可能な古民家が複数あるようです。

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しばらく下二之町大新町伝統的建造物群保存地区の町並みが続きます…。

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手打ち蕎麦「みやび庵」にて飛騨の地酒飲み比べ

さて、時間軸的には次の「下二之町大新町伝統的建造物群保存地区」に入るのですけど、この日のお昼に入った蕎麦屋をご紹介。前日に旅館で飛騨牛をたっぷり食べていたこともあって「「サッパリしたお蕎麦でも…」という気分だった我々。

特に店は決めてなかったのですが、丁度通りかかった人力車の車夫さん(高山は女性車夫が多い!)がある蕎麦屋さんを指さしてお客さんに激推ししているのを小耳に挟んだので、「これはいいことを聞いたぞ」と訪ねてみました。これが大正解でして、あの車夫さんには感謝しかありません(笑)

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それがこちらの「蕎麦 みやび庵」。2013年にオープンしたという比較的新しい、手打ち蕎麦と日本料理のお店です。丁度、ひと組待ち程度で入れるようだったので、お店の外で待たせて貰います。女将さんと少しお話した所、お店を始めるまではご夫婦でよく山に行かれてたそうで、山の話で盛り上がったりとか。

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蕎麦といえば日本酒、今回はバスで来ているの気兼ねなくお酒を飲めます。飛騨地域には12の酒蔵があるらしく、各蔵のお酒を飲み比べできます。3種類750円からで、それ以上は1種類250円ずつ増やすことができます(4種類で1合位の分量です)。

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せっかくなので、高山市の酒蔵のお酒を6種類持って来て貰いました。

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春を先取りしたタラの芽の天ぷらや、蕎麦つゆの効いた卵焼きを味わいつつの日本酒、なんと幸せなひとときでしょう。これだからバス旅はやめられません(調子が良い)。

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お膳の小鉢も美味しいですね。ぽん酢が軽く効いたお浸しがサッパリして美味しいです。

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石臼挽きの手打ち蕎麦がやってきました。蕎麦のいい香りがたまりません。

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まずはお塩で味わって欲しいとのことで… うん、流石自慢のお蕎麦、味が濃いです。

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出汁の効いた蕎麦つゆも美味しいですねえ。お蕎麦の味がしっかりしてるので、蕎麦に勝ち過ぎることなくいい引き立て役に回ります。

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わさびはその場ですり下ろして。個人的に蕎麦つゆにわさびを溶かすのは好きじゃないのですが、お蕎麦の上に少し乗せて、お塩や蕎麦つゆで頂くと最高です。お酒は飛騨市の大坪酒造/神代を追加で頂きました。

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どれも美味しかったですが、二木酒造(飛騨唯一の吟醸蔵だそうです)の玉乃井は美味しかったですね〜。いやー、バスで来て本当に良かった(笑)

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「高山市三町伝統的建造物群保存地区」

少し時間を戻して、国道を渡ると高山市三町伝統的建造物群保存地区に入ります。こちらはより観光地化されていて、お土産屋やお食事処が集中したエリア。ガイドブックなどによっては「古い町並み」というと、こちらのみが紹介されているものもあるようです。
道幅も下二之町大新町伝統的建造物群保存地区よりも狭い通りが多いかもしれません。

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醤油味のお団子をこの地域では「みたらしだんご(みだらしだんご)」と呼ぶのだそう。所謂甘いタレでお馴染みのみたらし団子は、別の「甘だれだんご」として売っていました。

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どんどん観光客の密度が高くなっていきます。

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観光地に来ると無条件でソフトクリームを食べたくなる私。なんだか食べてばかりだ!

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気がついたら平湯に戻る時間に…

平湯温泉に戻るバスの時間が迫っていたので入れなかったですが、他にも「高山陣屋」などは観光客に人気のスポットのようです。

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このような古い町並みが残る観光地ではお馴染みですが、景観保護のためコンビニやマツキヨの看板も他とは違っています

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丁度屋台の保管所の扉が開いていて、中の屋台を見ることができました。

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そんなこんなで4時間弱の短い滞在時間でしたが、初めての高山観光は想像以上に楽しいものとなりました。もっとじっくり見たかった気もしますし、次の機会には飛騨古川や白川郷にも行ってみたい。東京からだと岐阜の北側って直線距離以上に遠く感じるのですが、平湯温泉という東京から(バスで)アクセスの良い拠点を知ったことで、少しは飛騨地方が身近に感じられるようになったかもしれません。

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