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パナソニックの超広角ズーム「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH.」が気になりすぎる

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パナソニックからライカブランドの新しい超広角ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH.(H-E08018)」の発売日が発表となりました。

フルサイズ換算で16-36mmの画角を持つズームレンズで、開放値はF2.8からF4.0の可変値。防塵防滴の他、マイナス10℃の耐低温性能を搭載。前玉側にはフィルター装着が可能な形状かつ、約315gという重量を実現していて、これは広角好きな私には気になりすぎるレンズです。
発売日は来月の5月25日、メーカー希望小売価格は税抜158,000円とのこと。

以下、グダグダと発売前のレンズへの思いを語ります…?

追記:買いました。
MFT広角ズームの決定版となるか? Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mmを買いました - I AM A DOG

オリンパス7-14mm F2.8 PROとの入れ替えもあり得る!?

超広角ズームといえば、オリンパスのPROレンズ大三元シリーズでもある「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」を愛用している私。描写性能は抜群で、現在12-100mm PROと並んで最も出動率の高いフェイバリットレンズです。


しかし、今回のパナライカ8-18mmのスペックを見ていると、もしかしたら7-14mm F2.8 PROと入れ替えてもいいのでは?なんて真剣に考えてしまう位に魅力的なレンズなのです。
その辺について、少し考えてみたいと思います。

超広角の2mm差は目をつぶれそう?

広角の1mm差(MFTの場合2mm差に相当)が大きいというのは定説です。実際に画角の差も並べて比較してしまうとそれなりに大きいのですが、正直ここまでの超広角になってしまうと、個人的にはそこまで気にしなくてもよいレベルでもあります。

私の場合、単純に広さだけを求めている訳でなく(もちろん広さは大切ですが)超広角の特有のパースの付き方や奥行き感が好きな訳で、所有している単焦点8.5mm(17mm相当)のKOWA PROMINARでも充分超広角らしい画角で満足している位です。


ズーム側の36mmは魅力的?

一方、望遠端が28mm相当の広角になってしまう7-14mm F2.8 PROに比べると、36mm相当という画角が超広角と合わせて手に入るのはとても魅力的。街歩きから登山まで、望遠が必要になるシーンでなければ、16-36mmという画角だけで恐らく私の用途ではほぼ事足りてしまいそう。
以前から、フジフィルムXシステムの「XF10-24mmF4 R OIS」やソニーの「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS.」といった35mm(相当)まで使える超広角ズームを羨ましく思っていた私にとって、理想的過ぎる画角とも言えそうです。

しかもこれらのレンズがF4通しなのに対してこのパナライカ8-18mmは、ズーム側こそF4ながら肝心のワイド側はF2.8の明るさがあります。星景を撮る場合など、まず8mm側しか使わないでしょうし、そこでF2.8の明るさを生かせるのなら問題なし。

出目金仕様じゃない前玉

14mm相当の超広角を実現するため、どうしても前玉が出目金状態で飛び出してしまっている7-14mm F2.8 PRO。CーPLなどのレンズフィルターが使えないだけでなく、雨や水しぶきのへの弱さが以前から気になっていました。
パナライカ8-18mmなら撥水フィルターを使うことができますし、前玉の保護という観点でもアウトドアで使うことの多い私には魅力的な仕様です。


ちなみに7-14mm F2.8 PROを持ち歩く際は、撮影後は14mm側にズームリングを戻して(前玉が一番引っ込む状態にして)携行する癖が付いてしまいました。これも地味に面倒くさい作業なのですよね。

防塵防滴や重量の軽さも魅力的

同じマイクロフォーサーズ陣営同士ですが、パナソニックの防塵防滴がオリンパスと同様クラスか?となると、これまでの噂のレベルではどうもそこまでではないようです。
しかし、ここ最近発売されているパナソニックの上位レンズでは防塵防滴の他に-10℃の耐低温性能まで謳ったものがあり、これらは明らかに以前よりも対フィールド性能を高めていると考えて良さそう。


LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

オリンパス製ボディと組み合わせた場合、何かがあった場合オリンパス、パナソニック両社の保証対象外になる可能性は高いですが、その辺りは自己責任の範疇で慎重に見極めていけばよいことです。

そしてMFTレンズにしては重量級である7-14mm F2.8 PROの534gという重量に対して、30%以上軽量な本体重量(約315g)も、最近は2台のカメラを携行することが多い自分にとって魅力的なスペックです。

もちろんまだ乗り換えを決めた訳じゃない!

当たり前ですが、まだ発売日の発表とカタログスペックが公開されているだけで、実際に製品が市場に並んで、ある程度の評価が揃う前から乗り換えを決めた訳ではありません。

発売タイミングやLEICA名義となってることから、パナソニック的にはかなり気合いが入ったレンズだとは思われますが、オリンパス機との相性などについては情報を待つ必要もあります。以前の「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」などは一部のオリンパス機との組み合わせで、独特のゴーストやフレアが出やすいという噂もありましたし、その辺の相性なども気になるところ(「ナノサーフェスコーティング」以降のレンズですしそこまで心配はしていませんが)。

後は、オリンパスとパナソニックではズームリングの回転方向が逆という難点もあります。既に、ペンタックスやソニー製のカメラ/レンズを使っているので、その辺はもう慣れっこではありますが、OM-D同士の2台持ちが多くなりそうなだけに、常用レンズのズーム回転が逆というのは地味にストレスになりそうです。

…といった感じで、まだ現物を見た訳でもないのに、よくもここまでこれだけグダグダと書けたものだとは思いますが、こちらからは以上です。
乗り換えじゃなく、書い足しできる位の懐の余裕があったら最高なのですけどね! ←

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