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尾根幹線のハイキングコース「多摩 よこやまの道」を若葉台から唐木田まで歩いた


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先日、稲城市の若葉台付近でテスト中のGPSスマートウォッチを使って、ログ取りや各アプリのチェックをしていたのですが(自宅の近所でログ取りするとネット公開しづらいなどあり…)、気が付いたら10kmほどのハイキングコースを歩いておりました。

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多摩ニュータウンを始めとする住宅地が広がる多摩丘陵に残された緑地や公園を繋いで歩く、なかなか面白いコースだったので、写真を振り返りつつ紹介してみたいと思います。



多摩の古道を巡るハイキングコース「多摩 よこやまの道」

歩いたのは「多摩 よこやまの道」と名付けられたハイキングコース。多摩丘陵の稜線を走る古道が元になっていて、現在はその尾根筋を「南多摩尾根幹線」(通称:尾根幹線・尾根幹)と呼ばれる道路が走っていることでもお馴染み。車やロードバイクでこの尾根幹線を走ったことがある人も多いかと思います。

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かつて国府のあった府中から北九州防衛の防人に徴兵された兵士が、任地へと赴く際にこの多摩丘陵から故郷を振り返り家族との別れを惜しんだというエピソードは、私も府中郷土の森博物館の展示などで見た覚えがあります。万葉集に収められた防人となった夫を見送る妻の詩にも「多摩の横山」という言葉が登場するようです。

「赤駒を 山野に放し 捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ」
宇遅部黒女/万葉集20-4417

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その他にも古くからの旧街道や古道がいくつも並列、交差していたりと歴史的な見所も点在しているそう。「多摩 よこやまの道」として整備されているのは小田急はるひ野駅が最寄り(又は京王・若葉台駅)になる「丘の上広場公園」から、南大沢近くの長池公園あたりまでですが、コースを整備、管理しているのが多摩市なので、尾根幹線の多摩市部分が主なコースになっているようです(永池公園は八王子市)。

稲城市の若葉台公園から歩き始める

スタート地点は若葉台公園の駐車場から。この段階では、ある程度GPSの軌跡が取れたらすぐに戻るつもりでいたのですが…。しばらく若葉台の住宅地の中を歩いて、多摩市に入ってすぐの「丘の上広場公園」を目指しました。

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「多摩 よこやまの道」の西側のスタート地点は多摩東公園交差点からすぐの「丘の上広場公園」。後になって気付きましたが、多摩東公園の駐車場(無料)に車を停めて、唐木田から小田急線のはるひ野駅に戻ってくるのが良かったかもしれません。

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ここから尾根幹線を右手に見下ろしつつの、尾根道歩きがスタートします。アップダウンも軽めで気持ちのいいハイキングコースになっています。しばらくはこの尾根筋が稲城市と多摩市の市境になります。その後、尾根は町田市との市境になります。

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雑木林の中の尾根道をしばらく歩いていくと、北〜西の方角が一気に開けた「展望広場(多摩丘陵パノラマの丘)」に出ます。

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手前の多摩ニュータウンから奥秩父山塊(奥多摩)、丹沢の山々までが一望。この日は雲があって見えませんでしたが、晴れていれば富士山の頭も見えることでしょう(尾根幹線を車で走っていても見える位ですし)。

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トイレもコース沿いに距離を開けて点在しているので安心。ただし、自販機等はないので、飲み物程度は駅で買っておくといいでしょう。おやつ程度の行動食もあるといいかも?

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戻るタイミングを失って先へと…

国士舘大学の裏に差し掛かったあたりで、そろそろ引き返そうかな?と考え始めますが、もう少しだけ先を見てみることにします。

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ちなみに、山(林)の中の尾根道歩きっぽさを感じられるのは、ここら辺までかもしれません。ここから先は、一部に土の道もありますが舗装道路が中心となり、住宅地や公園の中を繋いで歩くコースになります。自然歩道的な遊歩道を期待している人は、丘の上広場公園と展望広場の往復だけでも充分かも。

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コースは各所に設置されたこのような道標を参考に歩いて行くことになります。

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鎌倉街道を過ぎると、戻るよりも唐木田まで行ってしまおうという気持ちに…。多摩センターでも良かったのですが、尾根幹から近いのは唐木田駅の方なのです。

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コースはいくつかの公園の中を通っていて、一本杉公園では移築された古民家を覗いてみたり…

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急階段や住宅街の脇道をすり抜けるようにコースは設定されています。既にGPSウォッチのテストという目的はとっくに忘れ、スマホのGoogleMapで現在位置を確認する始末(一応ログ取りなどはしている)。

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中坂公園のあたりは一瞬コースが分かりにくくなります。

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ようやくコンビニを発見したのでコーヒー休憩。翌日山に行こうと思っていたので行動食をゲットしました(もちろんこの日食べる分も買っていく)。

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コース上にはこのような歴史ネタが書かれた案内が各所にありますが、汚れや傷で読みづらくなってしまっているものが多いのが残念。整備するのも大変なのでしょうけど。

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突然登場する木道。このような変化は嬉しいですね。舗装路を歩いているとすぐに足が疲れるのですが、土の道や木道って足へのダメージが少ないんですよね。

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唐木田までやってきた

ヨーロッパの古城を思わせるデザインで知られる「多摩市総合福祉センター」の裏を通ります。尾根幹線側からはよく目にしていますが、やっぱりインパクトありますよね、ここ。

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多摩センターのパルテノン多摩にしても、多摩市ってこういうの好きなのでしょうかか?

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多摩清掃工場の裏手の緑地は、町田市の小山田緑地の北の端。そういえばコースが真っ直ぐでなくガタガタと曲がりくねっているのは、尾根の形というより市境をなぞるようにコースが作られているからなのですね。

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多摩清掃工場の煙突が見えてきました。ここまで来るとゴールの唐木田駅はもうすぐ。

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小田急多摩線の終点である唐木田駅の先に作られた検車区が突然目の前に広がります。車両基地とというにはややコンパクトでしょうか。正式名称は「喜多見検車区唐木田出張所」なのだとか(シンプルに「唐木田車庫」とも)

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よこやまの道の西順路はもう少し先まで続くのですが(恐らく残り2kmもない位です)、ここで切り上げて唐木田駅へと向かうことにします。

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よこやまの道沿いには国士舘大学の他、恵泉女学園、大妻女子という2つの女子大学も。道一杯に並んで歩く女子大生さんの姿は絵になるのですが、カメラを向けるのはさすがに憚られるので校舎だけパチリ。

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唐木田駅前に新しめのオシャレなカフェができていました。犬連れもOKみたいですね。

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唐木田の駅前はすぐ閑静な住宅地が広がっていますが、ひと駅乗れば多摩センターですし、車なら周辺の様々な商業施設(南大沢や多摩境のコストコ等々)もすぐで、とても住みやすそうな街(以前、近くの音楽スタジオにもお世話になりました)。最果て感なんて全然ありません。

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予定外に「多摩 よこやまの道」の大半を歩いてしまいましたが、GPSウォッチで取っていたログを見るとこのようになっていました。歩いた距離は10.5kmで、写真を撮りながらの所要時間は3時間程(途中に30分弱のコンビニ休憩あり)。

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多摩・よこやまの道の地図 | YAMAP 登山・アウトドアの新定番

高低差や累積標高も登山に比べたら全然ですし、半日弱のウォーキングには丁度いいコースではないでしょうか(お子さん連れなら、お弁当を持って歩いてみるのも楽しいかもしれません)。また、ランニングコースとして走った場合、高低差があるのでライトなトレラン気分を味わえるかもしれません(?)。
靴はスニーカーで十分ですが、コース途中からのエスケープ(最寄り駅)がないので、撤退するならば早めに決めるのがオススメです。


さて、多摩センターを経由して小田急、京王線と乗り継いで若葉台に帰りましょう。というか車を取りに戻るのですけども…。

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若葉台に戻ると、コーチャンフォー若葉台店の向かいあたりでは、ヤギさんの除草隊が活動中でした。以前、向陽台にいたヤギたちと同じ子かな?

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今回は無計画な散歩の延長でしたが、今度は奥さんと南大沢まで歩いてみるのもいいかもしれませんね。停めっぱなしでやや心配だった駐車料金も400円と格安でした(笑)

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出発前の腹ごしらえは若葉台公園管理棟「リトルバード」にて

さて、少し時間を戻してこの日若葉台公園にやってきたのは、GPSウォッチのテストもありましたが、若葉台公園管理棟のレストランが以前から気になっていたこともあります。

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ここは喫茶や軽食を楽しめるレストラン「リトルバード」の他、テニスコート利用者のためのロッカーやコインシャワーなども併設されています(ビールも飲める)。

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メニューはこんな感じ。意外に充実してる!

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オススメメニューのドライカレーとブレンドコーヒーをいただきました。味の感想は特にありませんが(普通に美味しいですよ)、直前にしっかり腹ごしらえしたおかげか、そのまま10km少々のよこやまの道も楽しく歩くことができました。

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東京古道探訪 江戸以前からの東京の古道を探る歴史散歩

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