I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

ミュシャ展に行ったら爆音を響かせてヘリが頭上を飛んでいった

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昨日の昼過ぎに南青山でちょっとした打ち合わせがあり、それだけで帰るのも勿体ないと新国立美術館で開催中のミュシャ展を見ていくことにしました。

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赤坂〜六本木エリアには仕事で週1弱のペースで通っているのですが、朝から丸1日仕事をしているので、新国立美術館はすぐ近くとはいえなかなか足を運ぶ機会のなかった展示。週末になるとさぞ混雑しているのだろうな… と躊躇していたこともあり、平日に行くことができて良かった。

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目玉の展示である「スラヴ叙事詩」は正に圧巻で、単純にそのサイズの巨大さにも度肝を抜かれてしまいますが、音声ガイドで初めて知ることができたそれぞれの絵の背景を聞きながら、それだけのの濃密なテーマの巨大な作品に対して16年間という長きに渡って取り組んだミュシャの情熱、想いにただただ圧倒されるばかり。ポスターや挿絵での緻密なミュシャの絵(もちろんこちらの展示も楽しめましたが)とは、全く異なる作品を間近に見ることができる貴重な体験でした。

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スラヴ叙事詩の一部の絵は撮影可能となっていて、丁度カメラを持っていたので(いつものことか)何枚か撮ってきましたが、図録や写真で見返したいというよりは、あれは現物を見てこその作品だなあと反芻中。もう一度くらい今度は妻を誘って行ってみようかなと(ただし平日に限る)。

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ミュシャ展の入場券ですが同時開催の草間彌生展の人気もあり、平日でもチケット売り場には長蛇の列ができていたこともあり(もしかしたら乃木坂駅の直通口側は空いてるかも?)、オンラインチケットを購入しておくと何かとスムーズだと思われます。私は15分ほど並んで買いました(笑)

さて、新国立美術館に向かう最中のこと、青山墓地の間を抜けていくと頭上からヘリの爆音が聞こえてきました。見上げるとどう見ても民間機には見えない巨大な黒いヘリが2機(当初、自衛隊機かと思いましたが米軍のUH-60かな?)。

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すぐ近くに着陸するような低空飛行からそのまま墓地の向こうに姿を消し、しばらくの間ローターの爆音が聞こえていましたが、数分後に2機で飛び立ちそのまま南西の方角へと消えていきました。

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青山墓地のあたりにヘリポートなんてあったかな?なんて思いつつツイートをしたのですが、今朝になってTwitterにて加野瀬さんから六本木トンネルの上が米軍のヘリポートになっていることをリプライにて教えて頂きました。

この場所はWikipediaにも載っている「赤坂プレスセンター」という米軍のヘリポート施設らしく、恥ずかしながら乃木坂駅を最寄りとする赤坂エリアで20年近く仕事をしていながら、全くその存在を知りませんでした。
赤坂プレスセンター - Wikipedia

それにしても閑静な青山墓地や国立新美術館の周りで、あんな爆音を響かせるなんて、騒音問題にならないのかな?と思ったら、米軍の占有状態に対して返却を求める訴えなどもあるそう(Wikipedia他、ググると色々あります)。
写真を見返してみると確かに六本木トンネルの上にフェンスに囲われた、空き地のようなスペースがあるのが見て取れます。

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さらにミュシャ展から帰る際にもローターの爆音が聞こえてきたのですが、今度は消防のカラーリングのヘリが(恐らく)そのヘリポートを飛び立つ所でした。米軍と日本の消防が使えるなんて、どのような運用体制になっているのでしょうね。

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ちなみに今でも六本木ミッドタウンや檜町公園の付近を訪れることは多いのですが、あんなに大きなヘリの音を聞いた記憶は前職時代を含めありません。
私が外に出る昼時や通勤時間には飛んでないのかもしれませんが、間に大きな建物があることや、街の喧騒もあって実は飛んでるはずのヘリが聞こえてなかったとしたら、それはそれで不思議に感じてしまうできごとでした。

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ミュシャ展

ミュシャ展

  • 発売日: 2017/03/10
  • メディア: 大型本