I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

初夏の道東ドライブ風景や羅臼の秘湯・熊の湯など

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知床取材旅行時のプライベートフォトがもう少しだけ残っておりました。

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普通の車窓が美しすぎる初夏の北海道

女満別空港から目的地である知床半島〜羅臼への移動は、レンタカーでのぼっちドライブ。ラジオぐらいしか聞けないレンタカーですが、空港を出てすぐフロントガラスの向こうに広がる広大な北の大地は、大袈裟でなく取材旅行でなければ10分に車を止めて写真を撮りたくなるような景色ばかり。

この日の天気予報は曇りだったのですが、現地に着いてみたらご覧の通りの青空。ただ、広大な畑が広がっているだけでも、道外の人間にとっては何もかもが新鮮です!

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冬に白鳥を見にやってきた濤沸湖。のんびり見たいのを我慢して一路斜里方面へ…。

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斜里岳にもいつか登ってみたいですねー。

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Yorimichi AIRDOの記事で紹介した斜里町「天に続く道」のビューポイントまで向かう途中の(逆方面からの)道。さしずめ「天から続く道」でしょうか?

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実はその付近にもこのような一本道があったりして、こちらはまるで「海へ続く道」。冬は流氷が接岸していただったオホーツク海も今の季節はこの通り。

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近くて広い国後島

ホエールウォッチング乗船翌日の最終日は雨交じりの曇り空でしたが(取材の予備日でもあったので天気運が良かった!)、なんとなく朝ホテルを出たら、車を「クジラの見える丘公園」に向けて走らせていました。
私の目ではクジラもシャチも見つけられませんでしたが、こんなお天気でも根室海峡越しの国後島はよく見えました。

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「北方領土」という言葉だけではなかなかピンときませんが、広角レンズでも入りきらない巨大な陸地がこんなにすぐ近くあることを、機会があればぜひ多くの人にも実際に目にして頂きたいなと感じました。

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羅臼の秘湯・熊の湯に入る

そして全ての取材を終えてやってきたのが、この羅臼温泉「熊の湯」。知床横断道路沿いの「羅臼ビジターセンター」からすぐの場所にある天然温泉です。目印はこの看板。

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知床横断道路沿いの駐車場に車を止め、この橋で川を渡ります。

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ネットの情報などでは「秘湯」と書かれていたりしますが、実際は橋を渡ってすぐですし、アクセス的にはさほど秘湯感はありません。しかし、そもそも大半の人にとって知床や羅臼まで来る機会がなかなかありませんし、そう考えるやはり秘湯なのかも?

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温泉は露天風呂になっていて、手前側に囲いのある女性風呂と、その奥に開放的な混浴のお風呂。熊の湯は地元の「熊の湯愛好会」によって大切に管理されている温泉で、引っ切りなしに地元の方が入りに来ます。無料で入ることができる温泉ですが、脱衣場にはカンパを入れる箱などもあるので、観光客も気持ち程度は入れてあげたいものですね。
露天風呂のすぐ脇には清流が流れています。海からすぐに知床連山が立ち上がっていることで、下流部から渓流状態になっている知床半島の典型的な川を見ることができます。

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ネットの情報ではお風呂の入り方などかなり細かく指導を受ける… なんて書かれていたりしますが、先にいる方に挨拶して常識的な行動を取っていれば(丁寧にかけ湯をするなど)特に何もありません。
この時も先に入っていた漁師さんお2人がいい方で、お湯の埋めかたや湯温の快適な場所など(源泉は相当の熱湯で、沢水で埋めて調整します)、親切に教えて頂きました。

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他にもシャチ取材の話だったり(お世話になった船長さんは元漁師さんである地元では有名な方)、色々と楽しい話を聞かせて貰いました。今は、漁師さんの家の裏手でオジロワシが子育て中で「雛が毎日鳴いて煩いんだよ」なんて話も。

この温泉、冬期は閉鎖される知床横断道路のゲート手前にあるので冬も入ることができるそう。真っ白な雪の中、温泉に浸かっていると、シマフクロウが飛んでくることもあるそうです。「冬にもおいで」なんて声を掛けていただき、いい羅臼の思い出となりました。

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ちなみに熊の湯の源泉があるのは温泉の対岸(道路側)の少し下流。白い煙が夜でも道路から見える位に立ち上っているので、羅臼に来るときにこの温泉に気付いたのでした。

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他にもクルーズ船の取材の後は、羅臼の「ギャラリー ミグラード」にて開催されていた、写真家伊藤健次さんの写真展にも足を運んだりしました。たまたま同じ船で伊藤さんも撮影されていて、船上での軽い身のこなしに「さすがプロは違うな」なんて思ったものです。

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