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MAMMUT「Seon Transporter 26L」は通勤・旅行・カメラ携行の決定版ザックになりそうです!

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現在、既にマムート(MAMMUT)の普段使い用バックパック(ザック)を2つも使っているというのに、つい我慢できずに新しいバックパックを買ってしまいました。

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広角ズームレンズといい、なんで同ジャンルのものばかりいくつも買い求めてしまうのでしょう私は…。典型的な沼体質なのかな?

2017年発売:MAMMUTの新型ザック「Seon Transporter 26L」

今回手に入れたのは、今年2017年の春に発売となったマムートの新型バックパック「Seon Transporter(セオン・トランスポーター)」です。

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Seon(セオン/ゼオン)というのはマムート本社のあるスイスの地名から取られた名称。現在、私が所有しているバックパック「Rock Courier SE 20L」も、「Seon Courier」へと名称が変更されていたりと、今後マムートのタウン用ザックの中核シリーズ名になっていくのかもしれません。

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購入したのはTitaniumカラーのもの

フルオープン&2気室のバックパック

Seon Transporter 26Lは、Seon CourierやRock Pro SE 28L(現行品だとNeon Crag 28Lタイプ)のようなフィールドでのクライミング用途をベースにデザインされた上部アクセスのバックパック(上からロープやギアなどを詰め込める用途)とは違い、サイドをぐるりと囲んだジッパー(ファスナー)で扉のようにフルオープンできるタイプのバッグです。

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しかも外側、背中側と2つの大きなコンパートメント(気室)があり、それぞれ「WORK(背中側/オレンジ)」「CLIMB(外側/グリーン)」と分かれているのです。裏地は派手目ですがこれは本体色によっても違うようです(ブラックのバッグはグレー&ブルーでしょうか)。

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つまり、仕事の荷物とクライミングジムなどの荷物をひとまとめに、しかもそれぞれを別の気室に整理して別けて持ち運ぶことができるコンセプトのザックなのです。

このマムートの公式動画を見て、猛烈に欲しくなってしまったのです。

もちろんそれぞれの気室の使い方は自由なので、例えばCLIMB側にインナーケースを入れてカメラバッグとして使うのもアリ… というかその使い方を想定して購入しました。

ザック各部の紹介

それでは「Seon Transporter 26L」の各部をじっくりを見ていきましょう。
素材はRock Pro SEなどにも使われているターポリンとバリスティックナイロンを使用していて、防水性、耐久性に優れたタフな作りになっています。これはもうマムートのザックならお馴染みの仕様でしょう。

大型のダブルフロントポケット

本体の一番外側にはザックとほぼ同じ大きさの大きなポケット。雑誌や書籍、すぐに取り出したい書類(上手く入れればA4サイズもOK)などを入れておくのに便利なスペース。

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ポケットの中にメッシュポケットがあるダブルポケット

WORK:ワークコンパートメント(背中側/オレンジ)

背中側のWORKサイドを見ていきましょう。タブレットやノートPCが収納可能なスペースになっていて、反対側はメッシュのポケットが2つ。

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写真のノートPCは13インチ、A4サイズぐらいのもの

ショルダーストラップとの位置関係が少々面白いことになっていて、ジッパーの位置はストラップより背中側にあります。つまりワークコンパートメントの中身にアクセスするにはストラップを外側にめくってあげる必要があります(防犯上の仕様か剛性を意識したものか?)。

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こちらの収納はそれほどマチのあるスペースではないので、PCやタブレットの他、雑誌や薄いファイルなどが入れられる程度です。

CLIMB:メインコンパートメント(外側/グリーン)

逆側のCLIMBサイドの方はマチが深く(収納量が大きく)なっていて、つまりこちらがメインコンパートメントになります。上部のオレンジ色部分は後述する外側からアクセスするポケットになっています。蓋側(写真左)には小さなメッシュポケットが付いています。

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ベンチレーション仕様の大型ポケット

下側はクライミングシューズなども入れることができる大きなポケットになってますが、ここにカメラのインナーケースを入れてみたところ、見事にピッタリ収まりました!

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ポケットを目一杯に詰めても、その上に着替えや十分な量の荷物が収納できます。
このシューズポケットがあるおかげで自然と中仕切りができたような状態になるので、広いスペースの中を有効に使うことができます。ちょっとした着替えなど、日帰りハイキングや一泊出張位の荷物ならば十分収まると思います。

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また、シューズポケット部分はバッグにベンチレーション(空気穴)で繋がっていて、湿気がこもらないようになっています。ジムで汗をかいた後の、シャツやタオルを収納する場所として使うことを想定しているのでしょう。

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これがあると便利な上部ポケット

そしてメインコンパートメントの中から見えたオレンジ部分ですが、ザック上部からアクセスできるポケットになっています。ここがかなり大いのが嬉しいです。
Rock Pro SE 28Lにもこのタイプの(小さな)ポケットが付いていましたが、財布やスマホ、鍵などすぐに取り出しやすい小物を入れておくのに本当に便利なのですよね。

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ポケット内部にはキーストラップ付き

箱形のザックは雨の際、上部に水が当たりやすいのが少々心配ですが、ポケットの口が止水ジッパーになっていてるので比較的安心できそうです。

サイドの持ち手でブリーフケース風の2WAYにも

さらにこのSeon Transporterはサイドにも持ち手が付いているので、ザック(リュックサック)として背負うだけでなく、ブリーフケース的に持ち運ぶことも可能です。

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その場合、ショルダーストラップが少々邪魔ですが、一時的に持ち運び方を変えられるのは通勤電車など混み合った乗り物を利用する際にも、何かと便利だと思われます。

慣れればジッパーをフルオープンしなくても、上部やサイドから荷物を出し入れすることもできそうですし、これまで使って来た2種類のザックと比べても、より中身へのアクセスが容易になっていると感じます。また、ジッパーにに付いている紐の持ち手部分が、開閉の際に非常にいい仕事をしてくれます。

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WORK側のジッパーは止水タイプになっていてPCなどを雨から守ってくれます

ザックとしての背負い心地も見た目以上に良好

Seon Transporter 26Lにはウエストベルトはもちろん、チェストベルトも付いてないので、あまり重い荷物を背負うのには向いてないと思われます(そのような用途ならNeon Cragなどの方が適しているでしょう)。

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しかし、仕事道具に着替え、そしてカメラなどそれなりに収納して背負ってみましたが、真っ平らに見える背面ですが柔らかいメッシュ素材になっていることもあり、想像以上に背負い心地がよく驚いてしまいました。この辺りは流石、クライミングギアのメーカですね。
本体カラーは私の買ったグレー系のチタニウム(Titanium)、ブラック(Black)、ティンバー(Timber)の3色展開となっています(追記:その後、カラー展開に少し変かがあったようです)。

後は、既に2つも持っているバックパックとの使い分けですが(Rock Courierは妻が使うかな?)、これからしばらく使い込んで考えてみることにします。またそれぞれの長所、短所、使い分けなどについても、このブログでご紹介できればと思います。

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追記:マムート製の3種類のザックを比較してみました。

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