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「西武秩父駅前温泉 祭の湯」を利用してみた。午前中は案外狙い目かも?

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先日の雲取山登山の帰り、西武秩父駅に隣接する今年できたばかりの温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」に立ち寄ってきました。温泉、フードコート、土産物屋と一通り利用してみたので使い心地や感想などまとめてみました。

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西武秩父駅前温泉 祭の湯

「西武秩父駅前温泉 祭の湯」は西武秩父駅のリニューアルに伴い、今年2017年の4月24日にオープンした複合型の温泉施設。以前の西武秩父仲見世通りを拡張する形で、昨年2016年から改修工事が行われていたものです。
昨年ユネスコ無形文化財に「山・鉾・屋台行事」の1つとして登録された秩父夜祭を始め、年間を通じて大小300を超える祭り(諸説あるようですが…?)が行われるという祭りの街、秩父。そんな秩父の「祭」をデザインコンセプトとしているとのこと。

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建物も全体的に「祭」っぽい!?

2階建ての建物は温泉・岩盤浴施設の「祭の湯」、フードコードの「呑喰処 祭の宴」、土産物物販エリアの「ちちぶみやげ市」の3つのエリアから構成されているそうです。

この施設、実はオープン直後に小火騒ぎ、一週間で基準値を上回るレジオネラ菌検出による営業休止→再開。さらに9月にも再度レジオネラ菌による一部施設の営業休止など、色々とドタバタ続きのようですが、実際の所はどんなものでしょうか?

日曜日のオープン直後に「祭の湯」を訪れてみた

雲取山登山を終え、三峯神社から西武秩父駅までバスでやってきた我々。連休中日の午後ということもあってかフードコート、温泉共に大混雑だったので、その日は諦めて珍達そばへと向かいました。義実家でお風呂も用意していただいてましたし。

そして義実家に泊まった翌日。改めて東京に戻る前に開店からすぐの時間帯を狙い、祭の湯を訪れてみました。狙い通り(?)客の出足はまだ大人しい雰囲気。
下駄箱は最下段がブーツ用になっていて、登山靴でも安心して入れられます。

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オープンから20分程の時間では比較的ガラガラです

入館時の受付では下駄箱の鍵を渡してバーコード付きの鍵を受け取り、会計は最後にまとめて行うシステム。料金は土日祝日は1,080円(平日980円)。さらにタオルセット館内着セットの料金も設定されています。
営業時間・料金(西武秩父駅前温泉 祭の湯より)

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入館者だけが利用できる飲食エリア「秩父湯台所」もありますが、後でフードコートに行く予定なのでこちらはスルーします。

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まだ真新しい館内は2階建てになっていて、お風呂や休憩スペースがあるのは2階。1階には受付や秩父湯台所の他、貴重品ロッカーが設置されていました。

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温泉の浴槽は露天の1箇所のみ、ロッカーは40L位のザックまではOK?

早速2階に上がってお風呂に入って行くことにします。階段を上がった正面の左手が男風呂、右手が女風呂になっています。手前にはマッサージの「ほぐし処」なども。

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脱衣所の外に荷物用のロッカーが少し用意されていましたが、この時間で既に全て埋まっていましたし、長時間利用する場合も脱衣所のものを使う感じでしょうか。

脱衣所のロッカーは特に指定されず、荷物のサイズに合わせて好きな場所を選べます。大きな荷物の入りそうな縦長のスペースも用意されていますが、この日持っていたテント泊装備の50Lクラスのザックは頑張って押し込んでみたものの残念ながら入らず…。

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ここからヘルメットを取ったぐらいの装備でした

結局、扉を開けたまま利用することとなりました(妻も同様でロッカー脇にそのまま置いて入浴したそうです)。40L位のザックまでならそのまま突っ込めると思いますが、大きなザックを持っている場合混み合う時間帯は避けた方がいいかもしれません。

お風呂は内湯と露天風呂のスペースが半々で、温泉が惹かれているのは外風呂の岩風呂のみ。早い時間だったせいかお湯の循環はなく、消毒の臭いはそれなりにあります。

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館内MAP(西武秩父駅前温泉 祭の湯より)

その他は人口温泉(12/15まで「鳴子の湯」だそう)とシルク湯、つぼ湯、寝ころび湯、ジェットバスにサウナなど… この手の入浴施設ではオーソドックスな設備。洗い場の数はそれなりにありますが、向かい合った間の通路が狭く後ろの人のシャワーがかかることも(あれ、なんか嫌なんですよね)。

あと、露天風呂の一角から武甲山が見えるようになっています。武甲山の山頂からはどんな感じで見えるのでしょうね?

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「くつろぎ処」から見える秩父のシンボル武甲山

比較的空いてる時間帯だったのでそれなりに快適でしたが、それぞれの湯船はそこまで大きな訳ではないので(特に露天の2つは)、混雑しているとストレスが溜まりそう。駅直結の利便性から利用するならいいですが、温泉目当てに来るのはオススメしません。
また露天風呂の上が換気扇の排気口になっていて、フードコートの揚げ物の匂いがガンガン流れてくるのには苦笑してしまいました(女風呂側も同じだったみたい)。

自由に利用できるリラクゼーションスペース

ずらりとリクライニングチェアが並んでいる「くつろぎ処」。椅子の数はそれなりにありますが、混雑したらあっという間に埋まってしまうでしょう。

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各椅子にはBSも見られるテレビと読書灯が備え付けられています。リクライニングは電動で深くまで倒すことができるので、ゆったりと過ごすことができます。

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手元のコントローラー。コンセントがあるのがいいですね

タオルケットの貸し出しや、くつろぎ処の横には畳敷きの「寝ころび処」もあります。その他、別料金の岩盤浴や男女別のプレミアムラウンジも用意されているようです。

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休前日は簡易宿泊のプランも

祭の湯では金・土・祝前日に限って宿泊プランが用意されていますが、個室はないため「くつろぎ処」や「プレミアムラウンジ」を利用することになるようです。それぞれ入館料と別にくつろぎ処宿泊は深夜追加料金2,490円か、プレミアムラウンジ宿泊の場合3,460円が必要になります(ちなみに夜祭が行われる来月12/2の宿泊予約は既に満席とのこと)。
祭の湯(温泉エリア)(西武秩父駅前温泉 祭の湯より)

続いてフードコートエリアに向かってみましょう。我々はそのまま精算してしまいましたが、退館手続きをしなくても一時外出でフードコートなどに行くことができます。

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「呑喰処 祭の宴」で昼食

フードコートに行ったのは11時半を過ぎていたので既に満席近かったですが、なんとか座席を確保できました。「ホルモン」「味噌ラーメン」「そば・うどん」「わらじかつ丼」「豚みそ丼・炙りサーモン丼」「たこ焼き・たい焼き」など複数の店舗が入っていますが、フードコート専用店で特に地元の店が入っている訳ではなさそうです?

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注文は店毎に食券を買って呼び出しブザーを渡される今時の方式。私の頼んだ豚みそ丼は20分以上待たされるとのことで、その間に土産などを買っておきますか…。妻が頼んだわらじカツ丼はすぐにできました。味は比較的さっぱり系でしょうか。

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秩父の地酒やワインを楽しめる「酒匠屋台」。お土産の他、立ち飲みもできます。

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…ってうっかりバスペールエールを頼んでしまった私。おつまみのしゃくし菜が美味しかったですがビールには合いませんよね?(自分で頼んでます)

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ビールを飲んで待っていたら完成した豚みそ丼。なぜかとろろも付いてきます。味の方は見たままの感じで、軽い味噌味の豚ロース焼き。せかいの味噌豚使った方が美味しいと思います。温泉施設のフードコートですしこんなものでしょうかね。

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こちらにもしゃくし菜が付いてました

「ちちぶみやげ市」

以前の仲見世通りにもありましたが、より充実した土産物コーナー。

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しゃくし菜や秩父味噌豚といった定番土産の他、例のアニメコラボ商品や、祭の湯オリジナルのお土産なども(チョコクランチを客先でのばらまき用に買ってみました)。豚味噌も各種揃っていましたが、やはり安定の「世界」をチョイス。

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妻が気に入っていたのがこちらの「秩父美人屋台」。手ぬぐいや豆皿などいい感じの和小物が揃っています(今までこの手の土産が秩父になかったのだとか)。

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秩父の伝統工芸絹織物である秩父銘仙を使ったバッグやストールなども売られていて、外国からの観光客にもウケそうでしょうか?

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お土産の充実は嬉しいけども混雑時もは避けたい祭の湯

以上、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」を一通り利用してみた記録でした。土産物が充実しているので、重たい荷物を抱えて観光することなく、帰宅前に駅で揃えられるのはとても有り難いですね。

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今回は午前中の利用ということもあって、お風呂は空いていましたし、その他の施設もそこまでの混雑はありませんでした。ただし、前日午後の様子を見る限り、週末や行楽シーズンはそれなりの混雑は覚悟した方がいいかもしれません(12月の夜祭りはそれはもう…)。
可能であれば平日や週末でも午前中の利用をお勧めしたい所ですが、観光地という場所柄足を運びたいタイミングと混雑が重なってしまうのは仕方ないことでしょうか。

西武秩父駅の構内にはそこまで手が入っている訳ではありませんが、コインロッカーやレッドアローの改札が新しくなっていました。

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レッドアロー車内でビールを飲みたいなら「ちちぶみやげ市」で手配しておきましょう

初代レッドアローの塗装を再現したというレッドアロークラシック。初めて乗るような以前にも乗ったころがあるような…? よく覚えておりません。

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さて、いよいよ12月3日の「秩父夜祭」までひと月を切りました。過去2年連続で見に行ってることもあって、我が家は今年はお休みの予定(義実家に来客もあるようですし)。
冬の盛大な花火と勇壮な山車の曳き回しは一見の価値ありですよ!

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