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今年買ってよかったアウトドアアイテム2017

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月曜日に書いた「今年買ってよかったカメラと洗濯機とその他もろもろ」に入りきらなかった、今年買って良かったアウトドアアイテムをまとめてみました。

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前回の記事同様に昨年12/14以降の買い物を対象に… のつもりですが、既に購入時期が怪しいものもあるので、ざっくりと「この1年くらいの間に買ってよかったアウトドアアイテム」ということで。アウトドアというか全て登山関連ですね。

バックパック:MILLET SAAS FEE 30+5

30リットルクラスのバックパックは登山を始めてすぐの頃に買ったモンベルのキトラパックをずっと使っていたのですが、色々と不満がでてきたので去年の12月にアウトドアショップで同クラスのザックをいくつか背負い比べてミレーの「サースフェー」を購入しました。山でもよく見かける定番のモデルですね。背面長はM(48cm)の35+5Lサイズ。

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日帰りから山小屋一泊ぐらいまでの荷物に丁度いいサイズ。冬山用のザックではないのですが縦長の形状なのでアイゼンやらピッケルやら色々回りにくくりつけても嵩張らないのも気に入って、冬の八ヶ岳から夏の富士山までテント泊以外では1年中使ってました。

ヒップベルトのポケット周りにクッション素材が入っているので、別途カメラポーチを用意しなくても安心してコンデジを突っ込んでおけます。もちろん、私の場合はキャプチャープロとフォーカス用のアタッチメント(全てのザックに付けてあります)は基本装備です。

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価格も抑えられていてセールになっていることも多いので、体に合うなら(ザックはフィッティング大事!)初心者の方にもオススメできる高コスパのバックパックです。あまりに具合がいいので荷物を絞ったテント泊用に40+5サイズも欲しい位です。

MILLETのヘルメットホルダー

北アルプスなどの岩場を歩く際に使うヘルメットを、ザックの外に装着できる布製のヘルメットホルダー。以前から欲しいと思っていたのですが、ザックの容量に余裕がないときなどに重宝しそうなのでようやく今年買ってみました。

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この手の製品は色々なメーカーから出ているのですが、ショップで比較した結果、ミレーのフック形状が幅広で使い勝手が良さそうと判断しました。というか選んでいたら、スタッフの方に「これを買って置けば間違いないです」と激推しされました…。

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確かに手持ちのどのザックにも装着できますし、フックの形状的にも(テンションが掛かってない状態のときにも)比較的外れにくくなっていると思います。

速乾タオルのPackTowl(パックタオル)

山で使う速乾タオルはモンベルのクイックドライ フェイスタオルを使っていたのですが、意外と乾きが遅いので他のタオルも試してみようと、momoさんのブログで紹介されてた「パックタオル(パーソナル HAND)」を夏頃に買ってみました。

速乾性はモンベルに比べて劇的に早いという訳でもないのですが(晴れた屋外ならばすぐに乾きますが、やはりテントの中だとそうでもないですよね… 仕方ないですけども)、肌触りがいいので最近はこちらばかり使ってます。汗などの吸水性も抜群です。

また、モンベルのフェイスタオルよりもひとまわり大きいので、うっかり温泉用のバスタオルを忘れた際にも活躍してくれました。

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妻は一番小さなサイズのPackTowlを汗拭きのハンカチ的に使っています。

SmartWool PhDの靴下

これまで靴下はモンベルのメリノウールのものを使っていたのですが、今年の夏から妻に勧められてスマートウールの「PhDアウトドアミディアムクルー」を試してみたところ、あきらかに靴の履き心地がよくなり、長時間歩くとできてた靴ずれもなくなりました。

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スマートウールのPhDというモデルは通常モデルよりも足のサポートに重点を置いたモデルのようで、たしかに履いてみると普通の靴下とは違ったテンションが甲や土踏まず付近に掛かっているのを感じます。負荷が掛かって痛みやすい足裏や足先などは、他の部分よりも丈夫に作られているよう。

具合が良かったので冬用に「PhDアウトドアヘビークルー」も買い足しましたが、今シーズンから履き始めた冬靴との相性も今の所悪くないようです。ただしスマートウールのこのシリーズはちょっと短めなので、もう少し長いモデルがあるといいのに…。

乗鞍新登山道整備に参加:finetrackドラウトフォースジップネック

買い物… とは少々(かなり?)毛色違うのですが、今年はクラウドファンディングで行われた登山道整備事業に参加しました。なかなか経験することのできない登山道の整備作業を体験できた他、CFリターンがかなり豪華で資材の他に参加者には平湯温泉ロゴ入りのfinetrack「ドラウトフォースジップネック」とスキンメッシュが配布されました。

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このドラウトフォースジップネックは夏から秋にかけての登山に丁度よくて、八ヶ岳や日本アルプスなどの高山では朝夕の寒暖差を考えると半袖Tシャツより、薄手でドライ素材の長袖シャツを1日着たまま過ごした方が快適でした(日焼け対策にもなりますし)。

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メッシュのキャップ:THE NORTH FACE ベントメッシュキャップ

上の写真で被っているのがそれなのですが、登山の際はハットタイプの帽子を被ることが多かったのですが、写真を撮る際にツバの部分が邪魔になることもあるので、6月に知床に行く際にメッシュのキャップを買ってみました。

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元々はランニング用のキャップなので軽量で通気性もよく、ツバが邪魔なときはさっと後ろ向きに被ることができるので今シーズンはかなり重宝しました。
あまりに日差しの強いときは首の後ろまで日差しを遮ってくれるハットがいいのですが、快適さはキャップの方が上なのでザックに両方の帽子を入れておくことが多かったです。どうやらディスコンのようなので、色違いを買っておこうかな…?

雪山トレッキングのウェア&ギアたち

まだお試し段階のもありますし、私の経験では上手く紹介できないものもあるので、まとめて「今年買った雪山装備」ということで。前シーズンに揃えたものもあれば、今シーズンからでまだ使い始めたばかりのものもあります(この写真が全てでもないです)。

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雪山の登山は登山を始めた最初の冬から軽アイゼンでの低山や残雪ハイクからスタートして、厳冬期の2,000m以上に行くようになったのはまだ昨シーズンのこと。装備も手探りで揃えてきた感じですが、例えスノートレッキングレベルでも、妥協せずにそれなりのものを用意した方が安心だし安全。というのがこの数シーズンで実感したことです。

難しい所には行かないから、と「残雪期にも対応」的な靴やウェアを選ぶよりも、最初から厳冬期用のものを買っておいた方が対応シーンも広く、安全性も高いですし、結果的に安上がりになるのかなと(何やかんやで中途半端なものは結局買い換えました)。

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雪山でしか見ることができない景色、独特の空気は日常生活では決して体験することができませんし、そんな世界に踏み入れるためにも、これらの装備は欠かすことができないものばかり。なので当然「買ってよかった」。

個々のアイテム善し悪しなどしっかりレビューできる状態になったら改めてブログで取り上げるかもしれません。以下、差し障りないウェアやアイテムをいくつか紹介します。

行動用のフリース:finetrack ドラウトレイ

前回の冬シーズンから使い始めたファイントラックのフリース。内側の水分(汗)を一瞬で吸い上げて表側に拡散させる高機能素材になっています。
上にハードシェルを着た状態でしばらく行動を続け、少し汗ばんだかなと思って触ってみると、内側は乾いているのに、外側がしっとりしていることを実感することができます(その吸い上げた汗をどう乾かすか…? というのもありますが)。

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フリースとしての保温効果はそこまで高い訳ではありませんが、行動着としては丁度いい塩梅で、氷点下前後の気温ならばベースレイヤーの上に直接着ていて脱ぐことはありません。

finetrack ニュウモラップフーディ

秋に購入したファイントラック製ソフトシェルの前モデル。あまりに着心地がよくて、秋から初冬にかけての普段着にもしたい位です(色がね…)。

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先日の蓼科山登山の際にハードシェル代わりに着てみたところ、行動中が快適だっただけでなく山頂で2桁m/sの風に30分以上吹かれ続けても、そこまでの寒さを感じることはありませんでした(下にはドラウトレイ)。
妻が買った最新モデルのフロウラップフーディの方もかなり具合がいいようです。

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finetrack アクティブスキン ロングスリーブ/メリノスピン バラクラバ

ファイントラック製品ばかり続いてなんだかアレですが、冬期はベースレイヤーの下に着るドライレイヤーとして、スキンメッシュではなく「アクティブスキン」というほんの少し厚手で保温力も高い(らしい)インナーを着るようになりました。

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実際の着用感ですが着てしまうと、その存在を感じることがなく、上に重ね着したベースレイヤーの暖かさのみを感じているので、それなりに効果はあるのかなと(ベースレイヤー直だと感じる汗濡れもありませんし)。

ファイントラックのメリノスピン バラクラバは、ネックウォーマー的な使い方もできれば、完全なフェイスガードにもなり、口と鼻の通気口(?)が快適で、寒い日は1日首に巻きっぱなしで状況によって装着方法が変えられるのが気に入ってます。

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でも、あまり素材は丈夫じゃないようで使用頻度の低い私がワンシーズン使っただけでも、既にほつれなどが発生しています…。

モンベル ストリームジャケット

GORE-TEX Proを使ったハードシェル。ハードシェルはこれまでコロンビアのバックカントリー用のものやfinetrackのオールシーズン用レインウェア(エバーブレスバリオ)を着ていたのですが、やっぱりちゃんとしたの買っておいた方がいいよね、と昨シーズンですがギリギリ今年の頭。

モンベルになったのは予算的なアレもありますが、胸元に大きなポケットが付いてるハードシェルが欲しかったのです。こんな使い方はしませんが、M. 40-150mmPROレンズとサーモスの350ccケータイマグも余裕で入る大きなポケットが2つ。

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実際はスマホやハンカチ、外したグローブを入れるのに使ってます

この位置のポケットはザックを背負っていても「右手で左側のポケットに/左手で右側にポケットに」真っ直ぐ突っ込むことができるのが特徴です。
このタイプのポケットがあるハードシェルは他のブランドからも出てますが、どれも6〜8万円以上はするものばかりでおいそれと手が出せません。それがほぼ半額で手に入ってしまうコスパの高さ。もうこれにつきますね。

メンズで一番小さいSサイズを選んだのに胴回りがブカブカするシルエットとか、ベンチレーションのジッパーが片方向のみとか、いくらプロシェルといってもガサガサ過ぎるだろう… なんて不満もありますが(結構多いなw)、雪山用のハードシェルとしての基本性能は十分なのでこの先も使い続ける予定。
今シーズンはモデルチェンジして、当該モデルはアウトレット価格になってます。あえて「おすすめ」とは言いませんが、興味があるなら試着は絶対です。
モンベル | オンラインショップ | ストリームジャケット Men's

ちなみにハードシェルパンツは今シーズンからfinetrackに買い換えたので、上下ハードシェルが禁断のコーディネートになってしまいました…。

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こちらは来年の「買ってよかった」に入るかな?

マムート クランポンポケット

鋭い金属の爪が付いたアイゼン(クランポン)はそのままザックに入れられないので、専用のケースにしまってザックの中にしまうか、外に装着することになります(私は外派)。
私と妻とは同じペツルというメーカーの「バザック」というアイゼンを使っていて、妻はペツルのクランポンケースを買ったのですが、私はマムートのものを買いました。

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このケースの良いところはサイズが大きいので(ザックの中に入れるなら邪魔ですけども)、12本爪のアイゼンだけでなく、チェーンスパイクなども一緒に入れておけること。使い終わった直後のアイゼンやチェーンスパイクは、ザックの中に入れたくないですし、ケースにまとめて突っ込んでザックの外にくくりつけておけるので重宝してます。

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さらに脱いだゲイター(スパッツ)を詰め込むことも…

ザックに縦方向に括り付ける場合は、この水抜き穴も役になってくれそうですね(私は横向きに付けてるので、正面のメッシュから水を抜いてます)。  

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MAMMUT(マムート) Crampon Pocket 0001 0001

MAMMUT(マムート) Crampon Pocket 0001 0001

  • メディア: スポーツ用品
PETZL(ペツル) ファキール V01

PETZL(ペツル) ファキール V01

  • メディア: スポーツ用品

Amazonセールで買ったTNF製品

秋頃のAmazonのセールで買ったTHE NORTH FACE製品2点。中厚手のトレッキングパンツ「バーブパンツ」に、薄手のフリース「マウンテンバーサマイクロジャケット」。

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バーブパンツは人気のアルパインライトパンツに比べると少し太めで記事も中厚手。中にタイツを履いても使える秋〜冬用のパンツが欲しかったので、セールになってくれたのが丁度良かったです。ショートパンツ+タイツでは寒く感じる秋山登山にピッタリで、サイドのベンチレーションも効果抜群で気に入ってます。

今も冬山のハードシェルの下に履いたりして下半身レイヤリングのお試し中ですが、ベルトのバックルがダブルになってしまいますし、タイツ+ハードシェルか、アルパインライトパンツ的なスッキリしたパンツの方が良いかもしれません。
フリースの方は登山用はドラウトレイがあるので、普段着や写真撮影のときの防寒着としてよく着ています。ユニクロフリースだとモコモコするので、これ位の薄手のフリースは使い勝手がいいですね。

ブログ記事にしたけど、まだ評価中のもの…

夏頃に買い換えたレインウェアと機能性素材の下着パンツ2種類。レインウェアは防寒として数度着た以外、まだ雨の日の出番がないですし、冬になってしまったのでしばらく出番はありません。買って良かったかが分かるのはもう少し先になりそう。

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パンツの方はどちらもいい感じで使えているものの、値段なりの価値があるかは正直どうなのでしょう?(笑) 防臭効果などは気になる所ですが、3泊を超えるような縦走登山をしないのでこれまたなんとも… それなりに使えているので、買って良かったと言えるのかな。

他にも書いているうちに色々と思い出してしまい収拾が付かなくなりそうなので、今回はこの辺にしておきます。アウトドアの道具はしばらく使ってみないと評価がまとまらないものもありますし、自分の使い方の問題や相性などもあるのですが、今回取り上げたものはどれもしばらく使ってみて「買い物として満足できているもの」ばかりです。
だからといって、他の人にとっても同じであると言えないのが難しい所ですが、もし皆さまにとって私の買い物記録が何かの参考になれば幸いです。

今週のお題「今年買ってよかったもの」

その他の今年買ってよかったもの