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最高のスナップレンズ!? Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

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先日の江戸東京たてもの園の記事で使っていたレンズ、パナソニックのLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.について。

GX7MK2にベストマッチな単焦点レンズはなんだろう…?

パナソニックのミラーレスカメラDMC-GX7MK2を使い始めて半年ほどが経ちました。レンズは当初パナソニックの14mm F2.5を主に使っていたのですが、思う所があって最近はオリンパスの25mm F1.7を付けて使っていることが多かったかも……

PEN Lite時代から使ってるミラーレスのGR化レンズ!?

さらに最近もちょっと悩んだりして、14mmも25mmも悪くないけどなんだかしっくりこない… やはりアレを試してみるしかないかな?と。
そうこうしてたどり着いたのが、本記事にて紹介するレンズ。所謂「GX7MK2を使ってる人ならみんな持ってるレンズ」ってやつです(言い過ぎ… でもない?)。
今度こそお散歩レンズの決定版となるのか!?

Panasonic/LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

名前からも分かる通りパナソニックが製造販売を手掛けるライカブランドのマイクロフォーサーズ用レンズ。所謂「パナライカ」ですが、その他のパナライカラインナップ(12mmや42.5mmなど)に比べると、それほど高額なレンズという訳でもありません。定価では7万円程ですが、市場の実売価格は現在4万円位です。

35mmフィルム換算で30mm相当の広角単焦点レンズになります。開放絞りはF1.7とMFTの単焦点ラインナップではエントリーラインの数値ですが、その分軽量(約115g)かつコンパクトさを兼ね備えた設計になっています。
画角、明るさの近いオリンパスの25mm F1.8、パナソニックの14mm F2.5と並べてみると、見事にその中間といった趣です。色は珍しくシルバーを選んでみました。

ちなみにパナソニックのMFT用単焦点レンズには、20mm F1.7という人気レンズもあります。35mmフィルム換算で40mm相当と「ちょっと広い標準画角」は非常に使いやすそうなのですが、一度2型にリニューアルされているのにAF駆動が古い設計のままで、今時のレンズに慣れているとややストレスに感じそうなので今回はスルーしています。

附属品は本体の他、専用のフードとゴムキャップ、レンズポーチになります。

鏡筒は恐らく樹脂製(?)な感じですが(金属製かも)、ピント・絞りリング、デコレーションリングは金属製でそれほどチャチな雰囲気はありません。高級感って程でもないのですが…。

パナソニック製ボディに装着したときのみ機能する絞りリング(残念ながらOM-D等では作動せず)は1/3段でのクリック付き。絞りリングがもう少し固いと嬉しいのですが、これはあくまで好みの問題かも。AF/MFの切り替えスイッチも鏡筒横にあります。

バヨネットになっているデコレーションリングを取り外して付属のメタルフードを装着してみました。むふふ、なかなか格好いいじゃないですか!

このデコレーションリングやレンズフードのバヨネットも、やっぱりもう少し固くてもいいかなぁ… 私の日頃のカメラの取り扱いが雑なので余計そう感じるのかもしれませんが。

LUMIX DMC-GX7MK2に装着してみる

手持ちのGX7MK2(シルバー)に装着してみました。さすがパナソニック同士、まるでキットレンズのようによく似合います。というか、元々GX7MK2には「単焦点ライカDGレンズキット」なるこのレンズを組み合わせた単焦点キットが存在するのです。

フードを装着するとこんな感じ。格好いいですけどちょっと嵩張るかもしれません…。

せっかくパンケーキレンズの14mm F2.5を付けて軽快に楽しんでいたというのに、これでは堂々巡り。もう少しフード周りをスッキリさせたいかもしれません。

純正以外のレンズフードを取り付けてみた

ということでこんなサードパーティのレンズフードを用意してみました。46mmってMFTの単焦点シリーズに多いフィルター径なので色々と在庫があるんですよね。

まずはオリンパスの25mm単焦点で使っていた穴あきフード。純正品よりもコンパクトで見た目も悪くないです、むしろ格好いい!?

デコレーションリングの落下防止にもなります

コンパクトさに拘るならばこちらのフジツボフードも悪くないです。…というより元のデザインを殺さずに、前玉の保護もしっかりされてこれはかなり良いかもしれません。

フジツボフードを付けた状態でデコレーションリングを外すことができ、さらに純正フードを被せることもできますが、これを必要とする理由は全くありません(笑)

ちなみに一連の14mm F2.5、25mm F1.8そしてこのレンズについて、私は保護フィルターは付けることはありません。フードを付けていること、前玉のサイズが大きくないのでうっかり触れてしまうトラブルが少ないことなどもありますが、単純に小さいレンズなのでフィルターを付けてしまうと見た目がかっこ悪い気がしているのが大きいかもしれません。

15mm /F1.7を使った作例的なものなど

既にアップしているものですが30mm相当という画角はスマートフォンのカメラなどにも近く(iPhoneが29mm相当位だったはず)、誰にも扱いやすい画角だと思います。
遠景ならF5.6位でほぼパンフォーカスですが、ここではもう一段絞ってF8.0にて。

MFTなのでカメラ側で歪曲補正していると思いますがご覧の通り直線も綺麗に出ています(ノートリミング、変形補正なし)。広角レンズのはずなんですけど、ちょっと標準っぽい雰囲気で撮ることもできるというか… どうでしょう?


MFTの広角レンズなので大きくボカすことはできませんが、被写体との距離次第でそれなりのボケ表現も可能です。MFTレンズらしくピント面は開放からシャープですが、F2.0位まで絞るとさらに気持ちのいい描写になります。


テーブルフォトではそれなりにパースが付いてまうので上手く撮る必要がありますが、最短撮影0.2mとかなり寄れるので、意外に飯レンズとしても優秀かもしれません。同じレンズのまま食卓前景とメインのお皿にググっと寄ってパシャリ。


逆光の作例、もう少しマシなのないのかよ… いや、これはこれでガッツリとゴースト出して見ましたよ」、的な。画角は違うし単焦点とズームを比べてもアレですが、同じパナライカの8-18mmよりは光条の感じ好きかも?


基本的には私の使い方ではこれまでの14mmF2.5に変わるお散歩レンズで、スナップシューター的な使い方になるかと思いますが、開放の明るさもあるので夜景スナップだったり、もしかしたら星空の撮影などにも活躍してくれるかもしれません。