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PaaGo Works CARGO 40:自分流のパッキングができる個性派バックパック

今年の春に行って来たネパール(エベレスト街道トレッキング)&タイ旅行でも使っていた、PaaGo Works(パーゴワークス)のバックパックCARGO 40(カーゴ40)を紹介します。

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15kgを越える荷物を背負い標高5100mまで(その先はアタックザックを使ったので……)、往復で約100kmの距離を一緒に歩いた大事な相棒です。

パーゴワークス カーゴ40(現在は生産終了)

最初に断っておきますがこのCARGO 40、現在ディスコン状態で手に入れることはできません……。

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Via: CARGO40 | PAAGOWORKS

以前から気になっていたバックパックなので、ずっとウォッチはしていました(なぜか先にBUDDY 33を買ってしまった……)。昨年頃から市場在庫が減る一方で新たな出荷がないことを不思議に思っていましたが、今年3月の新製品発表で後継モデルのCARGO 55(カーゴ55)が発表され、CARGO 40はそのまま生産終了となったようです。

ちなみにカーゴ55は今年の7月発売予定と聞いてましたが、まだ発売されていないようです……?
パーゴワークス 2019年新商品 展示会レポート「カーゴシリーズ」 | 山旅旅

私も実は昨年迷っているうちに買い逃したクチなのですが、ネパールのエベレスト街道トレッキングに行くにあたり、軽量かつパッキングの自由度のあるバックパックがどうしても欲しくて、色々と手を尽くしてそこそこの状態の中古品を探して手に入れたものです。

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奥高尾縦走路を往復で歩いてフィッティングしました

既に生産終了している製品なので、あまり細かなポイントや使い心地を紹介しても仕方ないのですが、私自身の「カーゴ40愛」と後継モデル(CARGO 55)に受け継がれているであろう、CARGOシリーズのコンセプトの面白さをご紹介できたらと思います。

軽量なソフトシェル構造の背負子スタイルザック

まず、このCARGO 40ですが普通のバックパックとの大きな違いとして、「外殻的なフレーム+インナーバッグ」というコンセプトになっています。フレームといってもPVCナイロン製の「ソフトシェル(ウェアでなくそのままの意味で)構造の背負子」とでも表現するといいでしょうか。

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パッキング状態(左)とフレームのみ(右)

ユーザーが思い思いのスタッフバッグや荷物を背負子に載せるように、自由に組み合わせてパッキングできるシステム。パーゴワークスではこれを「FLEX-PACKING構造」と読んでいるようです。

元々は35Lサイズのインナーバッグが付属しているのですが(ペラペラで防水性もないので私は使っていません)、それとは別に好きなサイズのスタッフバッグ等を組み合わせることが可能。公式には約20〜45Lの収納量で運用できるスペックです。

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私はなるべく収納量を増やしたかったこともあり、カリマーSFの40Lサイズの防水バッグを組み合わせて使っています。別途モンベルのコンプレッションバッグと重ねてパッキングするので、トータルの携行量はトップリッド(雨蓋)を含め50L前後になると思われます。

ロッジ利用、ガイド&ポーターを雇わないエベレスト街道トレッキングは一般的に50〜60Lクラスのバックパックが必要とされていますが、国内線(プロペラ機)の預け入れ荷物に10kg制限があるので(オーバー分は手荷物にして乗り切る。或いは高額な追加料金)、なるべくザック重量を抑えたい。CARGO 40(本体重量1200g)を使いたかった理由の1つはこれでした。

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隙間にも色々挟めるので見た目以上に携行力があります

CARGO 40を使ったテン泊パッキング例

もちろんエベレスト街道専用としてでなく、その後も使うつもりで手に入れたザックなので(今年はなかなか夏山のテント泊に行けないのですが……)、この秋にテント泊(涸沢からアルプス稜線のテント場ぐらいまで想定)をする想定でパッキングをしてみました。

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パッキングの済んだCARGO 40とFOCUS 2つ。FOCUSはあまり関係ないですが、私の場合、カメラ(カメラバッグ)とバックパックは切っても切り離せない関係なので……。サーマレストのマットは正面に挟んでも、サイドに付属のドローコードで挟んでもOKです。

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分解図①。CARGO 40本体でまとめていた荷物をバラしてみました。右下のスタッフバッグはトップリッドに入っていたものですね。

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分解図②。CARGO 40を展開させるとこんな感じ。実はCARGO 40の底は平らでなくデッドスペース気味の膨らみができてしまうのですが、そこにはレインカバーを突っ込んでいます。トレッキングポールやテントポールは両側の羽根っぽい部分に挟むと丁度いい感じです。

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分解図③はメインのドライバッグの中身。特に細かい説明はしませんが、普通のテント泊の荷物です。右上のグリーンのオスプレイは食料を2日分くらい適当に詰めたもの。
テント本体はスタッフバッグの中に入れてもいいですし、雨で濡れたら別にしてもCARGOならば大丈夫。フレキシブルにパッキング状態を変更できるのが一番の魅力です。

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モンベルのコンプレッションスタッフバッグ。シュラフやダウンウェアをまとめて、ギューッと絞るとかなりコンパクトになります。SサイズとMサイズを持ってますが、よく使うのはSサイズの方。

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ただし防水仕様じゃないので雨が降ってきたら全体にレインカバーを掛ける必要があります。場合によってはドライバッグ内に入れたり、テント本体と入れ替えてパッキングするのもアリですね。

水はボトルホルダーに付けたナルゲンOTFボトルの他、サイドのポケットには500ml〜1Lのペットボトルが突っ込めるようになっています(エベレスト街道で売られている水は1Lペットボトルばかりですが、だいたいここに挟んでいました)。

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あとは、エベレスト街道で大いに助けられたAnker製ソーラーチャージャーですが、おもちゃのカラビナにこの手のワンタッチバックルを組み合わせて、簡単に付け外しできるようにしています。

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下側もおもちゃカラビナで固定しておくと歩行時に安定します。

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ソーラーチャージャーに関してはCARGO 40に限らず、どんなパックパックを使ってもこのように使うことになると思いますけども……。

フォーカスとも相性がいいカーゴ40

さて、私の場合トレッキング中のカメラは同社のカメラバッグ「フォーカス」などを使いバックパック外で携行するのですが、場合によっては一緒に背負ってしまいたいこともあります。その場合、ドライバッグ内にしまってもいいのですが、CARGO 40の場合はそのまま上に重ねてベルトで固定してしまえばいいので楽ちんでした。

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ベルトで固定してトップリッドを被せてしまえば一体化します(?)。

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ちなみにCARGO 40のトップリッドを外して、同社パスファインダーやSWINGのようにショルダーハーネス側に吊り下げたり、パーゴ製のストラップを付けてショルダーバッグ化にすることもできます。

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……ということは、FOCUSをCARGO 40のトップリッドとして装着することもできる訳ですが、こんなアホな使い方はだれもやりませんね?(笑)

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既にお気づきの人もいるかもしれませんが、FOCUSがマイナーチェンジしました。丁度、買い換えようか迷ってえいたタイミングなので、新モデルを買ってしまいました。こちらも近日中にご紹介します。

CARGO 40のみで12kgぐらいの重量

今回作ったテント泊用のパッキングですが、ソーラーチャージャー込みの重量が12kgでした。ここに水が1.5〜2Lほど加わるので、合計で14kg弱。経験上CARGO 40を使って快適に背負えるのは10〜15kg位になると思います。

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あとはFOCUSが2個(カメラ2台)で3.5kg、総重量だと17kgとまあまあの重量ではありますが、本体のみで2.7kgの重量の重量がある縦走用バックパックを使うとこの重量にはまず収まりません。

夏山テン泊ならば去年の経験からBUDDY 33でも行けますが、シュラフの番手が上がり、防寒にも少し力を入れる秋となるとこのCARGO 40がちょうどいい容量かもしれません。

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それにしても気になるのは、未だ音沙汰のな「CARGO 55」。本体重量はそれほど軽くないようですが(2kgを切っていると嬉しい)、サイドポケットが付いたりと携行力は大幅にアップしているよう。パーゴザックファンの私のことなので、発売されたらかなり欲しくなってしまいそうです……。

X-Pac仕様、限定モデルのカモ柄モデル(CARGO 40 SP)。確か定価で3万円を超えていて結構最後まで市場に在庫が残っていましたが、さすがにもうありませんね。

PaaGo WORKS パーゴワークス カーゴ 40 SP

PaaGo WORKS パーゴワークス カーゴ 40 SP

カリマーSFのドライバッグは黒以外のカラバリもあって、どの色もCARGO 40に合いそうなのでどれにするか迷ったのですが結局無難な黒を選んでしまいました。

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柏原新道から爺ヶ岳へ:日帰りで後立山連峰稜線を歩いた初秋の山旅

9月16日の敬老の日、北アルプスの爺ヶ岳に登ってきました。敬老の日に爺ヶ岳!(後で気付いた)

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北アルプス爺ヶ岳を柏原新道から日帰り登山

爺ヶ岳は北アルプスの後立山連峰南部にあり、山頂部は北峰、中峰(中央峰)、南峰の三峰からなる山です。最高地点は中峰の標高2,670m。北には鹿島槍ヶ岳、南西方面には鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳などを挟んで針ノ木岳へと連なる、後立山連峰の稜線上にあります。

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アクセスは立山黒部アルペンルート長野側の玄関口としてもお馴染みの扇沢を起点にした柏原新道が最もメジャールートで、日本百名山でもある鹿島槍ヶ岳とセットで登られることが多い山だと思われます。

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我が家も以前から冷池山荘にテント泊しての鹿島槍ヶ岳と合わせて登ることを考えていましたが、9月最初の三連休は最終日のみ山に行けそうということで、今年まだ歩いてない北アルプスで日帰りで登れそうな山を探していた所、この爺ヶ岳を思いつきました。

山行ルートと活動データ

柏原新道から爺ヶ岳(中峰)の標準コースタイムは登り5時間、下り3.5時間(山と高原地図より)、登山ルートはよく整備されていて危険な箇所もなく歩きやすいので(一部崩落の多い谷のトラバースあり)、普段から山を歩き慣れている人ならいいペースで歩けると思います。
(標準コースタイムに不安のある人は、種池山荘での宿泊なども検討するのがオススメ)

我が家の山行記録を見ると休憩時間を含む活動時間は朝の4:15〜13:05の、8時間50分でした。借りに同じペースのまま鹿島槍ヶ岳まで足を伸ばした場合、行動時間は優に12時間を越えてしまいそうですし、夜中から歩き始めない限り明るい時間に戻ってくるのは難しそうです。やはり鹿島槍ヶ岳にはテントを持って行くのが良さそうですね。

日の出前に柏原新道入口をスタート

さて、この日は9月14日から始まった三連休の最終日。連休前日頃から扇沢付近の無料駐車場が軒並み埋まっている情報をTwitterで見て少々心配していましたが、朝4時前に現地に到着すると登山口の道向かいにある駐車スペースに空きがありました。
柏原新道の入口付近にはいくつかの無料駐車場がありますが、それらが埋まっている場合は徒歩15分ほど離れた扇沢の無料駐車場、或いは扇沢駅の有料駐車場に停めることになります。

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トイレは扇沢駅にしかないため、途中のコンビニ等で済ませておくといいでしょう。水は柏原新道から稜線に出た所にある種池山荘で買うことができます。最近は山で湯沸かし調理はしないこともあり、日帰りで650mlのOTFボトルに500mlの水を2本を飲料用として携行(合計1.65L)して500mlを1本余らす感じでしたが、今回は下山時には3本目のボトルが飲みかけでした。

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荷物の少ない夏山日帰りはBUDDY 22がすっかり相棒

スタートは4時15分、日の出まではまだ1時間以上あるのでヘッドライト装着でスタートします。

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いきなり崖崩れの注意書きが……

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なるほど、確かにこれは「サッ」と通りましょう。

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スタートからしばらくはモミジ坂と呼ばれる急登ですが、それほどの傾斜もなく足下はこのような感じでと、暗くてもよく整備された登山道であることが分かります。

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大町方面の街の明かりでしょうか?

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「八ツ見ベンチ」。柏原新道入口の各所でこのように名前の付けられた黄色いプレートを見ることができます。柏原新道を整備している種池山荘が設置しているだと思われます?

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足場がちょっと悪くなるポイントなどはいちいち注意書きがあって親切。初心者が(ロープウェイ等を使わず)自分の足で北アルプスの稜線に出るのに、最も歩きやすい登山道のひとつではないでしょうか。

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扇沢の駅が見えました。秋から初冬にかけて、立山にまた行きたいですねえ。

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1時間ほどでケルンに到着。

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稜線に種池山荘が見えています。まずはあそこまで。

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雪渓の残る山が正面にドーンと見えます。PeakFinderでは名前が出ませんでしたが、岩小屋沢岳でしょうか。まだ日の出直前ということで、ややモノトーン気味ですがお天気はちょっと微妙な感じ?

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「駅見岬」。もちろん駅とは扇沢駅のこと。

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ちょっとオニギリ休憩。スタート前に車で食べているのは夜食で、これが朝食になるのかな?

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青空が見え始めた柏原新道を種池山荘へ

稜線の上に少し青空が見えてきました。このまま我々が行くまで持ってくれるといいですね(登山天気の予報では午前中の9時頃にだけ晴れマークが出ていました)。

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ケルンを過ぎてしばらくは爺ヶ岳の南尾根西側に作られた緩めの傾斜を登っていきます。

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夏山の景色に少しずつ秋らしさが覗くようになってきました。

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後方の視界が開けるとそこには立派な針ノ木岳の姿が。日本三大雪渓のひとつ、針ノ木大雪渓は…… 殆ど消えかけているように見えますが……?

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「水平道」「包優岬」「石ベンチ」。それぞれのネーミングの由来などを想像して話題にしつつ(見たままのもありますが)進みます。こんな登山道は初めてかも。「アザミ沢」は確かにアザミだらけ。

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涸れ沢を回り込む位置関係で正面に針ノ木岳を望むことなども……。

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いい感じのお天気になってきました。

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全体的に歩きやすい柏原新道ですが、一箇所だけガレ場(沢)のトラバースがあります。すれ違いのタイミングにだけ気を付けて、素早く通り過ぎれば特に問題ありません。

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そういえばこの日は我々と同じ方向の登り登山者は殆どいなく、逆に下りてくる登山者とは朝から何度もすれ違いました。前日から泊まりで来ている登山者の他、連休最終日ということで五竜岳や唐松、白馬方面からの長期縦走ルートを歩いてきた人も多そうです。

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「富士見坂」ってことは、やはり天気がいいと富士山が見えるのでしょうね(この日は見えず)。

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「鉄砲坂」。さしずめ最後の急登かな。

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軽い急登を登ると森林限界となり、種池山荘が見えてきました。そして青空が持ってくれた!

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種池山荘でひと息、後立山連峰の稜線を歩く

7時25分、種池山荘着。トイレを借りたり、爺ヶ岳のバッジを買ったりして小休止。種池山荘は見ての通り、二階建ての立派な山小屋です。

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ここまで来ると一気に登山者の姿が増えます。相変わらず登ってくる登山者は少なくて、これから下りる人ばかりでしょうか?

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針ノ木岳方面から縦走してきたのかな?……と思いましたが、この先に種池山荘のテント場があるようです。北アルプス稜線のテント場としては、かなりアクセスのいい場所ではないでしょうか(夏の合戦尾根を歩いたことがないので簡単に比較できませんが、CT的にもこちらの方がお手軽かも)。

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うーん、針ノ木岳カッコいいなぁ。この山にも登りたい!

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それではいざ爺ヶ岳へ(鹿島槍方面へ)。

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すぐに稜線の正面に見えてきたのが爺ヶ岳の南峰です。綺麗な円錐の山容ですね。ちょっと不穏なうろこ雲ですが天気はまだ持ってくれてます。

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稜線はやはり秋の気配。

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そして振り返ると種池山荘のオレンジ色の屋根の向こうに、立山〜剱岳と続く立山連峰の稜線!

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鹿島槍ヶ岳の双耳峰もよく見えています。右手前に伸びた稜線上に見えるのが冷池山荘ですね。

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この角度からの剱岳カッコいいですねー! 今年も登りに行けなかったなぁ……。

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ちなみにこの日は35mm単焦点を付けたα7 IIを持ってきていて、ズームと広角はTG-5に任せています。画質差はいかんともしがたいですけど仕方ない。結局は殆どの写真を35mmで押し通してしまいましたが、意外となんとかなるかな?

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TG-5の広角。Pixel 3の方が絶対綺麗だ……
爺ヶ岳南峰、そしてその奥に見えているのが最高地点のある中央峰。

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鹿島槍にうっすら雲がかかり始めましたが、手前のカエデらしき黄色い黄葉が美しい。

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もうすぐ紅葉シーズンですね。

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駐車場から3時間半でこの景色、柏原新道かなりお特なのでは!?

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遠くに槍ヶ岳や奥穂高岳も見えています。

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爺ヶ岳山頂付近は雷鳥天国だった!?

爺ヶ岳南峰は巻くこともできますが、今回は爺ヶ岳が目的なのでもちろん山頂に登ります。

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あれ、登山道の真ん中に雷鳥さんがいる…… なんて無防備な子なのだろう(笑)

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オス&メスの2羽、時期的につがいという訳ではなさそうですが(?)仲よさそうに2羽でウロウロしています。山と高原地図によると爺ヶ岳山頂の周辺は雷鳥が多いみたい。

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オスくん。

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メスちゃんに案内されるように爺ヶ岳南峰山頂へ。稜線にはガスがかかり始めていますが、だから雷鳥たちが出てきたのかな?

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あっという間に真っ白。残念ながら山頂からの絶景には間に合いませんでしたが、まあ雷鳥たちも来てくれたことだし仕方ないですえね。この後、また別のオス雷鳥が現れました。

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ということでまずは爺ヶ岳南峰(2,660m)に登頂。

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続いて中峰へ。

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中峰も巻くことができますが、ここがこの日の目的地。

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やったー、爺ヶ岳中峰に登頂したよ!(虚無)

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こんな写真を撮ってたらポロッとカメラを落として、斜面を10m以上転げ落ちていった話はTwitterで散々したのでもういいですね(バラバラになったかと思ったら、ほぼ無傷だった…… 謎)。

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午前中の9時に食べるのは昼食か、2度目の朝食か!? セブンイレブンの「とんかつサンド」、カラシが効いていてなかなか美味い(552kcal)、これはまたリピートしたい。炭水化物、タンパク質を兼ね備えたカツサンドはなかなかいい山飯な気がします。

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写真は1切れ食べた後の半分です

北峰ピークは登山道が通ってないようですが、せっかく来たのでピークの下あたりまで行ってみよう…… と歩いていったら、またまた雷鳥さんがいました。今度はオスが2羽とメス1羽、爺ヶ岳の山頂付近だけでもう6羽目です(やはりE-M1 MarkIIと12-100mmを持ってくるべきだったか!?)

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横目に通り過ぎていく登山者もいますが、私は雷鳥大好きなので何度見ても飽きませんし、ずっと見ていたい(笑) 他にも見えないハイマツの影から鳴き声が聞こえてきたりと、本当に多いんですねえ。

北峰の北側に回り込んでパチリ。少し前から霧雨も降っていますし、ここで引き返すことにしましょう。

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濡れた草花を撮ったり雷鳥の鳴き声に耳を澄ませつつ、真っ白な稜線を戻ります。

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再び種池山荘、柏原新道をひたすら下りる

種池山荘はピザが名物みたい? 美味しそうでしたが、食べたばかりでお腹も減っていないので下山します。暑かったらピザ&ビールを決めて、のんびり酔い覚ましってのもいいのですけども。

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まあ、こんなお天気なので…… 11時に(稜線からの)下山開始。

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登りで見落としていたらしい「黄金岬」。

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13時、種池山荘から2時間で登山口まで下りてこられました。

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朝方は気付きませんでしたが、川の向こうに大きな駐車場があったんですね。

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登山口周辺の駐車場事情が詳しく載っている看板。

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スタートからの行動時間はWSD-F30のYAMAP計測で8時間45分でした。山頂での天気が良ければ写真を撮ったりでもう少し長くいたと思いますが、これぐらいの行動時間で北アルプスの日帰り登山が楽しめて良かったです(この後、温泉や帰りの運転などもありますし)。

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北アルプスの入門ルートというと、合戦尾根からの燕岳やリフトが使える八方尾根からの唐松岳がお馴染みですが、この笠原新道からの爺ヶ岳もなかなかにナイスなルートだと感じたこの日の山行。

もちろん本当に初心者の人や山を歩き慣れていないとコースタイムはもっと余裕を見た方がいいですし、公共交通を利用するとスタート時間も遅くなってしまうので、無理して日帰りをするよりも種池山荘泊まりでゆっくりと歩くのも良いと思います。
柏原新道の詳細情報は種池山荘(冷池山荘・新越山荘)のホームページなども参考にしてください。

温泉、吉田のうどん

下山後の温泉は、種池山荘で割引券(大人700円→500円/5名まで)を貰った「湯けむり屋敷 薬師の湯」へ。扇沢からは最も近く、連休最終日に長期の縦走を終えた登山客が人間に戻るために集まる日帰り温泉ということで、下駄箱周辺や脱衣所はそれはもう大変なことになっていましたが、まあこちらもそんな登山者の1人ですしね(でも、知らずに来た一般客はさすがに驚いたと思う)。

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観光地の日帰り温泉ということもあって、お風呂も洗い場も広く、水に近いぬる湯(30度ぐらい?)の浴槽はとても気持ち良かったです。

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夕飯はちょっと運転を頑張って、中央道の初狩パーキングまで移動してしまいました。だって大好きな吉田のうどんを食べたかったので。

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大月から八王子まではお約束の中央道渋滞に捕まりますが、連休最後にしてはそこまで悲惨なことににはならず、自宅に辿り着くことができました。

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パーゴワークスのバリバリ財布「TRAIL BANK-M」を登山用に使っています

昨日のBUDDY 22に続いてまたまたパーゴワークス(PaaGo WORKS)の製品を紹介します。今回は登山用の財布として使っている「TRAIL BANK-M」です。

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パーゴワークス TRAIL BANK-M

登山中に使う財布として普段用とは違う財布を用意している人は結構いると思うのですが(?)、これまでモンベルやCHUMSのアウトドア向け財布を使ってきた私が現在使っているのが、パーゴワークスの「TRAIL BANK-M(トレイルバンクM)」です。

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iPhone8と近いサイズ? 右は以前使ってたCHUMSのコインケース(これも便利!)

二つ折りのいわゆる「バリバリ財布」で、同社のBUDDY 33やSWING-Lで使っているダークベージュと同色で揃えたくなって、前回の冬山シーズン中に買ったものです。

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耐久性、撥水性のある330DのRobicナイロン素材…… って昨日も同じようなこと書いたような(笑) ちなみに色違いモデルだとさらに高耐久性のある「X-Pac」が使われているものもありますが、価格はどちらも同じ3200円(税別)となっています。

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「TRAIL BANK(トレイルバンク)」というネーミングにかけて、(トレイルでいつでも使える)「世界最小の銀行」を売り文句にしていますが、この辺のユーモアのセンスに関してはちょっとよく分かりませんね(マジレス)。

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耐久性のある素材でアウトドアでも便利に使えるお財布ということですが、雨に濡れたら横から水が入る作りなので油断は禁物。お札や紙類の水濡れを防ぎたいならば、アウトドア最強財布は軽くて完全防水、中身の見えるジップロックなのは揺るぎのない事実です。

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ジップロックフリーザーバッグS50枚入

ジップロックフリーザーバッグS50枚入

……なんて身も蓋もないことを言ってしまうと話が終わってしまうので、引き続きTRAIL BANK-Mを見ていきましょう。

必要十分なカードが収納できる二つ折り財布

二つ折りを固定しているバリバリ(面ファスナー/マジックテープ)は「片手でオープン可能なQUICK FLAPコンセプト」だそうです。確かにバリバリ財布にしては軽い力で開けやすくなってますが、その後中野お札やカードまで片手で取り出すってことはないので、片手アピールって必要でしょうかね。

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この後、片手でどうするのだろうか……

二つ折りを開くと札入れの手前側にカード仕切りが2箇所…… のように見えて、実はカードスペースの裏側にもカードが入れられるようになっています。
札入れはネパールで札束レベルで現金を持ち運ぶことになってしまったのですが、現地通貨のルピー札で20枚ぐらいならなんとか収納することができました。

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札入れの奥にもカードが入るスペースがあって、なるべく濡らしたくない、保険証、免許証のコピーはこの部分に入れておきます。

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最近はクレジットカードが使える山小屋などもありますし、緊急用としてクレカを1枚入れておくと何かと安心ですね。やはりVISAが一番確実でしょうか(普段は家用でAMEX、個人用にMASTERです)。

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カード類の収納は公式サイトによると6枚が目安。私の場合はクレカ1枚、jRO会員証、保険証と免許証のコピー、緊急連絡先のカードなどを入れてあります。

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免許証の本体は基本車に置いて行くのですが、そういえば公共交通登山だと自宅を出る際に、カード類をどこまで財布に入れていくか結構迷ったりしますね。遠方や長期だとクレカも2〜3枚は念のため持っていきたくなりますし、なんなら普段の財布と山用の財布を両方持って行ったりと無駄なことをしてしまったりとか(やはりジップロック最強では?)。

外側にはコインケースとキーホルダー

小銭入れが外側に独立しているのは登山用の財布として嬉しい仕様です。トイレの協力金などで頻繁に使いますし、必ず1000円分以上の100円硬貨は入れておくようにしています。小銭入れのジッパーを閉め忘れて、小銭をばらまいたことが過去数度あるのでうっかりさんは注意しましょう。

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サイドにカラビナタイプのキーホルダーが付いているので、紛失防止としてウォレットチェーンを付けたりバッグのベルト、ループ類に固定しておくのもいいかも。

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エベレスト街道トレッキングの際は、メインの財布(日本円やドルを入れたもの)はバックパックの奥の方にしまって、現地通貨を入れたこのTRAIL BANK-Mをウォレットチェーンで服のジッパーやカメラバッグに固定して運用していました。

そして普段の山行ではカメラバッグのフォーカスの正面ポケットをTRAIL BANK-Mの定位置にしています。普段使いの二つ折り財布(よくある正方形のもの)を入れるとパンパンになってしまいますが、TRAIL BANK-Mならコンパクトなので、他にもティッシュ等を入れる余裕が作れます。

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小雨程度ならフォーカスが防いでくれますが、それなりの雨に降られた際は確実に雨から守ってくれるレインウェアの内ポケットなどに移動させるようにしています。

カードが少ないならもっとコンパクトなTRAIL BANK-Sも

TRAIL BANKシリーズにはさらに本体サイズが小さく、3つ折りの「TRAIL BANK-S」があります。当初どちらにするか迷ったのですが、現金やカードの他にロープウェイのチケットを入れたり、フリーランス稼業につき大事なレシート、領収書の収納を考えたら、Mサイズにしておいて正解だったかも。

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Via : TRAIL BANK | PAAGOWORKS

ジョギングやトレイルランニング(やったことないけど)のお供として使うなら、より軽量コンパクトなTRAIL BANK-Sも良さそうですね。

TRAIL BANK-S TRAIL BANK-M
サイズ 110×X65×10mm 120×90×10mm
重量 28g 45g
主素材 330Dナイロン/PVCナイロン 330Dナイロン/PVCナイロン
価格 ¥2800(税別) ¥3200(税別)

ということで、アウトドア最強財布のジップロックをあえてスルーしつつ、パーゴファン的にも使っていて満足度の高いTRAIL BANKの紹介でした。

ちなみに以前使っていたCHUMSのコインケースも、お札をそこまで持ち歩かないならシンプルで使いやすいです。「Eco Key Coin Case」の方は未だに奧さんがキーケースとして使っています。

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関連のありそうな記事

パーゴワークス BUDDY 22は日帰り登山からタウンユースまで活躍する軽量バックパック

昨年買ったパーゴワークス(PaaGo WORKS)のバックパック「BUDDY 33」がかなり良かったので、サイズ違いの「BUDDY 22」を今年の春に追加で購入しました。

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しばらくは(山の予定がなかったので)タウンユースで使い始め、最近はハイキングや日帰り登山用のザックとしても使っていますが、やっぱりいい感じなので紹介します。

2019年にマイナーチェンジした新型「BUDDY 22」

BUDDYは2018年に登場したパーゴワークスのバックパック。22LサイズのBUDDY 22と33LサイズのBUDDY 33の2サイズ展開でしたが、2019年の春にマイナーチェンジ。従来のダークベージュに、新カラーとしてアーバングレーが加わりました。この新色がなかなかに格好いいのです!

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BUDDY | PAAGOWORKS

  • 「BUDDY 22」
  • 価格:¥15,000(税抜)
  • サイズ:500 x 250 x 200
  • 容量:22L
  • 重量:640g
  • 主素材:ナイロン 330D PUコーティング
  • カラー:ダークベージュ/アーバングレー
  • パーゴワークス公式のブロダクトムービー(BUDDY 22)

BUDDY 33は30Lクラスよりもひとまわり容量に余裕がありそうなザックで、私は夏冬の日帰り登山から、夏山のテント泊まで使っていました。詳しくは昨年書いたこちらの記事にて。

BUDDY 33は万能で使えるザックですが実際は40Lクラスの収納力があるので、上高地のハイキングやコンパクトな装備で日帰り登山する際などもっと小さなザックがあってもいいなと、今年の5月にBUDDY 22のアーバングレーを購入しました。

昨年のBUDDYシリーズで登場したダークベージュは、最近の登山ザックにはないキャンバス地ぽい色展開でシブイとは思っていたものの、冬山などでは妙に浮く色ですし正直アーバングレーの方が好きですね(笑) 20〜25Lクラスのバックパックは今まで持っていなかったので、この色味は普段使いでも重宝してくれそうだなと。

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ちなみに同パーゴワークスのSWING-Lは普段使い用途の大きめサコッシュ的に使っているのですが、このダークベージュはかなりのお気に入り。

本体生地はBUDDY 33同様に330DのRobicナイロンという最近のパーゴ製品ではお馴染みのタフな素材を使っているようです。PUコーティングの撥水処理はそこまで強力ではないので、雨対策にはザックカバーなどを別途用意しておくといいでしょう。

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BUDDY 22各部をチェック

BUDDY 22はBUDDY 33といくつかの共通するコンセプトはあるものの、作りに関しては単純なサイズ違いではなく完全に別モノ。BUDDY 33との比較はあまり意味がないので、BUDDY 22という単独のバックパックとして紹介して行くことにします。

止水ジッパーの廃止は残念ポイント

まず、2018年モデルからの変更点として各部のジッパーが止水タイプのジッパーになっていたものが、2019年モデルは通常のジッパーに変わってしまいました。開閉時のスムーズさを重視した変更のようですが(?)、個人的にはそこまで使いにくいと感じてなかったんですよね。むしろ少しでも浸水を防いでくれる止水ジッパーは有り難かったので、これは正直残念な改悪ポイント。

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特にBUDDY22はBUDDY33のような雨蓋が付かないデイパックタイプなので、ちょっとシャワーの水を当てただけでもすぐにジッパー部分からトップポケットやメインコンパートメント内への浸水が始まってしまいました。せっかく撥水性のある素材でも、ジッパー部分から簡単に水が入ってしまうようでは、軽い雨でもザックカバー等に頼らなくてはいけません。

7字に大きく開くメインコンパートメント

メインコンパートメントの開口部を見ていきましょう。逆L時というか数字の「7」のような上部から片側(右側面)にかけてばっくりと開く面白いジッパーの付き方になっています。

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全開にするとかなり深い位置まで開くので、底の方の荷物も取り出しやすくなります。普段使いをしていたときは、カメラ用インナーボックスを入れて使っていましたが、カメラなどを取り出す際にもこの大きく開くジッパーが便利でした。

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メインコンパートメントの背中側には、ハイドレーションや普段使いではノートPCなどを入れられるスリーブ(バックポケット)付き。PC保護用の緩衝材などは入っていませんが、背中側にはクッションが入っているのでバッグ側に荷物を入れてしまえば、まあ大丈夫でしょう。

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11インチMacBook Airはすっぽり入りますが13インチノートはギリギリ

上部には小さなポケットも用意されていて、私は予備スマホやポケットディッシュ等の小物入れにしています。前述の通り、雨が染みたらトップポケット同様に真っ先に濡れてしまう場所なので、中身はジップロック等で保護しておくといいでしょう。

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使い勝手のよい各部ポケット

横に大きく口が開くトップポケットはBUDDY 33同様に同クラスではかなり大きめ。頻繁に出し入れする小物と行動食他を余裕で突っ込んでおけるので助かります。

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フロントポケットはすぐに取り出したいアウターや座布団などを突っ込んでおくのに便利。エマージェンシーキットなどもこのポケットの奥に突っ込んでいます。

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フロントポケットの蓋でもあり、全体のサイズを調整できるフック状の留め具については、使いにくいとの声もあるようですが個人的には比較的アリ仕様。確実に固定できて、勝手に外れるようなこともありません。サイドリリースのバックルなどと比べても、グローブ装着時でも使いやすいと思います。

サイドポケットは背負った状態からでもノールックでアクセスしやすい角度と広さがあるので、ペットボトルや行動食のゼリー飲料などを入れておいて、そのままゴミ入れ的に突っ込むこともできて便利。通常、片側には畳んだトレッキングボールを突っ込んでいます。

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ギアループベルトは外れにくいものに改良

2018年モデルのBUDDY 22には付いてなかった両サイドのコンプレッションベルトが1組ずつ付属するようになりました。BUDDY 33同様にボディ側のスリット状のギアループ(スリット自体は2018年モデルからありました)を使い好きな位置に取り付けて、サイドのコンプレッションを行えます。ベルトの留め具形状も改良されて、外れにくくなっています。

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ちなみに店頭在庫でこのベルトのみがよく盗まれるらしく、新宿の石井スポーツ(ビックロ店)のものは店頭からベルトが消えていて、在庫を出して貰いました。知らずに買ってしまうと切ない思いをするので、何か出荷時に対策がされているといいのですが……。

あとは単品でのアクセサリ販売もして欲しいですね。

幅広で肩が痛くならないショルダーストラップ

ショルダーストラップ(ショルダーハーネス)は幅広タイプで、BUDDY 33でも感じていましたが肩への食い込みがなく長時間背負っても痛みなどが出ることはありません。また、BUDDY 22は小型ザックということで、ロードリフトストラップは付いていません。

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ストラップへのキャプチャーV3(ピークデザイン)の装着はギリギリではありますが、キツいようならば幅が狭い位置で一度ネジを止めてから動かしてあげれば問題はありません。

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ストラップにはD環が付いているのでマムートのボトルホルダーも付けています。

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そういえば、BUDDY 33のショルダーストラップの長さ調整ベルトは、少々不思議な仕様になっていましたが、BUDDY 22はごく普通の調整ベルトになっています。そういえば2019年モデルのBUDDY 33を店頭で見たらこの部分がBUDDY 22と同じ仕様になっていましたね。以前のタイプは使っているうちにベルトがひっくり返ったりと、微妙だと感じていた部分なので、ここは改良ポイントだと思います。

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フォーカス、スイング、パスファインダーが取り付けやすい専用ループ

パーゴワークス製品なので、同社のチェストバッグ「パスファインダー(PATHFINDER)」「スイング(SWING)」「フォーカス(FOCUS)」をぶら下げるアタッチメント専用のループがあります。

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最近、フォーカスはこの両吊りの携行をせずショルダーストラップの斜め掛けが多いのですが、下山時はこの方が安定するのでアタッチメントは全てのバックパックに装着しています。

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そういえばフォーカスがマイナーチェンジしているのに気付きました?(紫パーツがなくなった) こちらは買い足したばかりなので、近日中にブログで紹介予定です。

バックパネルとヒップベルト

バックパネルは着脱式になっているので、外して乾かしたり洗うことが可能。

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BUDDY 22のヒップベルトは細いベルトのみの簡易なもの。腰に重量を乗せられるタイプのザックではないですし、取り外すことも可能です。私はなんとなくクセで使っているのですが、サイズ的にも肩だけで背負える重量で使うザックでしょう。

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BUDDY 33にはしっかりと腰で支えるヒップベルトが付いていますが、どちらも着脱可能な点は共通だったりしますね(?)。

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5kg〜10kg未満の軽量パッキングに丁度いいバックパック

本体重量は640gとそこそこに軽量です(BUDDY 33が1100g)。私の場合、最近の日帰り装備でBUDDY 22込みのベースウエイトが5〜6kg程度、夏場は水が1.5〜2L(kg)で7〜8kg程度といった感じでしょうか(カメラ別)。ショルダーストラップにカメラを装着して、フォーカスでもう1台カメラを吊り下げた場合で、恐らく10kgぐらいですかね。

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BUDDY 22のメインコンパートメントに入れてる荷物

BUDDY 33を使っているときと基本装備は大きく変わりませんが、本体サイズが小さい分、多少の軽量化と本体重量の差で全体で1kg前後の軽量化ができました。

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先日、谷川岳に行った際の基本装備がこんな感じ。ここに水と食料が加わりますが、バックパックはパンパンにはならない程度で日帰り登山には丁度いいサイズ。カメラは基本外付けの携行スタイルになり、ザック内には頑張れば1台入れられるかなといったところ。

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BUDDY 22のトップ、フロント、サイドポケットの荷物

上高地ハイキング等ならもう数キロは減らすことも可能だとは思いますが、ヒップベルトのないザックで8kg背負って6〜9時間程度の行動時間で負担を感じることもないので、なかなかに重量配分は優秀だと感じます。
ちなみに普段使いだとそこまで荷物を詰め込むこともありませんし(PC、カメラ、書類、上着程度)、アウトドア用ザックにしてはスッキリした外観に、ヒップベルトも外せるので電車などで邪魔になることもありません。

ザックの購入時にはフィッティングは必須、私は新宿のMt.石井スポーツ(ビックロ店)で購入しましたが、Amazonでも返品無料を利用すれば自宅フィッティングが可能です。

PaaGo WORKS(パーゴワークス) BUDDY 33 バディ33 HP-902 ダークベージュ

PaaGo WORKS(パーゴワークス) BUDDY 33 バディ33 HP-902 ダークベージュ

パーゴワークス製品の関連記事

夏の谷川岳・西黒尾根を登って天神尾根から下山する日帰り山行

9月最初の日曜日(9/1)、群馬県の谷川岳に登ってきました。

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登りは西黒尾根から、下りは天神尾根を歩き天神平からは谷川岳ロープウェイを使って下山しました。

初めての夏の谷川岳は西黒尾根から

谷川岳はこれまで3度来たことがあるのですが、どれも冬期の天神尾根ばかり(一度は天候不良により肩の広場に出る前に引き返し)。ロープウェイを使って標高1319mまで稼げる天神尾根は、雪山の入門ルートとしてもお馴染みですが、実はまだ夏の谷川岳には一度も登ったことがありませんでした。

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夏山シーズンの谷川岳に登るなら、週末は7時から運行(平日は8時スタート?)している谷川岳ロープウェイは使わず、早朝の西黒尾根を登ってみたいと考えていました。というのも同じルートを8月の頭に登っている方々をTwitterで見ていて(その頃はなかなか山に行けない状態だったこともあり)とても羨ましかったのですよね……。


ちなみに、20kg背負って西黒尾根は結構ヤバいと思うので真似してはダメです(笑)

西黒尾根は天神尾根に次いでメジャーな谷川岳の登山ルートで、日本三大急登にも数えられる急な登りがあるのだとか。標高差1200mほどをコースタイム4時間(山と高原地図より)で登るルートです。
地図を確認すると多少の抑揚はあるものの、平均的に等高線の詰まった尾根沿いの登山道で、ダラダラとした箇所がなくてなかなか登り甲斐がありそうなルートです。

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西黒尾根の北側を並行して途中から合流する巌剛新道ルートが、前半が沢沿いの比較的緩やかな登りから、中盤からの西黒尾根以上の急登へと大きな変化が付くのに対しても、西黒尾根の平均的な斜度はペースが作りやすそうです。

夏山シーズンかつ有名な日本百名山ですし、それなりに混雑する可能性もありそうです。なるべく日の出時間の少し前からスタートできるようなスケジュールで(混雑避けと涼しい時間帯に歩く目的)、都内の自宅を未明の2時ぐらいにスタート、中央道から圏央道を経由し、関越道の水上インターを目指します。

受付にはまだ誰もいない谷川岳ベースプラザに車を停めたら薄明かりの駐車場で準備。谷川岳ベースプラザから少し下った所にある駐車場は確か無料?だったと思いますが、週末のベースプラザは駐車料金500円を後で支払うシステム。それでも十分に安いですけどね。

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谷川岳ベースプラザ、エレベーターホールのトイレは夜間も開けていてくれるようなので、出発前に用を足すことができます。大変ありがたい。

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夜明け間近に西黒尾根登山口からスタート

4時半過ぎに谷川岳ベースプラザを出発、10分ほど舗装路を歩くと西黒尾根登山口に到着します。この日のみなかみ町の日の出は5時14分。そろそろ薄明になっている時間帯ですが、樹林帯の中はさすがにまだ暗がりなので、ヘッドライトを付けてのスタートです。

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しばらくは足下の泥濘んだ登りが続きます。雨でも降ったのかと思ったら、水場からの水が登山道を伝っていたようです。その後は足下もすっかり乾いていました。

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徐々に明るくなってきました。三大急登といっても登り始めから強烈な斜度がある訳でもなく、適度な急登(?)で気持ち良く標高が上がって行きます。

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そして何がありがたいってこの日とにかく気温が涼しく、夏山的な暑さに苦しめられることもなく、樹林帯の登りを楽しむことができます。そういえば、警戒して念入りに虫除けを塗った割にはアブやブヨも少なかった気がします。

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基本曇り空のお天気ではありますが、たまに雲の合間から青空が見えます。

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天神平が見えました。あそこの標高は1320m、まだ見上げている角度なので、もう少し登らないとロープウェイ分の標高は稼げないようです。それでも既に500mくらいは標高を上げていて、高度計の数字がグングン上がるのが急登の面白さです。

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しばらく樹林帯を登って行くと、植生が徐々に灌木中心となり、岩やクサリ場が登場します。

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まだお花も少し咲いていました。

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森林限界を超えて見晴らしのいい西黒尾根を行く

難しい岩場ではありませんが、大きな岩が並んでいて、青緑っぽい色の岩はとてもよく滑ります。下りに使うにはちょっと気を使いそうですし、雨の日はスリップ多発になりそうです。

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最初のクサリ場を抜けた所で、谷川岳山頂の双耳峰(左からトマノ耳とオキノ耳)がよく見えました。この日は一日中曇り空だったものの、天神平に戻るまで谷川岳の山頂はずっと見えていました。

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青空とお日様は少々恋しいものの、登りが快適な涼しさはこのお天気のおかげでもありますからね。

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森林限界から上、西黒尾根の尾根筋が見えて来ました。正面に見えて居るコブ状の小山がポコポコと続くあたりが「ラクダの背(ラクダのコブ)」でしょうか。

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コブの合間にもちょっとしたクサリ場が登場します。

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それにしてもこの日の西黒尾根は日曜日だというのにガラガラで、たまにペースの速い登山者に追い抜かれる程度。夏山シーズンが一段落して、世間的には夏休み明けの9月1日。紅葉シーズンはもう少し先ということで、丁度山が一端静かになるタイミングだったのかもしれません。

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少しだけ雪渓が残っているのがマチガ沢でしょうか。

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ラクダの背(ラクダのコブ)。この小山のことだけを差すヒトコブラクダか、手前のコブからのフタコブラクダか?

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ラクダのコブから少し下りた鞍部(ラクダのコル)で巌剛新道と合流します。紅葉シーズンに来ることがあったら、マチガ沢沿いに登る巌剛新道を歩くのも良さそうです。

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ここから先は岩場中心のルート。歩きやすいコース取りが丁寧にマーキングされているので、それ通りに行けば特に難しい所はないと思います。クサリはないので、下りに使う場合は注意が必要かも。

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ラクダのコブを振り返って。とても綺麗な三角の尾根筋ですね。雪が付いたらどんな感じなのだろう。

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去年、3度も(2月、3月、12月)雪の中歩いた天神尾根。今年の冬も来ることになるでしょうか。実際に歩いてみると、冬の西黒尾根を登るのはまだ厳しそうな気がします……。

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なんだかドラマチックな光が差してきたような……? 正面を登ってくるのは妻。鳥海山ではかなりヘバってましたが、だいぶ調子を取り戻してきたみたい。

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この辺りが「ガレ沢の頭」かな? 山頂が近づいてきました。

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ひとやすみ。

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このモコモコが「ザンゲ岩」ですかね?

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ザンゲ岩越しの天神尾根。天神尾根の方のポッコリは「天狗の留まり場」でしたっけね。

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肩の広場の標識が見えてきました。

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「天神尾根」「西黒尾根」「肩の小屋」「谷川岳」を示す道標だったんですね。

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冬はこんなやつ。道標というか十字架的なオブジェかと思ってました(笑)

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谷川岳肩ノ小屋は後ほど立ち寄ることにして、まずは山頂へ。

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谷川岳山頂、トマノ耳とオキノ耳

8時10分、双耳峰の手前側「トマノ耳」(1963m)に登頂です。三頭三角点があるのはこっちの耳。

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トマノ耳から天神尾根方面。

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続いてあちらの「オキノ耳」へ向かいます。

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両耳の鞍部からトマノ耳とオキノ耳それぞれを見上げるとカッコいいんですよねー。

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標高が少し高い方の「オキノ耳」(1977m)。間は10分ぐらいです。

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山頂にナナカマド、秋の谷川岳も良さそうですがきっと混むのだろうなぁ……。

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谷川連峰の主稜線が伸びる西側、毎度広角で撮りがちな大好きポイント。

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西黒尾根、適度に登りが続いてダラっとした所がなく、コースタイム的にも日帰りに丁度いいコンパクトさでとても楽しいルートでした。近所にあれば、トレーニングを兼ねて定期的に歩きたいぐらい?

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ちなみに山頂から見ると西黒尾根って歩きやすそうな尾根に見えるのか、天神尾根を登って来た初心者が「あれなら下りられそう?」と突っ込んだりするそう。登りから歩いてるなら兎も角、下りだけを西黒尾根というのは無茶なので止めておきましょう。

最近、日帰りでお湯を沸かしてラーメン作るのが面倒になってきたので(水も使うし)、ずっと行動食を食べてたり(ゼリー中心)菓子パン食べたりなのですが、セブンイレブンのおにぎりセット(から揚げと卵焼き付き)は悪くないと思います。

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気温は10度前後だと思いますが、風がちょっとあるのでレインウェアを羽織って丁度いいぐらい。ソフトシェルを着て行動する程の気候ではないですが、山頂などではさっと羽織れる風よけが何かしらあるといい季節です。

ガラガラだった山頂も9時頃になると天神尾根組が登ってくるので、少し賑やかになってきました。

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それではそろそろ戻りましょうか。

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トイレを借りがてら、肩の小屋に来てみました。ここが営業しているのを見るのも初めて! せっかくなので冬は買えないバッジを買って行きます。

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そうか、谷川岳はヤマノススメ聖地なんですよね。

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下山は天神尾根から

帰りは天神尾根から下山します。時間は9時41分、まだまだこれから登ってくる人も多いので、登り優先で譲りつつのんびり行きましょう。冬期は最後の急登で息を切らしていた肩の広場の直下ですが、こんな歩きやすい階段になっていたのですね。

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「天神ザンゲ岩」なんてあるんですね。

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ここでまさかの雨、一時は結構降ってきましたが、結局レインウェア(オキノ耳を離れる際に片付けてしまった)を着るまでもなく徐々に止んで行きました。西黒尾根の下りで振られていたら、少しヒヤっとしたかもしれませんね。

クマザサがモコモコしていて茶畑みたい。

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ここも格好いいから下山時に足を止めて必ず撮ってしまう。万太郎山から仙ノ倉山、谷川主稜もいつか歩きたいものです。

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この急登は覚えてる。登りだと熊穴沢小屋の後、前回は新雪に埋まりまくって大変だった気が……(笑)

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熊穴沢小屋を過ぎたら尾根の北側のトラバース道が中心です。

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木道なども整備されていて、とにかく歩きやすい。

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ゴールの天神平が見えました。

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帰着は11時5分。早朝の西黒尾根はガラガラ、帰りの天神尾根もそれほどの混雑もなく、マイペースで夏の谷川岳を楽しむことができました。行動時間の割に、しっかり山歩きをした気分になれますし、やはり人気の山である理由がよく分かります。

天神平より。山頂、西黒尾根もまだよく見えています(水上を離れる頃には雲の中でした)。

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何故か天神平の南の空だけ青空が出ていました……(笑)

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谷川岳ロープウェイでらくらく下山中。片道利用の場合はJAFやモンベル割引はありません(1,230円也)。気持ち良く登ってロープウェイ下山、なんて贅沢なんでしょう。

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ベースプラザで下山ソフトクリームをキメる。

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ベースプラザに掲示されている谷川岳登山の注意など。

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山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山 (山と高原地図 16)

山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山 (山と高原地図 16)

山行ログと歩行ルート

この日もログ記録はPRO TREK Smart WSD-F30にて。最近、YAMAPを積極的に使ってまして、以前は非公開にしていたログも公開状態にしています(過去の分は少しずつ)。写真と山行記録は相変わらずブログがメインなので、詳細情報は引き続き当ブログでよろしくお願いします(笑)

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育風堂精肉店のソースカツ丼と湯テルメ・谷川

オキノ耳で食べたおにぎりセットは昼食というよりは2回目の朝食だったのでだったので、今度こそ本当の昼食です。昨年12月以来の育風堂精肉店ですが、あまりの混雑に驚きました……。

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順番受付のiPadがバリバリに活躍していて、案内まで30分以上は待ったでしょうか……。今まで冬しか来たことがなかったですが、夏期は平均的に混んでいるのか? 昼時だからか? この半年ちょっとで人気が急上昇したのか? 周囲を見回すと明らかに登山やアウトドア帰りっぽくない(ラフティングにも見えない)服装のお客さんばかりなのですよね。

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私はソースカツ丼、妻はブラートヴルストセット(色々なソーセージのセット)を注文しました。

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これまでリブボーンステーキ、ローストポーク、そして普通のカツ丼と食べてきまして、どれも美味しかったですが今回頼んだソースカツ丼(930円)がコストパフォーマンス込みでは一番アタリかも!?

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細長い大きなカツ(ヒレカツ?)がゴロゴロと入ったソースカツ丼。サラッとしたソースに潜らせてあって、味は駒ヶ根のような甘いソースでもなければ、そこまで辛い系でもない絶妙の塩梅。

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これならご飯がいくらでも行けそうですが、そこまで空腹だというほどではなかったのでご飯大盛りにはしていません。まだ運転も残っていますしね。

食事の後は高速に乗る前に温泉へ。そういえば谷川岳の帰りに温泉に入るのは今回が初めてです。以前、Twitterで教えて貰った、育風堂からも比較的近い谷川温泉「湯テルメ・谷川」へ。町営の温泉施設で、なんと源泉が3つもあります(浴場に入って初めて知りました)。

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ぬる湯が2種類(アルカリ性単純温泉と塩化物温泉)にアルカリ性単純温泉の少し熱めのお湯。露天風呂は広々ですし、渓流が見られる展望台付き。登山後の温泉については体を温めるだけでなく、本当は筋肉のクーリングが必要なんて最近どこかで読みましたが、あの体温とほぼ同じぐらいのぬる湯は(クーリング効果があるかはともかく)なんとも気持ち良かったですね。

湯テルメ・谷川についての詳細は、月山ももさんのこちらの記事が詳しいです。

育風堂の盛況ぶりが嘘のように、こちらはお風呂も休憩所も空いていて(結局、夏のみなかみは混んでるのか空いてるのか?)、風呂上がりものんびり休憩してから出発。関越、中央道とダブルで渋滞に巻き込まれたものの、明るいうちに無事帰宅できました。

関連のありそうな記事

混雑とは無縁で登れる富士山もある!? 不人気? キツい? 御殿場ルートで登る富士登山の良さと注意点など

一部の富士登山が抱えるオーバーツーリズム問題。個人的は時間帯による入山規制や、ある程度の入域料(入山料)の強制徴収も必要な時期なのでは…… と考えますが、山小屋、観光業、自治体…… それぞれに見方も利害も異なるでしょうし、なかなかすぐには解決しない問題かもしれません。
(ただし、必ずしも富士山の混雑状況は昔に比べて悪化している訳でもないようです

私自信、富士登山の経験はこれまで2回のみなのですが、そんな我が家の富士登山は混雑や渋滞とは無縁。日帰りの弾丸登山でもなければ、山頂ご来光も目指すこともなく、朝は山小屋の前でご来光を眺めてから、このような殆ど人の姿のない登山道で山頂を目指しました。もちろん夏山シーズン中です。

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富士山七合目あたりを歩く妻

歩き始めからしばらくが単調で退屈なことを除けば、よく言われる富士登山へのネガティブなイメージもありませんし(「渋滞酷すぎ」「富士山は1回登れば十分」等)、タイミングが合うならば何度でも登りたいと思っている位です。そんな私が今回紹介するので御殿場ルートの富士登山です。




富士登山ルートの中で最も空いている御殿場ルート

富士山を五合目から登る一般的な登山道は山梨県側に2ルートと静岡県側に2ルートあって、山梨県側から富士山頂を中心とした時計回りに「吉田ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」と名前が付けられています。一合目や海抜ゼロメートルから登りたい人は、自分で調べてください。

via: 登山口と登山ルート|登山の前に必ず知っておくこと|富士登山オフィシャルサイト
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富士山に登る登山客の大半(半数以上)が利用するのが山梨県側の吉田ルートです。登山口がある富士スバルライン五合目の標高は2305m、そこから登り6時間、下り4時間をかけて(コースタイムはあくまで目安)富士登山を行います。
静岡県側の富士宮ルートは登山口が標高2380mと最も高く、吉田ルートの次に人気のルートです。須走ルートは登山口が1970mと少し低いこともあって、さらに人気は下がりますが、八合目から山頂までは吉田ルートと合流して歩くことになるので、混雑と無縁とは言えません。
環境省_富士箱根伊豆国立公園_富士山登山者数調査結果

そんな中、私が富士山や宝永山(富士山を構成する火山の1つ。富士山中腹にある巨大な火口が目印。日帰りで登るのに丁度いい山です)に登る際に毎回利用しているのが「御殿場ルート」です。

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五合目の標高が1440mと4ルートの中で最も低いところからのスタートになるので、結果的に登る距離(標高差)が長くなり、富士登山ルートの中では一番不人気…… つまり登山者の少ないルートとなっています。ちなみに私が初めて御殿場ルートで富士山に登った日はこんな状態でした。

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五合目〜六合目付近を歩く私(妻撮影)

2017年の夏シーズン、吉田ルートの登山者数が172657人だったのに対して、御殿場ルートの登山者はなんと1桁少ない18411人だそうです(富士宮ルート70319人/須走ルート23475人)。

この数字だけを見ても御殿場ルートが混雑と無縁のルートだと想像できるかと思いますが、もちろん空いているからと良いことばかりでなく、人によってはオススメできない要素も色々とあるので、今回はその辺も併せてご紹介します。

富士登山オフィシャルサイトより。
「<御殿場ルート>
 混雑日でも人が集中・混雑することはほとんどありません。」
←!!!!!

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via: 混雑を避けて、安全・快適な富士山へ|お知らせ|富士登山オフィシャルサイト

御殿場ルートのここが最高!

登山道が空いてる

とにかくこれに限ります。私が富士山に登るのが毎回9月の閉山直前ということもありますが、とにかく御殿場ルートは空いてます。ペースの異なる登山者の追い抜き/抜かれがたまにある程度で、タイミングによっては、視界の中に自分たち以外の登山客が居ないこともよくありました。

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さすがに7〜8月のベストシーズンはもう少し登山客がいるとは思いますが、マイペースで夏山シーズンの富士山に登りたいなら御殿場ルートが一番でしょう。

高山病になりにくい?

吉田ルートや富士宮ルートが2300m台とかなり高い標高からスタートすることもあり、人によってはいきなり歩き始めると高山病の症状が出てしまうこともあるようです。一般的に登山口のある五合目に到着してから1時間程度は高度に体を慣らした方が良いと言われていますが、御殿場ルートの五合目は1440m(上高地よりも低い標高です)。なんとスタートから2時間以上も登山道を歩いて、ようやく吉田ルートの登山口と同じ標高に辿り着くのです……。

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御殿場口の駐車場から見上げた富士山。これを全部登ります……

これなら高度に体を慣らすまでもなく、駐車場に車を停めて、準備が完了したら出発OK。どこまでもマイペースで始められるのが御殿場ルートです。

御殿場ルート山頂から剣ヶ峯がすぐ

吉田・須走ルートから登った場合、山頂の鳥居(3710m)をくぐってから、最高地点である標高3776mの剣ヶ峯まで火口の周りを半周(約45分)歩く必要があります。一方、御殿場ルート(と富士宮ルート)から登った場合、剣ヶ峯は山頂鳥居から目と鼻の先です(15分くらい)。

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あとはこの「馬の背」と呼ばれる最後の坂道さえ登れば、そこはもう日本最高峰地点。

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宝永山がカッコいい!

宝永山は富士山を構成する火山の1つ(側火山)。富士山の東側に大きく口を開けた宝永第1火口は、新幹線から見える富士山右肩の大きな穴としてもお馴染みでしょう(?)。そんな宝永山の山頂は標高2693m地点にあって、御殿場ルートの6合目からは30分程で寄り道することができます。

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宝永山山頂(2693m)から眺めた宝永火口と富士山

私はこの宝永山に御殿場ルートの下りに寄り道したり、御殿場口から御殿庭などを経由して、宝永山の3つの火口(第1火口意外にも2つの火口があります)を巡るルートを歩いたこともありますが、巨大な宝永火口越しに眺める富士山はちょっと他では見ることができないダイナミックな光景です。

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下りの大砂走りがめちゃくちゃ楽しい

御殿場ルートのお楽しみといえば下山ルートの大砂走り。名前の通りフカフカな砂礫の斜面を一気に駆け下りることができる下山専用のルートで、宝永山のある標高2700m辺りから(砂走自体は3000m弱から)1900mまでを30分程度で一気に駆け下りることができます。

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山の下山で走るなんてトレランでもなければ(しかも普通の重量のザックを背負っていたら)危険で仕方ありませんが、大砂走りは足を取られないフカフカの砂で、しかも道幅の広い下山専用ルート。

なんならこのために、宝永山に登るのもアリです!? 富士登山駅伝の当日に宝永山に登った際には、大砂走りをダッシュで駆け下りて派手に転びながらタスキを繋ぐ選手たちの姿を見ることができました。

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  • 富士登山駅伝は富士山の麓と山頂を往復する駅伝大会。自衛隊チームがチート過ぎて、第30回から自衛隊の部と一般の部が分けられたエピソードを持つ

ちなみに大砂走りでは普通の装備では靴の中に大量の砂が入ってしまうので、ゲイター(スパッツ。できればロング)が必須。あとは砂埃も激しいので、マスクやバフ等のネックゲイターがあるといいでしょう。もちろん走らずにマイペースで歩いて下りたっていいのですけども。

追記:大砂走りを登らないこと!

御殿場ルートは登りの登山道と下山道(大砂走り)、物資運搬用のブルドーザー道が交差するポイントが2箇所ほどあるのですが、うっかり大砂走りに迷い込むと足下がアリ地獄状態で、全然登れずに苦労します(我が家も最初の富士登山の際にやってしまいました……)。正規ルートを示す道標は立っていますが天気が悪いと見落とすこともあるので、そこだけは特に注意しましょう。

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うっかり登ってしまうと途中から正規の登山道に戻るのも苦労しますし、なんだか歩きにくい道に入ったなと思ったらすぐYAMAP等のGPSマップで現在位置を確認するといいでしょう。

マイカーで登山口までアクセス可能

夏山シーズン中の富士山3ルートは環境保全や渋滞緩和の目的から、登山口のある五合目までのマイカー規制がされているのですが(バスを利用することになります)、登山客が少ない御殿場ルートだけはなんと五合目の駐車場までマイカーでのアクセスが可能です。

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これまで9月に2回、8月に1回(宝永山登山で)利用していて、ガラガラの日もあれば多少混雑している日もありましたが、駐車場は毎回普通に停めることができています。

他の山と同じように自分のタイミングで登山口までマイカーでアクセスして、空いている登山道をマイペースで歩く。一度この快適さ(というか当たり前?)を味わってしまうと、少々他の不便があろうとも他のルートで富士山に登ることに抵抗すら感じてしまいます……。

御殿場ルートを登る際の注意点

さて、混雑が苦手な私にとって空いてるだけで最高な御殿場ルートですが、誰にでもオススメできる訳ではありません。以下は御殿場ルートの富士登山を検討する際に、絶対に知っておいて欲しい注意点です。

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長い!

他の登山口よりも500〜1000m近く自力で標高を稼ぐ必要がある御殿場ルート。歩く距離もそれだけ長くなりますし、時間もかかります(登りだけで他ルートよりプラス1〜2時間)。当然、それなりの体力も必要になるので、長時間の山歩きに慣れていない登山初心者はやめておきましょう。山小屋を利用した場合でも、2日連続で6時間近く行動することは覚悟しておく必要があります。

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2時間歩いても他ルートの登山口同等、という現実に耐えられるか!?

我が家は2回とも小屋泊で登っていますが、特に初心者が日帰りや弾丸スケジュールで挑戦することは一切オススメしません。次の項目でも書いてますが御殿場ルートは山小屋が少ないので、予定を変更して急遽小屋泊…… という場合でも、すぐに小屋にたどり着けるとは限りません。

山小屋、トイレがとにかく少ない!

各合目ごとに山小屋がある他ルートに対して、御殿場ルートの山小屋は7合目の「わらじ館」と「砂走館」、8合目手前の「赤岩八合館」しかありません。

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つまり、スタート直後の大石茶屋から標高差1500m、行程5〜6時間は山小屋もなく、水場もトイレもありません。体調不調の際に休憩したくても休憩所、救護所なんてありません。わらじ館のある7合目まで余裕を持って歩けるだけの飲料水、行動食の携行は必須です。

これらの注意点を読んで「御殿場ルートはちょっと心配かも? 」と感じた方は、無理をせずに記事後半で紹介している「プリンスルート」などを検討してみてはいかがでしょう。

吉田ルート七合四勺のわらじ館に泊まってご来光を見る

ちなみに私が2度登っている9月の夏山閉山直前になると、御殿場ルートで営業している山小屋はわらじ館(3090m)のみだったりします。予約の際は小屋の営業状況をよく確認しておきましょう。

他のルートの小屋のことは知りませんが、御殿場ルートのわらじ館は夕飯のカレーがお代わり自由で、いつもお腹いっぱいにさせて貰っています。

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最初に泊まった際は、宿泊客が自分たちを含めて4名のみで驚きました(笑)(2度目のときはそこそこ混でいましたが、それでも1人分の就寝スペースは確保されていました)

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このわらじ館から山頂までは2時間くらいかかるので、ご来光登山の場合はかなり早い時間に起きて出発する必要がありますが、私は特に山頂ご来光には興味がないので小屋の前からのんびりご来光を眺めています。雲海の上に広がる、夜明け前の空の美しさは格別です。

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標高3000mの朝はそれなりに冷えるので、ダウン等の防寒着は必須ですが、なにせ小屋の目の前にいるので寒くなれば小屋に避難すればOKです。

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ご来光を見て体が冷え切っても、温かい朝食を食べてしっかり温めてから山頂へ向かえるのが小屋ご来光のいいところですね。7合目で一晩過ごしているので、体も高度に順応してスムーズ登ることができます(体質、体調によります)。

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そんなタイムスケジュールならば山頂のご来光混雑ともぶつかりませんし、山頂に到着するのは8時過ぎだったりするのでスムーズに剣ヶ峯やお鉢巡りを楽しめます。

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夜中に小屋の前を通り過ぎて行く登山客と星空を眺める……

富士宮口から御殿場ルートに抜ける2つの混雑避けルート

そうはいってもやっぱり御殿場ルートから登るのはキツそう…… という人に紹介したいのが、標高2380mの富士宮口(富士宮五合目)をスタート地点にして途中から御殿場ルートへと抜けて混雑を避けるルート。

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富士宮ルート六合目から宝永第一火口に抜け、御殿場ルートに合流して山頂を目指すのが、現天皇陛下が皇太子時代に歩いたことから通称「プリンスルート」と呼び名の付いているルートです。詳細はわらじ館のホームページを参考にどうぞ。
わらじ館Photoギャラリー プリンスルート

ちなみに宝永第一火口の登り返しが、私の知ってる富士山登山道では一番急登でキツいです(笑)

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宝永第一火口の中を抜ける登山道

他にも富士宮ルート八合目の池田館裏から御殿場ルートにトラバースするルートがあります。池田館越えがやや難関(?)のようですが、詳しくは月山ももさんのブログ記事をご覧ください(赤岩8号館は八月末で営業終了するので、泊まりで検討する場合は注意してください)。

これらの2ルートから、下山路で御殿場ルート〜大砂走りというのは、かなりいいとこ取りの富士登山が楽しめそうですね。いや、本当に大砂走りは楽しいんですよ(笑)




渋滞や山頂ご来光ばかりが富士登山ではない!?

個人的に山はなるべくマイペースで歩きたい場所なので、少し歩く距離が伸びる位で混雑を避けられるならと、最初から当たり前のように御殿場ルート一択でした。しかしながら毎度あれだけ人の少ない登山道を見ると、富士登山を目指す登山客にはそれでも吉田ルートの方が魅力的なのかもしれず(もちろん安心感などもあるでしょうし)、それは仕方のないことなのかもしれません。

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ただ、冒頭での少し触れた富士登山のオーバーツーリズムは、実際は一部のルートやご来光登山に登山客が集中してしまうことが原因であって、混雑を避けた富士登山を楽しむ方法はあるのです。

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もちろんそのための経験や準備(体力作りなども)は必要になる訳ですが、せっかく日本で最も有名で高い山に登るのですから、あまり気軽に登ることばかりを考えず慎重に準備と計画を立てることで、定番ルートとは少し違った富士登山の景色を楽しんでみてはどうでしょう?という提案でした。

山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 (山と高原地図 32)

山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 (山と高原地図 32)

富士山ブック 2019 (別冊山と溪谷)

富士山ブック 2019 (別冊山と溪谷)

ちなみに私が次の富士登山として考えているのは、御殿場ルート以外を残雪期に日帰りで登ることかな。

* *

追記:YAMAPが今年の山の日に公開していた『山の日特別企画 - データで視る富士山』。ルートもですが、やはり時間帯による偏りの大きさ(山頂ご来光狙いの多さ)がよく分かります。そして、想像以上に正統派日帰りの登山者が多いんですね。これはYAMAPを使うユーザー層の偏りもありそうですけども。

富士登山の関連記事

今回は主に混雑しない富士登山ルートとしての側面から御殿場ルートを紹介しましたが、実際の富士山御殿場ルートの様子に関しては、過去のブログ記事を併せてご覧くださいませ。
特に2015年の富士登山は比較的、ルート各所の様子を細かく写真で載せていると思います(3本ありますが、今よりも記事1本あたりのボリュームは少ないです)。2017年はいい感じの写真ばかり(?)を並べて、ざっくりと記事にしたものです。

2017年の富士登山(御殿場ルート)

2016年の宝永山

2015年の富士登山(御殿場ルート)


YAMAPの山行記録(GPSログ)


緑に雪渓が映える山形・鳥海山へ:月山・庄内平野から見た出羽富士を歩いた夏の日

お盆期間の8月15日(木)、山形県と秋田県に跨がる「鳥海山」に登ってきました。

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この2日前の8月13日(月)には同じ山形県の月山から眺め、そして庄内平野、酒田の街からもずっと見えていた印象的な独立峰がこの「鳥海山」です。

山形滞在3日目、鳥海山に登ることに……

初日に月山登山、2日目は酒田で寿司を食べること位しか予定を決めていなかった今回の山形旅行。当初は2日目の夜には山形を離れ、東京方面に戻る途中で福島県に立ち寄安達り、太良山か磐梯山にでも登ろうと考えていました。
しかしながら、西側から台風10号の接近もあり、15日の福島方面は雲と強風の予報。それなら同じ山形県内で庄内エリアからも近く、なによりずっと見えていて気になっていた鳥海山(標高2236m)に登ろうと計画を立てました。

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日本百名山でもある鳥海山があるのは山形県と秋田県の県境(山頂部は山形側)。晴れていれば庄内平野から常に見えている美しい独立峰で、そのなだらかに広がる裾野と美しい山容から「出羽富士」(庄内富士、秋田富士)とも呼ばれているのだとか。
山形入りした初日からずっと見えて気になっていた山なだけに、むしろこちらに登ることの方が最初から自然だった気がしてしまいます?

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独立峰ということで山頂部から放射状にいくつもの登山ルートがあります。メジャールートは恐らく西側の大平登山口や鉾立登山口(秋田県)のようですが、標高1100m前後から長い尾根を歩き続けることになるので、夏場はかなり体力を削られそうなルートです。

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外輪山から西側に延びる鳥海山の尾根筋と、その先には日本海。

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今回、我々が選んだのは山頂に対して南側の湯ノ台登山口(標高1200m)から登る鳥海山の最短ルート。距離が短い分、登り始めと外輪山の手前にちょっとした急登がありますが(八丁坂とあざみ坂)、全体的には緩やかな山体の山なので、それほど厳しいルートではありません。
……とはいえ往復の標準コースタイムは8〜9時間近く(登り4.5時間、下り4時間弱)、雪渓のトラバースに山頂直下はジャングルジムのような岩場もあるので山を歩き慣れてない人は少々大変に感じるかもしれません。

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ちなみに遊佐町のホームページに掲載されているコースタイムは、かなり速めのペースなので注意しましょう(往復で休憩含まずプラス30分〜1時間は見ておいた方がいいかも)。

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鳥海山 | 遊佐鳥海観光協会|山形県遊佐町

湯ノ台ルートの特徴は正面の鳥海山を含む360度の見晴らしの良さと、途中に雪渓歩きがあること。大雪渓(大雪路)、小雪渓(小雪路)と大きな雪渓を2度トラバースすることになっていて、暑い夏場でも雪渓を撫でる風や、冷たい雪融け水で涼むことができます。雪渓の状態は現地に行かないと分からないので、軽アイゼンなどのスパイクは携行しましょう。

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湯ノ台登山口には50台ほどの無料駐車場があり(手前にも30台停められる駐車場があるそう)、綺麗なトイレも完備されています。我々は前日、酒田の街でステーキを食べてから23時過ぎに駐車場に到着。いつもより睡眠時間が取れるので、しっかり後部シート&ラゲッジをフラットにして明け方まで仮眠を取りました。

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駐車場は到着時点でも数台が止まっている程度でしたが、朝になっても全体の1/3も埋まってない程度でした(正面に見えているのが鳥海山)朝食を食べて日の出を見届けたらスタートです。

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本当ならもう少し早くスタートするべきなんでしょうけど、朝って眠くてどうしても暗いうちからのスタートを切ることができません。

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朝5時、湯ノ台登山口からスタート

登山口があるのは駐車場の入口付近、トイレの向かい側あたりです。登山届けは前日のうちにコンパスで提出済みなので、準備が済んだら早速スタート。時間は5時少し過ぎです。

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登山口から20分ほど樹林帯を歩くと滝ノ小屋。トイレと水場があります。

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ここから先はもうほぼ森林限界で、やはり月山同様に1300m位が森林限界になっているようです。

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足下に咲く高山植物を愛でつつ、雪融けの沢沿いの登山道を歩いていきます。

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しばらく進むと最初の急登「八丁坂」が登場。約300mほどの標高差を一気に登ります。

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後ろ側が開けると庄内平野の向こうに日本海が見えています。海沿いに風力発電の風車が沢山立っているのがよく見えます。こういう風車の並んだ風景、初めて見ました。

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八丁坂を登り切るとまた山が緩やかな斜面となります。

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中央に見えているのが一昨日登ったばかりの月山。この3日間遊んでいるエリアが一望です。

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これが庄内平野かー。正面中央の海沿いが酒田の街で、周りは全て田んぼでしょうかね。

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やはり月山同様に足下は緑と高山植物のお花畑。

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東側の空には雲の海が広がっていました。

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見えて来たのが河原宿小屋とトイレ。山頂にかけては最後のトイレになります。

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2つの雪渓をトラバースしながら登る途中、まさかの人に出会う!?

河原宿小屋まで来ると、雪渓がよく見えます。手前が大雪渓、一番高い所まで残っている方が小雪渓だと思います。両雪渓は左側(右岸側?)から回り込んで、途中で右側にトラバースします。

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雪渓の周辺は月山同様に、チングルマやニッコウキスゲのお花畑。比較的斜度も緩やかな場所ですし、とても気持ちの良いハイキングが続きます。

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雪渓上のトラバースルートは特に目立つ踏み跡がある訳ではなく、岩に付けられた目印も結構手前にあったりするので(さらに上の方はロープの目印があったりなども)、みなさん思い思いの場所を渡っている感じ。下山時だと「ここ」というのが分かりやすいのですが……

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渡るのは雪渓の半分を過ぎた辺りでしょうか……

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斜面を登る訳ではないので軽アイゼンは使っていませんが、雪が固いので転ばないように。不安な人はスパイク装着で、ストックのキャップも外した方が安心です。

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ロープの目印が付いてますが、どう見ても足下は危ないブリッジ状なので上の方から回り込みました(ロープ頼りでギリギリまで進んでジャンプしてる人も居ましたが崩れたら危ない)。

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対岸から見るとこれなので……。下りのときはもっと上の方で雪渓を渡る目印があります。雪渓の状態は年や時期によっても変化するはずなので、あまりGPSマップのルートや岩のマーカーには頼りすぎず、ロープやピンクのリボンなど最新の目印を参考にしつつ、より安全な場所を見つけるといいでしょう。

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さて、すれ違いで上から下りて来た人が水場で休憩を始めたのですが、私この荷物の人を知ってるような気がする…… 一度も会ったことないけど多分知ってる……

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ザックに刺さった巨大なGITZOと歩行中も剥き出しの2台のD850、そして全身赤ずくめの出で立ち……

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そう、はてなブロガーでTwitterでも繋がっているRed sugar(id:sakemaro)さんでした。Twitterで数日前に「鳥海山行くんですか?」的なやり取りがあったのですが、まさかご本人が鳥海山に来ていたなんて全く知らなかった……(前日から山頂の小屋泊まりで来ていたそうです)。

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Red sugar氏は帰省で数日前から山形に滞在していたそうですが、我々は旅行中ということもあってその辺の情報も掴んでいなかったので、とにかく驚きました。装備だけで一発で個人特定できましたが、まさか初対面が東北の山だなんて普通想像もしていませんからね。

せっかくなので、我々も小休止にして冷たい水で顔を洗うなど…… お水おいしい。

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再び登りはじめます。

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振り返るとRed sugarさんが雪渓を渡っていました。遠くからでも目立つなあ、あの赤い人(笑)

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植生などは月山とも似ていますが、やっぱりまた違う山だなぁ……

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……と月山を振り返りつつ思う。

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日差しも強くなり汗が噴き出してきました。本当は先ほどの水場で冷たい水をくみたかったところですが、すっかりぬるくなったポカリスエット+マルトデキストリン+クエン酸ドリンクがまだまだたっぷり残っているので……

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続いて小雪渓をトラバース。

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それなりに登ってきてますが、なだらかな斜面なのであまり高度感が変わらないような……?

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正面の険しい崖は山頂を取り囲む外輪山。鳥海山は富士山同様の成層火山で、山頂に当たる新山を囲むように、文殊岳、伏拝岳、行者岳、七高山と外輪山が連なっています。

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ガスが出ると雪渓前後での道迷いが多発するのだとか(特に下山時)。確かに、全体的になだらかなので、何処でも歩けてしまうんですよね……。

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外輪山直下の登り、ここで少し等高線の詰まった急登、あざみ坂を登ります。

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吹浦川の河口に吹浦漁港が見えました。下山後ははあの辺りに食事と温泉に行く予定(道の駅 鳥海ふらっと/鳥海温泉保養センターあぽん西浜)。

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西側の稜線の途中に見える池は鳥海湖(鳥ノ海)でしょうか。確かにこの稜線登りは長そうです。

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外輪山の伏拝岳から七高山へ

8時45分、あざみ坂を登り終えて外輪山に出ました。大平や鉾立からの尾根道ともこの伏拝岳分岐で合流します。下山時に進む方向を間違えやすいポイントらしいので、覚えておきましょう。

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外輪山の内側、中央少し左が山頂のある新山。手前の赤い屋根が鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)と山頂御室小屋です。

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頂上はもう目の前ですが、外輪山を向こう方面まで逆時計回りにぐるりともう少し歩く必要があります。

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正面が行者岳、真ん中が七高山かな。

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振り返って伏拝岳。

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湯ノ台登山口の駐車場が見えました。ほぼ満車になってそうですね。

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外輪山越しに北西方面の日本海。右奥にうっすら山影が見えているのが分かるでしょうか……

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男鹿半島の毛無山だそうです(Peak Finderより)。そして風車がすごい!

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新山の部分だけ別の山をくっつけたような山頂になってますね。新山という位なのでかなり新しい噴火でできたようですね(1801年の噴火による熔岩ドームらしい)。

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外輪山を回り込むのに30分ちょっと掛かります……

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鳥海山の真東にあたる百宅口ルート方面。

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新山の前に七高山(2229m)にも行っておきましょうか。

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七高山のもう少し先あたりがなかなか見晴らしが良さげなので、こちらも少々。

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外輪の北側がギザギザした岩が連なってます。その向こうは秋田県側ですね。

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新山と雪渓。

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左川が山頂だと思います。

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気持ちよさそう。早くあれになりたい……

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山頂御室小屋で休んでいたらあっと言う間に雲が……

ということで外輪山から一端急斜面を下ります。頂上は目の前だというのに少々勿体ない……? 今回のルートだとこの外輪の下りが一番足下が悪いので、落石などには気を付けましょう。

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だいぶ雲が出てきましたね。

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直接山頂へも行けますが、思ったよりも妻が疲れてしまったようなので一端小屋方面へ。

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山頂御室小屋と鳥海山大物忌神社が一緒になっています。山頂御室小屋は神社が管理している小屋。

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ひと息付いたと思ったらみるみるうちに雲が上がってきて……

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山頂方面まっしろけ。マジか……。

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鳥海山山頂の新山へ

山頂部分の熔岩ドームは、外輪山までの美しい山容とはまるで別の山のようなゴツゴツとした岩場になります。ももさんのブログで「唐突なキャラ変」と表現されていましたが、まさに言い得て妙。

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安定した大きな岩が中心なので、落石にそこまで気を付けるような場所ではありませんが、それなりに注意をしながら……

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軽いアップダウンもありつつ……

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ラストの登り、少し晴れてきたかも……

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……と思ったら山頂に着いたらこれです(笑) 新山に来るまでずっと晴れていたのに笑ってしまいますね。風もかなり強いので、レインウェアを羽織っています。

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ちょいちょい上空に青空が見えるので、雲が晴れるのをしばらく待ってみますが……

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上空のみたまに青空が見えますが、30分弱待ってもこれが限界のようなので下りることに。登って来たのとは逆側、ぐるっと時計回りに新山を歩けるようになっています。

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岩の隙間を抜ける胎内くぐり。有名なやつみたいです。

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すっかりガスに包まれてしまった中、アップダウンしつつ下りていきます。

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鳥海山大物忌神社で下山の安全を祈願して……

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下ります(外輪山まで登る)。

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雲を抜けて淡々と下山

山頂の天気待ちなどで少々予定はオーバーしてしまいましたが、12時過ぎには下山に入りました。

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山頂はずっとガスですが、雲を抜けると下の方は晴れている感じ。

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雪渓で丁度雲を抜けました。

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あとはひたすら下って下って……。

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15時過ぎに下山しました。

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朝5時過ぎのスタートなので約10時間。休憩と山頂の天気待ちを併せて1時間半強として、行動時間は8.5時間位でしょうか。登山計画はもう少し早めのペースで考えていたので、かなりタイムオーバーだったように感じましたが、標準コースタイムからすると意外とこんなものなのかもしれません。

今回は中盤からかなり妻がキツそうだでしたが、月山が緩めだったとはいえ久しぶりの山歩きで1日の観光を挟んでのCT8時間オーバーの日帰り登山は少々大変だったようです。

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これからは暑さも一段落して秋山、冬山と楽しみな季節に移行していきますので、無理せず少しずつ歩けるように次の計画を立てて行ければと考えています。
さて、下山後はお楽しみの食事です(別記事にて)。

山と高原地図 鳥海山・月山 羽黒山 (山と高原地図 8)

山と高原地図 鳥海山・月山 羽黒山 (山と高原地図 8)

山行ログと歩行ルート

この日はPRO TREK Smart WSD-F30へのYAMAP地図インストールが間に合わず、スマートフォン版のYAMAPを使っての地図確認とログ記録を行いました。ここ2年ちょっと地図は手元で見ることが当たり前になっていたので、いちいちスマートフォンを取り出しての位置確認はなかなかに面倒に感じてしまいました。
せっかくなので新機能のみまもり機能をオンにしたのですが、見守る相手が同行者の妻しかおらず……。

ガスの中での外輪山で先行者が間違った道を下り始めた際も、スマートウォッチだとほぼその場でおかしいと分かるのですが、スマートフォンの場合「少し進んで取り出して確認」とちょっとしたタイムラグの積み重ねが発生してしまうのですよね。

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PRO TREK Smart WSD-F30にYAMAPを再インストールしたらテザリングでのDLエラーが解消/心拍計内臓WSD-F21HR発表!

カシオのスマートウォッチPRO TREK Smart WSD-F30でこれまで何度試しても成功しなかった、スマホテザリング経由でのYAMAP地図インストールが解決されるまでの経緯など。

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一言で言ってしまえば、WSD-F30へのYAMAP再インストールです。

出先でWSD-F30にYAMAP地図を入れたいのに……

先週、山形に行った際、急な予定変更で鳥海山に登る計画を立てました。新たな登山計画はホテル滞在中に、持って来ていたPCで提出済みでしたが、WSD-F30(スマートウォッチ)へのYAMAP地図ダウンロードをホテルのチェックアウト後まで忘れてました。せっかくのホテルWi-Fiが……

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写真を撮っている場合ではなかった……

YAMAPスマホアプリのへの地図ダウンロードはスマートフォン(iPhone)がモバイル回線を掴んでいれば問題ないのですが、WSD-F30に地図を入れる際にはBluetoothでペアリングしたスマートフォンとは別に、WSD-F30がインターネットにWi-Fi接続している必要があります

WSD-F30とiOS機器をペアリングしている場合、地図ダウンロードはスマホ経由で行われません。YAMAPのスマホアプリが行うのはあくまでダウンロード作業の指示のみで、WSD-F30が直接Wi-Fi経由でYAMAPのサーバーからダウンロードを行う仕組み。簡単に図解すると以下の通り。

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注:iOSとPRO TREK Smartをペアリングしている場合の挙動で、Androidの場合はスマートフォン経由でダウンロード、BluetoothでPRO TREK Smartへ地図転送を行うそうです。

こうなってる理由はBluetooth LE(iOS)の細さ故かは分かりませんが、とにかくそのような仕様なのでスマホとのペアリングとは別にWi-Fi経由のインターネット回線が必要です。

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スマホから地図を転送してるような文言ですが、実はそうではありません

ちなみに1台のスマートフォンでBluetoothペアリングと、Wi-Fiテザリングを兼用するのは仕様上無理なはず(もしこれができてる方、いたら教えて欲しいです)。ということでBluetoothでペアリングしているスマートフォンとは別のスマートフォンをテザリングさせてWSD-F30を繋ぐ、つまり2台目のスマホをモバイルWi-Fiルータ的に使う作戦ですが、これが何度試しても成功しないのです……。

妻のPixel 3でも私のサブのiPhone 7でもダメ。帰宅してからも数度チャレンジしましたが、ダウンロード行程の何処かでかならずエラーとなってしまいます。

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結局、先の山形旅行の際はWSD-F30へのYAMAP地図ダウンロードは諦めて、鳥海山はiPhone 8のYAMAPアプリでルート確認やログ記録を行いました。スマホでのログ記録は久々でしたが、スマートウォッチを使った登山に慣れきっていたので、行動中にいちいちスマホを取り出して画面を確認する作業がなんとも面倒に感じました(スマホ側の充電も気になりますし)。

YAMAPの再インストールであっさり解決

条件を変えて何度試してもダメなので、これはもう「テザリング接続による回線の不安定さなどが原因?」と諦めかけていたのですが、試しにPRO TREK Smartの標準地図(ロケーションメモリ/Mapbox)をテザリング接続で落としてみた所これがあっさり成功しました。

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Mapboxの地図はテザリングでも落とせる……

となると原因はYAMAPアプリ側(或いは地図データのあるサーバー)だなと、一端WSD-F30からYAMAPアプリを削除(アンインストール)して再インストールしました。

アンインストールの手順は以下の通り。
【設定(歯車アイコン)】→【アプリと通知】→【アプリ情報】→【YAMAP】→【アンインストール】

これまでWSD-F30にダウンロードした地図は全て消えてしまいますし、スマホ側YAMAPアプリとの再ペアリングも必要ですが、試した価値は十分にありました。
なんとあっさりテザリングからの地図ダウンロードに成功。今までのエラー続きは何だったんだ……。

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そういえばF20時代も、地図のダウンロードエラーが頻出した際に、YAMAPを再インストールして直ったことがあったのでした。当時のYAMAPは何かと不安定だったのですが(インストール周りは特に特に)、最近はかなり安定していたので忘れていました。Wear OS by Google(旧Android Wear)のスマートウォッチは拡張性がある一方で、トラブル時にOS絡みなのかアプリなのか、それともハードウェアなのか(もちろん複合的なものを含め)要因が絞りづらい所にもどかしさがありますね。

出先でWSD-F30をリセットまでするのは厳しいですが、YAMAPアプリの再インストールのみならダメージはインストール済みの地図のみで済みます。もし同じようなケースで悩んでいる方がいたら、一度YAMAPの再インストールを試してみることをオススメします。

光学式心拍計を搭載のPRO TREK Smart WSD-F21HRが登場

さて、先週カシオから発表になったPRO TREK Smartの新モデル「WSD-F21HR」。
前モデルであるWSD-F20のサイズやディスプレイの仕様をベースにしつつ、待望の光学式心拍計を遂に搭載しました。これにより登山や釣り以外にも、ランニング(トレイルランニング)や自転車、フィットネス用途での活躍が期待できます。発売日は来月の9月13日。価格は56,000円(税別)とWSD-F30よりもやや控えめに設定された注目のモデルです。

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カラーはレッドとブラックの2色ですが、レッドの精悍な雰囲気はザ・スポーツウォッチ感があってなかなかにいい感じ(ベゼル部の文字はここまでなくでもいいのですが……)。
WSD-F20/30との主なスペック比較は以下の通り。F20クラスのサイズながらF30を下回る重量が際だっていますね。

製品名 WSD-F20 WSD-F21HR WSD-F30
ディスプレイ 1.32インチTFT+モノクロ液晶 1.32インチTFT+モノクロ液晶 1.2インチ有機EL+モノクロ液晶
解像度 320×300pixel 320×300pixel 390×390pixel
サイズ 61.7×57.7×15.3mm 61.7×57.7×16.8mm 60.5×53.8×14.9mm
重量 92g 81g 約83g
カラー ブラック/オレンジ ブラック/レッド ブラック/ブルー/オレンジ
エクステンドモード × 恐らく×
光学式心拍計 × ×
価格 ¥51,000(税抜) ¥56,000(税抜) ¥61,000(税抜)

今後、WSD-F30系の心拍計搭載モデルが登場するかは分かりませんが、SUUNTOやGARMIN製のスマートウォッチに対してこれまで心拍計がないことでPRO TREK Smartに踏み切れなかったような人は、このWSD-F21HRを狙ってみるのも面白いかもしれませんね。

ペースを確認しながら運動できる “PRO TREK Smart”
ラインアップ | WSD-F21HR | 製品情報 | Smart Outdoor Watch | PRO TREK Smart | CASIO

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夏の東北・月山を歩き久々の夏山とお花畑を楽しんできた

山の日の三連休が明けた8月13日(火)。日本百名山のひとつ、東北・山形県の月山を歩いてきました。

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4ヶ月ぶりのゆるふわ夏山登山は東北・月山へ……

実は我が家にとっての登山はGWの直前、4月後半に行った立山以来になります(山周辺のハイキングを除く)。GW明けから新たな職場に転職した妻が激務続きだったこと、そんな激務により妻が体調を崩してしまったこともあり、我が家の登山は残雪期以来随分とご無沙汰になってしまいました……。

ようやく妻の仕事も落ち着き、山の日の三連休もしっかり休んだこともあり、翌日からのお盆休みを使ってゆるふわめな登山と、どこか温泉や美味しいものを楽しむ旅行でも…… となりました。なかなか行く機会のない美ヶ原なども候補になりましたが、長野はいつも行ってるのでもう少し遠くが良いなと。

丁度台風10号が西日本に接近中だったこともあり、火曜日以降も影響の少ない東北方面で…… どうやら山形県の「月山」(標高1984m)は比較的ゆるく楽しめそうな山みたいだなと。以前から気になっていた庄内平野の港町「酒田」にも近いですし、温泉などもそこそこありそう。

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翌日14日(水)にはやはり以前から気になっていた酒田の寿司屋ランチが予約でき、13日夜のホテルも酒田で確保。15日の予定は未定ですが、東京方面に戻りつつ途中の福島で安達太良山か磐梯山に登ってみるのも面白そうです(これは後に鳥海山に変更になりました)。

……そんな計画を思いついたのは12日(祝・月)の午後ですが、それから各種予約に荷物を準備、登山届けをネット提出して夜22時前に出発しました。

地元で食事を済ませ、中央道〜首都高を経由して東北自動車道に入ります。お盆期間ですが三連休が終わったばかりということもあり、比較的マイペースに走ることができます。それでもSAなどは通常の金曜夜くらいは混雑しています。

いままで福島県すら車で入ったことのなかった我が家ですが、東北道を福島県から宮城県へ。村田JCTから山形自動車道に入る頃には、周りを走る車も殆どいない静かなドライブ。月山湖PAで最後の休憩を取り、終点の月山ICを下り、月山志津線を月山登山口のある姥沢駐車場へと車を走らせます。

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東京の自宅から約480km、明け方3時半過ぎに姥沢駐車場に到着しました。到着時はそこそこ星も見えていましたが、すぐに空は白み始めます。さすがに眠らないまま500km近く車移動したばかりなので、1時間ほど仮眠を取ってから登山の準備を始めます。

朝5時半、姥沢駐車場から登山スタート

月山登山で最もメジャーかつ手軽なのが姥沢駐車場からのルートです。月山ペアリフトを使うとリフト上駅から2時間ほどで月山山頂へのアクセスも可能ですが、リフトのスタート時間が朝8時なので普通に駐車場から歩き始めます(それでもコースタイムは上り3時間強といったところ)。

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姥沢駐車場は340台停められる巨大な駐車場ですが、5時頃の時点ではまだ2〜3割が埋まった程度。駐車所併設の公衆トイレ&更衣室がとても綺麗で驚いてしまいました。トイレはウォシュレット付きです。

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駐車場からスタートの場合、リフト乗り場にかけての舗装路を10分ほど歩く道と、駐車場の裏手からそのまま登山道に入る道があります。帰りはリフトを使う予定ですし、駐車場の裏から入山しました。

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久々の山歩きなのでゆるめのペースで慎重に歩き始めます。

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こんな緑の中を歩くのも久しぶりですねー。

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左手に見えているのが月山ペアリフト下駅。オープンは8時、下りの最終は16時半です。

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ここで舗装路側からの登山道とも合流します。

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月山は東北の山ということもあり、2000m未満の低山にしては夏でも残雪が豊富で水の豊かな山です。雪渓からの雪溶け水も多く、かなりの場所で木道が設置されています。

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歩き始めて木道に大きなクマの糞があって少々ビビリますが(熊鈴を忘れてしまった……)、なるべく妻と話しながら登山を楽しむことにします。

まだ標高は1400mにも満たないですが、徐々に背の高い樹林帯が終わり、正面に大きな月山の山容が広がります。森林限界がここまで低い山は始めてかもしれません。

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正面に見えるなだらかな山が月山。朝日も顔を見せてくれました。山の斜面のあちこちに、小さな雪渓を見ることができます。

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振り返ると飯豊連峰や福島方面の山が見えているようです。

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8月も半ばだというのに、月山のあちらこちらで見られたニッコウキスゲ。やはり東北ですね。

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高山植物やトンボに蝶、久々の山歩きなので頻繁に足を止めては写真を撮りながらのんびりと登ります。

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水が豊富な山なので美味しい水場もありました。

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今回のドリンクは粉アクエリアス+マルトデキストリン+アミノバイタルのクエン酸。適当な調合にしてはゲータレード的でなかなか美味しいスポーツドリンクになりました。

アミノバイタル クエン酸チャージウォーター20本入箱

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1年振りの夏山が最高すぎる

夏山はいいぞ! なんといっても我が家にとって、これが今年最初の夏山登山ですから!

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緑や花の中には小さな池塘も見えます。

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姥ヶ岳方面の斜面を見ると緑の中に中小の岩が点在する光景。

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リフトに乗ってしまうと、この辺りの気持ちいい木道エリアはショートカットされてしまうので、行きか帰りのどちらかで(天気が良ければ)歩くのをオススメします。

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時間はまだ7時を過ぎた頃ですし、既に森林限界で風もよく通るので暑さもそこまで気になりません。

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チングルマの実。もう8月ですものね……

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と思ったらその先ではチングルマの花が群生が見られたりと、今年ずっと見られなかった7月〜8月の夏山をまとめて楽しんでいる気分。

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やっぱりクマ、いるんですね。

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リフト方面の分岐。正面の山は姥ヶ岳、帰りはあちらを回ってリフト側に下りる予定です。

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ひたすらに緑とお花畑の山です。

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ナナカマドもありますし、秋には紅葉も期待できそうでしょうか。

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進行方向の月山の向こうによく目立つ独立峰が見えてきました。月山同様の東北の百名山「鳥海山」(2236m)です。やはり多くの雪渓が残っているのが見えます。格好いい山なのであちらもいつか登ってみたいですねぇ……(この時点ではまだ鳥海山行きの計画はなかった)。

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最後の雪渓がある「牛首」(正面の雪渓のあたりの鞍部)と呼ばれるポイントを過ぎると少し斜面が急になりますが、それほど急登という訳でもなく、久々の山感を楽しむハイク。振り返ると気持ちの良い稜線が伸びています。

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雲が少し出てきたので気温もそこまで暑くはならず、いい登山日和です。

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鍛冶小屋跡の小さな社を過ぎたらあとひと息。

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松尾芭蕉の句が刻まれた碑を超えた辺りから、月山山頂付近の広い平地になります。

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芭蕉の奥の細道では月山を含む出羽三山も巡っていて、月山では「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」といった句が残されています。

月山山頂のお花畑と月山神社

月山はかつて多くの修験者たちが訪れた山岳信仰の山でもあり、最高地点(1984m)がある山頂部には月山神社が建てられています。丁度、鳥海山と並んだ姿が見えています。

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山頂周辺はちょっとしたお花畑になっていました。

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こちらが月山頂上小屋。トイレも借りることができます。

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ここから先が月山神社。中は撮影禁止ということで写真はありません。

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せっかくなので500円払ってお祓いをして貰い、本殿に参拝してお守りを買ったりなど。

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この気持ちよさそうな石の上でお昼にしましょうか。時間はまだ9時ですけども(笑)

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ロープの向こうにはコマクサがまだ咲いていました。コマクサ保護のロープだったりしたのかな。

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とても見晴らしのいい場所。久しぶりの山カップラーメンを楽しみました。

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9時半を過ぎるとリフト組が次々に上がってくるので、山頂は少し賑やかになってきます。それでも連休中の百名山にしては随分とのんびりしています。

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うろこ雲(巻積雲)が広がった空。秋っぽい…… というよりは台風の接近もあるのでしょうか。

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そして上空の雲が晴れて青空が戻ってくると気温もグングン上がっていきます。日差しもまるでアルプスの高山にいるような強さ。日焼け止めと虫除けを塗り直して出発しましょう。

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そういえば月山もそこそこブヨやアブが居ますが、今回から使っている虫除けスプレー(サラテクト リッチリッチ)がかなり効果があって、驚くぐらいにやっかいな虫が寄りつかなくなります。食事休憩直前も、効果が少し落ちてきたのかブヨが寄ってきたのですが、塗り直した所効果てきめんでした。
スプレータイプもありますがミストタイプを買って、無印良品のプラ小分けボトルに移して携行しています。ただし、サラテクトの注意書きにプラ製品変色の可能性なども書かれているので、気になる人は60mlの小瓶タイプを携行してもいいかもしれませんね。

姥ヶ岳経由、月山ペアリフト利用の下山ルート

登ってくる登山客もかなり増えてきました。1時間前に比べて明らかに暑くて大変そう。リフトを使って8時過ぎに登ってくるよりも、明け方の涼しいうちに歩いた方が絶対に楽な気がしました。

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牛首。あまりの暑さに休憩している人も大勢います。我々も予想以上に水の消費が早かったですし、リフトを使う場合でも余裕を持って水を携行しておきましょう。

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雪渓の脇を通ると涼しい風が吹き抜けていくので救われます。

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姥ヶ岳への登り返しはほとんどないので、ペアリフト上駅方面に戻るならば姥ヶ岳山頂を経由した方が景色も楽しめて良さそう。

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そういえばトンボたちもめちゃくちゃ多かったですね。山頂付近はトンボ天国で、彼らが飛んでくるとアブやブヨも消えてくれるので何かとありがたい(その代わり写真にトンボの影が見切れまくる)。

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姥ヶ岳山頂越しの月山。最近は夏山でも日差しが強そうなときは長袖が多いですね。finetrackのドラウトフォースは微妙に袖が寸足らず…… というか9部袖ぐらいなので、腕周りからの風通しもいい感じ。

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姥ヶ岳の山頂もやはり木道で保護されています。

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なにせこちらの山頂周辺にも、こんなに美しいお花畑や池塘がありますから。

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あとはリフトまで下りるだけ。リフトを使ってのちょっとしたハイキングならば(登山装備じゃない観光客も結構上がっていたので)、この姥ヶ岳周回だけでも十分に楽しめることでしょう。

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月山ペアリフト上駅に到着。リフトは片道580円。

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リフト乗り場の前には姥ヶ岳休憩所、トイレもあります。

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この炎天下、リフトを使った楽チン下山は最高。

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正面の空には彩雲も見えていました(リフトの放送で教えてくれた)。

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ペアリフト下駅に到着。左手奥に見えているのが駐車場です。駐車場までは舗装路を10分程度。

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うれしい天然水。リフトを使う場合でも、この時期は500mlペットボトル3本は必要でしょう。あまりに水が美味しくて、下山コーラを飲む気分ではなくなってしまいました(笑)

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リフト下駅は売店、休憩所、飲食スペースになっています。……が、私達は車に戻って仮眠したり、酒田で食事も予定していたのでそのまま先へ。

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行きはスルーしてしまった舗装路側の登山道入口。いい山を歩かせて貰いましたし、200円の月山環境美化協力金を払っておきましょうか。木道などもよく整備されていて、久々の山歩きを快適に楽しむことがけいました。

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朝方はガラガラだった姥沢駐車場も満車になっていました。

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車の中は当然灼熱地獄につき、空気の入れ換え&クールダウン。さすがに眠気もピークなので、1時間ほど仮眠を取ってからこの日宿泊する酒田の街へと向かいます。

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酒田まではしばらく自動車専用道路の下道(月山道路)を走った後、再び山形自動車道を使って1時間ちょっと。山形自動車道は普通に東西が全て繋がっているのかと思ったら、月山IC〜湯殿山IC区間は下道なのですね。この後から翌日にかけての酒田での観光(主に食事)につては、また別記事にて。

春頃から使っているパーゴワークスのBUDDY 22もようやく本格的に山歩きデビュー。ヒップペルトなどは細い簡易ベルトですが、10kg未満の荷物で日帰り登山ならば内部アクセスもよくとても快適です。

山行ログと歩行ルート


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我々はいつの頃からモバイルバッテリーを持ち歩くようになった……

そういえば、我々一般ユーザーが現在のような携帯型モバイルバッテリー(リチウムイオンバッテリー)を持ち歩くことが当たり前になったのっていつの頃からでしょう? 私の記憶だとガラケーやiPodを使っていた頃は、充電ケーブルや時にACアダプターは持っていてもモバイルバッテリーなんて持ってなかったような?(9ボルト角形電池や単3電池を使ったガラケー用の充電池はありましたね)

SANYO NEW eneloop USB出力付ハンディ電源(単3形2個セット) KBC-D1DS

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SANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (高容量リチウムイオン3.7V5400mAh電池使用) KBC-L54D

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最初にモバイルバッテリーを買ったのはスマートフォン(iPhone 4)を使い始めてからだと思うのですが、確か三洋電機時代のエネループブランド(eneloop mobile booster)だったような。それから数度の買い換えや失敗も経て、現在使っているモバイルバッテリーは以下の4種類。全てANKER社の製品です。ちなみにiPhone 4の発売が2010年6月、ANKER社の創業は翌年2011年6月だそうです。

具体的に使っているモバイルバッテリーは容量3200mAhから13000mAhまでの4種類、これを普段使いから仕事、登山や旅行まで用途別に使い分けています。

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型番 容量 重量 USB出力
Astro Mini 3200mAh 3200mAh 80g 1系統
PowerCore Slim 5000 5000mAh 118g 1系統
PowerCore Fusion 5000 5000mAh 189g 2系統
PowerCore 13000 13000mAh 255g 2系統

普段使いはとにかく軽量コンパクトな3200mAhクラス

まずは最も容量が小さい方から。スティックタイプのモバイルバッテリーは最初に買ったANKER製のバッテリーで、これは2本目に買ったPowerIQ搭載の「Astro mini 3200mAh」。まだPowerCoreとういモデル名が使われる前で、ANKERのブランドロゴも太字の旧タイプですね。

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3200mAhという容量は今時のスマートフォンが1回フル充電できる位ですが、結構な期間使っているものですし近所に買物に出掛けたりする際などに念のために携行する用途。外出先で予想外にスマホを使ってしまった際など、未だになにかと助けられています。短めのLightningケーブルを付けっぱなしにしていて、完全にiPhone専用。

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このタイプは現行モデルにもあるようですし(3350mAhに少しパワーアップ)とにかく小さくて軽いモバイルバッテリーを保険的に携行するならこのタイプかなと。

仕事の外出や日帰り登山に丁度良い5000mAhクラス

仕事などで1日外出する際は、もう少し容量の大きな「Anker PowerCore Slim 5000」を使います。4.7インチのiPhoneとほぼ同じサイズで薄形デザインが特徴。5000mAhという容量ですが、4.7インチ世代のiPhoneならば2回程度の充電が可能です(iPhone XSの場合で約1.3回の充電が可能とのこと)。

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やはりANKER製の短いLightningケーブルを付けっぱなしにしていて、iPhoneに給電した状態のまま片手で持って使うことができます。容量もそれなりに余裕がありますし、薄形、軽量(118g)なので日帰りの登山に持っていくのもだいたいこれです。

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現在の登山において携帯電話、メール、LINE等による通信手段として、或いはGPS地図の使用においてもスマートフォンは欠かせない道具となっています。そんなスマホがバッテリー切れを起こすことは致命的。余裕のある容量のモバイルバッテリーの携行は勿論ですが、筆者はメインとは別にもう1台、docomo系格安SIMを入れたスマートフォン(以前使っていたiPhone 7)を電源を切った状態で携行しています(もちろんメイン機同様にGPS地図等はインストール済み)。

国内旅行なら死角なしの5000mAhハイブリッドモデル

そしてANKERのモバイルバッテリーの中でも断トツの人気を誇る(?)「PowerCore Fusion 5000」。5000mAhのモバイルバッテリーとUSB急速充電器が一体型になった2 in 1のハイブリッドモデルです。

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しかも2ポートUSB出力で、2デバイスへの給電が同時に行えます。定期的に電源コンセントが使える国内旅行や出張ならば、これ1台あれば事足ります。もちろん海外旅行でもホテル泊まりなら、コンセント変換アダプターとセットで使えますね。

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ちなみに登山の際にはなぜか出番がなく(山にコンセントはありませんし)、日帰りならばより軽量なPowerCore Slim 5000を選ぶし、2日以上の泊まりとなると大容量バッテリー(次項)を使います。

泊まりの登山、充電タイミングの掴めない旅行は10000mAh以上の大容量バッテリー

そんな2日以上の登山や、どのタイミングでコンセントから充電できるか分からない旅行も欠かせないのが、大容量/2ポートモデルの「Anker PowerCore 13000」。大容量13000mAhのおかげで数度のスマホ充電+スマートウォッチの充電をしても空になることがありません。

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上写真のようなデジカメのバッテリーを2本まとめて充電するような使い方では一気に容量を使い果たしてしまいますが、安定したコンセントからの充電が期待できないエベレスト街道トレッキングでのカメラ2台運用には欠かせないモバイルバッテリーでした。

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重量は255gと少々嵩みますがこれよりも大型の20100mAhクラスになると(PowerCore 20100)重量は356gとほぼ350ml缶のビール1本位の重さ、大きさになってしまうので、3泊以上の縦走でなければ丁度いい落とし所だ思われます(心配な場合は5000mAhクラスを1台増やすなどでいいかも)。

よりバッテリーが大型化したスマートフォンやタブレットを複数携行するような用途、長期縦走になると、この20000mAhクラスも必要になるのかもしれませんね。

入力ポートがUSB-Cになった新モデルも登場していて、何度か購入を検討していますがUSB-Cケーブルを常に持ち歩いている訳でもなく、Micro USBケーブルも併用している現状なので現状は見送ってます。

その他モバイルバッテリー周りに欠かせないアイテム

充電用のUSBケーブル(Micro USB、Lightning)ですがやはりANKER製を中心になるべく短いもの、或いは布巻で折り曲げに強いタイプのケーブルをモバイルバッテリーとセットで携行しています。

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せっかくのモバイルバッテリーも充電ケーブルがなければ使い物にならないので、本数、端子の形状など余裕を持って、使い回しが効くようにしておきます。

Micro USB端子をUSB-Cに変換するアダプターもANKERだ……

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コンセントからの充電が期待できない環境で役に立つのが、これまたANKER社のソーラーチャージャー。同タイプの製品は様々なメーカーから出ていますが(より廉価なものも)、やはりモバイルバッテリーで信頼感のあるブランドをつい選んでしまい、特に大きな問題もなく使えているのです。

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モバイルバッテリー2台同時の給電が可能です

ANKERならパーフェクトという訳ではありませんが(微妙な商品もあるにはる……)不良の際のアナウンスや回収なども誠実に対応しているように見えますし、初期不良の対応、18ヶ月保証などもネットのユーザーレビューを読む限りかなり高いレベルで機能しているようです。

Anker(アンカー)公式オンラインストア:保証内容
Anker(アンカー)公式オンラインストア:「Anker PowerPort Atom PD 4」回収受付フォーム

その他、モバイルバッテリーを携行するポーチですが、ANKER製品を買うと付いてくるポーチは何かと使いにくいので全て処分してしまいいてい、先日も本ブログにて紹介した無印のダブルファスナーケースを使い、ケーブル等と一緒に携行しています。

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ちなみに現在、AmazonではANKER製品を多数含むタイムセール祭りが開催中です(8/2まで)。昨日はPowerCore Fusion 5000やPowerCore 13000もセール対象になっていましたが(半日でFusion 5000の黒が2000個売れていましたっけ)本日はどうでしょう……。別ブログにてチェックしています。

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