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COLUMBIAの防水アウター2種類を雪の日に着てみたので感想など

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コロンビアの独自素材、オムニドライとオムニテックのハードシェルを着てみました。

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ゴアテックスからコロンビアの独自素材へ…

冬の野外で着る防水のアウター、所謂「ハードシェル」というやつです。以前はノースフェイス(TNF)のゴアテックス製を長年釣りやアウトドアで愛用していました。きちんと手入れしていれば長持ちしてくれるので都合10年以上は着たでしょうか。さすがにボロっちくなってきたこともあり、少し前に引退させました(それでも最後まで防水性能はしっかりしてました)。

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今シーズンは冬も山歩きをしてみようということで、先月、冬用のウェア関係を一通り揃えてみました。これまでゴアテックス製のアウターをレインウェア含め、長年信頼して使っていましたが、夫婦2人分、しかもインナーから軽アイゼン等まで一揃えとなると、高価なアウターにはおいそれと手が出ません。

ということで我々が買ったのがアウトドア界のファストファッション(?)、COLUMBIA製のハードシェル。COLUMBIAのウェアはかれこれ15年以上も前になりますが、シェルの上下やフリースなどいくつか使ったことがありましたが、当時の製品はそこまで品質もよくなく、防水性能などもかなり怪しいものでした。
しかしながら時は流れ、現在はウェアの商品数も豊富になりました。シェル用の防水透湿素材もオムニテック(Omni-Tech)/オムニドライ(Omni-Dry)というメーカー独自素材の2種類のラインナップがあるようです。

DRY|コロンビアの独自開発テクノロジー|アウトドア用品のコロンビアスポーツウェア公式通販サイト

特にオムニドライはメーカー的にもはかなり自信がありそうです。

オムニテック製の釣り用アウター「カットバンクスジャケット」

まずはオムニテック製のジャケット。COLUMBIAには釣り人をターゲットにしたウェアがラインナップされていて、そちらの製品です。

(コロンビア)Columbia カットバンクスジャケット PM9015-S13 010 BLACK L

(コロンビア)Columbia カットバンクスジャケット PM9015-S13 010 BLACK L

  • 発売日: 2013/02/18
  • メディア: ウェア&シューズ

【メーカー商品説明より】コットン混の柔らかな風合いながら、独自の防水透湿機能を備えたジャケットです。クリップ付きのフードはキャップと連結し頭の動きに対応。フロントにロッドを斜めに留められるホルダーを装備。肩や肘は立体裁断を施し、キャスティングの動作がスムーズに行えます。袖口には水の浸入を防ぐ脱着式カフを配備しています。

普段着にも使えそうだったのと、今シーズンは久々に釣りにも行きたいな、という気持ちを込めて買ってみました。オムニテックという防水透湿素材を採用したリーズナブルなモデル。表面はコットン風の自然な手触りですが、裏地は最先端の防水透湿素材とは思えないような、ゴム引きっぽい手触りです(笑)

先日の雪の日(2月8日ですね)、雪が降り続く中この「カットバンクスジャケット」を着て外出してみました。中はヒートテック下着に綿のタートルネック、厚手のフリースという普段着仕様ですが、防寒に関しては不安はありません。
2時間程雪の中を歩き回ったところ、表地の撥水効果はあっと言う間に消えました(笑)

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表地がコットン混の素材ということで、撥水性能はあまり期待できないかと思っていましたが、想像以上に撥水効果が消えるのが早い。雨の日だったらあっと言う間に、表面はビショ濡れになりそうです。

肝心の防水透湿性能ですが、帰宅して裏地を触ってみたところ、かなり濡れていました。体からの水蒸気が結露したものと思われますが、体感的には殆ど汗ばまない程度の散歩だったので、透湿効果については案外低いのかもしれません? 釣りなら兎も角、登山にに着ていくのはちょっと…という感じです

オムニドライ製のハードシェル「ポートノイパイクジャケット」

続いてこちらの「ポートノイパイクジャケット」。コロンビアのアウトレットショップで買った2012年のモデルですが、メーカーの宣伝文句では「厳冬期の雪山登山に対応するハイスペックモデル」とのこと。

【メーカー商品説明より】軽量で伸縮性のある、しなやかな3レイヤー素材を採用したシェルジャケット。オムニドライテクノロジーにより、優れた防水透湿性と高次元の通気性を両立。右チェストポケットはインナーレイヤーにアクセスできるスルーポケット仕様。肩やウエスト部分は強度の高い素材で、パックによる摩擦への耐久性を向上。運動性を追求した立体的な造りで、厳冬期の雪山登山に対応するハイスぺックモデルです。

サイズ感も丁度よくCOLUMBIAの店員さんの勧めもありましたし、山雑誌などでも紹介されていたので、試してみることにしました。しっかり目の3レイヤー地にしては軽量で、肩部分などは生地が補強されています。
アウトレット品ということもありますが、3レイヤー素材のシェルにしては元々の価格も抑え目で、2着で海外メーカーのゴアテックス製のシェル1着分位の価格で買えました。さて、実際の性能はどうでしょう?

ポートノイパイクジャケットを来て雪の中を歩いてみる

先ほどと同じ日、今度は「ポートノイパイクジャケット」を着て外出してみました。インナーは先ほど同様の街歩き仕様。今度は1時間強、新雪をかき分けながらしっかり歩いたのでかなり汗ばみました。

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さすがに表面の撥水はキープされていて「カットバンクスジャケット」とは違うなと。ただし、カメラバッグのストラップが当たってる部分などは、集中的に圧力がかかったのか撥水が落ちてることも。

裏地はやはりかなり濡れていて、汗をかいた分の水蒸気が逃げ切ってないなかったのでしょう。脇下のベンチレーションを空け忘れていたこと、インナーが普段着のままでやや厚着ということもあり、アウトドアに備えた正しいレイヤリングをしたら、結果は違っていたかもしれません。ちなみに奥さんの方は、全く結露はなかった模様。それって私が汗っかきなだけかも…?

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雪の積もった奥多摩ハイキングなどでも試していますが、登り初めから30分も経たないうちに熱くなって脱いでしまうので、その真価はまだ分かりません(笑) 登りは最初から脱いだ状態で、食事休憩のタイミングで羽織って、下りは着っぱなりという使い方が主になりそうです。
ハードシェルだけでなく、ベースレイヤー、ミドルレイヤーについても試行錯誤している最中ですが、行き帰りの電車、行動中も登り、下り、休憩時とそれぞれ気温も体感温度も違うので、なんやかやでこまめな脱ぎ着が一番効果的かもしれません。

追記:関連記事など

「カットバンクスジャケット」は釣りなど運動量の少ないアウトドアを中心に、「ポートノイパイクジャケット」は登山やスキーなどで数シーズン使っていますが、撥水効果も健在ですし特に水が染みるなどの不具合は起こっていません。

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ちなみに厳冬期に雪山に登るような登山はしないので(残雪期ハイク程度)ポートノイパイクジャケットではオーバースペックな位(生地がしっかりしているのですぐ熱くなってしまいます)。スノーハイクではもっぱらファイントラックの「エバーブレス バリオジャケット」を着ることが多いです。

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