I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

OM-D E-M1とM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIで走る犬を撮る

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こちらの続きというか、翌日の話。


親が旅行に出かけた実家の留守番、というか犬の世話を頼まれた日曜日。午後の強い日差しが落ちつく頃合いを見計らって、カメラを持って散歩に連れていきました。車に乗るのが大好きな奴なので、ドライブがてら多摩のお山まで…。
こちらに向かってダッシュしてくる犬をC-AFで撮るというのは、これまで使った一眼レフ(オリンパスE-520、E-30、E-5、ペンタックスK-30など)ではほぼ壊滅状態。もちろん、私の腕の問題が大きいのですが、所謂「飛行犬」の類は基本置きピンで、と諦めていました。
もちろん、動体撮るなら素直にニコキャノ一眼を使え、という話もあるのですが(笑)、お気に入りのカメラで動く愛犬写真が撮れるなら、嬉しいじゃないですか。ということで、最新のミラーレス機で挑戦です。(話は変わりますが、先日カメラのキタムラの店頭で、EOS Kiss X7を触ったら、サーボAF(C-AF)が標準レンズでもあまりにスムーズに動きまくるので一瞬目眩がしましたw 旧サーズレンズに見切りを付けたのは、実はこの出来事も大きかったり…)

さて、撮影に協力してくれたのはコイツ↓。標準サイズからかなり巨大化したジャックラッセルテリアのオス5歳です。毛が伸びすぎてチョンマゲ作られてます。そういえばこれはFTの14-54mm、写りは十分。しかし動く犬相手ではお手上げです…。

ジャックラッセルテリアはかなりすばしっこい犬種なので、SS優先で1/1000に設定。C-AFの中央1点で(グループターゲットだと周囲の草に転びそうかなと)、AF追従の連写Lモードに設定。レンズが暗めなので、割り切って感度は上限ISO3200にしてみましたが、野外かつ天気も良かったのでそこまで感度が上がることなく撮れたようです。
ただ、この日は夕方になっても暑かったこともあって、森の中とはいえわんこもややバテ気味か、本気ダッシュとはならず(普段は飛び跳ねるように走る犬なので)。飛行犬っぽいカットは撮れずじまいです。
ということで、そんな犬ダッシュの連写から何枚か抜き出してみました。exifで見ると約1秒。連続10枚のファイルがあったので、実際は1秒半くらいかと思いますが(連写Lで6.5枚/1秒なので)、周囲の草に引っ張られて2枚ピントが外れた以外はほぼピントは合っていました。





構図が左右にブレていたり、後半2枚、顔というよりは周囲の毛にピンが行ってるのは私の腕のせい。というか、走る犬の顔の中心にピントを合わせ続けるとか私には無理ゲーです(笑)
しかし、写真のできはさておき、動体追従の性能としてはなかなか頑張ってるのではないでしょうか。少なくとも、これまで使っていたカメラやレンズに比べたら相当にヒット率が上がりました。
後は、比較的よさげなカットを選んだら、トリミングしてこんな感じでいかがでしょうか。

写真を見返していて気付いたのですが、案外75〜100mm(35mmフィルム換算150〜200mm)あたりを使ってることが多いようです。ズームを動かしながら連写してるものもありましたが、犬とのボール遊びで最大望遠の300mmまで目一杯使うことは、あまりなさそうです。

それならこれ使えば、もっと綺麗に撮れるのでは…? なんて考えたりすると非常に危険なので忘れます(笑) でも、これデジタルテレコンを併用すれば150/300mm相当の単焦点レンズなんですよね。AFも速いという話ですし、背景も綺麗にボケてくれそうで、もしかして犬撮り最強レンズだったりして?

もさ犬トリミング

実家の親は「ムク犬が好きだから」と言うのですが、本音はトリミング代をケチってるのだろうと私は踏んでます(笑)(そもそもジャックはムク犬な犬種ではない) まあ、実際高いですしね、アレ。うちの奥さんも自分の美容院より高い、と言ってました(笑)
夏も近いことですし、お金は出してあげるからと、この日の夕方、近所のペットショップにトリミングに連れていきました。たっぷり遊んだ後なので、されるがままに大人しーく連れていかれました…。

カット前。うん、暑そう。

カット後。
仕上がり直後にE-M1がバッテリー切れになってしまったので、XQ1で。


スッキリ! 完全に別人(別犬)ですね。
毛の短いうちに、飛行犬写真を撮りたいのですが(毛が長いと↑のようにジャンプの瞬間毛が広がって写ってしまうので)、次はいつ遊びに行けるかな。

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