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スイス旅行記:1日目[成田〜チューリッヒ〜ベルン移動日]

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2015年、6月後半から7月にかけて行ってきたスイス旅行の記録になります。

今回の旅行ですが、昨年末に私が転職を意識しだしたタイミングに、奥さんの勤続10年のリフレッシュ休暇が取れるタイミングが重なったこと、さらに結婚してから未だ海外旅行に行ったことがなかったこともあり、この機会にゆっくり旅行でも行きましょうか、とそんな切っ掛けで春頃から予定を計画をしていたものです。

ゆっくりといっても、現地9泊の10日間程ではありますが、私が働いていた会社(というか業界)ではこれだけ長期の休みは取れませんでしたし、我が家にとっても初めての3泊以上の旅行になります。
とても良いリフレッシュになりましたし、今後はもう少し旅行なども自由に行けるような働き方へとシフトしていけるといいなあ、なんて考えております。

成田空港からスイス チューリッヒ空港へ

まずは、移動日となった初日6/27です。
この日は10:25発の成田発の便に乗るということで、早朝のうちに自宅を車で出発。インターを下りてすぐのUSAパーキングに車を預けて、6時過ぎには成田空港の北ウイングに到着しておりました…… 流石にちょっと早すぎましたね。

飛行機はチューリッヒまでの直行便、スイス国際航空(インターナショナルエアラインズ)のLX161です。ルフトハンザドイツ航空の子会社ということで(事前チェックインもルフトハンザのサイトで行いました)、スターアライアンスグループであるANAとの共同運航便となっております。


せっかく、ラウンジ利用できるクレジットカードを持っているのだから使いましょうか、みたいな。丁度いい時間つぶしになりました。ちなみにメインのカードとして使うつもりだった、ANA AMEXカードはスイスではちょいちょい使えない場所があったり、海外キャッシングにも対応してないなど思いの外使えませんでした…… 持ってて良かった三井住友VISAカード。

出国前最後の食事は「らあめん花月嵐」にて。しばらく食べられないと思うと、チェーンのラーメン屋でもそれなりに美味しく感じますね?

荷物を預け出国審査を済ませ、これから乗るスイス国際航空のエアバスA340-300にご挨拶。そうそう、この日は朝から小雨混じりのお天気でした。

国際線に乗るのは20年ぶり、12時間この狭いシートで過ごすことになります。ディスプレイなどの設備はやや古めで操作性などイマイチですね。機内のシステムの問題だかで、最初に見ていた映画の途中で再起動されてしまったりとか……。

地上は雨だった東京ですが雲の上に出ればお天気。スイス国旗のウイングレットが旅気分を高めてくれます。現地まで日の暮れないヨーロッパ直行便。あまり眠くなりませんが、途中数時間はウトウトできました。

機内のドリンクは早速スイスのビールが飲めるとのことで当然頂きます。飲みやすくて美味しいビールということもあり、現地まで3缶ほど頂いてしまいました。

最初の機内食はチキンカレー。その他、何故か茶そばにサーモンの刺身など。味はまあ見たとおりの感じ。

ロシア上空、おびただしい数の川と湖沼が広がってます。Google Earthでサハリンやロシアのツンドラ地帯を見ると大量の穴ぼこにゾクゾクってなりますよね。

ええと、丁度この辺りからバルト海になるのかな? 機上ではグーグルマップを見られないのがもどかしくなります。

2度目の機内食はあんかけの焼きそば? とりあえず完食はしました。

スイスの街並みが見えてきました。そろそろ着陸態勢に入る頃。

チューリッヒ空港に到着しました。写真のタイムスタンプは23時近いですが、時差がサマータイムの現在マイナス7時間あるので、同じ日の16時頃の到着です。

それにしても想像以上にスイスは暑い! 北海道旅行ぐらいのイメージで向かったのですが、普通に日本(東京)よりも暑かった。実際、長袖長ズボンはほとんど必要なく、パジャマ用として持っていったユニクロの半ズボンばかり履いていました。

チューリッヒ空港は滑走路を挟んだターミナルに到着するので飛行機を降りてすぐに地下鉄に乗ることになります。

挨拶のみの入国審査を終わらせて荷物を受け取りまずは売店でスイスの物価チェック。コーラの500mlペットボトルがCHF3.95と、日本円換算で500円オーバー。高っ!

水だってこの値段……。エビアンは後にCo-opでCHF1以下で買えることが分かりますが、基本的にスイスは食事を含めなにもかも物価が高い。だいたい日本の1.5〜2倍位の感覚でしょうか……。

空港内にはオメガの時計。

ちなみにスイス国鉄のオフィシャル時計はモンディーン(MONDAINE)。

案内の表示を見ながら「チューリッヒ空港駅」へ。ドイツ語が全く分からなくても英語表示や分かりやすいアイコンの表示が充実しているので、特に迷うこともありません。

この段階で成田でレンタルしたモバイルルータの電源を入れました。
ネットさえ繋がれば、グーグルマップで片仮名で地名検索ができますし、乗るべき電車の種類、時刻など全てGoogle先生が教えてくれます。このときは「現在地」から日本で登録済みのベルンのホテルへの経路を検索するのみ。本当に便利な時代になりましたね。

スイスパスのヴァリデート〜ICに乗ってベルンへ

この後、日本で手配していった「スイストラベルパス」を鉄道の窓口で有効化(ヴァリデート)する作業があるのですが、この手の作業は英語の話せる奥さんに完全にお任せ。私は基本横で見てるだけです……。

スイストラベルパス(旧スイスパス) | スイス政府観光局

我々は使用日が4日分のフレックスパス(2等)に加え、「スイスハーフフェアカード」というパスを事前に購入しておりました。これは、バリデーション後に4日間の使用日を自分で選択(日付を書き込む)パスと、4日以外の日程で主な交通機関を半額で利用できるパスの組み合わせです。
実際に使用したパスがこちら。複数言語で書かれた説明書きとセットになっていて、スイス国内を電車移動する旅行者の多くが同様のパスを持っていました。

都市間の大きな移動は4回程度なのと、登山鉄道などはパスがあっても半額になる程度なので、それならハーフフェアカードでも充分でしょう、という判断です。チューリッヒ〜ベルン間はそこそこ距離があるので、最初のパスの使用日をこの日に設定しました。

我々が乗るのは17:13発のジュネーブ空港行きIC(インターシティ)。停車駅の「ベルン」もちゃんと表示されているので非常に分かりやすいですね。他の都市でもですがスイスの鉄道は駅の案内や表示が、初めて訪れる観光客にも極めて分かりやすい作りになっています。正直、日本国内で見知らぬ都市の電車に乗る方がよっぽど迷ってしまうかも……?

そしてあっという間に「ベルン中央駅」へ。それなりに大きな駅ですが、首都の割にはこざっぱりとした印象。東京駅というよりは、川崎とか立川とかそれぐらいの規模でしょうか?

ベルンでの宿泊はこのB&B(bed & breakfast)。古い建物を利用したホテルで、部屋も小さめですがとても清潔で過ごしやすかったですね。午後はスタッフもおらず事前にメールで伝えられたパスコードを打ち込んでキーを取り出すというシステム。


部屋の窓からはベルン駅の鉄道がよく見えます。

1階は宿泊客が朝食を取ったりくつろげるスペースになっています。しかしながらこの時間にはスタッフもいなく、「ご自由にお使いください」状態。うーん、新鮮ですね。


このマフィンがやたらと美味しかったなぁ……。出掛ける前だったので、2人で1個しか取らなかったのをしばらく悔やんでいました(翌日はなかった……)。


夕食がてらベルン市街散歩

この時点で既に19時を過ぎていますが日が長いので、食事がてらベルンの町を散歩することにします。

ええと、これは裁判所だっけな?

ベルン中央駅のメインの駅舎はこことは別で(左手の建物の更に向こう)更に地下にも広がっているのですが、ホテルに近い側の出入り口がこちら。木で作られたアーチが非常に美しい駅舎です。


ベルンの市街地にやってきました。初めて目にする、古い建物の間をトラムが走るヨーロッパの街並みに感動する我々。

交差点は自動車、トラム、バスと様々に入り乱れていますが、自転車専用のレーンもよく整備されています。

巨大過ぎてレンズに収まりきらない連邦議会議事堂が見えてきました。


連邦議会議事堂の前に広がるべーレン広場にてチェスを楽しむ人々。海外ぽくてカッコいい光景!?

土曜日のべーレン広場はとっても賑やか(翌日曜日は多くの店が閉まっていました)。欧州の日の長さ故か、みなさん食事をゆっくりと楽しんでいます。左手奥に見えるのが「牢獄塔」と呼ばれる旧市街の西門。

牢獄塔の向こう(東側)がベルンの旧市街地。そちらは翌日のお楽しみにして、近くにあるというレストランに向かいます。

夕飯は奥さんがトリップアドバイザーで見つけたこちらのレストラン。フレンドリーなお店でしたが、メニューがよく分からずサラダと数皿食べてるうちにあっという間にお腹いっぱいになってしまいました(ひと皿の量が多いのですよね……)。




鉄道のベルン中央駅の前にはこのようなトラムの大きな駅があります。ここを拠点に市内各所にトラムの線路が張り巡らされています。

ようやく暗くなってきましたが、実はもう22時前です。日没が21時半頃なので、到着日の初日から軽くベルン市街の観光を楽しむことができました。


一番地味な(?)移動日の初日からかなりの写真枚数になってしまいましたが、旅行自体は翌日からが本番になります……。まだまだ続きますので、よかったら引き続きましてお付き合い下さいませ。

2015年6〜7月、スイス旅行関連記事など