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ジメジメの梅雨も近いので大事なカメラ&レンズ保管の際には湿気対策を忘れずに

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みなさん、カメラの湿気対策してますか? …ってカメラが趣味な方なら当たり前かと思いますが、最近カメラを始めた方の中には、あまり気にしてない人もいるかもしれません。そこで今回は、我が家のカメラ保管&湿気対策について紹介しようと思います。


防湿庫が欲しいけど置き場所がない…(涙)

以前より下の写真のような防湿庫(小型冷蔵庫のようなカメラの保管庫)が欲しい欲しいと言っている私。なかなか購入に踏み切れていません。というのも写真を見てお分かりかと思いますが、場所を取るんですよね、こいつ。

IDEX デジタル防湿保管庫 D-strage 100L DS-103M

現在の私の部屋はこんな感じで物だらけ。何かしら物を処分しないと防湿庫を置ける余裕がないのです…。よって、思い切った断捨離でスペースを生み出すまでは、もうしばらく現状の防湿対策を続けることとなります。

毎日通勤鞄にカメラ入れっぱなし… みたいのも、この時期特に注意が必要ですね。自宅では外に出してあげましょう。

ということで、私も行っている簡単なカメラの保管・防湿対策。カメラを始めたばかりで、ボディも交換レンズもそんなに数がないという人でも、気軽に始められる方法だと思います。2000円もあればできることなので(もっと安く上げるのも可能)、よかったら参考にしてくださいませ。

カメラ&レンズに湿気は禁物です

これについては先日記事にした、オリンパスのカメラメンテナンス講座でも習いましたが、家でカメラを保管する際は、なるべく風通しの良い場所に置いておきましょう。

特に湿気はレンズのカビの原因にもなるので(レンズカビは一度生えてしまうと修理が効かないそうです)、カメラバッグやカメララップなど保護用の布にくるんだ状態での保管はダメ。空気の対流がなかったり、湿気を含んだ空気の留まりやすい状態で長期間保存するのはイカンそうです。

カメラの保管にベストな湿度は40〜50%程度だそうなので、空気の乾燥した冬やその前後は屋内の風通しの良い場所で保管していても大丈夫でしょう(加湿器を使っている場合は要注意ですね)。しかしながら、梅雨から夏場にかけてかなり湿度が高くなる日本(本州以南)では、この時期それなりの湿気対策をした方がよいでしょう。

防湿ケース(ドライボックス)+乾燥剤でお手軽防湿庫

冒頭で紹介したような防湿庫を使えるならベストですが、少ない機材のために用意するのも無駄が多いですね。そんな場合は、簡単な防湿用の保管ケースを作りましょう。

用意するのは湿気が入り込まないような、密閉できるプラスティックのケース。キッチン用の収納ケースや衣装ケースを流用してもいいですし、カメラ用の保管ケースも各サイズ売られています。

私が使っているのはこんなやつ。市販のカメラ用ドライボックス(ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 8L)です。外から見える湿度計も付いていますが、収納ケースに100均などで売られている湿度計を入れておくので充分です。
機材が増えるたびに8Lサイズのものを買い足して3個になってしまいましたが、最初からもう少し大いきものを買っておけば良かったかもしれませんね。


このボックスにカメラやレンズを入れ(ボディとレンズは外した状態で保管するのがいいそうです)、市販の乾燥剤を入れてあげれば立派な防湿ケースの完成です(元々は乾燥剤付きのケースでしたが、時間も経ってますし入れ替えてしまってます)。
ちなみに小型の一眼レフ+ダブルズームキット+単焦点レンズ位なら、この8Lサイズで充分です。その他、レンズ用の防カビ剤なども、併せて入れてあげれば安心ですね。

電子レンジで乾燥させれば何度でも使えるシリカゲル乾燥剤

乾燥剤はカメラ店などでカメラ専用のものも売られていますが、石灰乾燥剤タイプのものとシリカゲルのものが多いでしょうか。石灰乾燥剤のものは強力で長持ちですが、基本的に使い捨て。湿気を含んで膨らんできたら、交換する必要があります。

一方シリカゲルのものは乾燥させることで、吸収した水分を放出させ再利用できるものが多いです。天日干しさせるものの他、電子レンジで乾燥させられるものもあり、私が使っているのは後者のタイプ。ここ数年はずっと同じ乾燥剤を買っています。

何度でも繰り返し使えるものですが、1年も使うとこんな感じで袋もくたびれて、中身も黄ばんでくるので、だいたいこの梅雨前に買い換えています。

袋の中に色つきの玉があるのが分かるでしょうか? これがピンク色になってくると、これ以上湿気を吸収できない目印です。

説明書きには「電子レンジ(強)で2〜3分ずつ加熱」と書いてありますが、念のため600Wに設定して3〜5分程加熱しています。一度に何個も加熱すると時間がかかりますし、レンジ内に水蒸気がこもるので、何度か換気しつつ乾燥させると良いでしょう。
こんな感じでピンク色がブルーに戻ったら、また新品同様に使うことができます。

私の使っている8Lサイズの防湿ケースの場合、2個も入れてあげれば、10分程で60%を越えていた湿度も40%以下まで下がります。

この写真は今日撮ったものなので、湿度もまだ60%は越えてない状態からのスタートですが、写真の後20%位まで下がってしまいました…。

乾燥しすぎというのも、本当は樹脂パーツなどによくないそうですが、あまり気にしなくていいと先日のメンテナンス講座でメーカーの方も言ってたので、まあ大丈夫でしょう。
この乾燥剤は500円ちょいで20個も入っているので使い捨てにしても惜しくないですし、レンジ乾燥させて使えば、相当長持ちするかと思います。私は1ケースあたり2〜3個位投入して、梅雨時期はやや数を増やして、1年間使ったら買い換えてます。

梅雨時期は湿度計を定期的にチェックして、乾燥剤がピンク色になっていたら交換したり、レンジで乾燥させてあげましょう。

でもやっぱり防湿庫が欲しい…

とはいっても、いい加減複数の防湿ケースを使った保管が面倒くさくなってきているのが本音です。カメラボディは一眼系で3台で近々増えそな予定もあり?、コンデジも数台、交換レンズなどもそこそこあります。
3個のドライボックスにはシールを貼ったりして区別しているものの、目当てのボディやレンズを探すのに一発で見つからなかったりします(笑)

あまり小型の防湿庫という訳にもいきませんし、2段の40L台ですとかなり不安なので、やはり3段以上は必要でしょうかね…。60L庫ならば足りるかな?

部屋の片付け… 気合いを入れてやりますか。