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タバコシバンムシの駆除にフェロモントラップ ニューセリコを使ってみた【奴らとの戦いに終止符!?】

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昨年から続いているシバンムシ(あるいはカツオブシムシ)との戦い、2016年度版になります。

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今年もシバンムシとの戦いが始まってしまった…

家の中を飛んでいるもの凄く小さな虫。チョウバエやショウジョウバエなどの小バエでもない、1mm以下の小さな茶色の甲虫。それがシバンムシ(タバコシバンムシ/ジンサンシバンムシ)です。恐らくね。カツオブシムシ(ヒメカツオブシムシ/ヒメマルカツオブシムシ)の可能性もあるけど、要はその手の小型の超小型の甲虫、そしてやっかいな害虫です。
プロがすすめるシバンムシの駆除対策・タバコシバンムシの退治方法 - 虫知識.COM

特別に大量発生している訳でもなく、食料や衣類に目に見える被害がある訳ではないのですが、1日の大半を自宅で過ごしているので、視界を横切るを虫を日に1度でも見てしまうとやはり気になるのです。

昨年は10月を過ぎる頃から徐々に姿を消して、冬場は完全に沈黙した奴ら。夏場の燻煙剤(アースレッド、バルサンなど)が効いたのか?と期待もしたのですが、今年の5月ぐらいになると、またしても例の小さな虫を見かけるように… やはり冬を生き延びて今年も現れてしまいましたか…。

早い時点で燻煙剤を炊いてみる

今年は最初に奴らを見た段階ですぐに燻煙剤を炊いて対策しました。昨年、最も効果があったと感じられた「バルサン いや〜な虫 不快害虫用くん煙剤」。2LDKの我が家に3個という徹底ぶり。

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ちなみに燻煙剤を使った直後はほぼ沈黙状態になることは分かっていましたが、この間に卵や幼虫で難を逃れた奴らがいるはずなので油断は禁物です。数週間後に間髪入れずにもう1度。これで消えてくれるといいのですが…。

しかしながら、結局2度の燻煙の効果もむなしく、それから数週間後にまた視界に例の小さな虫を見るようになってしまいました。正直、私が気にしすぎな気もしますが、主夫である以上、この家は私が守る!(笑)

恐らく定期的に燻煙剤を使っていれば姿を見ることはないと思われますが、いかんせんコストパフォーマンスが悪すぎます(ゴキブリのような耐えがたい嫌悪感のある虫でもありませんし…)。
こうなったら、いよいよアレに頼るしかなさそうです…。

フェロモントラップを試す! 富士フレーバー「ニューセリコ」

そう、昨年も気になっていましたが、価格の高さに躊躇していたフェロモントラップ(誘引捕獲)です。性フェロモンや食物性の誘引剤を用いてシバンムシの成虫を捕獲するというもの。根絶の効果はないよでうすが、発生箇所の特定に繋がりそうですし、成虫の数を減らせばそれだけ産卵も減らせます。

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調べてみるとフェロモントラップには各社から「ニューセリコ」「シンライン」「ハイレシス」「ドームトラップ」といった製品が出ているようですが、ネットのレビューなどを頼りに富士フレーバーの「ニューセリコ」を買ってみました。結構高いです(笑)

実際フェロモントラップはどれもいいお値段するのですが、燻煙剤を定期的に使うことを考えたら、一度試してみる価値はありそう、と決断しました。ちなみにこの富士フレーバーはJTの子会社である香料メーカー。食品やタバコ向けの香料を作る一方で、害虫駆除用の誘引剤を製造しているのだとか。

それでは早速、タバコシバンムシ誘引捕獲セット「ニューセリコ」を見ていきましょう。今回、Amazonで購入しましたが、有効期限は約1年ほどありました。

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中身は厚紙でできたトラップ本体が10枚。さらに2種類の錠剤が10個ずつ。それぞれ「性ルアー」「食ルアー」と名付けられています。雄を集める性フェロモン誘引剤と雄雌の両方に効く食餌誘引剤ですね。どちらも殺虫成分は含んでおりません。

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殺虫成分を含まずにどうやって駆除するか?というと、粘着シートでペタっと。なんちゃらホイホイ同様で、単純ですが小さな虫だけに効果は確実ですね。

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シールを剥がして、ルアー貼り付け位置に2種類の錠剤(ルアー)を貼り付ければ準備完了。ルアーは鼻を近づけるとほんのり甘いような香りがしますが、特に近くにあって気になるようなものではありません。

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後は、このようにトラップを折り曲げて、屋内の気になる場所の壁面などに取り付けます。設置する高さは1.5m程度、設置間隔は5〜10mほど開けるといいようです。玄関などに置くと外から虫を呼んでしまうそうなので要注意。

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2LDKの我が家ならばひと部屋1枚で十分そうですが、ある程度発生源の特定をしたかったので、リビング、寝室、台所、廊下、そして私の部屋に計6枚設置してみました。次は、いよいよ気になるニューセリコの釣果(?)になります。

2ヶ月弱設置したトラップの効果を確認!

フェロモントラップをしかけたら今まで見えてなかったシバンムシまでごっそり捕れる… というのをイメージしていましたが、案外そんなこともありません。
気になって、各トラップを毎日目視していましたが、1日1〜2匹捕れればいい方。いつまでたっても全く入らない場所もありますし、突然2〜3匹捕獲されているのを見ると、随分捕れた気にがしてしまうレベル。

それでは、我が家で8月の頭に仕掛けたトラップの捕獲状況を、実際に見て頂くことにします。虫の苦手な方は回れ右(という程でもないかな)。ばばばん!

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んー、2ヶ月弱でこれってどうなのかな? 捕れてることは捕れてるのですが、激しくゴッソリ捕獲したといういう訳でもない。全部数えても50匹弱… って考えるとそれなりの数かな?(これが一斉に飛んでいたら、大量発生を疑いますね)

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ちなみに2個のルアーのうち白っぽい方がフェロモントラップ。捕獲されてるシバンムシの多くが、フェロモントラップ側に引き寄せられている気がします。雄って悲しいな…。

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ちなみに最初の写真のトラップは右側からリビング、真ん中がキッチン、そして左側が私の部屋とその外あたり。捕れ具合を見ながら、多少トラップの場所を移動させたりしていたのですが、どうやら一番の発生源と疑っていたキッチン回りより、私の部屋やリビングの窓際の方が捕れているという事実…。

実際の効果、今後の対策は?

てっきり発生源の大元はキッチン周辺かと思っていたので、誤算といえば誤算。昨年から乾燥食材の補完にはかなり気を使っていましたし、食料が原因でないのは有り難いのですが、それ以外の場所が発生源となるとややお手上げ感もあります…。

私の部屋には大きな本棚がありますし、収納には古い雑誌のバックナンバー、過去に自分が仕事で手掛けた書籍などが詰め込まれています。もしこれらが原因となると、大規模な断捨離を行うしかありません…。

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正直、どうしたもんじゃろのう?という思いばかりで、具体的な打開策も見当たらないのですが、最近は殆どシバンムシの姿を目にすることはなくなりました。
トラップの効果が出てきてるのかもしれまえんし、時期的に9月も後半… ということもあるのかもしれません。かといって完全に消えたかというと、忘れた頃に視界を何かが横切ったするので、安心もできません。ただし、目に見えて奴らは減っているように思われますし、トラップの捕獲状況を見ても、悪化や大量発生は考えられません。

元を絶たない限り、なかなか完全駆除というのは難しいのかもしれませんが、フェロモントラップ、燻煙剤、そして屋内の掃除、片付けを徹底していくことで、徐々に減らして行けそうな気がしてきました。家電やガジェット類の空き箱もなるべく片付けよう。

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とりあえず、トラップは10月いっぱいまで仕掛けつつ、状況を見て年内に残りも使い切るか。又は、来シーズンの6月に燻煙剤と合わせての対策を打つか検討したいと思います。俺たちの戦いはこれからだ…

2021年9月追記:その後のシバンムシ発生状況

2016年にこの記事を書いてからの我が家でのシバンムシ発生状況です。まず2021年9月段階で室内でシバンムシを見かけることは一切なくなりました
2016年のフェロモントラップ(ニューセリコ)使用で撲滅したかに思われたシバンムシですが、翌年は見掛けなかったものの、残念なことに2018年に若干の発生を確認。改めてニューセリコを仕掛けて、10枚セットのうち半分を使った前半戦ではわずかな捕獲、後半戦で殆ど捕獲がなくなり(場所によっては1匹も取れない)、以後翌2019年から3年間シバンムシの発生は確認していません