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長年愛用している丈夫なCrumplerのカメラバッグ「Million Dollar Home」

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普段は専用のカメラバッグではないショルダーバッグやトートにインナーケースを入れてカメラを運ぶことが多いのですが、複数のボディやレンズを持ち運んでの撮影が主目的のときに使っているカメラバッグがあります。

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Crumpler(クランプラー)というメーカーのMillion Dollar Home(ミリオン・ダラー・ホーム)というシリーズのカメラバッグ。それぞれ4年/5年以上使い続けてるもので、その後も色々なカメラバッグに浮気しかけたのですが、何やかんやで「クランプラーがあるからいいや」となってしまいます。気に入ってるポイントは頑丈さと取り回しの良さ、さらに2種類のサイズで手持ちのカメラ殆どの持ち運びに対応してしまうことなどです。

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クランプラーは自転車のメッセンジャーバッグからスタートしたオーストラリアのブランド。独特の丸っこいポップなデザイン、カラフルな色使いが特徴で、メッセンジャーバッグ、カメラバッグの他にPCバッグなども作っています。

crumpler.jp – WELCOME TO THE WORLD OF CRUMPLER EU.

国内での取り扱いは銀一。世代によってカラバリやラインナップが変化するので、私の使っているものは現行品と少し違っているかもしれません。また、現在は6ミリオンダラーホーム以上の中〜大型のバッグは後述する一部モデルを除いて製造されてないのか、市場在庫のみになっている可能性があります。

小型一眼レフのダブルズームなら「The 5 Million Dollar Home」

「ザ・5ミリオン・ダラー・ホーム」は私が最初に手に入れたクランプラー。当時、オリンパスの一眼レフE-520を持ち運ぶのに使っていたものです。エントリークラス一眼レフのダブルズームキットに丁度良いサイズで、一眼レフカメラ1台と交換レンズ1本(又はペットボトル)、財布位の荷物でのカメラ散歩に重宝しました。

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現在も、小型一眼レフのK-S2やOM-Dを1台持ってのカメラ散歩かつ、多少頑丈なバッグを使いたい取材用途などに活躍してくれています。私の使っているのは恐らく2世代前のモデルで、現行モデルとはポケットの場所などが違っているようです。

ミリオンダラーホーム・シリーズに共通するのが、フラップのベルクロを消音できる「ベルクロサイレンサー」なる仕様。ライブ撮影など「バリバリ」音を立てたくないシチュエーションではとても有り難い仕様です。

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ポケットはフロント側とフラップの裏にありますが、現行モデルはフラップ裏のメッシュポケットはなくなっているようです(代わりにバックポケットが付いてるはず)。

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左右に設け慣れた謎のミニポケット… これもモバイルバッテリーや小物を入れるのに役立っていたのですが、現行モデルには付いてないかもしれません。

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ダブルズームキットではありませんが、レンズを繰り出した状態の「smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」と付けた「PENTAX K-S2」と望遠ズームに見立てた「HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」がいい感じで収まります。もちろんこの他に財布とスマホ程度は収納可能、小さめの単焦点レンズなども入ると思います。

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仕切りは3枚付属していたはずですが、私はもっぱら1枚だけ入れて使っています。それにしてカラフルさも魅力のクランプラーでなぜ黒なんて選んでしまったのでしょうね、私。これだけはちょっと後悔しています(笑)

小型の一眼レフやミラーレスカメラを1台のみ(交換レンズなし)で持ち運ぶなら、さらにこの下のサイズである「4ミリオンダラーホーム」や「3ミリオンダラーホーム」でもいいかもしれません。現行モデルのこの2色、どちらもいいですよね!

中型一眼からOM-Dの2台持ちまで使える「The 6 Million Dollar Home」

続いてひとつ上のサイズである「ザ・6ミリオン・ダラー・ホーム」。中型一眼レフカメラであるオリンパスE-5と3本のレンズ(フォーサーズの12-60mm、50-200mm、50mmマクロ)とストロボまで収納することができたバッグです。先ほどの、5ミリオンダラーホームよりもひと世代新しいモデルだと思います。

E-5を手放してからしばらく出番がなくなっていたのですが、マイクロフォーサーズのOM-Dを2セット収納できることに気付いてから、再び使用する機会が多くなりました。

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5ミリオンダラーホーム同様に、ベルクロの消音システムが付いています。

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フロントのポケットにはメッシュの仕切りが付いてるので、充電池やSDカード、レンズティッシュなど頻繁に取り出すものを入れておきます。カバンが膨らんでもよければ、ポケット側に財布とスマホを並べて突っ込むこともできます。

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そしてファスナー付きのバックポケット。iPad miniも余裕で入るサイズです。

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OM-Dを2セット持ち運べる収納力

6ミリオンダラーホームには6枚も間仕切りが付属していて、これらを組み合わせることで、自分好みのバッグレイアウトを作ることが可能です。

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せっかくですので、かなりギチギチまで詰め込んでみましょう。バッテリーグリップを装着した2台のOM-D(E-M1&E-M5)にマイクロフォーサーズの大三元レンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO/12-40mm F2.8 PRO/40-150mm F2.8 PRO)、さらにクリップオンストロボ(FL-36R)という構成です。

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さすがにレンズを装着したままで、2台のOM-Dを収納することは不可能なので、片方のE-M5はレンズを外した状態での収納となります。5区画に区切ったコンパートメントに2本のレンズ、ストロボ、グリップ装着のボディが収納されています。

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最後に12-40mmレンズ付きのE-M1を差し込んで、全てが収まりました。もちろんこれ以外のレイアウトも考えられますし、ボディ2台とレンズ2本という組み合わせなら、もっと簡単に収納が可能です。

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さらに間仕切りをスッキリさせることで、2台のカメラをレンズ装着状態で収納することもできます。今年の梅雨時期、レンズ交換の難しい雨の日にこの組み合わせで2台のカメラ(+コンデジ)を持ち運んだのもこの6ミリオンダラーホームでした。

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表地は防水素材ではありませんが、多少の雨なら防水スプレーをかけておけば傘を差しながらの撮影なら可能です。

三脚固定用のベルトでさらに機材運搬力をアップ

さらに、6ミリオンダラーホームは付属しているこちらの2本のストラップを、ベルクロで本体上部のリングに取り付けることで…

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バッグ外側に三脚を吊り下げて持ち運ぶことができます。普段はあまり使用することはありませんが、花火大会などにはこの6ミリオンダラーホームが活躍してくれます。

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先ほどのカメラ2セットの収納と併せると、それなりの機材量を運ぶことができるのが分かるかと思います。

他のカメラバッグに浮気できない頑丈さが魅力

それぞれ5年、4年と間使ってきたので、多少見た目はくたびれてきていますが、型崩れなどは一切なくしっかりカメラを守ってくれています。あくまでソフトケースタイプなので、大きな衝撃を与えたり上に座るようなことはできませんが、写真の形状のままから薄くたたむことなんて全くできない(収納には難儀しますが)頑丈なボディには安心感があります。

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これまで何度かベンチレベルの高さからバッグごとカメラを落下させたこともありますが、幸運にもカメラもレンズも無事だったのは、少なからずこのバッグのおかげもあるかと思います。

ここ最近も買う直前まで行ったカメラバッグは、やはり5ミリオンダラーホームの現行モデル(色がいいですよね)だったりして、個人的にはかなり信頼を置いているお気に入りのカメラバッグです。

現行モデルは「The 5 Million Dollar Home」まで?

さて、以前は最初の1サイズから7サイズまで(その上もあるという噂?)豊富なラインナップがあったクランプラーのミリオンダラーホームですが、現在メーカーサイトを見る限り「3ミリオン・ダラー・ホーム」「4ミリオン・ダラー・ホーム」「5ミリオン・ダラー・ホーム」の3サイズのみの販売となっているようです。市場には他のサイズや旧モデルが残っているところもあるようですが、6以上の大きめサイズの使い勝手がいいだけにやや残念です。

ちょっといいお値段しますが、2サイズのミリオンダラーホームを使ってきた経験から、間違いなく長く使うことができる良いバッグだと思います。

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