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OM-D E-M1 MarkIIにGRAMASのガラスフィルム「Extra Glass」を貼ってみた

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昨年末に購入したオリンパスのOM-D E-M1 MarkII。本体の液晶モニターには、発売前に買うことができたHAKUBA製の「EX-GUARD」というフィルムを貼っておりました。
本日発売「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」が我が家にやってきた!【新製品レビュー】 - I AM A DOG

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本題に入る前にちょっと愚痴というか注意喚起的なやつを挟みます。

HAKUBA製「EX-GUARD」の品質に大きな疑問!?

EX-GUARDは「ガラスのように美しく強い」をキャッチコピーに、9Hという高硬度をアピールしたフィルムですが(ガラスフィルムではなく通常のプラフィルムです)、これがかなりのクセモノでした。
当初は無事に埃や気泡も入らずに貼ることができ、しばらくは普通に使うことができました。ときたま角が軽く浮いることがありましたが、押せばすぐにくっつきますしさほど気にしていなかったのですが、半月程が経った数日前のこと…。E-M1 MarkIIを防湿ケースから取り出したら、このような状態になっていました…。

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フィルムの上下が完全に浮いてしまっています。つまり縦方向に反っている訳ですが、スマホ用を含めこれまで様々なフィルム(カメラ用品メーカーから100均製品まで)を使ってきましたが、こんな剥がれ方を見たのは初めてです…。

この半月の間、氷点下から室温まで30度近い温度差の環境では使ってはきましたが、それは他のカメラやスマホでも同じこと。しかも私の環境だけなく、Amazonのレビューを確認した所、同様の報告が立て続けに見られます。さらにOM-D用だけでなく、フジX-T1/X-T2用のフィルムでも同様にフィルムの端が浮く症状が発生しているようです。

正直ここまでくると不良品レベルだと思うのですが、メーカーはこの状況をどこまで把握しているのでしょう? このEX-GUARDシリーズ自体、昨年の12月頃から市場に出始めた製品のようで、まだ対応が追いついてないのかもしれませんが、通常のフィルムよりもランクを上げた製品でこのクオリティはマズいです。
正直、当分はEX-GUARDを含むハクバ製フィルムには、手を出したくありません。

…といった愚痴はこの辺にしておきますが、ハクバさんには早急な品質改善を期待したいところ。できることなら返品なりまともな製品に交換して欲しいぐらいです。

GRAMAS Extra Camera Glass for OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II/DCG-OP01

さて、嫌なことは早めに忘れて、今回の主役はこちら。以前から気になっていた、GRAMASのガラスフィルム「Extra Glass(エクストラ・ガラス)」です。

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GRAMASはiPhoneのアクセサリメーカーである坂本ラヂヲが立ち上げたブランド。主にiPhoneの保護ケースや保護ガラスを製造販売しているようですが、カメラ用品の銀一プロデュースで生まれたのがこのカメラ用ガラスフィルム(保護ガラス)。
GRAMAS×銀一 Extra OLYMPUS OM-D E-M1 Mark 用液晶強化ガラスフィルム
耐摩耗、耐衝撃性能に優れた硬度9Hの強化ガラスを採用し、防汚コーティングにより指紋などが付着しにくく、また拭き取りやすくなっているそう。

ニコンやキャノンの上位機用として出ているのは以前から知っていて、ニコン使いの友人からもその評判は耳にしていました。ペンタキシアンのHiさんもK-1で使っていましたね。

オリンパスのカメラ用として発売されたのはこの「GRAMAS Extra Camera Glass for OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」が初。価格は2,700円と決して安くはないものの、この機種専用のガラスフィルムと考えるとまずまずでしょう。

外箱を開けると頑丈なプラスティックケース。フィルム本体までなかなかたどり着かない、気合いの入った包装です。フィルムの他、拭き取り用のアルコールティッシュとクロス、ホコリ取りのシールなどが付属しています。

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フィルム本体は、製品名の入ったアクリルボードに貼り付けられています。これも輸送中の反り対策や、フィルム剥離を防ぐためのものなのだとか。実はここから剥がす作業が一番緊張したかもしれません?(笑)

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固いガラスフィルムなので片側の端を合わせてパタンと倒せば、気泡など入ることなく綺麗に貼ることができました。Extra Glassは全て実機から採寸しているらしく、縁などに不自然な隙間も生まれません。四隅やエッジも綺麗に面取りされていて、仕上がりが美しいのはもちろん手触りもスベスベで気持ちいい。

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ただし、あまりに一発でピッタリくっついてしまうので、うっかり埃などが入ってしまったら、剥がすのに少々苦労しそうですね。

ガラスフィルムですが厚さ0.33mmと薄形なため、バリアングルのモニターを裏返しても特に干渉などはありません。E-M1 MarkIIの機能である、ファインダーを覗きながらのAFターゲットバッドの動きもスムーズです(写真はLVでのものですが)。

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実は、最初に貼っていたフィルムの頃、AFターゲットバッドの動きがあまりスムーズでなく「こんなものなの?」と思っていました。同じ条件で並べて比較した訳ではないので、どちらが上とは断言できませんが、体感的にはGRAMASを貼ってからは問題なく使える機能になったと感じています。

* *

以上、まだファーストインプレッションレベルではありますが、GRAMASの「Extra Glass」を貼ってみたご報告。噂通りの性能ならば、この先当分はフィルムを張り替える必要はなさそうでしょうか。どちらにしても、GRAMASは1度使いたいと思っていましたし、冒頭で触れたEX-GUARDについては一時しのぎ兼勉強代と思って諦めることにしましょう……。