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日野でダイヤモンド富士と紅葉ライトアップ:夕刻の百草園&高幡不動尊を巡る

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朝から富士山がよく見えていたこの日、夕方の買い物がてら「夕焼けが見られないものかな?」と思い立って、富士山&紅葉スポットに寄り道していくことにしました。

結果的に寄り道にしては随分と長い時間を過ごしてしまったのですが、とてもいいものを見ることができたので結果オーライです。

百草園に紅葉&富士山を見に行った

やってきたのは日野市の京王百草園。京王線の百草園駅から徒歩10分弱の所にある日本庭園です。

この時期の百草園は隠れた紅葉スポットでもあるのですが、多摩丘陵の東向きの斜面に作られている庭園ということもあり、夕方になると日が陰ってしまいます…。

お昼過ぎくらいまでだったら青空をバックにした鮮やかな紅葉が楽しめたはずですが、この時間まで色々と作業があったので仕方ありません。それにこの後には、夕飯の買い物に行かなくてはいけませんし…。


紅葉は早々に諦めて(?)庭園から少し斜面を登った所にある見晴台にやってきました。

周囲は木々に囲まれていますが数カ所見晴らしが良くなっていて、東側の地平線には新宿の高層ビル郡やスカイツリーまで見えています。空気が澄んでいけば筑波山なども見ることができます(北東方面の展望はまた別の場所から)。

紅葉の隙間から見えているのは聖蹟桜ヶ丘あたりかな?

そう、百草園のお目当ては紅葉でなく富士山だったのです。西側に開けた展望から、いい具合に富士山が見えるはず… と思ったら富士山のすぐ上に太陽があって、その眩しさで肉眼では富士山のシルエットが殆ど確認できないレベル。

随分と沈んで行く太陽と富士山が近いな。と思っていたら……

日野市はダイヤモンド富士のスポットだった!

まさかのダイヤモンド富士になりました! 厳密には山頂ど真ん中からややズレなのかもしれませんが、これはもうダイヤモンド富士と呼んでもいいでしょう!?(笑)

富士山の裏に沈んで行く過程で徐々に山頂から右に逸れていってますが、沈み始めのタイミングはかなりイイ線行ってたのではないでしょうか。

天気が良かったからという理由でなんとなく見にきた富士山でしたが、思わぬ光景を見ることができてラッキーでした。府中市からも富士山が見えるスポットは沢山ありますが、富士山と日没がこのような位置関係になることはないので驚きました。

この百草園の見晴台、広角で見てみると実は富士山が見えるのは結構微妙な隙間だったりします。太陽が沈んだ後は、富士山の陰が夕焼け空にぼんやりと浮かび上がっています(記事冒頭写真は太陽が隠れた直後のもの)。

帰宅してからブログを書くために調べて分かったのですが、日野市ではこの時期市内の各所でダイヤモンド富士が見られるそう。なんと市の観光協会が、ホームページで日程や鑑賞スポットを紹介していました。

「金剛富士」は日野だけです。「ダイヤモンド富士」開幕 - 日野市観光協会
先週、たった1日で夏富士から五合目あたりまで雪を冠って用意万端、いよいよ、冬至を挟んだ2ヶ月ばかり、日野での夕暮れ時のお楽しみ「ダイヤモンド富士」が始まります。
車窓から富士山を眺めながら走る多摩モノレールでは、「ダイヤモンド富士」が見られる駅もあり、時間も載ってるパンフレットも制作。
そして、昨年からは高幡山を覆う雑木林を伐採したため、新たに高幡不動尊境内散策コースからもクッキリと眺められるようになりました。

昨日の百草園見晴台はほぼジャストなタイミングだったようですし、明日から週末にかけても高幡不動尊や多摩モノレール万願寺駅などから、天気さえ良ければダイヤモンド富士が見られるようです。

そういえば、前回お昼を食べた松連庵のそば処は、残念ながら閉店してしまったようです。現在園内に食事処はないので、お越しの際はその点にご留意くださいませ。

お蕎麦も甘酒も美味しかっただけに残念です

明日からの4日間は百草園にて「紅葉ライトアップ」

ちなみに百草園では明日11月23日から4日間、閉園時間を19時まで延長して、紅葉のライトアップが行われるそうです。ダイヤモンド富士とセットで(?)いかがでしょう。

|お知らせ・イベント|京王百草園
11月23日(木・祝)〜11月26日(日)の4日間は閉園時間を19:00まで延長して〝紅葉ライトアップ”を行います。(最終入園は18:30まで)

マイカーは百草園駅前のコインパーキングへ

百草園へのアクセスですが、電車ならば百草園駅が最寄りになりますが、車の場合百草園には駐車場がないため駅前の川崎街道沿いに(高幡不動方面車線)あるコインパーキングを利用することになります。2箇所ほどありますがあまり台数は停められないので、休日やライトアップ期間は素直に電車を利用するのがいいかもしれませんね。(近隣の土地を駐車場として有料開放することもあるみたい?)


高幡不動尊で紅葉ライトアップを見る

せっかく百草園までやってきたので、続けて高幡不動尊に行ってみることにしました(買い物はどうした?)。高幡不動尊ではこの時期「もみじまつり」が行われていて、夜20時頃までライトアップされたライトアップされた紅葉を楽しむことができます。


まだ日没からあまり時間が経ってないので、そこそこ明るいですが、既に境内の建物や木々のライトアップは始まっていました。ちなみにこの五重塔は紅葉時期に限らず年がら年中ライトアップされています(笑)


まずはちょっと気になる所があったので境内をスルーして裏手の高幡山へ。梅雨時期には紫陽花が咲き乱れる山の中の木々もライトアップされていますが、足下はちょっと暗いので気を付けて…。



高幡不動尊からも富士山が見えた!

真っ暗な道を上っていくと… やっぱりここからも富士山が見えました。高幡山西側の斜面が開けていれば見えるはず、とは思っていましたが百草園よりも見晴らしがいいくらい。

このスポット、今までずっと気付きませんでしたが、昨年雑木林を伐採したことで、富士山方面の展望がよくなったそうです。
それにしてもマジックアワーの空と細い月、地球照も綺麗に見えています。月の下に見えているのは、土星と水星でしょうか?

先ほどの日野市のダイヤモンド富士予定を見ると、本日から24日まで高幡山からダイヤモンド富士が見られるそう。なんとか晴れてくれるといいのですけども…。

もう少し紅葉ライトアップそして小川

そして日没から1時間。辺りはすっかり暗くなり、紅葉のライトアップもより鮮やかに…。

今回もサブ機として持ってきたM.ZUIKO 45mmF1.8を付けたGX7MK2が活躍してくれます。百草園のダイヤモンド富士、ここ高幡不動尊からの富士山にも90mm相当中望遠のこのレンズが丁度いい長さでした。広角レンズをメインにしているときの望遠の足りなさを、いい感じで補ってくれるのです。

コンパクトですし開放でF1.8の明るさがあるので、中望遠の画角でも手振れせずに夜景を撮ることができます(GX7MK2の内蔵手振れ補正が優秀なのもありますが)。


五重塔の周りのモミジ、赤と赤でなんとも華やかです。

そしてメインのE-M1 MarkIIにはこの日もパナライカ8-18mm F2.8-4.0。以前、高幡不動尊の紅葉ライトアップを見に来た際はM.ZUIKO 7-14mmでしたが(下にリンクがあります)、開放のシャープさはやはりあちらの方が上でしょうか。




写真を撮っていると腹がへる

せっかく高幡不動まで来たのだからと、「らーめん専門店小川」に立ち寄ってラーメンを一杯。そういえば私は何をしに外出していたのだっけ…?

気が付いたら百草園に立ち寄ってから既に3時間近くが経ってしまいました…。もはや夕飯の買い物に出掛けたのか、写真を撮りに出掛けたのか、ラーメンを食べに来たのかよく分かりませんが、こんな日もたまにはアリでしょう。
もちろんこの後、予定通り買い物も済ませてから帰りましたけどね。

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