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再び天神尾根からトマノ耳&オキノ耳を目指す:最高の青空と雪の谷川岳


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先月、降雪によりピークハントすることなく途中で引き返した谷川岳に、先週末再び行ってきました。今回は素晴らしいお天気に恵まれ、最高の雪山登山となりました。

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半月ぶりの谷川岳天神尾根

2月末に久々の電車山行で向かった群馬と新潟の県境にある谷川岳。しかし、予報より少し早い降雪に見舞われ、山頂まで1時間弱程度の場所で引き返してしまいました。

その際の教訓として、谷川岳へのアクセスは次からは車にすること(電車だとどうしてもスタートが遅くなるので)。谷川連峰は晴天率の低い山域のようなので、なるべく予報のいいタイミングを狙って次回山行の計画を立てることに決めました。

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谷川岳の危険地区以外(天神尾根ルートは危険地区外です)に入山する際はネット経由のコンパスまたは紙による登山計画書や登山カードを提出する必要があります。これらの提出場所は土合駅の他、谷川岳ベースプラザのロープウェイチケット売り場の横にもありました。詳しくは群馬県警のサイトでご確認ください。
登山届の提出 群馬県警察

そんなタイミングが巡ってきたのは、3月も中旬を過ぎた先週末。雪の緩む残雪期に入りつつあるので雪崩の不安もありますが、前日からの冬型による気温低下、日本雪崩ネットワークの情報なども参考にしつつ、この週末はそこまで条件は悪くないと判断。
180317tanigawa | 日本雪崩ネットワーク

夜明け前に自宅を出発し、中央道から圏央道を経由して関越道へ、赤城高原SAでトイレ休憩を挟みつつ水上インターを目指します。

谷川岳ベースプラザから谷川岳ロープウェイ乗車

土合の谷川岳ベースプラザに到着したのは朝の7時、駐車場は1日1000円でした。2月24日より、週末の谷川岳ロープウェイ始発時間が7時に早まっているので、マイカーならば電車による水上や土合からのアクセスより2時間近く早いスタートが切れます。

ロープウェイは往復2060円(大人)ですが、JAF及びモンベル会員証を提示することで100円割引になります。

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さて、ロープウェイに乗り込む際に気付いたのですが、カメラをザックに固定するためのピークデザイン キャプチャーを付けてくるのを忘れてしまったようです……。

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン キャプチャー ブラック CP-BK-3

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン キャプチャー ブラック CP-BK-3

全ての登山用ザックに装着しておきたいと考えて、新型を2個買ったというのに、先日別の用事で外したまま戻すのを忘れていました。なんということでしょう!!!

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2台持ちしているカメラのうち1台はパーゴワークス フォーカスを使うのでいいとしても、2台目の携行はどうしたものか……? 結局、移動時の保護ケースにしているHAKUBAの防水ポーチをカラビナでショルダーストラップにぶら下げて乗り切ることにしました。

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ちなみにこの日のグローブは厳冬期用のものでなく、保温材の入ってない少し薄手のものを使っていましたが、インナーグローブをしていれば問題ありませんでした。テムレスよりも保温力はやや落ちるものですが、カメラの操作が楽なのです。

(パーゴワークス) PaaGoWORKS フォーカス ブラック CB03

(パーゴワークス) PaaGoWORKS フォーカス ブラック CB03

山行ログと歩行ルート(YAMAP/ヤマレコ)

谷川岳(天神尾根) | YAMAP / ヤマップ

  • 活動時間:5時間24分
  • 活動距離:6.76km
  • 高低差:668m
  • 累積標高上り/下り:887m / 942m

天神平からスタート、まだ山頂は雲の中……

さて、気を取り直してロープウェイ天神平駅にてアイゼンを装着してスタートです。しかし目指す谷川岳の山頂は雲の中に隠れています……。予報では8時頃には雲が晴れるとのことでしたが、思ったよりも雲が晴れるのが遅いようです。

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ワカンやスノーシューで歩き始める人も多かった2月末とは違って、足下の雪はガチガチにしまっている状態(ザラメ雪が凍ったような)。スキーだったら悲鳴を上げたくなるようなアイスバーンですが、アイゼンがよく効くのでかなり歩きやすい雪とも言えます。

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スキー場からひと登りすると天神尾根に出ます。上空には青空が広がっていますが、目指す谷川岳方面にはかなりの雲がかかっています。マジかよ……。

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尾根の雪庇はかなり落ちてしまった感じでしょうか。この辺りの緩い樹林帯(?)のアップダウンで徐々に体が温まっていきます。

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尾根の南西方面が開けました。あれ? 遠くに見えているのは……?

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富士山だ! 群馬と新潟の県境付近から、こんなにハッキリ富士山が見えるんですね!(この日、富士山は谷川岳山頂までずっと見えていました)

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避難小屋は相変わらず完全に雪の中です。積雪量は前回よりも確実に減っているのですが、入口は細い穴を残して完全に埋まってしまっています。

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前日からの冬型の気圧配置もあり、気温はそこそこに下がっていて(氷点下ひと桁程度ですが)、前夜には降雪もあったという谷川連峰。この次期にしては、ちょっとした樹氷があちこちで見られます。あとはこの雲さえ晴れてくれれば……

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と思ったら、少しずつ晴れ間が広がってきたようです? それにしても、この急登はスキーを履いたまま登っていくのはなかなか大変そうですね。

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前回引き返した天狗の留まり場までやってきました。ここまではとても順調で前回よりも早いペースです。

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天狗の留まり場から雲が晴れてきた

前回の引き返し地点ということでひと息付いていたら、ほんの数分の間にみるみるうちに雲が晴れてきました。

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雲が晴れたというか雲を抜けて上に出たというか……

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アイゼンを避けて正座して休憩するBCスノーボーダーの方々。何だかかわいい(笑)

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このあたり、恐らく前夜に降ったと思われる新雪がかなり積もってます。天狗の留まり場位まではうっすら程度でしたが、標高なのか風向きなのか、登山靴のくるぶしぐらいまでの雪が積もっていました。そしてこの急登を越えればあとひと息。

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雲を抜けたことで足下が雲海っぽくなってる!?

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谷川岳肩ノ小屋まで来ました。この辺りまでくるとかなり強風が吹き付けていますが、耐えられない程ではありませんし、それよりもどんどん良くなる天気が嬉しくて………。

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U.K.! U.K.!

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肩の小屋まで来たら、双耳峰のトマノ耳(薬師岳)まではあっという間。前回は「行っても真っ白だろう…」と諦めましたが、無事リベンジを果たすことができました。

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谷川岳山頂:トマノ耳とオキノ耳を堪能する!

ということで無事に谷川岳(トマノ耳)に登頂しました(なんだその手は!?)。最もベーシックな天神尾根ルートからですが、四季を通じて谷川岳に登ったのはこれが初めてのこと。そして後ろに見えているのが、双耳峰のもう一方であるオキノ耳です。

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さっきまで足下に見えていた雲も完全に消えて、富士山に浅間山、そして谷川連峰主脈までクッキリ(他にも色々見えてますが、よく分かってない)。

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続いてあちらのオキノ耳へ向かいます。雪庇のS字状のカーブが美しい。

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トマノ耳から少し下って振り返るとこの青空。最高しかない。最の高です!

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エビの尻尾が大セール!

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ああああ、もうひたすら格好いいんじゃー!(語彙力低下)

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オキノ耳にやってきました。こちらが本当の谷川岳山頂(1977m)ってことでいいんですかね。私の立っている後ろ側(東側)は雪庇状にスッパリ切れ落ちているのですが、気のせいかこちら側からたまに人が出てくるような気がするんですよね……??

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恐る恐る覗き込んでみると、東尾根を登ってくる登山者の姿…… すごいなぁ。

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しばらく山頂にいると、突然こんな感じでダブルアックスがニョキニョキと生えてきてクライマーたちが登ってきます。お疲れさまでした。

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ちなみに、東尾根ってこんなルート。これでも冬期アルパインだと入門ルート扱いなんでしょうか?(タイトルが) もう見るからに恐すぎるんですけど……。

それからも、リーゼントみたいな雪庇を眺めたり……

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新潟方面の山を見たり……

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入れ替わり立ち替わりで記念写真を撮る人たちの楽しげな様子を眺めたり……

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ここは相変わらずクソ格好いい!!!!(語彙力)。

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トマノ耳方面を振り返ってみたり…

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こっちは北アルプスかな?

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そんな感じで、食事をする訳でもなく絶景過ぎる山頂をウロウロしながら写真を撮っていたら、あっという間に1時間以上が経っておりました。ちなみに雪山登山の際はお湯を沸かしての食事などはせず、ゼリー飲料やパンなどを小休止の度に口にしています。

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風もそれなりにあって寒いことは寒いのですが、バラクラバとフードがあればなんとかなるレベルですし、とにかくこのお天気ですからここから離れがたくて……。とりあえずオキノ耳からトマノ耳まで戻りますが、この間でも写真を撮ってばかりの私。

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トマノ耳直下。岩と灌木に付いたエビの尻尾が凄いことになっています……

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エビの尻尾というかカニしゃぶっぽいと思ってしまったのは私だけか?

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本当に何時まで居ても飽きませんが、登ってくる人もさらに増えてきたので(電車組がそろそろ到着する時間かと)そろそろ下りましょう。東尾根を登ってきたクライマーさんたちも、下りるときは天神尾根とか西黒尾根を使うのかな?

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少し雪が緩んできた快晴の天神尾根を下山

格好いい谷川連峰主稜線を正面に眺めつつ……

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お昼頃になると完全に雲は消えて、天神尾根はオールクリア。登ってくる人は多いですが、天神尾根は歩けるエリアが広いので、すれ違いなども比較的スムーズです。

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この日差しなのでさすがに気温も上がってきて(お昼前の気温はプラスになっていたかと)、雪も徐々にグサグサしてきました。緩い斜度であれば、適度にアイゼンが滑ってくれるので下りやすいこともありますが、これからの残雪期は行きと帰りで雪の状態が全く異なるので緊張しますね。

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大きなクラック。

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うーん、この山も格好いいなぁ。万太郎山でいいのかな?

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この足下に関越トンネルが走ってるんですよね…… 山も凄いけど人間も凄いな。

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ひたすらこのお天気ですし、少し下りたら一気に風も弱まったので下りの足取りは軽い!

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下りに入るとすぐに見えなくなってしまう山頂付近ですが、天神平が近づいてくるとトマノ耳、オキノ耳の両方が見えてきます。

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少しだけ雲が出てきましたね。

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ズームしてみるととトマノ耳とオキノ耳にはまだまだ人がたくさん。皆さん最高の時間を過ごしていることでしょう。

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ということで、下りは普通にカメラ2台をぶら下げて戻ってきました。キャプチャーは忘れてしまいましたが、ストラップがSLIDE LITEとLEASHだったおかげで、カメラをブラブラさせることもなく比較的快適な携行でした。

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ロープウェイ天神平駅に到着〜。お疲れさまでした。

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以上、大事なキャプチャーを忘れてしまった割には、普段と変わらずに2台のカメラで写真を撮りまくってしまったので、いつも以上に写真だらけの日記になってしまいました。同じような写真ばかりですが、Flickrの方にはもう少しあります。
2018.3.17 谷川岳 | Flickr

さて、思ったより記事が長くなってしまったので、恒例の山帰り飯(?)は別の記事にて。谷川岳ベースプラザから車ですぐの場所で旨い肉が食べられるとの情報を得て、絶品のポークステーキを食べに行ったのでした。


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