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『写真のことが全部わかる本』(中原一雄)は初心者が最短でカメラと仲良くなるための素敵ガイド


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写真・カメラのHow Toサイトとしてお馴染みstudio9(すたじお・きゅう)、撮影方法などについてググっていると必ず行き着くサイトの1つです。そんな人気サイトを運営するプロフォトグラファー中原一雄氏の著書『写真のことが全部わかる本』が発売されました。

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今回、見本誌を献本していただき、読んでみたらとても良い本でしたので、本書について簡単に紹介してみたいと思います。



センス頼りにせず、カメラの気持ちを知ろう!?

まず、全体のコンテンツを見てみましょう。「初級編」「中級編」「上級編」の3章立てになっていて、2〜6pページ程度のトピックが全部で33項目。
初めてレンズ交換式カメラを手にした全くの初心者から、既に一眼カメラを使っている人まで、カメラ任せでない主体的な撮影を行うためのノウハウが、studio9の記事同様に分かりやすくまとめられています。

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前書きで中原氏も同じようなことを書かれていますが、撮影者の「(漠然とした)センス」に頼ることなく、カメラやレンズの仕組み、効果を学び「カメラの気持ち」をを知ることで、誰が試しても再現性の高いガイド本として書かれているようです。

だからといって、小難しい技術解説になっている訳でもなく、分かりやすい言葉を使い、最短距離で「カメラと仲良く」なることを指南しています。
そのような切り口なので、ありがちなシーン別の撮影方法ばかりを列挙するようなスタイルでなく(もちろんその手の本も便利ですけどね)、カメラの仕組みや使い方を総合的に学ぶことで、結果的に様々なシーンに読者が対応できることを目指しているのでしょう。

私自身、カメラを始めた頃は技術書の類いを読んでもあまりピンとくることがなく、実際のフィールドでの経験や失敗を通してカメラと仲良くなっていったタイプなので、「こんな本に出会えてたらもう少し飲み込みが早かったかも?」なんて思ってしまいました(笑)
基本的にはビギナー向けのガイドではあるものの、今の私が読んでも改めて「なるほど」と感じる内容も多く「自己流でカメラを楽しんでいるけど、どうもレベルアップを感じない」なんて感じてる人にも響く本になっていると思います。

本書の中からほんの一部だけ紹介…?

せっかくですので、私が本書に目を通してみて「なるほど」と感じた部分について、問題ないと思われる程度(たぶん…)にご紹介してみます。

例えば初級編の「ポジションとアングル」について。「視点を変えてみよう」は撮影指南書の定番ワードですが、「ポジション」と「アングル」の違い、それぞれの組み合わせにより、どのような効果が生まれるか具体的に解説されています。

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恐らくこの項目だけでも、最初から撮れる写真のバリエーションがもの凄く広がることは間違いありませんよね。

あるいは、中級編の望遠レンズの項目では、広角レンズに対して「狭角レンズ」という言葉で望遠レンズの効果を解説しているのですが、とかく「望遠=拡大、ズームアップ」といったイメージで捉えがちな初心者には目から鱗な視点かもしれません(?)。

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上級編のラストでは「RAW現像」についてもページを割いていて、最後まで読むことで自分の意思でカメラをコントロールして撮りたい写真を撮る・作ることの一通りが学べるようになっています。

また巻末のコラムでデータ管理とバックアップにちゃんと言及しているのも、さすが中原さんといった感じ!?

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まだカメラを手にしてない人でも…?

そうそう、既にカメラを手にしている人はもちろんですが、これからレンズ交換式カメラを初めてみたいと考えてる人に向けても、本書冒頭で「カメラ選びの超基本」と題して、「一眼レフとミラーレス」「センサーサイズ」「購入時にチェックしたスペック」なども分かりやすく解説されています。

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本書自体はどんなメーカーのカメラを買っても対応する内容になっているので、カメラ購入前の時点で手にしておくと「自分はどんな写真を撮ってみたいのか?」「どんな性能が充実したカメラやレンズが欲しいか?」など、より客観的かつ具体的なカメラ選びができるようになるかもしれません。




小さな作例がもう少し見やすければ…

最後にちょっと残念だと思ったのは、誌面レイアウトの都合で作例の写真がかなり小さく掲載されていて、肝心の写真がやや分かりにくくなってしまった部分がある所。
紙の書籍の他にKindle版も出ているので、そちらだと多少は画像拡大なども効くかもしれませんが、レイアウトデータの解像度にも寄るのでそこまで期待はできないかもです。

写真のことが全部わかる本 センス&知識ゼロからの写真のはじめかた、教えます。 (上達やくそくBOOK)

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