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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

GWに富山を車で往復ドライブして愉しんだ食いろいろ(カニ汁・回転寿司・ますのすし・平湯温泉)

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ゴールデンウィークに立山に行った件は何度か記事にしてますが、一応これでラストです。
東京方面から立山・室堂を目指す場合、立山黒部アルペンルートの長野県大町側(扇沢)から入るのが一般的です。しかし、今回は敢えてやや遠回りをしてアルペンルート西側の富山県を目指しました。

その一番の理由は…? 富山で寿司が食べたかったから(笑) 他にも、扇沢からの移動は乗換が多く行き帰りが面倒だというのもありましたが、基本的には寿司です。

ということで、今回はそんな富山往復のドライブで訪れた(食べた)色々を紹介します。

東京〜立山駅をマイカーで走る

さて、西東京エリアから富山県の立山までマイカーで移動する場合、ナビやGoogleMapで経路を検索してみると…

・中央道松本〜R158〜安房トンネル〜R471〜R41:355kmm(高速 5,430円)
・中央道〜圏央道〜関越道〜上信越道〜北陸道の高速乗り継ぎ:445km(高速9,940円)
(距離、高速料金は国立府中ICを起点)

という2ルートのどちらからか選ぶことになります(その他、松本からR148を北上して糸魚川から高速に乗るというのもあるみたい)。

最短距離なのは中央道の松本で中央道を下り、上高地方面を目指して安房トンネルから北アルプスの西側にに回り込み、平湯温泉から岐阜県内を北上して富山を目指すルート。
高速ルートは上信越道が頸城山塊(火打山、妙高山、新潟焼山などがある山域)の東側を回り込むことになるので、距離にして100km程遠回りですが、移動時間はほぼ同じです。実際には平均速度の関係で高速ルートの方が早いと思われます。

高速道路だけで行ける方が運転が楽なことは間違いないですが、高速料金が5,000円近く余計にかかり、ガソリンも100km分(1,000円弱)使うことになります。普通に考えたら、安房トンネルルートを走るのが正解でしょう。

ただ、せっかくのGW旅行ですし、XVでの長距離巡航にも興味があります。ということで行きは高速ルート、帰りは松本まで一般道を走ることに決めました。

出発日は4月30日の祝日なので、ETC休日割引が適応されますが、せっかくですので明け方4時前に高速に乗ってETC深夜割引を狙います(割引対象区間が長くなる)。

久々に走る上信越道が気持ちいい

朝4時少し前に国立府中ICから中央道に乗り込み、圏央道を経由して関越道、そして上信越道へと順調に走っていきます。
日頃、長野方面に登山に行く際は松本や安曇野あたりまでしか行かないので中央道から長野道を使うことが多いのですが、更埴よりも先に進むならば関越〜上信越道を利用した方が距離も短く早いのですよね。以前は、対面通行区間も多く霧が出るとヒヤヒヤしていた上信越道もすっかり整備されて走りやすくなりました。

また走りながら見える山の風景がいつもと違って新鮮です。ギザギザの岩峰が連続する妙義山塊や、中央道とは反対側から見る八ヶ岳、佐久を過ぎると正面に北アルプスが見えてきてとても気持ちのいいドライブです。時間が早いこともありますが、連休最終日のせいか周囲を走っている車も少なめ。

かつて散々通った野尻湖のある信濃町を過ぎるといよいよ新潟県。上越JCTまでは未だに対面通行の区間が残っていました。上越JCTからは北陸自動車道を日本海に沿って富山を目指します。

思ったよりも高速ルートがスムーズでこのままだと富山に9時前には着いてしまいそうなペース。少し休んで行こうかと立ち寄ったパーキングで面白そうな掲示を見つけ、ちょっと寄り道をしていくことになりました。

ETC2.0限定の一時退出実験で「親不知ピアパーク」へ

北陸道の親不知ICを下りてすぐの道の駅「親不知ピアパーク」にやってきました。

親不知ICは世界的にも珍しい海上に張り出したインターチェンジ

というのも一度高速を下りても立ち寄っても、1時間以内に同方向に乗り直せば高速料金がリセットされない、ETC2.0限定の実証実験が今年の3月より行われているそう。丁度、乗り始めたばかりのXVにETC2.0を付けているので時間潰しにピッタリです!?

高速道路から「道の駅」に立ち寄っても、料金そのまま! 3月24日~ 実験開始 | NEXCO東日本
道の駅 親不知ピアパーク - 親不知の観光情報玉手箱

そういえば日本海の海を見たのはいつ以来でしょうか…? この辺りの海辺は翡翠が拾えることでも知られていて「ヒスイ海岸」の相性を持つエリアなどもあるそう。

鮮魚の販売所や浜焼きの店なども出ていますが、富山に着いたら寿司が待っているし、その後は山に行きますし保存や持ち帰りは不可能なので見るだけ。

朝から軽めの食事しかしてないので、カニ汁を食べて行くことにしました。1杯400円であっさり目の味噌仕立て、カニはあくまで出汁取り用ですが、ほじればそれなりに身もあったりして、ちょっとしたアトラクション的に楽しめるかも?


高速の一時退出で車旅行の過程がもっと楽しめるようになるかも?

実はこの旅の帰りにもある温泉地に立ち寄るのですが(本記事後半にて)、長距離ドライブ、特に高速道路を使った旅行では目的地での食事や観光に比べて、移動中の休憩となるとSA/PA、ハイウェイオアシスなどに限定されがちです。

せっかく数百キロという距離を自分で運転しながら、その過程で通過する様々な土地に触れずに通り過ぎるのは勿体ないと常々思っていました。
この一時退出実験のような高速道路の途中下車がもっと気楽にできるようになると(実際は高速料金がそこまで大きく変わる訳でなく、心理的な障壁なのかもしれませんが)、旅の楽しさがより広がるように感じました。

例えば山好きな人ならば、長野方面の帰りに山梨付近で途中下車して、温泉に入ったり食事をして渋滞のピークを避けるなんて結構悪くないですよね。でもそのためには1時間と言わず、2〜3時間は一時退出を認めて欲しいかもしれません(笑)

海と山が近い富山県

再び北陸道に戻ってしばらくするとようやく富山県に入ります。この辺り、ずっと左手に雪山が見えています。右手には日本海、左手に北アルプス、この海と山の近さはなかなか他にありませんよね(北海道の知床半島を思い出しました)。

黒部川でしょうか。上流部にはあの黒部ダムなどやトロッコ列車で知られる黒部峡谷を擁する川… というかこのあと立山行くんですよね。

併走しているのは北陸新幹線。そういば新幹線を使えば、大宮から(多摩民的にはあえて東京駅でなく)富山まで2時間ちょっとのようですね。

そんな富山までのXVの燃費は17.5km/L。アイサイトのクルコン設定を90〜110km/hの間で調整しつつ燃費運転を心掛けてみた結果です。

上信越道のアップダウンがなければ、もっと伸びていたことでしょう。

人気の回転寿司「廻る富山湾 すし玉」で富山の海鮮を満喫

やってきたのは、富山市街にある回転寿司店「廻る富山湾 すし玉」。北陸エリアには有名な回転寿司が多いのですが(当ブログに何度か登場してる「氷見きときと寿し」なども)、Twitte繋がりの富山ファンな方からオススメして貰ったのがこちらの店。

昼時はかなり混み合うという情報を得ていたので、開店時間である11時の1時間前には駐車場に到着したのですが、店の前には既に並んでいる人の姿。話を聞いてみると何度か来たことのある方もいて(山形や名古屋から訪れてるそう)、開店する頃には結構な行列ができるそうなので、そのまま我々も並ぶことにします。

その後も次々に人がやってきて、開店前には見えてる駐車場は殆ど埋まっていました。午後からは立山に移動することを考えたら、早く来て正解でした。

開店準備中の店内メニューを見ながら、何を注文するか考えるのも楽しいですね(ワクワク)。やはりホタルイカ(生・ゆで)、白えび、のどぐろは外せませんよね…。

11時になると同時に開店、店内に通されます。店は一応回転寿司の形を取っていますが、目の前にいる職人さんに頼んで握っていくシステム。
かといってオール注文製でもなく、売れ筋のネタは流していますし、まとめて握った寿司をカウンターの中から「朝取れの○○〜、富山といえば○○! いかがですか〜」みたいな感じで、手を上げた客にバラまいて行ったりと賑やかな雰囲気です。

皿盛りのセットも充実していますが、お好みで頼みつつ気になるネタをバラまき出したら積極的に手を上げていきます。好きなネタはお互い1皿ずつ、気になるネタはまず1貫ずつ食べて、美味しければもう1皿というのが我が家の回転寿司の楽しみ方。

とりあえず北陸といったらのどぐろ(アカムツ)は外せませんよね。

富山湾盛り(白えび・ほたるいか・カニばらみ)に奥に見えるのはかさごかな? いくらは場所的にも時期的にも旬でないと分かっても、配り出すと思わず手を上げてしまう… 1年中食べたいのです(笑)

甘エビの昆布締めは富山名物の食べ方なのだとか、初めて食べました。そして、アオリイカ。日本海側のアオリイカ釣りも有名ですよね(エギング的な話)。

中トロ、イワシ、新鮮な初カツオ…

既に1貫食べてしまったのは何だろう…? 白えびが美味しいので改めて単品で。富山湾盛りのほたるいかは生じゃなかったので、生のホタルイカも食べておきましょう(こっちの方が好き)。イワシが旨いので私だけ追加。

のどぐろおかわり、今度は炙りで。個人的には生の方がいいかな。

マグロの剥き身の軍艦。多分これで〆だったかと思います。

以上、もう少し食べられそうでしたが、室堂への移動も控えているのでこの辺にしておきましょうか。お会計は2人で6,000円台だったかと思います。お酒を飲んでないので、回転寿司にしてはそこそこですが、ネタはどれも新鮮で美味しかったので満足です。

店を出るとまだ行列が残っていました。人気の店らしく県外ナンバーの車が次々に入ってきていましたし、時間帯によってはかなりの待ち時間になることもあるそうです。週末は開店時間を狙うか、午後の少し落ち着いたタイミングを狙うのがいいかもしれませんね。


この「廻る富山湾 すし玉」についてはももさんのブログでも紹介されていますね(こちらは富山駅店の方です)。

それでは、いざ立山へ!(市内からずっと山が見えてるの最高ですね)


立山帰りで食べたのはやっぱり寿司「番やのすし」

その後、2日間を立山で過ごして戻ってきた我々が向かったのは… またしても富山市内の回転寿司だったのでした(笑)

実際、立山駅から富山市街に戻る間に、何処に行こうか結構悩みました。「新湊きっときと市場」や富山駅の「きときと市場とやマルシェ」といった観光客向けスポットも固そうで心惹かれたのですが、結局はやっぱり寿司だろうと。

どうせなら行ったことがない系列で、寿司以外のメニューも充実してそうな店を探すと、ここが面白そう? ということでやってきたのが「番やのすし」。しかも大沢野店ならばそのまま平湯方面に戻る国道41号線の途中にあるようです。

まずは白えびの天ぷらを頼んでノンアルコールビールでお疲れさまの乾杯。生の白えびも甘くて美味しいですが、やはり火が入るとまた違ったうま味があります。

ホタルイカの沖漬けも大好き。ここはできれは本物のビールが飲みたくなる所ですし、やはり富山には電車(又は市内の宿泊)で来なくてはいけませんね。

刺身の5点盛り。意外と普通だったかも…。

ということでお寿司。やっぱりのどぐろを始め、シラウオ、白えびなど。それなりに美味しいものの、やはりすし玉の方がネタが美味しかった印象。あと、職人さんが新人なのかやたらとバタバタしてて、オーダーの聞き逃しも多く(周囲も呆れながら何度も同じ注文をするような状況)、後半は注文が面倒くさくなってしまいました(笑)

会計はすし玉と同じ位だったでしょうか。悪くはなかったですが、次行くならば別の店にすると思います。ちなみに、GW中の平日14時過ぎで店はほぼガラガラ。のんびり食べられそうで期待したのですけどね…。

「源 ますのすしミュージアム」で特選ますのすしを買う

その後、JAの直販所で富山のお米を自宅用に買いつつ、妻のリクエストで立ち寄ってみたのがこちら。駅弁のます寿司でお馴染み、ますのすし本舗 源の本社、工場と併設された「源 ますのすしミュージアム」です。


入口をくぐると福野夜高祭の巨大な行燈がドーン。現在の行燈は高さ規制があるらしく「本物より本物です」とのこと。

施設内は源の「ますのすし」や駅弁に関する展示、製造工程の一部がガラス張りになった工場見学などがあります。工場見学は撮影禁止でした。

「ますのすし」こと鱒寿司(ますずし)は元々地元の川に遡上するサクラマス(降海型のヤマメ)を使って作られていた郷土料理の押し寿司ですが、さすがに全国販売してる規模の駅弁に数の少ないサクラマスを使うこともできないということで、現在は海外産の鱒や北海道産のサクラマスを使っているそう。

売店ではますのすしや富山土産の販売が行われてる他、ますのすしの試食などもできます。

ということで、お土産には「特選ますのすし」をお買い上げ。通常のますのすしよりも、脂ノリなどがいい鱒を使っているのだとか。

翌日以降、自宅でいただきましたがサッパリして美味しかったですよ。

Amazonでますのすし売ってるのか!と思ったら源が直販をしているようですね。それなら賞味期限などは安心かな。「ぶりのすし」食べてみたいなー。

ぶりのすし

ぶりのすし

  • ますのすし本舗 源
Amazon

おまけ:馴染みの平湯温泉に立ち寄って入浴&夕飯

富山からの帰りは今度こそR41→R471→R158と松本までの下道ルート。スーパーカミオカンデのある奥飛騨の山の中を抜けていきますが、基本的に片側一車線の走りやすい道が続きます。中継ポイントの平湯温泉まではだいたい1時間半ほどでした。

せっかくですので少し休んでいきましょう。いい所に馴染みの温泉街があって良かった!(笑) 一般道の移動はこのような途中下車(?)が気楽にできるのも楽しいですよね。

つるや商店で赤かぶ漬を買ったり、もちろんはんたい卵を食べない訳にはいかない!

午前中にみくりが池温泉に入っていますが、温泉は1日に何度入ってもいいものですから… とこれまたお馴染みの「ひらゆの森」。

その後はこちらもお約束のあんき屋にて夕飯。閉店時間が以前の23時から21時半とかなり早まったようなので、ネットの情報を見て訪れる方は要注意です。

あとは真っ直ぐ自宅を目指し、上手い具合にETC深夜割引の効く0時を過ぎた頃に東京に帰着。今回の旅はオシマイです。
そういえば富山ではつい寿司や海産ばかり気になってしまいましたが、うっかりご当地ラーメンの富山ブラックを食べ忘れていました。個人的には結構好きな種類のラーメンなので、次回は忘れずに食べなくては!

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