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梅雨の晴れ間に乗鞍岳剣ヶ峯に登ってつがいの雷鳥に会ってきた


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先週の梅雨の晴れ間にとある取材で長野と岐阜の県境付近を訪れていましたが、そんな取材の合間に自分へのご褒美()がてら1年振りに乗鞍岳剣ヶ峯に登ってきました。

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前後に行った取材については何かしらの形で出ることになると思いますが、かなり気合いを入れて歩き回ってきたので、その際は改めてこのブログでお知らせできればと思います。

乗鞍岳の富士見岳と剣ヶ峯を登ってきた

さて、訳あって前後の様子についてはボカしますが(笑)、この日登ったのは乗鞍岳の富士見岳(2,817m)と最高峰の剣ヶ峰(3,026m)。乗鞍岳周辺の情報やアクセスについては、昨年も記事にしているので今回は省略します。

時間がフリーになったのはお昼前なので11時半位のスタートでしたが、スタート地点が既に2,700m台なので1時間ちょっとで3,000m峰の山頂に立つことができてしまうのは他の山ではちょっとありえません(もちろん登山装備は必要です)。

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ちなみに剣ヶ峯に登る際は登山計画書の提出が義務づけられているので、事前に準備していたものを、現地で軽く編集して提出。実は今回の取材中に少しは時間ができるはずと、一応登山の装備などは準備しておいたのです(笑)
登山計画書 | 乗鞍高原 - WILD & FREE // Norikura Kogen

まずは、昨年はスルーしてしまった富士見岳に登っていきます。といっても巻き道なら20分かかる所を、富士見岳山頂を経由すると25分かかるとその程度のピークです。

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それでも足場は多少ザレた登山道になっているので、最低限トレッキングシューズは履いておきましょう(軽装で立ち入ってる外国人観光客もいましたが、ジーンズスニーカーでOKなのは魔王岳と大黒岳までってことでひとつよろしくです)。

富士見岳で雷鳥に遭遇

そんな富士見岳を登って行くと、すれ違った登山者の方が「そこにライチョウがいますよ」と教えてくれました。確かによく見ると岩の上を雄の雷鳥が歩いています。

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乗鞍にも雷鳥がいることは知っていましたが、こんなにすぐに会えるなんて! それにしても、見事に岩と同化する保護色で、教えて貰わなければ完全に見逃してました。

富士見岳の山頂からは展望が楽しめるはずですが、この日は朝方は快晴だったのですが昼前から周囲にかなり雲が出てしまいこの通り…。

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時間と共に雲は増える一方で、当然富士山なんて全く見えませんが、これから登る剣ヶ峯や乗鞍コロナ観測所のある摩利支天岳の姿はなんとか見えています。

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剣ヶ峯方面への下りは登りよりも緩やかで標高差も少なめ。先に剣ヶ峯を訪れて、その帰りに富士見岳も立ち寄るのもありかもしれませんね。

それでは続いて剣ヶ峯を目指します。

大雪渓を横目に肩ノ小屋へ

剣ヶ峯の東斜面に広がる大雪渓の状態はこんな感じ。なんとかスキーやアイゼン登山もできそうですが、思った以上に雪がありません。

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昨年の6月上旬にももさんが登った際のレポートと比べてみても、半月差でほぼ夏山になってしまっているので、やはり今年は雪が少なかったのでしょう。

肩ノ小屋までやってきましたが、営業は7月上旬からとのことで人気もありません。週末の状況は分かりませんがこの日はトイレが使える様子もなかったので、畳平で済ませておくのが良さそうですね。

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というか梅雨時期の平日ということもありますが、あの人だらけだった乗鞍がこんなに閑散としている時期もあるのですね。登山者の姿も殆ど見当たりません(剣ヶ峯に行くまでにすれ違った登山者も10人以下でした)。

残雪トラバースを抜けて剣ヶ峯へ

肩ノ小屋の横からスタートする剣ヶ峯への登山道。こうしてみると殆ど雪もなく夏山の光景ですね。かろうじて青空が少しだけ見えています…。

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初夏の高山ではお馴染みのキナバシャクナゲも咲いていました。

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肩の小屋から剣ヶ峯山頂までは1時間もかかりませんが、朝日岳、蚕玉岳にかけての斜面では、2回残雪のトラバースがありました。

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片方はかなり長めだったので、この時期に乗鞍を訪れるならば軽アイゼンやチェーンスパイクを用意しておくと安心です。今回は雪の状態を見て大丈夫そうだったので、そのまま行きました。

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ちなみにこんなジーパン&スニーカー姿で木の棒をストック代わり歩いてる人とすれ違いましたが、見ているこっちがヒヤヒヤするので勘弁して頂きたい…(すれ違う方も恐い)。

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奥に見えているのが2回目の残雪。1回目の方が長かったかと思います。

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蚕玉岳までやってきました。剣ヶ峯はもう目と鼻の先ですが、そろそろ13時になるので先に昼ご飯を食べておくことにします。昨年来た際も、ここでお昼を食べたのでしたっけ。

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今回からストーブをジェットボイルからP-153に切り替え。ちなみに、散歩の延長で来てしまったような感覚ですが、標高は既に3,000mなのでお湯の沸点が低くてカップラーメンは3分待っても戻りきっていません(食べてるうちになんとかなります)。

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そしてやはり標高3,000m手前ではP-153の壊れかけのイグナイターでは点火できず、相変わらずSOTOのスライドガストーチも使えず(これ、見た目は立派ですが高山に弱すぎな印象です…)予備のライターを使ってようやく点火しました。
やはり電子式の着火装置だけでは心許ないので、防水マッチやフリント(火打石みたいなもの)を用意した方が良さそうですね。

ソト(SOTO) スライドガストーチ ST-480 [HTRC 2.1]

ソト(SOTO) スライドガストーチ ST-480 [HTRC 2.1]

剣ヶ峯手前でつがいのライチョウに遭遇!

さて、食事を済ませカメラだけ持って剣ヶ峯へ向かおうとすると、正面から聞き馴染みのある「グェェェェ」という鳴き声。実はここに来るまでも結構雷鳥の鳴き声は聴こえていたのですが、なにぶんあの保護色なもので、全く見つけられなかったのです。

いたよー! 今度は肉冠がハッキリ見える雄の雷鳥が登山道をトコトコ歩いています。

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しかもよく見たら雄雌2羽のつがいです。かーわーいー。

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今度は雌の保護色っぷりがすごいですね(笑)

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なかなか、こう背景の分かりやすい場所には留まってくれませんが、人気のない乗鞍岳剣ヶ峯の手前で雷鳥のペアに会えるなんてラッキーです。

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最後に雄がいい所に立ってくれました。赤い肉冠が鮮やかです!

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おっと、今度はイワヒバリ…と、なかなか賑やかになってきた所で、今度こそ剣ヶ峯。剣ヶ峯の直前で登山道は左右に分かれますが、時計回りで山頂の鳥居を潜ります。

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1年ぶりの乗鞍岳剣ヶ峯(3,026m)

ということですっかり雲で真っ白になってしまった剣ヶ峯に登頂しました。

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畳平方面は少しだけ晴れてくれました。なんだか昨年もこんな天気だったような…?

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うわー、ほとんど同じですね(苦笑)

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平湯からバスで1時間、気軽に登れる3,000m峰「乗鞍岳 剣ヶ峰」に行ってきた - I AM A DOG

そして頂上小屋側に下りるとやはりこちらも雪が残っています。気を付けて歩けば大丈夫ですが、週末などは人が増えると思うので、すれ違いには注意して歩きましょう。

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少しだけ姿を見せた権現池、時間があるので朝日岳も行っておけば良かったかな。

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サクサクと肩の小屋まで下りてきました。ほんの数時間ですが、いい息抜きになりました(取材も楽しいのですが、やはり撮れ高など気になって緊張もあるので)。

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正面はさっき登った富士見岳、隣には穂高連峰も見えてきました。

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乗鞍岳剣ヶ峯、今回も気軽に登れる3,000m峰として隙間時間ではありますが楽しい山歩きができました。
これから梅雨明けにかけて残雪も消えてさらに登りやすくなりますが(雪の状況などはヤマレコ、YAMAP等で最新の情報収集をお忘れなく)、北アルプスの高峰だということは理解して、高山病対策なども忘れずに乗鞍登山を楽しんでくださいませ。

あと、雷鳥に会えたときのために高倍率のズームレンズもお忘れなく?(笑)

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