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HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4ED Limited DC WRで梅雨明けの霧ヶ峰を撮る:ゆるハイク&レンズインプレッション


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関東地方が梅雨明けした週末、「久々に山に行くぞー!」と思ったのですが、妻が週末のたびに出張続きで少々疲れ気味…。「平坦中心のゆるいハイキングなら…」とのリクエストもあり、長野県の霧ヶ峰高原へと行ってきました。

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…と、いつもの山行レポート風の書き出しですが、今回の記事の目的はレンズのファーストインプレッションです!? いや、レンズレポを内包した山行レポ? …なんてことは気にせず、好きに読んでいただければ幸いです(笑)

湿原ハイクとプチ縦走を楽しめる「霧ヶ峰高原」

霧ヶ峰は長野県の茅野市や諏訪市などにまたがる、火山と複数の湿原で構成された山(高原)。日本百名山にも数えられ最高峰は標高1,925mの車山ですが、最寄りの車山肩駐車場(標高1,800m)からは徒歩40分ほどのお手軽ピークですし、白樺湖側から車山高原スキー場のリフトに乗ればほぼ山頂まで行けてしまいます。

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霧ヶ峰のハイキングコースは周辺の湿原を含めると、バラエティに富んだ設定が可能ですが、今回は霧ヶ峰高原の西に位置する八島ヶ原湿原から車山にかけて4つのピークを繋ぐ「山彦尾根」をプチ縦走をしながらの時計回り、約14kmのルートを選びました。

高低差300m程度の高原を主に横移動している感じなので、山を歩き慣れてる人には楽勝なルートだと思いますが、コースタイムで4時半以上はあるので体力・経験に合わせた適切なルート選びをしてください。

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マイカーアクセスで霧ヶ峰ハイキングをする場合、車山に近い車山肩か八島ヶ原湿原(八島湿原)の無料駐車場に車を停めることになると思いますが、車山肩の駐車場はこれからのニッコウキスゲシーズンはかなり混み合うようですし、駐車場も原則2〜3時間までの利用としてアナウンスされています。

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今回我々がスタート地点に設定したのは八島ヶ原湿原の無料駐車場(八島ビジターセンター前)。車山との標高差は300m弱なので前半は緩やかな登り、車山肩で食事を取って後半は緩い下り道になります。

人気の観光地ということもありどの程度の時間に行けばいいものかよく分からないので、とりあえず普段の登山時刻(日の出時間スタート)に合わせて現地を訪れてみると、霧ヶ峰周辺は文字通り霧の中でした…。ガスが晴れるまでしばらく仮眠しますか。

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HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRのデビュー

さて、この日の使用カメラは山で使うのは久しぶりのPENTAX K-S2。そしてレンズは前日手に入れたばかりの「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」です。

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このHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR(以下「DA20-40mm」)は、ペンタックスの代表的な単焦点レンズとして知られる「DA Limited」の名前を冠した初のズームレンズとして2013年に発売されました。
APS-Cセンサーに対応するイメージサークルを持ち、焦点距離20-40mm(35mmフィルム換算で30.5-61.5mm相当)と絶妙とも微妙とも取れる(?)倍率を押さえた2倍のズーム域。開放F値はF2.8〜F4とやや平凡な数字。

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既に描写性能などのはネット上のレビューで出揃っていて、飛び抜けた優秀さはないものの、素直な写りとDCモーター内蔵による安定したAF性能、アルミ削り出しの高級感ある見た目に反した軽さといったあたりが評価のポイントでしょうか。
個人的には性能云々よりも、コンパクトでそこそこ明るいズームレンズあること、簡易防滴仕様もありK-S2と組み合わせたいと以前から考えていたのでした。

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マウント周辺には防滴のための赤いゴムパッキンが確認できます

万能さなら以前使っていた「HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」あたりが大正解なのですが、サイズ、重量、そしてデザイン性などはDA20-40mmの魅力が勝っているように感じます。K-S2との組み合わせもなかなかに格好いい!?

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当時はHDコーティングレンズ=赤環が採用されていましたが、そんな設定も何処へ行ってしまったのだか(フォレストグリーンのボディなので緑環の方が良いのですが)。

レンズフードはねじ込み式のものが付属していて、フィルター径は謎の55mm。前玉保護には少々頼りないフードということもあり別途ねじ式のフードかステップアップリングなどを組み合わせようかと検討中です。

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レンズキャップはフードに被せる専用品が付属していますが、基本使わないので写真も撮り忘れました。購入は中古品で、程度によりますが5万円前後でそこそこ出ています。

新レンズをお供に霧ヶ峰ハイキング:八島ヶ原湿原からスタート

再び霧ヶ峰に戻り、DA20-40mmの撮影結果をお見せしつつのハイキングの様子をレポートします。山行レポ+レンズレポは成立するのでしょうか?

ガスが晴れてきた7時半過ぎにスタート。八島ヶ原湿原の入口付近でまずはニッコウキスゲにこんにちわ。本格的に見頃を迎えるのはもう少し先(7月中旬?)だと思われますが、空いてる時期に来られたのでよしとしましょう。

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八島ヶ池の周辺にもいくつかニッコウキスゲの群生地があるようです。

実はももさんにニッコウキスゲのタイミングを教えて貰っていたのですが、7月は他にも行きたい山があるので空いてるうちに来てしまいました(笑)

2倍ズームは頼りないようで40mm側でトリミングせずにこれだけ寄れるので、単焦点レンズに比べたら明らかに自由度が高い。

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八島ヶ原湿原は整備された木道を歩きます。進行方向の空から少しずつ空が晴れてきました。八島ヶ池、鎌ヶ池といった池の周りには鮮やかな緑が広がり、湿原内のあちこちにレンゲツツジの花がまだ残っています。

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八島ヶ原湿原を過ぎたらルートをゼブラ山(男女倉山)方面へ取ります。ここからしばらく山登りらしい傾斜が始まりますが、30分程で最初のピークに到達します。

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なだらかな稜線歩きが気持ちいい山彦尾根

これから歩く山彦尾根。ゼブラ山(1,776m)〜北の耳(1,829m)〜南の耳(1,838m)となだらかな稜線を歩いて車山(気象レーダー観測所が目印)を目指します。もう見るからに気持ちの良いルートなのが見て取れます。

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まずはゼブラ山に登頂。

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左手奥に見えるプリンのような蓼科山に向けて伸びているのが山彦尾根の登山道。蓼科山に重なっているピークが北の耳、そこからほぼ直角に稜線が折れ曲がり南の耳へと続きます。

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ずっと稜線の先に車山のピークが目印として見えているのもいいですね。

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エーデルワイスが咲いていました。33mmで開放はF3.5、ボケがちょっと固いかな?

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高原のお散歩道。歩いてる人も少なく、たまにトレランの人とすれ違う程度(トレランなのかオリエンテーリングなのか大会が開催されてたみたい)。

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標高2000m未満で森林限界にはならないはずですが、なだらかな地形のせいか高い木々が殆ど生えずに草原が広がっているのもこの霧ヶ峰の特徴でしょうか。

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はやくも三座目(笑) あとは正面に見える車山です(ルートは左側から回り込む感じ)。

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草原の中、左手に見えるのは山彦尾根のコース、右手側に並行に走っているのが蝶々深山を抜けるコース。蝶々深山がなだらかすぎて識別不能ですが、恐らく画面中央付近だと思われます。アップダウンの少ないハイキングコース狙いならば、この蝶々深山を経由するコースが良さそうですね。

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20mm側(30.5mm相当)は広角にしてはやや狭いですが、撮り方によってはそこそこ広角表現もできますね。

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ワイド端20mmとズーム端40mmの差。大してないようで一応広角と中望遠なのでLimitedの単焦点を2本(21mmと40mm)を持っているような感じになるのかな?

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霧ヶ峰最高峰「車山」へ

車山はいきなり山頂に行かず、リフトの降り口付近の展望台に行くと、かつての爆裂火口跡を見ることができます(ここでは30mmと40mmで)。

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八ヶ岳の硫黄岳に比べると小さな規模の火口ですがこれはこれで格好いい。

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そして車山山頂。ここはもうリフトや車山肩からすぐに来られる場所なので、人も一気に増えて普通の観光地。

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八島ヶ原湿原を見下ろします。本当に一面の草原で木々が生えてるのは中央左手の沢渡り(さわたり)付近に限られているようです。

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それにしても夏空だなー。

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高原を走る車… 気持ちよさそう。私もあとで車を撮りに行こう!?(笑)

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車山肩まで下りてきました。この辺りもニッコウキスゲの群生地として有名な場所。

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あー、これ見たことあるやつ。

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車すごーい。これでもまだニッコウキスゲのピークではないので、これからの季節どんどん混雑するようになるのでしょうね。ちなみに朝方(4時半頃)にこちらの駐車場にも車で来てみましたが、さすがにガラガラでしたよ(笑)

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ちなみに次々に押し寄せる観光客が歩くのは駐車場の周辺とせいぜい車山までなので、それ以外のハイキングコースはどこも意外と空いてた印象です。

「ころぼっくるひゅって」にてボルシチを撮る(食べる)

昼食は「ゆるキャン△」(第一巻)にも登場した「ころぼっくるひゅって」にて。車山湿原を見渡せるテラス席も気持ちがよいですが、日なたはとにかく暑いので小屋の中へ…。

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雰囲気のある小屋内の飲食スペース。これは冬に来てみたくなりますね。

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注文するのはもちろんリンちゃんも食べていたボルシチのセット、実は車山に登る少し前からお腹が空いていてこのボルシチ目当てに行動していました(笑) パンとドリンク付きで1300円(写真のパンは2人分なので1人前だと2個です)。

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柔らかく煮込まれた牛肉と野菜がゴロゴロ。自然光のみの屋内での写真でしたが、ズーム側でもF4の明るさがキープできているのでISO800で撮れています。

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ころぼっくるひゅってといえば、サイフォンのコーヒーも有名なのですが、この暑さではさすがにアイスコーヒーにしました(笑)

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ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

そういえば「ヤマノススメ セカンドシーズン」にも霧ヶ峰ハイキングの回がありましたっけ(「【十四合目】 お母さんと霧ヶ峰!」)。

沢渡りから再び矢島ヶ原湿原へ

帰りは沢渡り方面へ下って八島ヶ原湿原へ。せっかくなのでプラス30分位の車山湿原を抜けるコースでも良かったかな。

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この辺りにもニッコウキスゲの群生地、やっぱりもう少し後が見頃でしょう。

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それでは下りまーす。

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手前に森、奥には草原。

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どことなく北海道を思い出す景色が多い高原ですね。

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再び八島ヶ原湿原。朝とは反対側を歩いて駐車場を目指します。

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アヤメが沢山咲いていました。

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40mm側のボケ、こうして見ると結構綺麗じゃないですか?

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頑張って寄ってみた。

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朝はまだ曇っていた矢島ヶ池周辺。湿原の向こうにはこの日ぐるりと歩いてきた山彦尾根のなだらかな稜線が見えています。

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午後になると八島湿原の駐車場にも結構車が増えていました。こちらもハイシーズンになるとかなり混み合うようなので、早い時間に訪れてしまうのが正解かもしれませんね。八島ビジターセンターでソフトクリームを食べて、この日のゆるハイキングはゴールです。

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この後、車山肩の先まで走って車を撮ったりしたのですが、そちらはまた改めて?

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高原ハイクが捗る軽量コンパクトな一眼レフ&低倍率ズーム

以上、はじめての霧ヶ峰高原ハイキングでしたが、なかなか楽しむことができました。しっかり登る登山もいいですが、アップダウンの少ない高原ハイクはより景色をのんびり楽しむ要素が増えるのでまた別の魅力があります。

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霧ヶ峰から少し離れた美ヶ原も以前から気になっていましたし、年数回はこのような高原ハイクもいいものですね。ちなみにこの日はかなり早く帰路に着いたにも関わらず、中央道の大渋滞に捕まって酷い目に合いましたけども…(笑)

そして久々に持ち出したK-S2とDA20-40mmのデビュー戦ですが、望遠を必要としないフィールドなら十分に戦力になる組み合わせですね。

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K-S2との組み合わせなら1kgを切る重量もミラーレスの中型機を使っているより軽い位ですし、今後も積極的に山に持ち出してみたいと考えています。

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