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標高2410mの天然温泉宿「みくりが池温泉」に宿泊、居心地良すぎて帰りたくない……


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11月最初の週末(11/3〜4)、富山県立山の室堂平で過ごしたのですが、宿泊した温泉宿「みくりが池温泉」が最高だった件についてレポートします。立山はいいぞ!

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日本一高所の天然温泉「みくりが池温泉」

「みくりが池温泉」は立山の室堂平にある温泉宿で、室堂ターミナルからは徒歩10〜15分の距離、室堂のシンボル的存在であるみくりが池の畔にあります。

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純粋な温泉宿としてのみでなく、日帰り入浴やゲスト利用できる喫茶店(喫茶みくり)・レストランが併設され、登山者にとっては山小屋的な要素もあるなかなか一言では言い表せない宿泊施設です。

みくりが池温泉のすぐ裏は今も活発に蒸気や火山ガスが立ち上る「地獄谷」と呼ばれるエリア(現在は立入禁止)になっていて、この地獄谷が源泉(源泉名:みくりが池温泉)になっています。その標高は2410m、なんと日本一高い場所にある天然温泉だそうです。

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今年のGW、室堂平の「雷鳥沢キャンプ場」で2泊3日を過ごした帰りがけ、このみくりが池温泉の日帰り入浴を利用し、喫茶みくりで軽食を取ったのですが、その時の印象がとても良かったので、いつか泊まってみたいと思っていた宿です。

厚切りジャムトーストとホットピザ、とても美味しかったなー。

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このみくりが池温泉、夏山〜紅葉シーズンとかなり人気の宿らしく、予約も困難になるそうですが、丁度スキーシーズン前の閑散期だったようで(?)、なんと2日前という直前の思い付きで予約をすることができました。

宿泊は個室と相部屋:相部屋でも快適に過ごせます

みくりが池温泉の宿泊は、通常の個室と相部屋があります。相部屋といっても山小屋のように混み合うと収容人数ギリギリまで詰め込まれる訳ではなく、1人分のコンパートメントが枠やカーテンでちゃんと区切られているタイプ。

相部屋には1室4人のデラックス相部屋から、2段ベッドを1人分の区画で区切ったタイプ(縦横2タイプ)、男女共用・女性専用などいくつかの種類があって、宿泊予約はベッド分だけ受け付けて満員になったら予約が閉めきられるシステム。

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via: 【公式】みくりが池温泉:日本一高所の天然温泉

週末の直前でも個室と相部屋の両方が予約可能だったのですが、特に個室に拘りがなかったので相部屋を予約しました。相部屋の宿泊料金は通年9300円(1泊2食、入湯税込み)と比較的リーズナブルな設定です。
現地ではクレジットカードは使えませんがホームページからの予約システム(又はじゃらん、楽天、るるぶ等)を利用すると、事前のカード精算が可能です。

今回は直前の天気予報を確認してからの予約でしたが、原則として通常一週間前からキャンセル料が発生します(天候不順による場合でも)。お天気ばかりは時の運ではありますが、人気の宿は天候を見据えた予約が難しいですよね。もちろんアルペンルートが止まる程の悪天の場合は、その限りではありません。

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室堂エリアにある宿泊施設の中ではそこまで大きな建物ではありませんが、レストラン(食堂)、喫茶、温泉、客室、下駄箱・乾燥室などにコンパクトにまとまっていてるみくりが池温泉。
受付脇の売店スペースにはちょっとしたモンベルコーナーもあって、防寒グッズや軽アイゼンを購入することもできます。積雪期は室堂平内でもちょっとした坂道などチェーンスパイクがあるだけで、かなり快適に歩けるので持ってない人はここで買っていくといいかも。

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客室は2階にまとまっていて恐らく全30室弱。スリッパが入口に置かれている部屋は個室でしょうかね(部屋によって若干ルールが違うようです)

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チェックイン時に渡される案内がこちら。部屋番号とベッドの指定、食事、入浴時間などが記載されています。

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我々は最もシンプル(?)なタイプの相部屋だったのですが、2段ベッドで8人入る部屋に、我々夫婦+1人の贅沢利用。荷物の置き場などもかなり自由があって快適に過ごすことができました。

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窓際のベッドから外を眺めると、目の前には立山連峰の稜線!

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各ベッドはカーテンで仕切られていますし、スペース毎にコンセントと2段階で調光できるライト付き。さらに部屋やベッドスペースの出入りで人感センサーにより電気が灯るので、夜間の出入りの際もヘッドライトを使わずに済みます。

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また室堂エリアには電気が引かれていることもあって発電機を落とすような消灯はなく、温泉も朝8〜9時の清掃時間以外は一晩中利用が可能です。

ただし、相部屋は21時で消灯なのでそれ以降の出入りは静かに行いましょう(人感センサーの電気は21時を過ぎても切れませんが)。

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トイレはウォシュレット、水道は立山の美味しい水、チェックアウト後も入れる温泉

洗面所とトイレは共同スペースを利用するようになっていて、1階2階にそれぞれ数カ所。客室から近い2階のトイレはウォシュレット(温水洗浄便座)付きでありがたい。

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洗面所もたっぷりあって、蛇口を捻れば立山の美味しい天然水が出てきます。

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温泉についてはGWの記事でも紹介しましたが、脱衣所には鍵付きのロッカーもありますし、お風呂も内風呂だけながら、窓からは地獄谷が見下ろせるナイスビュー。
今回は夜に2回と翌日の合計3回温泉に入りましたが、どのタイミングでも一番混み合った状態で風呂場に3人程度と空いていてのんびり湯船に浸かることができました。

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この温泉ですが宿泊者はチェックアウト後でも、その日のうちは無料で日帰り入浴が可能です。しかもフロントで声を掛けるだけの緩いルール(笑)

そうそう、タオル等のアメニティは宿泊・日帰り入浴共に有料なので、タオルや歯ブラシは用意しておくといいでしょう。登山で使ってるパックタオルともってこタオルが役立ちます(どちらも部屋に干しておけばあっという間に乾きます)。

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もってこタオル ブルー CL-1500

もってこタオル ブルー CL-1500

夕飯はかなり充実、富山名物も楽しめる

朝晩の食事は1階のレストラン(食堂)にて。チェックイン時に夕食の時間を17時半と19時から選ぶシステムは我々は17時スタートの回。それぞれ1時間の時間が取られているので、ゆっくり楽しむことができます。入口で部屋と名前を告げると、指定の席に案内されます。

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この日の夕飯のお品書きと、郷土料理の「つぼ煮」の説明書き。「炙りビンチョウマグロのお造り」「ヒレカツぽん酢ジュレかけ」「鮭の味噌陶板チャンチャン焼き風」と主菜級が3品も! もう完全に山小屋レベルではありません。

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いくらアルペンルートが通じてるからといって、標高2410mでこの食事は豪華過ぎると思います。しかもどのおかずもしっかり美味しく、ご飯のお代わりが止まりません。右上の「つぼ煮」も優しい味でお酒のアテにもいい感じ。

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チャンチャン焼き風の味噌が優しい味で良かったなー。

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お味噌汁とご飯はセルフで自由にお代わり可能です。

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そうそう、予約時に「利き酒セット」付きのプランを申し込んでいたのでした。通常の宿泊料金に700円プラスだけなので迷うことなく選んでしまいました。どのお酒もそれぞれ個性があって美味しかった!(語彙力)

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で、夕飯時は基本のメニューの他、ゲンゲやホタルイカ、白えびなの富山の名産を含む別メニューの追加オーダーが可能です。けど、あのおかずでご飯を2回お代わりしたら全く入る余地がありませんでした(笑)

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もちろんビールや地酒、富山産のワインなども充実しています。

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1時間あると書きましたが、のんびりし過ぎて結局ほぼ時間いっぱいをレストランで過ごしてしまいました(笑)

夜のレストランがなんとも居心地がいい

食後は温泉でじっくり体を温めてから、湯冷えしないようにしっかり防寒をして満点の星を見に行きましょうか……。宿の目の前でこの星空ですからね。

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フロントで星座早見盤も借りることができます。本当に星が見えすぎて、見慣れた星座を探すのすら星迷子になってしまいますからね……。

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私はしばらく写真を撮るので妻は途中で戻ったのですが、すぐに寝るのかと思ったら「食堂でお茶飲んでる」とのLINE。

夜間もレストランスペースは開放されていて、山小屋の談話室的なスペースになっているようです。2階の相部屋は消灯時間が設定されてますし、友人・同行者との会話を楽しむならばレストランに下りてくるのがいいでしょう。
暖かいほうじ茶とお湯も自由に飲めるよう用意されています。ちなみにこのお湯、朝出掛ける際に持って来たテルモスに自由に入れてOKとのこと。ありがたいですね。

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ずっと雪の中で写真を撮っていたので暖かいお茶が嬉しいです。ちなみにカメラは結露対策でバッグの中、館内の写真はほぼコンデジで撮ってます。

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書籍コーナーはお約束の「岳」「孤高の人」他雑誌、書籍、写真集も充実。妻は「山賊ダイアリー」が気に入ったようでずっと読んでました。

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私は2回目の温泉に入った後、ビールを飲みながら「孤高の人」を読み始めたら、随分と遅くまで夜更かししてしまいました(笑) 夕食の後、20時で食堂の販売は終わってしまいますが缶ビール、缶酎ハイ、ジュース等は入口付近の自販機で購入が可能です。

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こちらも充実の朝食バイキング

朝食は6時半から8時までの間で、こちらはバイキング方式。麻婆豆腐に肉野菜炒め(どちらも美味い!)と朝からガッツリ食べることもできれば、定番のスクランブルエッグ、ベーコン、ヨーグルトなどでシンプルにキメてもOK。

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我々はスノーハイク予定があるので、当然あるものは全部食べる勢い。結局朝からご飯3杯も食べてしまいました…… しあわせ。

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朝食時間は喫茶みくりでモーニングコーヒーが200円で飲めるサービスもあるので、急がない人はごゆっくりどうぞ。

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チェックアウト後も居心地がいいので来てしまう

2日目、室堂山へのスノーハイクを楽しんだ後、帰宅前に再びみくりが池温泉を訪れました。目的はもちろん温泉とそして昼食。レストランは前日利用した室堂ターミナルにもありますが、休日昼の混雑を考えたら、こちらの方が全然空いていて快適です。

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気になるメニューは色々あるのですが、私は「白エビコロッケ定食」、妻は「炙りサーモン丼」を注文しました。エビの味たっぷりのコロッケに鶏の唐揚げが2個、数時間後に運転があるのでグラスビールで我慢しますか。

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他にもゲンゲ(富山名物の変な顔の魚)と白エビのから揚げが乗った「みくり丼」なども気になりましたが、丼は前日も食べていましたし。
妻の食べた炙りサーモン丼、柔らかなサーモンがタップリ乗ってかなり美味だったそう。山の上なのに生の魚が美味しく食べられるのは富山県ならでは、そしてアルペンルートのお陰でしょうか?

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食後、もう少しダラダラしたら、今度はそのまま喫茶みくりに移動してデザートタイム(笑) ソフトクリームの添えられたガトーショコラ、コーヒーによく合います。

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そうそう、みくりが池温泉に宿泊すると喫茶みくりのソフトクリームサービス券が貰えます。こちらは前日、チェックアウト直後に喫茶店でくつろいでいた際の様子。

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* *

こうして振り返ると宿に滞在中のかなりの時間をレストランと喫茶みくり、そして温泉に入って過ごしていましたが、そのどれもが居心地が良く、宿泊は相部屋で全くも問題ないと感じてしまいました(というか相部屋のベッドも十分快適なので)。

混雑する時期だと相部屋やレストランもまた違った雰囲気になるかもしれませんが、次回泊まるならまたこの時期がいいかな?と思ってしまった私達、雪が多いと予約すら取れなさそうですがスキーにはちょっと早いけどギリギリ雪山が楽しめるようなそんなタイミングがまたあるといいなぁ(笑)

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他にもGW明けからハイシーズンになる前も比較的空いてる時期があるらしいと、ももさんのブログに書いてありました。こちらのブログ記事、相変わらず情報量が充実しまくりで(後出しなのに何か書いていいやら……?)、今回も宿泊前の情報収集にたっぷりお世話になりました。

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