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見開き写真が美しい「マイブック フルフラット」でパノラマ写真集を作ってみた!

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山で撮ったパノラマ写真がそこそこ貯まってきたので、パノラマ写真だけを使った写真集をマイブックの新サービス「フルフラット」で作らせて貰いました。。

「マイブック フルフラット(MyBook FLAT)」とは?

アスカネットが運営するフォトブックサービスのマイブック(MyBook)が今年新たにスタートした「マイブック フルフラット(MyBook FLAT)」。絵本や卒業アルバムのようなノド部分がパカっと平らに開く合紙製本で仕上げたフォトブックです。

印刷には業務用フォトプリンターのキヤノンDreamLabo 5000が使われ、7色染料インクによるハイクオリティなな色表現をアピールしたサービスとなっています。



この「マイブック フルフラット」については、先日当ブログでも紹介しています。

今回、このマイブック フルフラット製作のクーポンをいただいたこともあり、以前から作ってみたかったパノラマ写真を使った写真集を作ることにしました!

サイズは最も大きい…… といっといっても260mm×260mmの正方形で、高さはB5版の長辺(257mm)と同じ位です。以前やはりマイブック(ART-HC)で作ったスイス旅行の写真集が305mm×305mmだったので、ひとまわりちょっと小さいサイズになります。

広げるとドーンと520mm×260mmのパノラマ写真が1枚だけ表示されるレイアウトにしてみました。B4版の長辺をさらに1.5倍近く伸ばしたサイズになるので、なかなかに壮観です。

レイアウトしている写真は広角レンズで撮った写真や横長にトリミングした写真ではなく、複数枚の写真を合成したパノラマ写真を使っています。

ということで一旦フォトブックを離れてそんなパノラマ写真について紹介します。

パノラマ写真を撮ってみよう!

みなさんパノラマ写真撮ってますか? パノラマ写真といってもスマートフォン等をぐるーっとパンニングさせながら撮るのでなく(それもいいですけどね)、デジタルカメラで撮った複数枚の写真を合成して1枚のパノラマ写真を作ったもの。

縦位置で何枚にも刻んで撮って合成してもいいですし、横方向に2枚だけ繋いでみるだけでも立派なパノラマ写真です。
後で使うかは別にして、広い範囲の風景を撮る際に広角レンズを使ったアプローチとは別に、水平方向に分割した何枚か写真を撮っておくと、後で合成する素材になります。

素材を撮る場合にあまり広角で撮ってしまうと、画像の周辺に広角パースが付いてしまうので、30〜50mm相当位の標準域で撮っておくと後々繋ぎやすいかもしれません。といっても、私自身は現場ではそこまで頭が回らず、広角のまま撮ってしまうことが多いのですけども……。

撮影はパンニングできる三脚を使うのが確実だと思いますが、私は面倒なので体を捻りながら手持ちで適当にパシャパシャと。ピントや露出は後で繋いだ際に不自然にならないよう固定して一気に撮ってしまうのがいいでしょう(太陽が入る場合は露出に注意)。

パノラマ写真の合成ツールはAdobeのPhotoshopやLightroomの他、フリーソフトなどもあるようです。私は写真のライブラリ兼現像で使っているLightroomを使い、「写真を結合(パノラマ)」機能で合成しています。

そんなパノラマ写真ですが、横長の写真は縦スクロールのWEBブラウザや特にスマートフォンとの相性が悪く、せっかくの広さやスケール感が上手く表現できません。

となればやっぱり印刷でしょう!

「マイブック フルフラット」は正方形を横に2枚並べた見開き、つまり2:1アスペクト比の写真を美しくプリントすることができるのです。
あまりに横比率の大きなパノラマ写真だと2:1でも全然足りなかったりもしますが、なんなら上下に余白を作ってよりワイド感を重視したレイアウトもできますし(後で実際にサンプルを紹介しています)、2:1トリミングで新たな構図を考えてみるのも面白いです。

ということでマイブック フルフラット用として2:1のアスペクト比で作ったパノラマ写真が15枚揃いました。この作業まで終われば、フォトブックはほぼ完成したも同じです。


レイアウトは「MyBookEditor」にて

フォトブックのレイアウトは今回も専用アプリの「MyBookEditor」(Mac/Windows対応)をマイブックのサイトからダウンロードして行います。
MyBookEditorにはレイアウトのテンプレートなども用意されてますが、既にレイアウトは決まっているので今回もフリーレイアウトで作っていきます。

「新規作成」で選ぶフォトブックの種類はもちろん「フルフラット」で、サイズは最も大きな「260S」。フルフラットの場合最大で40ページまで作れますが、今回は素材の都合もあり30ページで作ることにしました。価格はそれなりにお高くなってしまいますが、マイブックは印刷や製本クオリティが確かですので……。

後はレイアウトといっても見開き2ページに1枚のパノラマ写真を配置していくだけ。

写真を取り込んだら断ち落とし(レイアウト外側にはみ出した枠)にサイズを合わせたらオシマイなので、作業はあっという間に終わります(InDesignなどのレイアウトアプリのような編集機能はないので、ページ順などは事前に決めておきましょう)。

表紙も中面と同様に1枚の写真で済ませてしまいました。表1には適当なタイトルを入れておきました。使った写真は先日登った浅間山の外輪山です。

見開きに1枚写真を配置するだけの簡単な作業なので、MyBookEditorを起動してから10分程で全30ページ分のレイアウトが完成しました。片起こしの1ページ目と30ページ目は正方形の単ページレイアウトになるので、何を入れようか迷いましたが「ワイド」繋がりということで魚眼レンズで撮った写真を1:1にトリミングしたものを配置しました。

後は完成プレビューなどでデータに間違いがないか確認して、「MyBookEditor」アプリからそのまま注文手続きを行います。今回はページ数と使用写真の枚数が少ないこともあって入稿データは500MB弱、アプリ上からアップロードが行われ数分待てば入稿完了です。

完成までは1週間から10日程度。24時までの注文が翌営業日からのカウントで6日目に出荷されるシステムになっています。スケジュールはマイブックのホームページでも確認可能。
フォトブック・グッズ・アルバムの出荷予定表 | マイブック

完成したパノラマ写真集が自宅に配送された!

注文から約1週間後、自宅に完成したフォトブックが届きました。フォトブックはブックケース(スリップケース)が付属していて、梱包はプチプチに包まれた上、専用の段ボールケースで丁寧に保護されています。

マイブック フルフラットは合紙製本(合紙綴じ)が採用されていることで、見開きがパタンと開きます。今回、中面だけでなく表紙(表1と表4)も1枚の写真で作ったのは、やはりこのようにして楽しむことができるから。

表紙はラミネート加工されたハードカバーで、簡単に写真を配置しただけのレイアウトですが非常に高級感があります。いつもながら細部まで美しい仕上がりです。

ノドの綴じ部分を見てみましょう。合紙製本は見開きを片面印刷した用紙の裏面を貼り合わせる綴じ方で、それにより各ページも通常より硬く丈夫な厚紙になっています。

よってフォトブック全体の厚みも大きくなり、前回全70ページ仕様で作ったフォトブックよりも今回のフルフラット30ページの方が厚みがあります。

どうしても2:1トリミングでは都合が悪かった写真(観音岳を挟んでの富士山から白峰三山まで入れたかった)は、上に余白を作ったレイアウトにしてみました。もう少し上手い方法があったかもしれませんが、まあこれはこれでアリかな?

例えばもっと広いパノラマ写真を4:1とかで作って、1つの見開き上下に2枚入れるレイアウトも面白いかもしれません。

見開きで520mmのサイズがあるので、細かな所まで綺麗に描写された印刷が期待できます。例えばこの冬の北八ヶ岳・北横岳で撮ったパノラマですが……

全体表示では遠くの地平線上に見えている御嶽山もそれなりの大きさでプリントされています。PCのディスプレイで拡大表示して見るのとでは、やはり違った印象があります。


パノラマ写真以外でもフルフラットの使い方は無限

以前作ったフォトブックと見開き状態を並べてみました(色味が違うのは現像を多少変えているからです)。やはり2ページにまたがる写真はフラットだと気持ちがいいですね。

もちろんパノラマ写真でなくとも普通に撮った写真を2:1にトリミングしてもいいですし、超広角や魚眼の写真を使ったフォトブックを作ってみるのもおもしろいでしょう。もちろん複数の写真をレイアウトするならばそのパターンは無限ですし、見開き部分の制約を受けないことでかなり思い切ったレウアウトも可能になります。

今回は正方形の判型を選んだので2:1のアスペクト比が活かせそうなパノラマ写真を選びましたが、縦長の判型(263T)はほぼB5判型なので見開きは横向きのB4版となります。

ということは、通常の3:2や4:3の写真をほぼそのまま(軽くトリミングはされるものの)B4版という大きなサイズにレイアウトした写真集が簡単に作れることになるのです。

フルフラット「263T」のレイアウトに4:3写真を見開きで配置

アイデア次第で様々な作り方ができそうな「マイブック フルフラット」、現在注文時に500円OFF+送料無料のキャンペーンクーポンも配布されているので(MyBookEditor上で表示されます)年末年始の休暇を利用してオリジナルフォトブック製作を試してみてはいかがでしょう。




他にもあります、マイブックのフォトブック

今回紹介したフルフラット以外にもマイブックには魅力的なフォトブックが高品質なものだけでなくリーズナブルで手軽なものまで様々にあります。これまでに当ブログで製作、紹介してきたものだと、まずは高品位なハードカバー表紙の「ART-HC」。

リーズナブルなソフトカバーの「ART-SC」ではCDサイズのコンパクトなフォトブックも作ってみました。

スマートフォンからも簡単に作れる「MYBOOK LIFE」は身近な人へのプレゼントに最適。私が作ったときよりも種類が増えていますね。