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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

雪山初めは谷川岳天神尾根、久々のソロ山行でふわふわパウダーを歩いてきた


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暖冬傾向で12月に入ってもなかなか雪が降らない今シーズンですが、豪雪地帯の谷川連峰ではいよいよ本格的に雪が積もりだしたようなので、先週末の12月16日に今シーズンの雪山初め(11月の立山はピークに登ってないので)として谷川岳へ行ってきました。

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雪の谷川岳に登るのは今年の3月以来、今回も谷川岳ロープウェイからの天神尾根です。




風邪の妻を家に残して日帰りソロ山行

実はこの週末、山のお仲間たちと泊まりがけで鍋パを……という計画だったのですが、前日に妻が熱を出してしまいダウン。土曜日は自宅で安静にして妻の容態も落ち着いたようなので(ただし雪山に行ける程ではない)、翌日曜日に私1人だけでの日帰りソロ山行となりました。すまぬ妻…… とやや後ろめたい気持ちと、久々の雪山に心ワクワクの板挟み。

ソロ山行だと魚眼レンズを使った自撮りが捗りますね。

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ちなみに当初の同行予定で前日から山に入っていたお仲間は降り続く新雪に行く手を阻まれ、数十人の交代ラッセルでも山頂どころか夏道で45分の避難小屋までしかたどり着けなかったそう(!)。翌日曜も夜明け前からひたすら新雪ラッセルで山頂を目指したとのことで、本当にお疲れさまでした(現地ですれ違いで会って話を聞くことができました)。

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さて、私は久々の単独ドライブで明け方の関越道を北上…… 高速を下りて水上駅の辺りを過ぎた頃から道路に雪が残り始めました。3月末にXVに乗り換えてからこの車で雪道を走るのは初めてのこと。3シーズン落ちで譲り受けたスタッドレスタイヤの効きなどを確認しつつ(今シーズンいっぱい使って履き替えかな)土合方面へと向かいます。

7時半に谷川岳ベースプラザの駐車場に到着(平日以外は駐車料金1000円)。ゆっくり準備して8時半の始発ロープウェイで出発した私ですが、30分前にチケット窓口に並んだら既に長蛇の列ができていました……。やはりみんな雪を待っていたのね!

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ロープウェイ料金は大人往復2060円ですが、窓口でJAF及びモンベル会員証を提示することで100円割引になります。

この日は借りたばかりのPRO TREK Smart WSD-F30のテストなどもありますし、のんびりと行くことにしましょう(ルートログや行動時間などは記事最後に貼ってあります)。

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ロープウェイの天神平駅に着くとうっすらとした雲はありますが、青空が広がるこのお天気。谷川岳山頂(トマノ耳とオキノ耳)もよく見えています。

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それでは準備して出発しましょう!

谷川岳の登山届け(危険区域以外ならコンパス経由でOK)や天神尾根ルートについては本記事では省きますので、気になる方は以前の記事なども併せてご覧いただければと思います。

新雪&トレースばっちりな天神尾根から谷川岳へ

前日夜まで雪が降っていたそうですが、朝イチ組のおかげか既にしっかりしたトレースができあがっていました(深夜のうちから登っていたバックカントリー組もいたそう)。結局ワカンを使うことなく最初からアイゼンを履いて登っていきます。

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スタートからすぐの急登。妻がいないのでついオーバーペースになりがちなのを自制しながら、雪の感触を確かめるように登って行きます。

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雪上訓練の集団も既にいっぱい。試しにトレースを外れて新雪を登っていくと積もりたてのパウダースノーなので膝上までズボズボと沈みます。前日は大変だったのだろうなぁ……。

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冬道からの小高いピークに出てから(巻き道の方はこの日はできてなかった)谷川岳を正面に見据えての天神尾根に入っていきます。予報では徐々に雲が増えてくるようなので、晴れているうちに山頂に行けることを祈りつつ……

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この時間帯、まだ富士山も見えてます。谷川岳から富士山って相当遠いですよね。

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何の足跡だろう? 手前側に向かってくる野ウサギかな?

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しばらくは樹林帯の中の斜面を緩やかに登っていきます。

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山頂方面が開けたのでズーム。左手のケルンにかけて登っているのが天神尾根、右手側は西黒尾根からの登山者でしょうか。まだ、一面雪という訳でなく所々山肌も見えています。

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熊穴沢避難小屋はまだ全体が出ていました。標高2000mに満たない山域でそのうちこれが完全に雪に埋まってしまうのだから、谷川連峰の豪雪ぶりが伺えます。

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この避難小屋までほぼコースタイム、前日は午後までかかってようやくここまでだったそうなので、どれだけ雪が降っていたかですね。

先日登った浅間山もすっかり雪化粧していました。こちらも冬の間に行きたいですね。

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万太郎山にかけての谷川主脈がずっと左手に見えていて最高です。

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若干雲行きが怪しくなってきましたが、徐々に周囲の展望も開けていきます。

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最終的には午後までこのお天気の感じで、上空に雲はあるものの地平線付近はうっすら青空が覗いたりする感じで、面白いグラデーションの空が広がっています。

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天狗の留まり場を通過。以前は岩の逆側にコースが付いていましたが、積雪具合によって変わるのでしょうか(それとも単に先行トレースの都合なのか)。

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ここから最後の急登。あえて広角で遠い感じを出してみました。

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振り返ると続々と登ってくる登山客たち。前日は雪に阻まれていた天神尾根ですが、一旦トレースが付いてしまうと後を辿ってくるのは楽ですからね(ありがとうございます)。

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谷川岳肩ノ小屋まできたら山頂はもう目の前。

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ケルンの前でバラクラバを装着して強風に備えます。なかなか風は写真に写らないのですが、この時間になると稜線では十数メートルの風が吹いてるので、雪山入門コースとされる天神尾根(に限らずですが)でも防寒装備は抜かりなく準備しましょう。

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谷川岳山頂:トマノ耳&オキノ耳へ

中央のピークが双耳峰である谷川岳山頂の片方、トマノ耳(標高1,963m)。

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山頂標はしっかり出ています。左手奥に見えているのが双耳峰のもう一方、オキノ耳です。

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魚眼レンズにてトマノ耳からオキノ耳方面。

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肩の小屋方面を振り返ると、続々と登ってくると登山者たち。

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それではオキノ耳を目指しましょう。トレースが付いていれば10分もかかりません。

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振り返って見上げたトマノ耳。なんだか朝方のような夕刻のような空ですが、お昼です。

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色々と育ってる。

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オキノ耳(標高1,977m)に到着。雪庇も結構できていますね。

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ザックを下ろしてしばし絶景を堪能します。結局ワカンは使わなかった……。

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トマノ耳を入れて自撮りしてみたり……

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雪煙が上がるトマノ耳に続々と登山客が登って行くのを眺めたり……

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さらに先の一ノ倉岳方面へ行く人もチラホラ。登山計画書には入れてましたが往復で2時間弱かかってしまうのと、多少足に来ていたので(疲労というより風に吹かれて腿が冷えてしまった感じ? 下半身のレイヤリング見直そう)ここで引き返します。

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それでは帰りますー。

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お昼前からどんどん風が強くなってきました……。

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写真だけ見てるとふわふわの雪を歩いてるだけに見えるんですけども……

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雪庇から吹き上げてる雪煙を見ても爆風ぶりは…… 写真では伝わらないですよね。

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肩の小屋は休憩する登山客たちで盛況でした。アイゼンや靴を脱ぐのも面倒なので、行動食のゼリー飲料を飲んでそのまま下ることにします。

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いやー、雪山始まりましたね。

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雪煙舞う天神尾根を下山

稜線は吹きっさらしで霞んでいます。みんなのハードシェルが鮮やか。

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強風による雪の吹き上げもあって視界が悪くなってきたので、サングラスから明るいゴーグルに付け替えて下りて行くことにします。

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空模様は若干不穏なものの山は美しい……。

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こうやって写真を見返していると、またすぐに雪山に行きたくなります。

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帰りは夏道のトレースが開拓されていて、まっすぐ天神平へと下りることができました。

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実はこの夏道ルートを歩いたのは初めて。もう少し雪が深くなると、尾根周りとその間のルートが冬道になるようです。

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空はすっかり曇ってしまいましたが、谷川岳の山頂はずっと見えていました。この日の行動時間はオキノ耳で30分ほど過ごしていたのを入れて、5時間20分程でした。

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GPSログとYAMAP活動記録はこんな感じ。


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YAMAP活動記録より

GPSログを記録しつつの比較テストを始めた新型PRO TREK SmartのWSD-F30と従来機のWSD-F20。WSD-F30はディスプレイの解像度が上がったので、地図の表示範囲も若干広がっていていい感じ。

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ということでいよいよ雪山シーズンが始まりました。まだまだ経験も浅いですし無理はせず安全に、楽しい山行を重ねていきたいものです。久々のソロ山行はひたすらマイペースで気楽でしたが、次回は妻と来られますように。

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下山後は先に下りていたお仲間と合流、育風堂でカツ丼を食べたのでした。

今回もM.12-100mmと併せてM. 8mn Fisheye PROが活躍。いかにも魚眼で撮られた歪んだ写真の他に、超広角の写真も同じレンズのFisheye補正で撮ったものです。

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