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高尾のいろり炭火焼料理「うかい鳥山」いろり炭火焼きと日本庭園を楽しむ記念日ランチ

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今年の妻の誕生日は高尾の「うかい鳥山」でランチを楽しみました。

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この翌々日の夜には旅行で日本を発つ予定ということもあり、しばらく食べられなくなる日本食を味わい、山里に作られた日本庭園の散策を楽しんできました。

「うかい鳥山」奥高尾の日本庭園といろり料理

「うかい鳥山」は高尾山の山麓(住所的には八王子市南浅川町)にあるうかい亭系列の和食(いろり炭火焼料理)の店。以前行ったことのある「うかい竹亭」からも近く、公共交通でのアクセスの際は京王線の高尾山口が最寄り駅となります。

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金曜日、なんだかここの所頻繁に訪れている高尾山口にまたやってきました。

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毎時00分、20分、40分に駅前に竹亭と鳥山を順番に回る送迎バスがやってきます。

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うかい鳥山があるのは国道20号で高尾山インターを過ぎてすぐ、浅川の支流のひとつ中沢川沿いの道を入っていったところ。竹亭同様に川沿いの敷地内に複数の庵(離れ家)があり、中には古い家屋を移築したものもあるようです。

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道を挟んで合掌造りの建物などもあって、中を見学することもできます。この合掌造りの一階は大きな広間になっていて、恐らく結婚式などに使われるのでしょう。

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こちらが受付のある建物。ここから奥に向かって川沿いに広い日本庭園が広がっています。

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我々が案内された個室のある離れまで、徒歩3分位はあったでしょうか。後で聞いたところ、竹亭の4倍の敷地の広さがあるそうです。

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石畳の小径の周りにこのような離れ家が並んでいます。

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予約はひと月前にネットから行いました。週末だと2人の予約は相部屋(広間)しか取れませんが、平日ということもあって個室の予約が可能でした。私のような写真撮りたがりは個室の方が何かと周囲にご迷惑が掛からないかも……?

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ちなみに公式サイトからのネット予約が満席でも直接電話で問い合わせると結構融通が効くこともあるようなので、この手の店はネットの空席情報だけが正解ではないようです。

牛鶏いろり炭火焼コース

この日のメニューがこちら。お食事のコースは複数用意されていますが、予約時にこちらの「牛鶏いろり炭火焼コース」をお願いしました。「鳥山」なのでやはり鶏は外せませんし、うかいといえばやはり牛も食べたいですからね。

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この日は暖かかったこともあって、ビールが飲みたい気分。2杯目から日本酒に切り替えようかと思っていましたが、結局ビールで通してしまいました。

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先付としてやってきたのは「焼き胡麻豆腐」「蕨のおひたし」そして「稚鮎とたらの芽の天ぷら」の三点。春らしく桜の花が添えられています。

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ねっとりとした優しい胡麻豆腐と味噌だれの絶妙さ、ほろ苦い稚鮎とたらの芽、そして蕨のおひたしの出汁の加減がバツグンにおいしいです。

琵琶の箸置き、かわいいですね。

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「焼き筍」と「こごみ」、これまた春らしい皿です。

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春の山菜たち、コースとは別に注文すると天ぷらにしてくれるとのことで、気になったので中盤を過ぎるまで保留していましたが、最後のご飯の前に満腹を確信したので注文はせず。でも山菜の天ぷらもおいしいのだろうなぁ……。

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お椀は「春野菜汁」。鶏のつくねも入っています。

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ここでいろりに炭火が運ばれてきて、炭火焼きの準備を整えます。

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炭火焼きの前に「岩魚の塩焼き」。頭から尻尾まで全て食べられるやつです。

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ここで一瞬日本酒に切り替えようか迷ったのですが、炭火で部屋が暖まってきたこともあり、少し喉が渇いてしまったのでやっぱりビールを追加で。

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記念日の利用というとで、記念写真のプリントがサービスであります。2人分いただいてしまいました。中身はお見せできません(笑)

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さて、メインの炭火焼きがスタートします。ここからは専属の給仕スタッフの方が、その場で丁度いい具合に焼いてくれます。

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私達の個室を担当したくださったお話好きの若い女性スタッフさん、なんと学生時代にクライミングの強化選手だったとか(今はやめてしまったそう)。登山はされないようですが、御岳ボルダーなど奥多摩の外岩にもかなり通われたらしく、今でもお店の周りの岩を見ると気になってしまうそうです(笑)

……なんて話をしながら、テキパキと焼き物の準備が進んでいきます。

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まずは椎茸と鶏ももの串から。鶏の皮目が美味しそう……

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さらにししとうが追加されて、鶏は串を回しながらじっくりと火を入れていきます。

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最初に焼き上がった椎茸を塩味でいただいた後、鶏ももとししとうはタレで焼き上げます。

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うまい(シンプルに)。

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そして和牛。

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タレとわさび。最高ですね(語彙力)。この器とてもいいなぁ。

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最後はこちらの朴葉焼き。

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中身は鶏のむね肉と味噌。

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鶏そぼろの「わっぱ飯」とお味噌汁、そして香の物で〆。

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先ほどの朴葉味噌で食べるご飯(軽い麦飯)がまた格別です。

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デザートは「うぐいす万頭」。外は葛餅になっていました。

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ほうじ茶を飲んでひといき。この茶碗もすてき。

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気が付いたら13時のスタートから2時間近くの時間が経っていました。ランチに2時間、なかなか優雅な時間を過ごさせて貰いました。

水芭蕉が見頃の山野草園と日本庭園を散策

食後はやはり広いお庭を見せて貰わなくては……。こちらの離れは岩魚の焼き場です。

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どうりで熱々の岩魚が運ばれてきた訳ですが、すぐ目の前で焼いていたのですね。

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敷地の一番奥まった場所は、うかい鳥山ご自慢の山野草園になっています。

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手間は木道が設置された池になっていて、奥の斜面では山野草(高山植物)が見られるようです。

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丁度水芭蕉の花が見頃を迎えていました。

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水芭蕉といええば尾瀬あたりではまだ雪の中にある頃ですが、高尾だとこんなに早く花を付けるのでせうね(今年は例年よりも早いそうです)。

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かたくりも奥多摩だと4月後半だと思うのですが、もう咲いています。

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季節の花を見ながらしばし散策。

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自由に散策できる庭園にはあま酒が飲める離れも2箇所ほどありました。

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さて、このうかい竹亭では6〜7月頃になるとお食事と合わせてホタルが干渉できる「ホタルの夕べ」が毎年企画されています(決まった時間に一斉に敷地内の明かりを消すのだとか)。一度行ってみたいと思っているのですが、今年は行くことができるかな?

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今回の竹亭で多摩エリアのうかい系列店はひととおり行けたかな? ……と思ったら、八王子の大和田に「とうふ屋うかい 大和田店」があるそうです。とうふ屋うかいは鷺沼店に行ったことがありましたが、どうやらこちらの大和田店の方が本拠地で、店で使っている豆腐もこちらで作っているそう。ということで次回はこちらに狙いを定めましょうか。

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