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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

GW直前の立山・室堂平で贅沢な2泊3日を過ごす:残雪の奥大日岳〜別山登山


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今年の4月22日から24日にかけて、今年も雪の立山・室堂平で過ごしてきました。ネパール&タイ旅行から帰国した翌週、GWが始まる前週の月曜から水曜にかけての平日山行です。

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初日は午後からというのんびりした立山入りスケジュールに、3日目は朝から天気が崩れてしまったこともあり、山に登れたのは間の1日だけですが人の少ない平日立山のテント場でダラダラと過ごす贅沢な滞在となりました。

富山側から寿司を食べて立山入り

今年も昨年同様、富山県側からアルペンルート入りすることにします。目的はもちろん(?)お寿司。昼オープンの美味しい回転寿司に立ち寄って(こちらはまた別記事にて)、お腹をしっかり満たしてから立山駅へ。今年も駅前の駐車場に停めることができました。1台のスペースが狭いですよね、ここ……。

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東京から立山のアクセスについては、昨年書いたこの辺の記事なども参考にして貰えたらと。

ザックは嵩張るような食材は持って来てないので20kgちょっとでしょうか。雷鳥沢キャンプ場にテン泊する場合は、行きはひたすら下り坂なので食料などの消え物で荷物が増える分には問題ないのですが、なんだか準備すら面倒くさがってカップ麺やレトルト程度の食料しか持ってきませんでした。

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立山駅から立山ケーブルカー、高原バスを乗り継いで室堂へ。平日ですしそこそこ空いてるかと思いや、海外からのツアー客がかなり多いようです(行きも帰りも中国からのツアーが一緒でした)。

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今年は3月に入ってからの積雪が多かったせいか、雪の大谷は最大16mだとか。

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今回の日程は月曜から水曜までの2泊3日、当初は2日目に昨年同様の別山〜雄山の立山周遊、3日目の朝に奥大日岳に登る予定でしたが、天気予報では3日目から崩れそうなこともあって、2日目に奥大日岳と別山、3日目は天候次第と計画を変更しました。

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複数準備しておいた登山計画の中から、最終版のものを室堂ターミナルで提出しておきました。登山やスキーの際は4、5、11月の入山ルールを確認しておきましょう。

雪の室堂、雷鳥沢キャンプ場で過ごす夕暮れ

半年ぶりの雪の室堂です。数日前にも降雪があったらしく、昨年のGWよりも立山の雪が多いようです。

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雄山方面をズーム。

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特別な装備がなくとも室堂ターミナルの目の前でこの景色が見えてしまうのが立山・室堂の素晴らしさ。はしゃいで写真を撮る外国人の気持ちも分かるような気がします。

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立派な雪庇が印象的な奥大日岳。今年はこちらの山に登ってみようと思います。

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富山市街から立山は見えませんでしたが、なるほどこの雲海では仕方がない……。

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みくりが池はまだ完全に雪の中。

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昨年11月に泊まってとても良かった「みくりが池温泉」、帰りに溫泉&軽食でお邪魔しまーす。

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どこもかしこも一面の雪原ですが、午後の太陽で足下は油断すると踏み抜き始める時間帯…… 翌日が少々思いやられます。

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雷鳥沢キャンプ場が見えて来た、やはりかなり空いてますね。

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テント場の受付はまだ無人なので必要事項を記入してポストにお金と一緒に入れておきます。水場とトイレは既に使えるようになっていました。大変ありがたいことです。

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水は豊富ですが飲量には煮沸が必要です。

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2泊3日の絶景宿が完成。

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丁度我々が雷鳥沢に到着したタイミングで、当日朝から立山入りをしていたディーアイ夫妻が雄山側から下山してきまました。ご挨拶がてらビールを持ち寄って歓談スタート。押しかけた上に色々とご馳走になってしまいました。

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そして夕暮れ。奥大日岳の向こうに太陽が沈んで行きます。

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うっすらとピンク色に染まった立山。ほんの一瞬ですが美しいひとときでした。

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シュプールからの小さな雪崩跡?が地味に恐い……

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夜の星空は明るい月が出てしまう前にサクっと。流れ星がビュンビュン飛んでいました。

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昼間はグサグサな雪ですが、夜になると氷点下になって雪は締まってくれるのでミニ三脚の足をテント場の雪壁に突き刺して写真を撮っていました。必要ないかと思ったけど念のため持って来た象足もあって良かった。

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貸し切り状態の奥大日岳へ

翌朝は故意に寝坊して日の出過ぎにのんびりと行動開始。雷鳥沢からは朝日は見えないので、ナイトハイクをして立山の稜線まで登らない限り日の出の瞬間に立ち会うことはできません。我が家はそのような気合いがないので、毎度朝まで爆睡です。

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のんびり朝食を取ってから奥大日岳に向けてスタート。トレースはありますが、先行の登山者は見える範囲に誰もいません。なんて贅沢な朝。

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月と雷鳥沢ヒュッテ。ロッジ立山連峰は現在閉鎖中。

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立山の稜線から太陽が顔を出すまではブルーな雪面が広がる世界。

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突然空から「グェー」という鳴き声と共に1羽のオス雷鳥が大きな弧を描きながら私達の目の前に降ってきました。親方! 空から雷鳥が…… 足が、可愛い……。

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雷鳥の登場と同時に稜線から太陽が昇ります。

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まだ、かなり白い羽毛が残った雷鳥、かわいいなあ。

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どうやら近くに別のオスがいたらしく、そちらに目がけて飛んで行きました。バイバイ。

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それにしても人いなーい。

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新室堂乗越まで上がりました。正面の尾根の向こうが奥大日岳。山頂はまだ見えていません。何度か急登がありそうですね。

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我々が起床したタイミングで出発していたディーアイ氏がもう登頂をキメて下りてきました。この日のトップだったみたい。それにしてももう半袖とは!

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急登頑張ろう。

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剱岳も見えた。

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雪庇。

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こちらから見る立山もいいぞ。

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弥陀ヶ原方面、雪の大谷を上空から見下ろすことができます。

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GPSで道路を確認しながら掘り進めるのでしたっけ?

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雪庇には近づき過ぎないように。分かりやすくトレースが付いていますね。

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GPSで見ているとこの辺りが奥大日岳の最高点(2611m)のようですが、一旦下ったもう少し先に三角点のある山頂があります。

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今、人が2人いるあたりがそれ。

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そんな先行者と入れ違いで奥大日岳の山頂に到着しました。剱岳が正面に見えています。

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荷物を下ろしてしばし独占状態の山頂を楽しみます。スポーツドリンクもこの天気ですっかりぬるくなってしまったので、雪に差して冷やさなきゃ……。

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雪庇を山頂側から見る。

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こちらは大日岳になるのかな? その向こうは富山湾。

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立山から弥陀ヶ原までを魚眼で一望。

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戻って行く登山者と、その向こうには雪の大谷の観光客。

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雷鳥坂で雷鳥坂たちに会いながら別山へ

それでは続いて別山へ。新室堂乗越まで引き返して、雷鳥坂へとトラバースして急登を登ります。

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こちらに来るとそこそこ登山者がいます。

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雷鳥坂なので雷鳥だらけ。4羽のメスたち、この後綺麗な編隊飛行を見せてくれましたが、写真には撮れませんでした。

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もちろんオスもいます。

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別山乗越に出る直前の急登が結構キツい。

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さっきまでいた奥大日岳を振り返って。既に奥大日岳山頂と同じ位の標高です。

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剱御前小屋に到着。そのすぐ向こうが別山のような気がしてしまうのですが(?)、左側に見えているコブ3つのさらに向こうなんですよね……。

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剱御前小屋は既に営業していてトイレも使うことができます。ありがたいことです。

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剱御前小屋〜別山は半分ぐらい夏道が出ていてアイゼンを外すか迷いますが、面倒くさいのでそのまま行きます。スキーで上がって来た人達は板をデポして、スキーブーツのつぼ足で別山を往復していました。

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相変わらず雷鳥多発地帯。

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ところで、いつの頃からかレンズの周辺部は盛大に雲ってしまっていたようです……(気付かなかったので後玉かも)。しばらくボンヤリした描写の写真が続きます。

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ようやく別山が見えました。この時間になると雪が緩んで踏み抜き連発なので思ったよりも苦労します。

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この辺りは剱沢からの剱岳がど迫力で見えています。

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まずは別山南峰。

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続いて別山北峰を往復。

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北峰から見る剱と後立山連峰の稜線。さすがにここまで来ると風がそこそこ強い…… エネルギーを補給して戻りましょう。

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相変わらず登山者の少ないこの日の立山。

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ずっとこうしていたいですね。

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別山乗越〜雷鳥坂を一気に下ります。

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この日はさらにテントが減って、雷鳥坂のテントは10張程度となっていました。平日だからなのか、翌日からの天気予報を見てみんな帰ってしまったのか……?

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この日も夕暮れまでダラダラとテント場で過ごして、寒くなる前に夕飯に。夕方から空も雲ってしまったので、何もせずに爆睡してしまいました。

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雨の室堂平は雷鳥ボーナスステージ

翌朝は目覚めると既に雨。天気も崩れる一方の予報なので、朝食を食べたら撤収して帰るだけの日です。

テントを片付けているとテント場に雷鳥が次々に遊びにやってきます……?

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まずは可愛らしいメスが2羽。

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と思ったらさらに増えました(笑)

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さらに逆方面ではオスたちが例の如く縄張り争い(?)の真っ最中。

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こちらも3羽。

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相変わらずアグレッシブにやってます。

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雷鳥、滑空するばかりかと思っていると、それなりに上に向かって飛ぶこともできるんですよね。

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テント場から室堂ターミナル方面に戻る最中もちょいちょい目の前に雷鳥が現れてくれて最高。

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みくりが池温泉の前ではペアの雷鳥が、観光客を釘付けにしていました。

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そんなみくりが池温泉に立ち寄って、入浴したり美味しいピザを食べたいなど。

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溫泉は今回も貸し切り状態でした。ほんとここの溫泉いいですよねえ。またゆっくり泊まりに来たい。

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みくりが池温泉のブルドーザー、かわいいロゴがプリントされています。

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雨は益々強くなる一方……。それでも室堂ターミナル内ならば、快晴の立山&雷鳥と記念撮影が可能です!? 「本日、快晴の立山の写真を撮ることができるのはここだけですー!」の呼び込みに笑ってしまいました(笑)

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帰りもバス〜ケーブルカーと乗り継いで立山駅へ。こんなお天気でも美女平へ向かうケーブルカーは満員です。ツアーだと日程を変えられませんしね。

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ということで無事帰着。結局山に登ったのは2日目の奥大日岳と別山だけでしたが、相変わらずの雷鳥ボーナスステージに最高の景色、今年も春の立山を満喫することができました。時間はまだ13時過ぎ、それでは富山の食を楽しむ旅へと向かいますか……。

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奥大日岳〜別山の行動ログ(YAMAP)


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