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カトマンズからソウラハ村へツーリストバスで移動してチトワン国立公園を目指す【ネパール&タイ熱帯エリア旅行記①】

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しばらく空いてしまいましたが、久々のネパール旅行レポートの続きになります。というか今回から新シーズンのスタートです。ネパール編は2回で終わりますけども……!?

エベレスト街道のトレッキングを天候悪化により当初の予定よりも数日早く切り上げ、カトマンズのホテルに戻った我々。タイまでの移動に丸3日半の空きができたので、その間の日程を利用してネパール南部にある「チトワン国立公園」を訪れることにしました。

直前ラストの記録はこちら。チトワン行きのバスチケットなどはこの日に手配しました。

チトワン国立公園とは? カトマンズからのアクセスなど

チトワン国立公園はネパール南部のタライ平原に位置する自然保護区の国立公園。亜熱帯気候の広大なジャングルにはインドサイやベンガルトラといった貴重な動植物が生息し、その一部をジープやカヌー、ガイドトレッキング、或いは象に乗って観光するなど様々なアクティビティがあります。

今回はとりあえずお尻だけ……

チトワン国立公園を観光する拠点になるのが「ソウラハ村」。ソウラハ村の中心街には多くのホテルやレストラン、チトワンのガイドツアー案内所、ATMなどが立ち並びます。ソウラハ村で宿泊するホテルはカトマンズに戻った日に、Booking.comで中程度のクラスの所を2泊予約しました。

カトマンズからソウラハまでのアクセスですが、近隣のナラヤンガートまでの飛行機移動+バスが最も速いですが、それなりに交通費も掛かるので、最もメジャーなツーリストバスを利用することにします。
所要時間は約5時間で片道Rs500〜600程度(つまり500〜600円、激安)。バスチケットはタメル地区にたくさんある旅行代理店で取ることができます。日本人向けに看板を出している所や日本人が経営する代理店などもあって、我々もそんなうちの1つを利用してチケットを予約しました。

手続きもスムーズでバス自体も多少ボロだったものの特に問題なかったのですが、帰りの便がオーバーブッキングで少々面倒なことになったので(激おこして切り抜けた)、利用するなら大きな代理店がいいかもしれません ……が、ネパール全般に適当な所がもあるのでどこで手配しても一緒かもしれません?

ソウラハ行きツーリストバスの出発は朝7時(6時半乗車)、バスの出発場所はタメル地区の外れ。特にバスターミナルでもない通りにツーリストバスがズラリと並び、そこから自分たちの乗るバスを探すシステムです。
場所は地図のこの辺。ちなみにバスのいない時間に行っても、バス亭的な痕跡は何もありません。

ツーリストバスはカトマンズ発、帰りのソウラハ発もそれぞれ朝発の便しかないので、チトワン国立公園でのアクティビティを楽しむには最低現地で1日過ごせる2泊以上のスケジュールを組みたいところです。

よく揺れるツーリストバスでソウラハへ

4月10日の早朝、再びタメル地区のホテルに荷物を預けてバス乗り場へと向かいます。

我々が乗るバスはこれ。ソララハホリデートラベルのチトワン行きツーリストバスです。

朝食はホテルに用意して貰ったお弁当。カトマンズ〜ルクラ便に乗る朝に貰ったものと同じ。ソウラハまでの道のりは5時間、2度の休憩はありますが朝はしっかり食べておくのがオススメ。

7時にバスは出発、最初ガラガラだったバスは途中数カ所で客を拾いつつ席が埋まって行きます。どういうシステムで客を捌いているのか分かりませんが、予約した席と違うのかキレてる客などもいます。ネパール滞在が2週間を超えて分かってきたのが、この国は主張をしないとどんどん後回しにおざなりな対応をされること。待っていてもナメられるだけ、苦手でもガンガン主張して行くしかない……。

カトマンズからソウラハまでは一度カトマンズ盆地を抜けるので、ちょっとした山越えがあります。道路はカトマンズ市内から既にガタガタでよく揺れますが、終始こんな感じ……。地図を見るとこれでも主要幹線道路のようですが、林道を走っているとしか思えない振動です。妻と「美濃戸林道かよ」ってゲラゲラ笑ってました。

まあ、前日にマンサリからカトマンズに戻ってくる道も似たようなものでしたけど……。

道中は2度ドライブイン的な場所でトイレ休憩を挟みます。こちらは1度目の休憩で……


こっちは2度目の休憩。携帯の電波(NCELL)はカトマンズを離れるにつれて弱くなり、かなりのエリアで圏外となっていましたが、ここは入っていたような気がします。



このドライブインに居るアホっぽい犬が可愛かった。なんか笑ってるし。

なんでこんな短時間の間に行く先行く先に現れるのだろう……

少し賑やかな街が見えて来たら「ナラヤンガート」、ソウラハに最も近いバラトプル空港はこの街の外れにあります。ここまで来たらソウラハまではあと30分程度です。


気温30度オーバーのソウラハ村

そして到着したソウラハのバスパーク。空気の悪いカトマンズから離れたせいか青空が見えています。というかめちゃくちゃ暑い…… 気温は余裕の30度越え、完全に真夏です。前日まで朝は一桁気温のルクラに居たというのにもの凄い気温差、ヒマラヤエリアと同じ国とは思えませんね。


畑に水田、そして水牛……。

前日くらいから道端で見かけてずっと気になってたヤギの仲間っぽい動物(家畜)。ジャージャービンクスみたいな耳が特徴。現地で調べてもよく分からなかったのだけど、改めてググってみたら「ヌビアン種」という種類のヤギが近いかも?

そしてこの厳つい顔をした鳥。足下はアヒルのような水鳥系の水かきですが、何だろう?

恐らくこいつらも放し飼い状態の家畜だと思うのですが……?

バスパークには各ホテルから迎えの車も来ているのですが、ソウラハの中心地まで徒歩15分〜20分程度ということで、せっかくなので歩くことにしました。道はこんな感じ。とても田舎です。

メインストリートに入ると、至る所にチトワン国立公園のガイド案内所があります。

銀行やATMもあるので両替やキャッシングを忘れても大丈夫。

象の像「エレファントチョーク」はソウラハ村のランドマーク。この他にサイの「ガイダチョーク」もあります。我々が泊まるホテルはこのエレファントチョークを曲がって……

牛の前を通り過ぎて……

看板の上から3番目「チトワンビレッジリゾート」がこの日予約しているホテルです。

ん? アレってもしかして……

象だ。ホテルの隣に象が住んでる。

そして象の隣にあるのが「チトワン ビレッジ リゾート(Chitwan Village Resort」です。

場所はこの辺。メインストリートに出るのに徒歩5分ちょっと掛かりますが、川沿いを歩いて回ることもできますし悪くない立地です。


美しいチトワンビレッジリゾートと絶品カレー

ご覧の通り、美しい庭園の中のリゾート感溢れるホテル。エベレスト街道のロッジからの急展開に衝撃を受けています……。ちなみに宿泊は2泊2人で4500円位だったかと…… 激安。

このチトワンビレッジリゾートのマネージャーがめちゃめちゃ物腰の柔らかい人で、そのゆるやかなな喋り(英語)を聞いていると本当に南国の高級リゾートにでも来てしまったような気分。いや、全然伝わってないと思いますが、本当に彼の喋りはリゾートだった……。

部屋も広くて清潔、シャワーもちゃんとお湯が出ます(当たり前のことが嬉しい)。

ベッドサイドのコンセント。ネパールの電源コンセントは穴2つのCタイプが多いようですが、その他にBタイプなども混在してます。相当力任せに突っ込まないと刺さらなかったりして、結構焦るタイプのコンセント穴もあります、というかこのホテルの壁コンセントも穴だらけで訳分かりませんよね……。

変換プラグは写真のような万能タイプだと上手く刺さらなかったりすることもあって(頭でっかちなので外れてしまう)もっとシンプルな方が使いやすい気がします(或いは延長ケーブルを用意するなど)。

玄関からの眺め。もうここで1日ゴロゴロしていたくなる……。宿泊客はそこまで多くなく、我々以外の恐らく3〜4組程度だったかと。同じタイミングで日本人ぽい女性2人組がチェックインしていましたが、彼女たちとは翌日のアクティビティ参加で顔を合わせることになります。

ふと隣を眺めると象たちがお出かけ。背中に乗せているのは人を乗せて観光するための台座ですね。

とにかく暑いのビールで乾杯。この一帯は海外ビールのツボルグとハイネケンが看板を出しまくってシェア争いをしている感じ? ツボルグ美味しいですよね。

ホテルのレストランも綺麗ですすが、やはりここは外のテラス席で食べたくなります。

そしてここのカレーがめちゃくちゃ美味しい。インドに近づいたからなのか?(チトワン国立公園の先は北インドとの国境)ネパールで食べたカレーでは、このホテルが一番美味しかった!

今思い出してもこのカレーはまた食べたくなります。

ソウラハ村を夕暮れまで散歩する

食後にホテルのマネージャーから各種アクティビティの話を聞いて翌日の予定を検討しつつ、夕方まで付近を散歩することにします。

相変わらず犬たちはよく寝てます。




こちらが「ガイダチョーク」。

そして川に出ます。川の向こうがチトワン国立公園で広大なジャングルが広がっています。



しばらく川沿いを散歩して……

ビールを飲んだり……

犬を愛でたり(暑いので砂に潜ってる)……

赤とんぼを見たり……

夕焼けを眺めて過ごします。夕暮れになってようやく少し涼しくはなりましたが、同じ国の中で数日前まで雪に降られていたというのに、こちらは亜熱帯のジャングル。なんとも不思議な体験です。


そろそろホテルに戻りましょう。

カジュアルに象があちこちにいます。

国立公園の監視は軍隊がおこなっているようです。

犬。

ニワトリ。

犬。

水田。

そしてホテルへ。

夜のホテルはヤモリ天国。かわいい。

カトマンズでも飲んだエベレストビールのエベレストブルワリーが作る「RHINO」。サイビール。

昼のチキンカレーが美味しすぎたので鶏は間違いないなとチキンソテーを注文。これまたとても美味しくて、下手に外で食べなくて良かったななんて。とにかくこのホテルはオススメです。

翌日はチトワン国立公園で象に乗るエレファントサファリとジープサファリに参加する予定です。

もちろんカメラはエベレスト街道に引き続きこのセット。元々予定になかった場所なので望遠レンズは用意していませんが、M.1 2-100mm PROの望遠側でなんとか頑張ります。

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