I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

夏の東北・月山を歩き久々の夏山とお花畑を楽しんできた


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山の日の三連休が明けた8月13日(火)。日本百名山のひとつ、東北・山形県の月山を歩いてきました。

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4ヶ月ぶりのゆるふわ夏山登山は東北・月山へ……

実は我が家にとっての登山はGWの直前、4月後半に行った立山以来になります(山周辺のハイキングを除く)。GW明けから新たな職場に転職した妻が激務続きだったこと、そんな激務により妻が体調を崩してしまったこともあり、我が家の登山は残雪期以来随分とご無沙汰になってしまいました……。

ようやく妻の仕事も落ち着き、山の日の三連休もしっかり休んだこともあり、翌日からのお盆休みを使ってゆるふわめな登山と、どこか温泉や美味しいものを楽しむ旅行でも…… となりました。なかなか行く機会のない美ヶ原なども候補になりましたが、長野はいつも行ってるのでもう少し遠くが良いなと。

丁度台風10号が西日本に接近中だったこともあり、火曜日以降も影響の少ない東北方面で…… どうやら山形県の「月山」(標高1984m)は比較的ゆるく楽しめそうな山みたいだなと。以前から気になっていた庄内平野の港町「酒田」にも近いですし、温泉などもそこそこありそう。

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翌日14日(水)にはやはり以前から気になっていた酒田の寿司屋ランチが予約でき、13日夜のホテルも酒田で確保。15日の予定は未定ですが、東京方面に戻りつつ途中の福島で安達太良山か磐梯山に登ってみるのも面白そうです(これは後に鳥海山に変更になりました)。

……そんな計画を思いついたのは12日(祝・月)の午後ですが、それから各種予約に荷物を準備、登山届けをネット提出して夜22時前に出発しました。

地元で食事を済ませ、中央道〜首都高を経由して東北自動車道に入ります。お盆期間ですが三連休が終わったばかりということもあり、比較的マイペースに走ることができます。それでもSAなどは通常の金曜夜くらいは混雑しています。

いままで福島県すら車で入ったことのなかった我が家ですが、東北道を福島県から宮城県へ。村田JCTから山形自動車道に入る頃には、周りを走る車も殆どいない静かなドライブ。月山湖PAで最後の休憩を取り、終点の月山ICを下り、月山志津線を月山登山口のある姥沢駐車場へと車を走らせます。

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東京の自宅から約480km、明け方3時半過ぎに姥沢駐車場に到着しました。到着時はそこそこ星も見えていましたが、すぐに空は白み始めます。さすがに眠らないまま500km近く車移動したばかりなので、1時間ほど仮眠を取ってから登山の準備を始めます。

朝5時半、姥沢駐車場から登山スタート

月山登山で最もメジャーかつ手軽なのが姥沢駐車場からのルートです。月山ペアリフトを使うとリフト上駅から2時間ほどで月山山頂へのアクセスも可能ですが、リフトのスタート時間が朝8時なので普通に駐車場から歩き始めます(それでもコースタイムは上り3時間強といったところ)。

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姥沢駐車場は340台停められる巨大な駐車場ですが、5時頃の時点ではまだ2〜3割が埋まった程度。駐車所併設の公衆トイレ&更衣室がとても綺麗で驚いてしまいました。トイレはウォシュレット付きです。

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駐車場からスタートの場合、リフト乗り場にかけての舗装路を10分ほど歩く道と、駐車場の裏手からそのまま登山道に入る道があります。帰りはリフトを使う予定ですし、駐車場の裏から入山しました。

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久々の山歩きなのでゆるめのペースで慎重に歩き始めます。

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こんな緑の中を歩くのも久しぶりですねー。

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左手に見えているのが月山ペアリフト下駅。オープンは8時、下りの最終は16時半です。

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ここで舗装路側からの登山道とも合流します。

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月山は東北の山ということもあり、2000m未満の低山にしては夏でも残雪が豊富で水の豊かな山です。雪渓からの雪溶け水も多く、かなりの場所で木道が設置されています。

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歩き始めて木道に大きなクマの糞があって少々ビビリますが(熊鈴を忘れてしまった……)、なるべく妻と話しながら登山を楽しむことにします。

まだ標高は1400mにも満たないですが、徐々に背の高い樹林帯が終わり、正面に大きな月山の山容が広がります。森林限界がここまで低い山は始めてかもしれません。

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正面に見えるなだらかな山が月山。朝日も顔を見せてくれました。山の斜面のあちこちに、小さな雪渓を見ることができます。

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振り返ると飯豊連峰や福島方面の山が見えているようです。

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8月も半ばだというのに、月山のあちらこちらで見られたニッコウキスゲ。やはり東北ですね。

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高山植物やトンボに蝶、久々の山歩きなので頻繁に足を止めては写真を撮りながらのんびりと登ります。

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水が豊富な山なので美味しい水場もありました。

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今回のドリンクは粉アクエリアス+マルトデキストリン+アミノバイタルのクエン酸。適当な調合にしてはゲータレード的でなかなか美味しいスポーツドリンクになりました。

アミノバイタル クエン酸チャージウォーター20本入箱

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H+Bライフサイエンス 粉飴マルトデキストリン 1kg

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1年振りの夏山が最高すぎる

夏山はいいぞ! なんといっても我が家にとって、これが今年最初の夏山登山ですから!

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緑や花の中には小さな池塘も見えます。

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姥ヶ岳方面の斜面を見ると緑の中に中小の岩が点在する光景。

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リフトに乗ってしまうと、この辺りの気持ちいい木道エリアはショートカットされてしまうので、行きか帰りのどちらかで(天気が良ければ)歩くのをオススメします。

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時間はまだ7時を過ぎた頃ですし、既に森林限界で風もよく通るので暑さもそこまで気になりません。

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チングルマの実。もう8月ですものね……

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と思ったらその先ではチングルマの花が群生が見られたりと、今年ずっと見られなかった7月〜8月の夏山をまとめて楽しんでいる気分。

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やっぱりクマ、いるんですね。

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リフト方面の分岐。正面の山は姥ヶ岳、帰りはあちらを回ってリフト側に下りる予定です。

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ひたすらに緑とお花畑の山です。

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ナナカマドもありますし、秋には紅葉も期待できそうでしょうか。

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進行方向の月山の向こうによく目立つ独立峰が見えてきました。月山同様の東北の百名山「鳥海山」(2236m)です。やはり多くの雪渓が残っているのが見えます。格好いい山なのであちらもいつか登ってみたいですねぇ……(この時点ではまだ鳥海山行きの計画はなかった)。

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最後の雪渓がある「牛首」(正面の雪渓のあたりの鞍部)と呼ばれるポイントを過ぎると少し斜面が急になりますが、それほど急登という訳でもなく、久々の山感を楽しむハイク。振り返ると気持ちの良い稜線が伸びています。

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雲が少し出てきたので気温もそこまで暑くはならず、いい登山日和です。

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鍛冶小屋跡の小さな社を過ぎたらあとひと息。

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松尾芭蕉の句が刻まれた碑を超えた辺りから、月山山頂付近の広い平地になります。

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芭蕉の奥の細道では月山を含む出羽三山も巡っていて、月山では「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」といった句が残されています。

月山山頂のお花畑と月山神社

月山はかつて多くの修験者たちが訪れた山岳信仰の山でもあり、最高地点(1984m)がある山頂部には月山神社が建てられています。丁度、鳥海山と並んだ姿が見えています。

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山頂周辺はちょっとしたお花畑になっていました。

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こちらが月山頂上小屋。トイレも借りることができます。

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ここから先が月山神社。中は撮影禁止ということで写真はありません。

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せっかくなので500円払ってお祓いをして貰い、本殿に参拝してお守りを買ったりなど。

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この気持ちよさそうな石の上でお昼にしましょうか。時間はまだ9時ですけども(笑)

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ロープの向こうにはコマクサがまだ咲いていました。コマクサ保護のロープだったりしたのかな。

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とても見晴らしのいい場所。久しぶりの山カップラーメンを楽しみました。

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9時半を過ぎるとリフト組が次々に上がってくるので、山頂は少し賑やかになってきます。それでも連休中の百名山にしては随分とのんびりしています。

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うろこ雲(巻積雲)が広がった空。秋っぽい…… というよりは台風の接近もあるのでしょうか。

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そして上空の雲が晴れて青空が戻ってくると気温もグングン上がっていきます。日差しもまるでアルプスの高山にいるような強さ。日焼け止めと虫除けを塗り直して出発しましょう。

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そういえば月山もそこそこブヨやアブが居ますが、今回から使っている虫除けスプレー(サラテクト リッチリッチ)がかなり効果があって、驚くぐらいにやっかいな虫が寄りつかなくなります。食事休憩直前も、効果が少し落ちてきたのかブヨが寄ってきたのですが、塗り直した所効果てきめんでした。
スプレータイプもありますがミストタイプを買って、無印良品のプラ小分けボトルに移して携行しています。ただし、サラテクトの注意書きにプラ製品変色の可能性なども書かれているので、気になる人は60mlの小瓶タイプを携行してもいいかもしれませんね。

姥ヶ岳経由、月山ペアリフト利用の下山ルート

登ってくる登山客もかなり増えてきました。1時間前に比べて明らかに暑くて大変そう。リフトを使って8時過ぎに登ってくるよりも、明け方の涼しいうちに歩いた方が絶対に楽な気がしました。

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牛首。あまりの暑さに休憩している人も大勢います。我々も予想以上に水の消費が早かったですし、リフトを使う場合でも余裕を持って水を携行しておきましょう。

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雪渓の脇を通ると涼しい風が吹き抜けていくので救われます。

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姥ヶ岳への登り返しはほとんどないので、ペアリフト上駅方面に戻るならば姥ヶ岳山頂を経由した方が景色も楽しめて良さそう。

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そういえばトンボたちもめちゃくちゃ多かったですね。山頂付近はトンボ天国で、彼らが飛んでくるとアブやブヨも消えてくれるので何かとありがたい(その代わり写真にトンボの影が見切れまくる)。

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姥ヶ岳山頂越しの月山。最近は夏山でも日差しが強そうなときは長袖が多いですね。finetrackのドラウトフォースは微妙に袖が寸足らず…… というか9部袖ぐらいなので、腕周りからの風通しもいい感じ。

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姥ヶ岳の山頂もやはり木道で保護されています。

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なにせこちらの山頂周辺にも、こんなに美しいお花畑や池塘がありますから。

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あとはリフトまで下りるだけ。リフトを使ってのちょっとしたハイキングならば(登山装備じゃない観光客も結構上がっていたので)、この姥ヶ岳周回だけでも十分に楽しめることでしょう。

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月山ペアリフト上駅に到着。リフトは片道580円。

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リフト乗り場の前には姥ヶ岳休憩所、トイレもあります。

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この炎天下、リフトを使った楽チン下山は最高。

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正面の空には彩雲も見えていました(リフトの放送で教えてくれた)。

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ペアリフト下駅に到着。左手奥に見えているのが駐車場です。駐車場までは舗装路を10分程度。

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うれしい天然水。リフトを使う場合でも、この時期は500mlペットボトル3本は必要でしょう。あまりに水が美味しくて、下山コーラを飲む気分ではなくなってしまいました(笑)

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リフト下駅は売店、休憩所、飲食スペースになっています。……が、私達は車に戻って仮眠したり、酒田で食事も予定していたのでそのまま先へ。

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行きはスルーしてしまった舗装路側の登山道入口。いい山を歩かせて貰いましたし、200円の月山環境美化協力金を払っておきましょうか。木道などもよく整備されていて、久々の山歩きを快適に楽しむことがけいました。

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朝方はガラガラだった姥沢駐車場も満車になっていました。

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車の中は当然灼熱地獄につき、空気の入れ換え&クールダウン。さすがに眠気もピークなので、1時間ほど仮眠を取ってからこの日宿泊する酒田の街へと向かいます。

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酒田まではしばらく自動車専用道路の下道(月山道路)を走った後、再び山形自動車道を使って1時間ちょっと。山形自動車道は普通に東西が全て繋がっているのかと思ったら、月山IC〜湯殿山IC区間は下道なのですね。この後から翌日にかけての酒田での観光(主に食事)につては、また別記事にて。

春頃から使っているパーゴワークスのBUDDY 22もようやく本格的に山歩きデビュー。ヒップペルトなどは細い簡易ベルトですが、10kg未満の荷物で日帰り登山ならば内部アクセスもよくとても快適です。

山行ログと歩行ルート


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