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【寿司・ラーメン・温泉】山形県・庄内エリアで食べて、見て、楽しむあれこれ【酒田・鶴岡・遊佐】

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前回記事にした月山登山からスタートした山形県・庄内地方のドライブ旅行。以前から一度訪れたいと思っていた港町・酒田を中心にご当地グルメのラーメン(ワンタン麺)や海鮮を食べたり、酒田の街歩き、周辺の温泉施設なども色々と楽しんできたので、今回はそんなあれこれをまとめた記録です。

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鳥海山から眺める庄内平野。左手奥は月山

行き当たりばったりの旅ということもあり、残念ながら入れなかった店なども多いのですが、それなりに充実した庄内地方の2泊3日旅行を楽しむことができました。

酒田を訪れるにあたり……

実は、酒田は私の母方の祖父の出身地でもあり、祖父の実家は酒田の豪商 本間家などを得意先とする家だったそう。祖父自体は東京のサラリーマンで、私自身も子供の頃に遊んで貰った記憶がかすかにあるものの、小学校に上がる前に祖父は亡くなってしまい、そんな祖父が酒田の出だったことも今回の酒田滞在中に偶然実家に電話した際に母から聞いて思い出したもの。

しかしながら、今でも酒田や山形には母の従姉妹など遠い親戚がいるらしく、期せずして自分のルーツの1つでもある土地を訪れる旅になっていたようです。

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さて、私にとって酒田といえばはてなブログ繋がりで、Takiさん(id:s06216to)(頻繁に酒田や鶴岡を訪れては美味しい情報を紹介する人)や月山ももさん(id:happydust)(酒田周辺のご出身、ハンドルの由来はもちろん山の「月山」から)の記事を見ては「食の街」として以前から気になっていた街でもあります。

1泊2日、予算10,000円で美味しいものとお酒を楽しむ旅「山形県・酒田」 | マネ会
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お2人の記事で見ていた酒田の寿司店「こい勢(こいせ)」は絶対に行ってみたいと、まずはホテルよりもこの店の予約を先にした位。宿泊なんていざとなれば車中泊だって大丈夫ですからね(釣り人脳・山脳)。
その他、酒田のラーメン(ワンタン麺)もぜひ食べてみたいし、海の幸や郷土料理が食べられる居酒屋にも寄れたらいいなと、あとは実際に現地をブラブラしながら適宜決める適当なプランです。

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酒田の街はJR酒田駅の目の前からすぐに繁華街が始まる訳でなく、駅から1kmちょっと離れた(徒歩15分〜)中町や本町辺りが中心街のように感じました。酒田観光の定番、山居倉庫や本間家旧本邸があるのも、そちら側なので車移動でない場合は拠点を中町・本町寄りにするのもいいかもしれません。

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我々は山居倉庫から112号線を越えた交差点横のホテルに宿泊しましたが(前日ではそこしか取れなかった)、2日目の日中に炎天下の中を酒田駅前まで歩いた際は結構大変でした(台風10号の接近もあってかフェーン現象による熱気が半端なかった…… あの暑さは間違いなく東京以上)。車移動ならいいですが、そうでないなら新井田川よりも酒田駅寄りで宿を探すのが無難だと思います。

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月山下山後に酒田でワンタン麺:花鳥風月

旅行初日の月山下山後。午前中、かなり早めの昼食しか食べてなかったので、酒田に移動してさっそくワンタン麺を食べることにします。Takiさんの記事でも紹介されていてそのワンタン麺の美しい写真に心打ち抜かれていた「川柳」ですが…… 残念ながらお盆休みなのか休業でした。

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しかしながらすぐ向かいにも、良さげなラーメン店「五十嵐製麺」があるので、営業中なのを確認して駐車場に車を停めてから入店したら、なんとスープ切れで終了とのこと。ついてなさすぎる……。

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その後も、酒田駅周辺の気になるラーメン屋を片っ端から当たってみるものの、前日まで三連休だったせいか、この日はことごとく休業中です。
結局、この日この時間帯に唯一(?)営業していた、「花鳥風月」を訪れました。酒田の中心地からは少し離れた場所なので車向きですね。駐車場も広めに取られています。

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ようやく食べることができた酒田初のワンタン麺(ワンタンチャーシュー麺)(960円)。魚介系のアッサリ醤油ラーメンで、普通に美味しい。チャーシューは小さめのものを軽くローストしてあります。

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ワンタンも奇をてらわないアッサリとしたもの。酒田ラーメン初対面なのでもう少しインパクトを期待してしまっていましたが、長く愛されるラーメンとはこういうものなのかもしれませんね。

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妻が頼んだ花鳥風月ラーメン(930円)(肉ワンタン+海老ワンタン入り)の海老ワンタンは海老が丸ごと1匹入っていて美味しかったそうです。。

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私は変化球よりもとにかく普通の肉ワンタンが好きですし、ここのチャーシューにはそこまで魅力を感じなかったので、普通のワンタン麺(750円)を頼むのが正解だったように感じました。

お盆期間も開いていた「伊豆菊割烹食堂」にて夕飯

そんな初日の夕飯、ホテルのチェックイン後に本町・中町エリアまで歩いて出掛けてみますが、お盆期間の三連休明けのせいかTakiさんの記事で紹介されていた居酒屋は軒並み閉まっています。その他にもチェックしていた店は全て休業で、あちこちウロウロしてようやく辿り着いたのが「伊豆菊割烹食堂」。

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……と書くと少々後ろ向きでの入店のように思われそうですが、ここは寿司と定食、鰻を中心にした割烹食堂ということもあって、我々は翌日に寿司の予約も入れてましたし、もう少し居酒屋的な店を優先して探していたのでした。単品メニューもあることを確認してこちらに決めました。

夕方に食べたラーメンからそこまで時間も経っていませんでしたし、ご飯ものは食べずにお酒と魚、郷土料理のメニューをいくつか注文しました。「むきそば」は蕎麦の実をむいて茹でたものにだし汁をかけた料理。プリミティブ蕎麦。素朴で美味しいです。

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茄子の漬け物。本来うどがわら胡瓜とのセットだったものが、胡瓜がなくて茄子のみ。予想外に甘い漬け物に少し驚く。

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庄内浜の旬の刺身盛り。翌日の寿司もあるので軽めにしておきました。

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日本酒はなんだったか…… 写真を撮ってないと全く覚えていませんね。

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「どんがら汁」はつまりあら汁。寒だらを使うのが正統のようですが、これは鯛っぽいですね。まあ夏ですし。少々冷房効き過ぎで体が冷えていたところなので、温かなどんがら汁が染みました。

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焼き物は庄内の口細カレイを頼もうかと思ったけど、イシモチがあるというのでイシモチで。個人的に焼きならカレイよりこっちの方が好きなんですよね。身がふっくらで美味しかった!

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久々の登山疲れだったりラーメンも食べているのですぐにお腹は満足して、この日はホテルに戻ったらグッスリ寝てしまいました。

酒田の朝ラー体験「酒田ラーメン照月」

酒田は早朝から食べられる港の朝ラーメンが有名だそうですが、またしても運悪く朝ラーの有名店が水曜定休。ということでホテルから最も近い朝ラー提供店の「酒田ラーメン照月」へ。開店は朝7時から。

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この照月は前日に訪れた花鳥風月系列の別業態らしく、せっかくなら別の店を選びたかったのですが、結果的にはこの店に入ったのは大正解でした。

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麺は細麺と太麺から選べて、スープのこってりオーダーも可能。細麺こってりで注文したワンタン麺(750円)は、花鳥風月のそれよりも魚介出汁のパンチも効いていて完全に好み。

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こってり具合も朝に食べるラーメンとしては丁度いい塩梅で、これはぜひ再訪したくなる…… って翌朝は登山で移動なので朝ラーの機会はもうないのでした。残念。

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この後は車で朝風呂に出掛けたり、ホテルをチェックアウトしてロビーでWi-Fiを借りつつ翌日の登山計画など。元々は福島まで戻りつつ会津の山に登ろうかと思っていましたが、どうやら接近中の台風の影響で風も強く雲も多そうな予報が出ています。

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ホテルより。交差点の左奥が「山居倉庫」

……ということで、前日よりずっと見えていて、ホテルの部屋からも見えていた鳥海山へと計画を変更します。よく考えたらせっかく酒田まで来て鳥海山に登らないなんて勿体ないですものね!?

念願だった酒田駅前の絶品寿司「こい勢(こいせ)」

いよいよ今回の酒田旅行の本命!? Takiさん、もももさんも絶賛していたこい勢の時間です。

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こい勢があるのは酒田駅から徒歩5分、我々が泊まったホテルからは徒歩20分ぐらいありましたが、お酒も飲むつもりだったので、車はチェックアウト後のホテルに置かせて貰い、夕方までしっかり酒田の街で酔い覚ましをする予定。完全なるこい勢シフトです。

予約が取れたのは13時からで、ランチ営業ではそのままラストオーダーになる最後の時間帯。人気店らしく予約なしで訪れるお客さんも引っ切りなしにやってきますが、上手く滑り込めた数組以外は全てお断りされていました。遠方から訪れる際は、確実に入れるように予約はお忘れなく。

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注文はもちろん「特選 旬のおまかせ握り(10カン)」(3000円)。大将もオーダーに悩むお客さんには「とにかくお特だから」だとおまかせ握りを激推ししていました(笑)

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あまりの暑さに軽く瓶ビールで喉を潤してからスタートします。

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1カン目、「スルメイカ」。塩とすだち皮おろし。これは美味い!

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醤油にせよ塩にせよ、ここのお寿司は全て味を付けて出してくれるので、こちらはそのままパクリと食べるのみ。醤油の加減などに悩まずにすむのが嬉しいですね。

お椀はガサエビのみそ汁。北陸での「ガスエビ」のことみたい。

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2カン目、「ワラサ」はすだち醤油。しっかりと脂が乗ったワラサで、そこにすだちがサッパリさがなんとも効いているのだなぁ。

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3カン目、「ガサエビ」が登場。とっても甘みの強いエビです。甘エビの超上位互換。そういえば甘エビの尻尾を付けた寿司って結構ありますけど、この状態で出してくれればそのままパクリ。正しい。

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4カン目、出ました!みんな大好き「ノドグロ」。軽く炙って味は塩。これはもう絶品。日本海最高。

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5カン目、「太刀魚」もやはり炙りで。同じ白身系の炙りですが、ノドグロからの変化を楽しむ趣向でしょうか。

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日本酒は出羽燦々をいただきました。

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6カン目、「ウマヅラハギ」は肝のせでもみじおろしと醤油。カワハギは定番ですが、ここでウマヅラが来るのが面白い。釣りではとかく外道扱いされますが、カワハギに負けない美味しい魚なんですよね。

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7、8カン目、カツオに本マグロ。「カツオにニンニク乗せても大丈夫ですか?」と大将が確認してくれるので、もちろんと。軽くタタキにしてあるカツオ絶品すぎる。本マグロのみシャリに赤酢を使っているようで、旨みと脂の強い本マグロとの相性を考えたものでしょう。味はそれはもう……(無言)

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おすすめ10カンのラストはバフンウニの軍艦。完璧。

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追加で頼んだのは「イワシ」に、

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「きんき」は炙り。肝のせ。とろける……

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大将おすすめの「アジ」。新鮮な青物ってなんでこんなに美味しいんだろう。

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ラストはもう一度「カツオ」。だって美味しかったのだもの。

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以上、しめて14カン。大満足の初こい勢。寿司を提供しながらの大将の話も面白く、確かにこれは人気店になるはずだなと。

そして夏も良かったけど、ここは冬のネタでも食べてみたくなるお寿司ばかりだなぁ……と冬の酒田訪問を真剣に考えてしまうのでした。

灼熱庄内ウォークのオアシス「カフェ&ジェラート モアレ」で休憩

こい勢での食事後、一度JR酒田駅に立ち寄ってみます。駅構内の清川屋は鶴岡に本店を置く庄内土産の専門店。ここのだだ茶豆の饅頭「元祖白山だだちゃまんじゅう」が美味しかったので、帰りの土産に買って行くことにしました(少々高めですが美味しいのでぜひ試食してみてください)。バラマキ用途はオランダせんべいが美味しかったです。

酒田駅の他に国道7号沿いのイオン酒田南店の中にも大きな店舗があって、こちらは20時までやっています。

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さて、駅から再び中町方面へ。観光スポット的には「酒田市立資料館」「本間家旧本邸」「旧鐙屋」などもピックアップしていましたが、あまりの暑さにカフェでも入らないとやっていられません。
ということで「カフェ&ジェラートモアレ」へ。

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丁度「ジェラートのダブルがシングル、トリプルがダブルの値段」という日だったので、だだちゃ豆とメロンのジェラートを注文。トリプルでも行けたかも。

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どちらも美味しいジェラートでしたが、だだちゃ豆をダブルで食べたい位にだだちゃ豆ジェラートが良かった。苦味を香り豊かなアイスコーヒーも良かった。外の暑さとジェラート、そしてコーヒーですっかり酔いも冷めてきましたが、18時過ぎまではしっかり歩いてアルコールを抜くことにします。

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生ビールジェラートなんて気になるものもありましたが、サッポロ生ビールをそのまま使ってアルコールも残ってるということで、さすがに今回は我慢。

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「山居倉庫」と庄内米歴史資料館

16時を過ぎてやってきたのが酒田のシンボル的な建造物である「山居倉庫」。明治26年に建てられた米穀倉庫で、現在も一部を観光施設に改装しながら、JA山形の倉庫としても利用されているようです。防風林として植えられたケヤキ並木と黒っぽい倉庫が並んだ様子は、酒田の観光ポスターなどでなお馴染みすぎる光景。

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白壁の倉の周りに隙間を作って木造の壁や瓦屋根で覆った二重構造は、湿気対策なのだとか。

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80年代のNHK連続テレビ小説「おしん」のロケ地として登場したことでも知られるようですが、正直おしんの記憶って殆どないんですよね……。

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山居倉庫の一部は「庄内米歴史資料館」にもなっていて、米どころ酒田の米に纏わる展示を見ることができます(9〜17時/大人300円)。山居倉庫は最盛期は14棟あった倉庫のうち、現在も12棟が残っているようです。

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稲作の伝来や山形の米の品種系図、かつての脱穀や精米に纏わる展示の後に登場した米俵(の重さ)を担いでみようコーナー。

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60kg(1俵)の重さも相当だな…… と体感した後で目を疑う光景が……

5俵(300kg)だと……!?

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「昔の女性は力持ちでした」ってそんなレベルじゃないだろうと思わず突っ込みを入れたくなる写真ですが、日常的に5俵担いでいた訳でなく、力自慢のパフォーマンス的なものだとか。それでもなかなかの衝撃シーン。

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その後も、山居倉庫の周りを一周して土産物や展示を見つつ、18時まで時間を潰してホテルに車を取りに戻りました。

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その後、車に戻った私が財布を何処かでなくしたことが発覚して大いに焦りましたが、街歩きの途中で立ち寄ったセブンイレブン(のATM)で見つかり、事なきを得ました。財布を落とすなんて長らく記憶にないので驚きました。

山形牛他のステーキ、ハンバーグを楽しめる「ビフテキ wadachi」

鳥海山へ移動する前。2日目の夕飯にやってきたのが、中町の「ビフテキ wadachi」。前夜に食事をした「伊豆菊割烹食堂」の並びで、そこからホテルに戻る際に見かけて「こういうのもあるのか……」とチェックしていた店。

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山形で牛肉といえば高級な山形牛ですが(他に米沢牛など)、山形牛ステーキの他にもハンバーグやビーフシチュー、ローストビーフなどのメニューが揃っています。今回は山形県産の黒毛和牛(経産牛)ステーキがそれなりにお特な感じだったのでそちらをオーダー。200gのステーキとライス、サラダ、スープの付いたセットで3000円台だったと思います。

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炭火のグリルで表面がカリっと焼き上げられたステーキは、旨みタップリで翌日の登山に向けていいエネルギー補給となりました。次回は頑張って山形牛を食べよう(笑)

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あまりレアすぎるステーキよりはミディアムレアぐらいを好む私ですが、ここの焼き具合はレアすぎず美味しかったなぁ。

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鳥海山登山の後「道の駅 鳥海 ふらっと・元気な浜鮮魚店」にて海鮮丼

ステーキを食べ終えてから鳥海山の登山口まで車移動して車中泊。翌日(3日目)は鳥海山登山を楽しんだ我々ですが、登山後の食事にやってきたのが遊佐町(飽海郡遊佐町)の「道の駅 鳥海 ふらっと」。

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この道の駅にある食堂が美味しいとの噂を聞きつけてやってきたのでした。酒田に戻っての「さかた海鮮市場/海鮮どんや とびしま」とも迷ったのですが、移動時間や近くに温泉施設があるなどの条件でこの道の駅を選びました。
いくら丼(1800円)は地物かどうかは知りませんが、とにかく食べたかったのです(笑)

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妻が頼んだ海鮮丼(1800円)もなかなかに豪華。

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冷静になると限定メニューのジャンボ鱈フライ定食やチキンカツ定食のお得さも際だっていますが、この瞬間はとにかく下山後にイクラを食べることで頭がいっぱいだったのです。そういうことってあるでしょう。

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大きな海老フライ定食とかアジフライ定食も美味しいのだろうなぁ……(少し後悔してる)。

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でも、やっぱりいくら丼美味しかったです。

庄内ラストラーメンは鶴岡の「中華そば 雲ノ糸(鶴岡二号店)」

遊佐で海鮮を食べたのが夕方の17時頃。それから温泉に入ったりお土産を手配して(イオン酒田南店)、東京に戻る前にもう一度ラーメンを食べておきたいね…… と。

酒田中心地のラーメンは早い時間帯で閉めてしまう店が多いのですが、鶴岡あたりまで範囲を広げると22時〜0時過ぎまで営業している店が見つかります。そんな中で、ここは良さげでは!?とあたりを付けてやってきたのが「中華そば 雲ノ糸」(この鶴岡二号店のみ0時までの営業)。

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訪れたのが夜なので鶴岡の地理がよく分からないのですが、鶴岡駅からは徒歩30分ぐらい離れている繁華街で、近くには鶴岡城などもあるので鶴岡の観光の中心地はこちらなのかもしれません。

ラーメン(煮干中華)は細麺/太麺、あっさり/こってり、小/中/大から選ぶシステムで、太麺こってりの中に味玉、さらに焼き餃子もミックス(肉餃子3個+野菜餃子2個)を注文。

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やってきた焼き餃子は少し大ぶりで(右2個の少し大きいのが野菜)見るからに美味しそう。というか美味い! 肉餃子/野菜餃子といってもそれぞれ肉も野菜も含まれていて、その割合を変えている感じでしょうか。

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そして煮干中華。これはもう絶対に美味しいです。

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こってりオーダーの背脂が浮いた煮干し出汁のスープは透き通っていますが、太麺に負けない力強さ。それでいて今時の魚介系ラーメンにありがちなしつこさ(それはそれで好きですが)もなく、最後まで飲み干してしまうスープの美味さ。思わず同じような写真を連続で貼ってしまう位美味しかった!

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庄内最後の夜というのもありますが、今回の旅で食べたラーメンで一番美味しくて印象深いのが、この雲ノ糸のラーメンでした。次回、酒田・鶴岡に来ることがあったらぜひまた立ち寄りたい店。

* *

この後は数度の仮眠を挟みつつ新潟周りから関越道に抜けて東京に戻ったのですが、結局自宅に辿り着いたのが翌日の朝8時だったので旅自体は12日の夜から16日の朝までの4泊と中3日という感じでした。

宿泊はホテルに1泊したのみですが、そこまで疲れが溜まらなかったのは頻繁に温泉に入っていたり、登山前夜は夜通しの移動だったり仮眠、車中泊慣れしているのもあって。いい大人になっても案外こんな旅を楽しめるものだなぁ……と。
誰にでも勧められるスタイルではありませんが、宿がないまま無計画に出発してもなんとかなるのは車の旅ならではのフレキシブルさですね。

酒田滞在中の日帰り温泉まとめ

さて、酒田を中心に過ごした3日間ですが唯一泊まったホテルのシャワーすら使うことはなく、入浴は全て日帰り温泉を利用しました。というか月山登山中に地元出身のももさんからTwitterで貰ったアドバイスのままに温泉を選びました(笑) 温泉と旅先の食事に関して、ももさん情報は間違いないので。


「庄内町ギャラリー温泉 町湯」

月山下山後は「風呂よりなによりワンタン麺」 ……の気分だったので、花鳥風月で食べた後、ももさんリストで酒田の街から一番近い「庄内町ギャラリー温泉 町湯」へ。酒田中心地からは少し離れていますが、車なら国道47号の余目バイパスを下りてすぐ。隣に天守閣のような謎の建物があるのが目印。

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真新しい建物に優しいお湯の綺麗な温泉施設で、初日と2日目夜の2回入りに来てしまいました。入浴料は450円がJAF会員証提示で400円。庄内の温泉施設は何処に行っても400円台と値段が安いことに驚いてしまいました。

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「いろり火の里 なの花温泉 田田」

朝ラーを楽しんだ2日目、ホテルチェックアウトの前に車でやってきたのが酒田の隣町、三川町(東田川郡三川町)の温泉「田田(でんでん)」。入浴料は430円とやっぱり安い。

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ここは「無色透明の食塩泉」に「にごり茶褐色の強食塩泉」の2つの浴槽があって、後者は「1日1回5分まで」の但し書きがある位の強い食塩泉だそう。灼熱の酒田の一日を過ごすにあたり、ガツンと目が覚めるいい朝風呂になりました。

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あと、三河町のゆるキャラ「みかわん」を覚えた(笑)
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「鳥海温泉保養センターあぽん西浜」

ももさんオススメのもう1箇所(ゆぽか)も気になったのですが、3日目の鳥海山登山後に一番アクセスが良かったのが、遊佐の日帰り温泉「あぽん西浜」。すぐ横が西浜海水浴場なので、海水浴後の入浴施設としても利用されているようです。入浴料はやはり400円。

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お盆期間中ではありましたが、どこの温泉も比較的空いていて毎回快適に入浴することができました。

また遊びに行きたい酒田と庄内

今回は月山と鳥海山の登山、そしてこい勢がメインイベントで、その他は現地にやってきてからの行き当たりばったりなチョイスですが、こうして書き出してみるとそれなりに庄内エリアを堪能していた我々。

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他にも行きたかった場所や店、食べてみたい食材や料理は色々と残っています。できることなら冬の酒田も歩いてみたいですし、また機会を作ってこの庄内エリアを訪れてみたいものです。なにせ私には少しだけ酒田の血が流れていますから(笑)

難点は電車にしても車にしても4〜5時間は掛かってしまう遠さではありますが、電車なら移動中の車中もまた楽しめそうですし、LCC等を使った庄内空港アクセス&レンタカーみたいな旅もありかもしれません(調べたら結構安い)。今回の記事で回ったスポットは以下のGoogleMapにまとめておきました。


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