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PRO TREK Smart WSD-F30にYAMAPを再インストールしたらテザリングでのDLエラーが解消/心拍計内臓WSD-F21HR発表!

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発売前よりモニター利用中のカシオのスマートウォッチPRO TREK Smart WSD-F30。これまで何度試しても成功しなかった、スマホテザリング経由でのYAMAP地図ダウンロードが解決されるまでの経緯についてまとめました。具体的な解決策はWSD-F30へのYAMAP再インストールでした。

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出先でWSD-F30にYAMAP地図を入れたいのに……

先週、山形に行った際、急な予定変更で鳥海山に登る計画を立てました。新たな登山計画はホテル滞在中に、持って来ていたPCで提出済みでしたが、WSD-F30(スマートウォッチ)へのYAMAP地図ダウンロードをホテルのチェックアウト後まで忘れてました。せっかくのホテルWi-Fiが……

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写真を撮っている場合ではなかった……

YAMAPスマホアプリのへの地図ダウンロードはスマートフォン(iPhone)がモバイル回線を掴んでいれば問題ないのですが、WSD-F30に地図を入れる際にはBluetoothでペアリングしたスマートフォンとは別に、WSD-F30がインターネットにWi-Fi接続している必要があります

WSD-F30とiOS機器をペアリングしている場合、地図ダウンロードはスマホ経由で行われません。YAMAPのスマホアプリが行うのはあくまでダウンロード作業の指示のみで、WSD-F30が直接Wi-Fi経由でYAMAPのサーバーからダウンロードを行う仕組み。簡単に図解すると以下の通り。

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注:iOSとPRO TREK Smartをペアリングしている場合の挙動で、Androidの場合はスマートフォン経由でダウンロード、BluetoothでPRO TREK Smartへ地図転送を行うそうです。

こうなってる理由はBluetooth LE(iOS)の細さ故かは分かりませんが、とにかくそのような仕様なのでスマホとのペアリングとは別にWi-Fi経由のインターネット回線が必要です。

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スマホから地図を転送してるような文言ですが、実はそうではありません

ちなみに1台のスマートフォンでBluetoothペアリングと、Wi-Fiテザリングを兼用するのは仕様上無理なはず(もしこれができてる方、いたら教えて欲しいです)。ということでBluetoothでペアリングしているスマートフォンとは別のスマートフォンをテザリングさせてWSD-F30を繋ぐ、つまり2台目のスマホをモバイルWi-Fiルータ的に使う作戦ですが、これが何度試しても成功しないのです……。

妻のPixel 3でも私のサブのiPhone 7でもダメ。帰宅してからも数度チャレンジしましたが、ダウンロード行程の何処かでかならずエラーとなってしまいます。

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結局、先の山形旅行の際はWSD-F30へのYAMAP地図ダウンロードは諦めて、鳥海山はiPhone 8のYAMAPアプリでルート確認やログ記録を行いました。スマホでのログ記録は久々でしたが、スマートウォッチを使った登山に慣れきっていたので、行動中にいちいちスマホを取り出して画面を確認する作業がなんとも面倒に感じました(スマホ側の充電も気になりますし)。

YAMAPの再インストールであっさり解決

条件を変えて何度試してもダメなので、これはもう「テザリング接続による回線の不安定さなどが原因?」と諦めかけていたのですが、試しにPRO TREK Smartの標準地図(ロケーションメモリ/Mapbox)をテザリング接続で落としてみた所これがあっさり成功しました。

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Mapboxの地図はテザリングでも落とせる……

となると原因はYAMAPアプリ側(或いは地図データのあるサーバー)だなと、一端WSD-F30からYAMAPアプリを削除(アンインストール)して再インストールしました。

アンインストールの手順は以下の通り。
【設定(歯車アイコン)】→【アプリと通知】→【アプリ情報】→【YAMAP】→【アンインストール】

これまでWSD-F30にダウンロードした地図は全て消えてしまいますし、スマホ側YAMAPアプリとの再ペアリングも必要ですが、試した価値は十分にありました。
なんとあっさりテザリングからの地図ダウンロードに成功。今までのエラー続きは何だったんだ……。

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そういえばF20時代も、地図のダウンロードエラーが頻出した際に、YAMAPを再インストールして直ったことがあったのでした。当時のYAMAPは何かと不安定だったのですが(インストール周りは特に特に)、最近はかなり安定していたので忘れていました。Wear OS by Google(旧Android Wear)のスマートウォッチは拡張性がある一方で、トラブル時にOS絡みなのかアプリなのか、それともハードウェアなのか(もちろん複合的なものを含め)要因が絞りづらい所にもどかしさがありますね。

出先でWSD-F30をリセットまでするのは厳しいですが、YAMAPアプリの再インストールのみならダメージはインストール済みの地図のみで済みます。もし同じようなケースで悩んでいる方がいたら、一度YAMAPの再インストールを試してみることをオススメします。

光学式心拍計を搭載のPRO TREK Smart WSD-F21HRが登場

さて、先週カシオから発表になったPRO TREK Smartの新モデル「WSD-F21HR」。
前モデルであるWSD-F20のサイズやディスプレイの仕様をベースにしつつ、待望の光学式心拍計を遂に搭載しました。これにより登山や釣り以外にも、ランニング(トレイルランニング)や自転車、フィットネス用途での活躍が期待できます。発売日は来月の9月13日。価格は56,000円(税別)とWSD-F30よりもやや控えめに設定された注目のモデルです。

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カラーはレッドとブラックの2色ですが、レッドの精悍な雰囲気はザ・スポーツウォッチ感があってなかなかにいい感じ(ベゼル部の文字はここまでなくでもいいのですが……)。
WSD-F20/30との主なスペック比較は以下の通り。F20クラスのサイズながらF30を下回る重量が際だっていますね。

製品名 WSD-F20 WSD-F21HR WSD-F30
ディスプレイ 1.32インチTFT+モノクロ液晶 1.32インチTFT+モノクロ液晶 1.2インチ有機EL+モノクロ液晶
解像度 320×300pixel 320×300pixel 390×390pixel
サイズ 61.7×57.7×15.3mm 61.7×57.7×16.8mm 60.5×53.8×14.9mm
重量 92g 81g 約83g
カラー ブラック/オレンジ ブラック/レッド ブラック/ブルー/オレンジ
エクステンドモード × 恐らく×
光学式心拍計 × ×
価格 ¥51,000(税抜) ¥56,000(税抜) ¥61,000(税抜)

今後、WSD-F30系の心拍計搭載モデルが登場するかは分かりませんが、SUUNTOやGARMIN製のスマートウォッチに対してこれまで心拍計がないことでPRO TREK Smartに踏み切れなかったような人は、このWSD-F21HRを狙ってみるのも面白いかもしれませんね。

ペースを確認しながら運動できる “PRO TREK Smart”
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