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「黒いテムレス」ことSHOWA TEMRES 01 winterを買いました


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これまで2シーズンの雪山登山で使ってきたショーワグローブの「防寒テムレス」。見るからにゴム手袋な青い防寒テムレスに対して、新たに登場した「TEMRES 01 Winter」を購入しました。

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防寒テムレスとは……

ショーワグローブの作業量ゴム手袋、テムレスの裏起毛防寒手袋である「防寒テムレス」が雪山の定番アイテムになった経緯については詳しく知りませんが、バックカントリースキやアイスクライミングの一部の界隈では、薄さと防寒性能を両立させた防寒テムレスが以前から使われていたようです。
国際山岳ガイドに聞くバックカントリースキーの面白さ | 手袋とくらす | SHOWA

我が家が本格的に雪山登山に行くようになった頃になると、比較的頻繁に雪山で「青い手袋」を見るようになりました(私が最初に使ったのは2017年の冬シーズンから)。

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基本的にはメインのグローブ(ブラックダイアモンド ソロイストフィンガー)に対する予備の位置づけですが、モコモコの厳冬期用グローブに比べてカメラを扱う際の操作性がよいこともあり、冷え込む朝夕や稜線以外では結構な割合で防寒テムレスを使うことが多くなりました。完全防水の手袋なので、テント場での作業にも欠かせません。

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テムレスブラックからTEMRES Winterへ

そして、この青い手袋のテムレスにアウトドアでの使用を意識した黒いカラバリモデル「テムレスブラック(TEMRES 282-01)」が登場したのは昨2018年冬シーズンのことです。

このテムレスブラック、数量限定だったせいか私などは店舗で見ることもなく完売してしまったように記憶していますが、今シーズンは遂に「TEMRES」というアウトドア・スポーツ向けのブランドとして確立。まずは2種類の黒いテムレスが発売となりました。

各モデルの詳細はショーワグローブサイトのTEMRESブランドサイトを見て頂くのがいいと思いますが、既存の防寒テムレスの黒バージョンである「TEMRES 01winter」、さらにカフ(袖口)やドローコード、左右を合わせられるバックルを付けた「TEMRES 02winter」の2種類です。

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市場価格はTEMRES 01winterが税込2,178円、TEMRES 02winterが税込3,828円といったところ。元々の防寒テムレスが1,200円ちょっとで買えたことを考えると、TEMRES 02winterは少々割高に感じられるかも(もちろん冬期用グローブとしては十分低価格なのですが、テムレスだけに……)。
(Amazonマーケットプレイスでプレミア価格で売られている商品にご注意ください)

少し前に店舗で両モデルを確認、試着していましたが、TEMRES 02winterのカフ周りは自分の用途では却って邪魔になりそうなので、TEMRES 01winterを購入しました。実店舗にはLサイズがなかったので、今回はヨドバシ.comにて購入しました。同様に妻もMサイズを購入しています。

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防寒テムレスはいかにもゴム手袋的なビニール包装でしたが、TEMRES 01 Winterは新ブランドとしてアウトドア専用を強く打ち出した製品タグが付けられています。

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注意して欲しいのはテムレスの「-60℃」アピールは、素材が柔軟性を保つ温度の話。マイナス60度下での防寒に使える訳ではないので、厳冬期の冬山もテムレスのみで大丈夫な訳ではありません。

仕様上の注意は各自よく確認して頂きたいのですが、巻き込みの危険がある回転体を伴う作業、クライミングのビレイデバイス操作では使用しないように書かれています。

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八ヶ岳・赤岳鉱泉のアイスキャンディ(アイスクライミング用人口氷瀑)でもビレイ時のテムレス使用は2017年時点で禁止されています(登攀はOK)。

黒い以外は普通に防寒テムレス、リーシュを取り付けて自分仕様に

本体は黒くなった以外は通常の防寒テムレスと同じ(手触り、柔らかさ、中のボアなど)。手の甲側のプリントは「SHOWA 防寒テムレス」から「TEMRES 01winter」に変更されています。
防寒テムレスはサイズによってカフの縁の色が変えられていましたが、TEMRES winterは全サイズブラックで統一されています。

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そういえば通常テムレスは購入直後はややゴム臭い匂いが気になりましたが、TEMRES winterは最初からそれがないかもしれません(我が家で買った2サイズとも)。

カフ付きのTEMRES 02winterを買わなかった理由のひとつがリーシュコードは自分で取り付けるため。ハトメなどで丁寧に穴を加工する人もいるようですが、私は千枚通しで穴をあけて強引にぶっ刺すだけの簡単加工。前任の防寒テムレスはこれで2シーズンなんともありませんでした。

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ちなみにリーシュの取り付け位置ですが、使用時にケーブルがカメラ操作などの邪魔にならないようグローブの小指側に付けるようにしています。

テムレス使用時はインナーグローブ併用がお勧め、予備グローブも必須

さて、テムレスの名前の由来は透湿素材であることから「手が蒸れにくい」の「手・ムレ・LESS」らしいのですが、あくまで“蒸れにくい”だけで蒸散を発汗が上回れば普通に蒸れます。

これはインナーグローブを併用することである程度抑えられるので、個人的にはテムレスにはインナーグローブが必須(つまりインナー装着前提のサイズを選びます)。先日、立山で室堂の平地を歩くのにインナーを使わずに直接テムレスを付けていたのですが、徐々に手汗で中が湿っていくのを感じたので、登山の際に素手に直接テムレスは個人的にオススメしません。

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Mサイズだと素手で丁度いいサイズだけどこれはダメ

テムレスの保温力自体もそこまで高い訳ではないので(稜線で風に吹かれると結構冷えます)、組み合わせるインナーも自分のベストなものを探すといいでしょう。私はモンベルの薄手のメリノウールインナーと組み合わせていますが、これで寒く感じるような場合はテムレスを使うことをやめます。

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インナーを使ってLサイズが私のベストサイズ

後はテムレスをメインのグローブにしてもいいのか問題。これは行く山域、行動によっても変わりますが、個人的には厳冬期の雪山に対応するより保温性の高いグローブ(レイヤリングで)を別途持っておくべきだと思います。
実際に使っていればテムレスが快適に使える気温や天気なども分かってきますし、雪山に入る場合は最低2セット(当然インナーグローブも)の冬期用グローブを用意することは必須です。

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登山や撮影で使っている各種グローブの使い分けについては昨年こんな記事も書いていますが、道具は適材適所で上手く使い分けてこそ。今年の冬はこの新しい黒テムレスに活躍して貰う予定です。

ちなみに今年の4月のエベレスト街道。一番寒いときが夜明け前のカラパタール(マイナス10度になるかぐらい)で後は氷点下前後〜プラス気温が多かったので、BDでなくテムレスを持って行けば良かったと結構後悔しました(笑) 帰りに雨に降られた際も、BDのオーバーグローブはずぶ濡れになってしまいましたが(確認不足、防水ではなかった)テムレスだったら雨でも余裕だったろうなぁ……。

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記念写真が青手袋だったらそれはそれで面白いかも……?

※Amazonマーケットプレイスでプレミア価格で売られている商品にご注意ください。TEMRES 01winter(税込2,178円)/TEMRES 02winter(税込3,828円)が適価になります

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