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TAMRON 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050) で超広角スナップを楽しむ梅雨の晴れ間の昭和記念公園

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先日買ったタムロンの広角単焦点レンズ「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)」を1本だけ持って立川の国営昭和記念公園で試し撮りをしてきました。


改めて簡単にこのレンズを紹介すると、タムロンが今年の1月の発売たし広角単焦点レンズ三兄弟のうちの1本。ソニーEマウント用で重量は220g、開放値はF2.8と無理はせず小型軽量とコストパフォーマンスを両立させた1本です。さらにもうひとつの特徴として「寄れる」こともこのレンズのポイントです。

超広角域にしてはやや控えめながら(?)、一般的な広角レンズである24mmや28mmに比べたら明らかに広い20mmという画角ですが、これがなかなかにスナップ向きなレンズであると感じました。

街の光景を少し広く切り取りたいときなども、この20mmはそこまで極端パースが付かない丁度良さ。

もちろん目の前にドンと広がる奥行きや広大さをアピールするのは大得意。

もちろん広角らしいパースペクティブを作ってみせるのも得意ですが、自分が「見せたい」と思う広さのイメージに近いのがこの20mmという広さ。人間の視野が何ミリ相当なんて例えはよくありますが、そのとき見ているものや意識によって視野の画角なんて大きく変わると思っています。広く景色を見ている際はこの20mmが私は一番イメージに近い画角かもしれません。

実は山で撮ってる写真をレンズの画角でセレクトすると広角ズームレンズの20mm相当付近(マイクロフォーサーズだと10mm)を使っていることがかなり多いのです。

このタムロンModel F050は比較的低価格帯のレンズですが、単焦点レンズだけあってピント面の描写はかなりシャープ。開放でもそこまで甘さを感じることなく、F4〜5.6あたりで既にピークに近いのではないでしょうか。大幅な歪曲補正が入っている周辺部も少し絞り込むだけで安定します。



そしてやはりハーフマクロまで寄れる近接撮影が楽しい。開放F2.8ではかなりピントも薄くなりますが、やわらかく溶けたボケも綺麗で積極的に開放で撮ってみたくなります。


F9.0で中央の木にピントを合わせていますが周辺部まで安定した描写が見られます。

パンフォーカスの広大な風景とこれが同じ焦点距離のレンズで撮れてしまうのが楽しい。

この手の庭園スナップはお手の物。正直なところAFがもう少しスムーズだと嬉しいのですが、のんびりと撮影を楽しむ分には大丈夫。




このレンズで撮ってみたかったのが虫たち。元気に飛び回る蝶やトンボはなかなか寄らせてくれませんが、タイミングを図って最短撮影距離付近で撮らせて貰うことができました。

絞りはF4.0〜5.6ですが細かな体毛や羽根もしっかり描写されています。

ロープが人工的な色なのでモノクロで現像してみました。

同じタイミングでの写真ですが等倍で切り出してみればしっかり複眼が写っていました(開放です)。

当初はもっと用途を選ぶかと思っていた超広角の単焦点ですが、寄れる特徴を生かしてあげることで、かなり幅広くスナップ全般に対応してくれることが分かりました。




この軽量なレンズ1本で充分フォトウォークやハイキングは成立すると思いますし、フルサイズのカメラとレンズを使っているのは思えない身軽さです。早くこのレンズを山で使ってみたくなります。


レンズの主な仕様

20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (F050) | レンズ | TAMRON(タムロン)

  • モデル名:F050
  • マウント:ソニーEマウント
  • 焦点距離:20mm
  • APS-C利用画角:30mm
  • レンズ構成:9群10枚
  • 開放絞り-最小絞り:F2.8-F22
  • 最短撮影距離:0.11m
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • フィルター径:Φ67mm
  • 絞り羽根:7枚(円形絞り)
  • 最大径×全長:64mm×Φ73mm
  • 重量:220g
  • フード:付属(花型フード)
  • 希望小売価格: 46,000円(税抜)

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