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登山で使いたくなる軽量カーボン三脚 Leofoto LS-224C+LH25を買ってみた

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以前から気になってたLeofotoの三脚「LS-224C」を買ってみました。

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今年の1月からカートに入っていた軽量カーボン三脚……

品質の高さとコストパフォーマンスのバランスの良さで人気の中国Leofoto(レオフォト)製三脚。以前紹介したミニ三脚のMT-03+LH-25は、登山や旅行、自宅でのテーブルフォトなど常に活躍中です。

そんなLeofotoのLS-224Cは、今年の1月にTwitterカメラ界隈の集まりで見せて貰い、すっかり気に入ってしまった三脚です(私以外にも気になっていた人が多数……)。

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帰宅してすぐにECサイトでカートインする勢いだったのですが、日頃三脚を使う撮影を殆どしないこともあって、「そのうち買うか……」と先延ばしをしているうちに世の中はコロナ禍に……。いつまでもカートに入れっぱなしなのもなんだなと、半年越しでようやく購入となりました。

当初はLS-224Cだけ購入するつもりだったのですが、雲台を使い回す手間や差額を考えたら雲台セットの「MT-03+LH-25」の方がお得かなと。使うかはともかく、センターポールも付いていますし。

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現在市場で売られているLeofoto製品は国内正規代理店であるワイドトレード経由のものと並行輸入品がありますが、今回はいつもの新宿防湿庫(別名マップカメラ)で購入したので国内正規品です。

価格は3万円を少し越えるぐらい。三脚の使用頻度が極めて低い自分にとっては決して安い買い物ではありませんが、同クラスのスペックのカーボン三脚でこの価格帯はなかなかありません。

というか同クラスのトラベル三脚でも重量が1kgを超えてしまうものが多く、そもそも使う気にならなかったりするので……(実際、VANGUARDのトラベル三脚を持っているのですが、重量が1.5kgもあるので年に2〜3回ぐらいしか持ち出しません)。

Leofoto レンジャーシリーズ LS-224C

外箱。専用のキャリーバッグが付属しています。

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三脚ケース使ったことないから別売りでもいいのにな……

型番のLSは「レンジャシリーズ」というモデル名で、センターポールのない三脚のシリーズ。トラベル三脚のようなセンターポールを反転させるようなギミックもなく、とにかくシンプルで軽量なのが売り。

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LSに続く「224」の頭2桁は足のパイプ径で下1桁が足の段数。つまりパイプ径22mmスタートの4段(22/19/16/13mm)仕様という意味。最後のCはカーボンのCでしょうかね。

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レンジャーシリーズの中で最も足が細く軽量なタイプですし、Leofoto製三脚の中でもミニ三脚やLS-223CやLS-362Cといったやや特殊なモデルを除くと一番軽量なモデルだと思います(LS-225Cという5段モデルもありますが、重量は LS-224Cの方が少し軽い)。

カタログ値で本体732gと驚異的な軽さ! 実測でも雲台+センターポール込みで1kgを切っています。実際に手に持ってみると(特に本体のみで)その軽さにはただただ驚きます。

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仕舞寸法は本体のみで約400mm、雲台を取り付けた状態で約470mmといったところ。

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耐荷重は6kg、足はそこそこ細いものの4段ということもあって、見た目以上に剛性感があります。私が使っているようなマイクロフォーサーズのミラーレスカメラならば、よほど大きな望遠レンズでも使わない限り問題はなさそう。

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ただし三脚の自重がとにかく軽いので、山などでは強風による煽られに気を付けたいところ。
ストーンバッグ用のフックと小型カラビナが付属しているので、バックパックなどをぶら下げて使うと良いかもしれません。

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付属品はキャリーバッグの他に専用のメンテナンス工具、取説、センターポール(DC222)。ワイドトレードが発行する保証書は元箱側に入っていたので、間違えて捨てないように注意。

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ヘキサレンチが一体になったLeofoto専用工具(なぜか栓抜き付き)は面白いですね。まだ詳細は確認していませんが、各部の分解清掃などメンテナンス性も良くなっているそう。

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足も簡単な手順でバラすことができるので、汚れた際のお手入れも楽そうです。

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ゴム製の石突は1/4サイズのネジ。同社の別売り石突きは3/8ネジなので使えないそうです。

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付属雲台はLH25

雲台はMT-03ともセットになっていた「LH25」。重量172g、耐荷重6kgの小型自由雲台です。
アルカスイス互換タイプのクイックリリースプレート仕様になっていて。私の場合は普段カメラに付けている、ピークデザインのキャプチャー用プレートを介して取り付けることになります。

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右が付属のプレート、左はPDキャプチャーのプレート

LH25はMT-03で使い慣れてますが、ボールの締め付けも安定感があって使いやすい雲台です。ただし、クランプのサイズ(幅)が狭く、カメラを固定するネジ径も小さいので、ネジの締め付けが甘いとカメラの取り付け自体が甘くなってしまいます。

カメラを三脚に固定した状態で、足の位置を調整する場合などは注意したいところ。もう少ししっかりトルクの掛かる大きさのネジだと安心感があるのですが……。

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LH25側のネジ穴は3/8サイズで、MT-03とのセットに付属していた1/4サイズとのアダプターは付属しません(後述しますがLS-224Cのネジの仕様によりアダプターが不要)。

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LH25が手元に2個になってしまいましたが、2つの三脚で雲台を付け替えるのも面倒ですし、MT-03とLS-224Cの両方を使うこともあるかもしれないので、あって困るものではないでしょう。

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三脚自体の軽さを追求するならLS-224C本体のみでもいいですが、使いやすさを考えたらやはり雲台はあった方がいいかなと。登山や旅行の際にMT-03と両方を持って行くならLH25は1台でもいいかもしれませんし、後は実際の運用で考えて行ければと思います。

Leofoto LS-224C+LH25の各部いろいろ

LS-224Cは軽量三脚ながらマットなカーボン製(10層カーボンファイバーチューブ)の足、アルミ製と思われる台座周辺共にいい感じの質感。某高級三脚メーカーのパクリなんて揶揄されることもありますが、その辺も含めてブランディングが上手いなと。

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本体から出ているネジはLH25と合う3/8サイズですが、周囲を押し込むと1/4サイズのネジが出てくるギミック。カメラを直接取り付けることも可能ですが、角度などの細かな調整ができなくなるので雲台は使った方が良さそう。

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4段足の伸縮はナットロック方式。今までレバーロックの三脚しか使ったことがなかったですが、LS-224Cのナットロックはワンアクションで3つのロックをフリーにしてスッと伸ばせるのがめちゃくちゃ使いやすい! このスムーズな機構だけでも「LS-224C買って良かった!」と思えます(笑)

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4段全て伸ばした高さが約1100mm、雲台を付けて成人男性の胸あたりでしょうか。

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これで低いようなら伸縮可能な付属のセンターポール(DC222)を取り付けて、目一杯伸ばして雲台まで付けて約1500mmとアイレベルに近い高さまで上げられます。センターポールの重量は100gなので合わせて携行しても大した負担にならないと思います。

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足の開脚は通常位置の他に2段階のローポジションが設定でき、最低高はLH25を取り付けた状態で約130mm(雲台なしでは約60mm)。この辺は最近の三脚ならば基本的な機能でしょうかね。

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雲台なし
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雲台(LH25)付き、全体

早く三脚を使える山や旅に行けますように

そんなこんなで、細かなアピールポイントは他にも色々とあると思うのですが、個人的にはとにかく抜群の軽さとスムーズなナットロック機構だけでも嬉しくなる三脚。

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今まで山に三脚を持って行こうと思ったことはないのですが(ミニ三脚で充分だと)、LS-224Cなら積極的に登山で使っても良さそうです。といっても、テント泊でもないと三脚を使うシーンもありませんし、現在は東京都民が気軽に遠方の山にテント泊に行くのもなかなか難しいのですけども……。

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軽いのでザックのサイドに取り付けてもバランスが崩れない

今年は近隣の花火大会も軒並み中止ですし、旅行もしばらくお預けになりそうなので(まあ、GO TO対象にならないだけで、気を付けて行けばいいのですが)、しばらく自宅でのブログ写真撮影以外では使う機会がないかもしれませんが、気長に出番を待ちたいところ。ひとまずの購入報告でした。

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