I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

初めてのスマート体重計Withings Body Cardioで毎日体重計に乗るのが楽しくなる

本ページは商品、サービスのリンクにプロモーションが含まれています

そろそろ正月休みも終わり、2021年も本格的にスタート。新型コロナの状況の他に大寒波の襲来もあり、年末年始は主に自宅で過ごすした人も多いかもしれませんが、そうなると気になるのが正月太りかもしれません?
実は私も昨年の春から夏にかけての外出自粛期間に少々体重を増やしてしまったのですが(所謂コロナ太り?)その後、なんとかほぼ以前の体重に戻すことに成功。この年末年始もなんとか大幅な重量増は回避できたようですが、それに一役買ってくれている気がするのが、今回紹介するWithings(ウィジングズ)のスマート体重計「Body Cardio」です。

2020年買って良かったもの記事でも挙げてますが、単独では紹介していなかったので改めまして。

お題「#買って良かった2020

フランス生まれのWi-Fi対応スマート体重計

スマート体重計は、体重の他に体脂肪率や筋肉量も計測してくれる体組成計に、スマートフォン(専用のスマホアプリ)との連携機能を搭載した高機能型の体重計。タニタやオムロンといった国産メーカーを始め、各社から様々な製品が発売されています。

その多くはBluetoothでスマートフォンと接続するタイプですが、今回買ったWithingsの製品など一部のスマート体重計はBluetoothの他にWi-Fi機能を搭載していることで、スマートフォンとの都度の接続が不要になっています。

Withings社はフランスの健康器具メーカーで、私自身は購入直前までその存在を知らなかったのですが、スマート体重計のジャンルでは代表格。Twitterで日頃から情報を信用している複数の筋からレコメンドがあったこと、妻も以前よりチェックしていた製品だったようなので購入を決定しました。昨年の10月に購入し、約2ヶ月ちょっと使っています。

現在発売されているWithingsのスマート体重計の種類は体重計とBMI計測のみの「Body」、体組成計機能を持つ「Body+」、さらに心拍計機能を持つ最上位モデルの「Body Cardio」といったラインナップになっています。その他の違いとして、Body Cardioのみ電池駆動でなくUSBによる充電式となっています。


機能的にはBody+でも十分ではありますが、かなりお買い得なセール価格だったこともありBody Cardioを選びました(実際に使ってみると、心拍計は計測ムラやエラーもあるので、機能的にはBody+で十分かもしれません)。

製品パッケージは体重計というよりはApple製品などの電子ガジェットを彷彿とさせる洗練されたもので、さすがフランス製というかやはりこれは健康器具でもあり最新ガジェットでもあるなと。

本体デザインもApple(Magic Trackpad 2みたい)や無印良品を思わせるシンプルで無駄のないもので、厚みはわずか18mm。本体上面はガラス素材で、ボタンはサイドに1つのみとどこまでもシンプルです。色はブラックとホワイトの2色ですが、我が家は洗面所に置くことを考えてホワイトを選びました。主張のないスッキリしたデザインで気に入ってます。

電源は内蔵バッテリーによる充電式でUSB端子から充電を行います。購入時点からそのまま電源が入り、2ヶ月無充電のまま使ってきて、今回記事を書くにあたり「そういえば電源」と始めての充電を行いました(満充電で最大12ヶ月可動するようです)。バッテリー残量はスマホアプリ(Health Mate)の「マイデバイス」からも確認可能です。

初回のみ簡単な設定(アプリHealth Mateのダウンロード、Body Cardioの登録、Wi-Fi、使用者の設定等)を行いますが、以後はBody Cardioに乗るだけで自動的に計測値がWi-Fiからクラウドにアップされ、PCやスマホアプリを開けばいつでも確認することができます。

もちろん家族複数人数での共用が可能。最大8人まで自動的に認識して、それぞれのユーザーのデータを計測、記録してくれます。

Withings Health Mate

Withings Health Mate

  • Withings
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

日々の計測はただBody Cardioに乗るだけ

上でも「乗るだけ」と書きましたが、私の場合は毎朝の着替えやシャワーを浴びる前に洗面所で計測します。我が家で使っているのは私と妻ですが、自動的に私であることが認識され、最初に体重が表示された後に、前回計測との重量差、過去7回分の推移がグラフ表示されます。

これを見せられるのが結構効く……

体重に続けて体脂肪、筋肉量、体水分、なぜか天気予報が表示され、最後に心拍数が計測されて終わり。天気予報はスマホアプリで設定した体重計の位置情報と、Wi-Fiによる取得で表示されているようです。

天気予報と心拍数(写真を撮っているせいか普段より高め)

ちなみに心拍数はたまに計測時にエラーが出ることがありますが(「×」が表示されてしまう)、その場合は再度計測しなおせばOK。連続した計測なども後で簡単にHealth Mateで編集できます。心拍計は明らかに低すぎる数値や高すぎる心拍数が出てしまうこともあり、精度についてはなんとも言えない気もします(妻は心拍の計測はOFFにしているそう)。

また、妻は肌が乾燥した状態で計測するとやはりエラーになることがあるらしく、お風呂から出たタイミングで計測する習慣にしているとのことでした(この辺りは個人差がありそう)。

計測データはHealth MateやWithingsサイトでいつでも確認可能

後はBody Cardioが自動的にWi-Fi経由でデータをアップロードしてくれるので、その後Withingsのスマートフォンアプリ「Health Mate」の他、PCでWithingsサイトのアカウントにログインした際にグラフィカルな表示で見ることができます。

スマートフォンアプリ「Health Mate」の表示

Body Cardioに乗り始めてコロナ太りが解消?

私の場合は普段、運動らしい運動を全くしていないので(偉そうに書くことではない)摂取カロリーが基礎代謝を上回れば当然太ってしまうのですが、Body Cardioに乗る度に前回との体重差をグラフで突きつけられることで、自動的に心理的なリミッターとなっているようです。

明らかに「食べたなぁ……」と感じる翌日には見事に体重が増えていますし、だいたい妻も同じ食事をして同じタイミングで外出をしているので、体重の増減に直結する行動について日常の会話に上がることも増えました(たこ焼きは太るがお好み焼きは太らない)。

登山をするようになり、ここ数年は61〜62kg台で落ち着いていた私の体重ですが、最大で65kg近くまで増えてしまったのが昨年の夏頃。Body Cardioを使い始めた11月頭はまだ63〜64kg台をウロウロしていましたが、体重変化を毎日突きつけられた効果なのか、日々の食事にも変化が出て(ラーメンばかり食べない。夕飯も作りすぎず、食べすぎず)2ヶ月ほど掛けて約2kgの減量に成功。例年冬にはやや体重が増えがちな自分にしては、悪くない変化だと感じています。

この年末年始もずっと家に居たせいか減っては居ないものの、食べすぎは回避できたので、なんとか現状維持できています(グラフ的にはやや微増)。

実際のところ体重の変化にどこまでBody Cardioが寄与したかは定かではないものの、日々自分の体重や各種データーも向き合うことから1日がスタートするとことで、意識の変化が訪れたことはひとつの事実。明らかに体重が増えていたりすると、買い物やウォーキングに出かけることを意識しますし、当然食べすぎないような気持ちの抑制も働きます。

単純に痩せたとばかり喜んでいられない変化もあって、体重だけでなく筋量も落ちて結果的に体脂肪率が上がっていること。簡単に落ちるのは筋肉からとはよく聞く話ではありますが、見事にそのパターンかもしれませんね。まあ、年齢性別の平均値に照らしたらそこまで問題のある数字とは思えませんし、計測当初の体脂肪率13.5%は体がかなり重く感じてた時期だけに、本当なのかな?

登山後の体内水分率の変化が面白い

今まで登山をして下山後すぐに(温泉などで)体重を測るとかなり落ちていることを確認していたのですが(当然数日で戻る)、それとは別の体重増減も起こっていたようです。これはTHE GUILDのGo Ando氏のツイートを見て、実際に自分でも確認したことなのですが、登山から帰ってきた翌日あたりに体重がグッと増えるのですが、それと合わせて体内水分率も大きく上昇するんですよね。

そこから2日ぐらいかけて元の体重と水分率に戻って行く。Go Ando氏のツイートでは筋肉痛で水分を多く保持するとありますが、よく登山の後で体がむくみがちな現象は正にこの状況なのかもしれません。

実際にBody Cardioを使うようになってから数回の登山をしていますが、全て山行後に同様の体重と体内水分率の増減が見られました(自分ではあまり筋肉痛を感じてないようなときでも)。最近はこの変化を見るのがちょっとした楽しみにもなっています。

このようなデータも実際に自分の体組成データを毎日取ってないと実感できないことですし、食事や運動の結果が目に見える形で残ることで体重を含めて自分の身体に対する意識も変化していることを感じます(今は体重よりも筋量や体脂肪率が気になっています)。

このような意識の変化も含め、体重計に乗るというなんでもない(どちらかと言えば、嫌とか面倒な)行為が、楽しみな生活習慣になったWithings Body Cardio。うっかり計測を忘れて着替えてしまっても、改めて服を脱いで裸足になって(冬はせっかく履いた靴下を脱ぐのも面倒なのに)計測を行ってしまうほど、欠かせない習慣となっています。