I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

先週の鳥果:三沢川と野川でカワセミを探す多摩探鳥歩きとプロキャプチャー撮影

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引き続き野鳥を撮りながらの散歩をしてます。今週は野川の他に稲城市の三沢川にも行ってみました。相変わらずメインの対象はカワセミですが、その他にも見かけた鳥は都度撮って行くスタイル。

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三沢川をひたすら歩いてようやく1羽のカワセミに出会う

稲城市内を流れる多摩川の支流、三沢川。源流は町田市の七ツ谷戸で、丁度国士舘大学の裏手あたり。以前歩いた「多摩よこやまの道」からも近い場所ですね(多摩よこやまの道も探鳥散歩には良いかも)。

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今回は最初、上谷戸親水公園で野鳥探しを始めて(チョウゲンボウはいなかった)、上谷戸の流れをたどりながら鶴川街道沿いの三沢川へ。そのまま川沿いを鳥を探しながら稲城市役所の脇を超えて京王線と交差するあたりまで歩いて折返しました。

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南山(通称)と呼ばれる広大な里山(多摩丘陵)や緑地の豊富な稲城ですが、三沢川自体は野川に比べると見られる鳥の密度が圧倒的に少なく感じます。同じ多摩地区の住宅地の中を流れる小川ですが、コンクリートで三面張りされた三沢川と、自然河川に近づける護岸整備がされた野川ではここまで違うものと驚きがあります。

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それでも川沿いに繁ったススキや葦(アシ)の周辺では、様々な野鳥達の姿を見ることができました。

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よく見ると小鳥たちの姿が……。

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草むらでゴソゴソ動くやつがいる…… と思ったらクイナでした。

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なかなか全身を見せてくれないけど、上目遣いがかわいいですね。

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ジョウビタキにセグロセキレイ。

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桜の木にとまっているカワラヒワのオスとメス。太めのクチバシの形に特徴があります。

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途中に食事を挟んで往復で10数キロは歩いたでしょうか…… カワセミは全然見つからないのでほぼ諦めていましたが、折り返して戻る途中なんとか1羽のカワセミと出会うことができました。諦めて足を止めてふと川を覗き込んだらいました。

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いやー、これは嬉しかったですね。

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そしてプロキャプチャーでも狙ってみました。結構いい感じのが撮れました!?

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毎度、プロキャプチャーでの撮影は試すのですが顔を向けている方向に翔び立つと限らず、構図で失敗することが多かったのですが、これは思った通りの向きで飛んでくれました。後は高感度を恐れずにもっとシャッター速度を上げるべきか?

あとはプロキャプチャーで撮っていると飛んだ後を追いかけられないというか、次の連射に上手く移行できないというか、静音シャッターは撮ってる感覚がないのでなかなか難しい。

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行って帰ってくる所はボケボケでした……

このカワセミを見失って以降はほぼ鳥果のないまま、上谷戸親水公園まで戻ったのでした。

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カルガモやマガモはいる

移動距離に対して鳥果はいまいちだったものの、周辺の緑地も含め三沢川周辺はもう少し開拓したいですね。

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カワセミ遭遇率が高かったある日の野川

そして数日後に再び野川。以前は野川公園の駐車場からエントリーしていましたが、今回はそこから離れた場所にある駐車場に停めての野川散策。野川公園と武蔵野公園に沿った野川は何度か歩いたので、もう少しチェックするエリアを広げてみようと思いました。

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今は基本的に車での移動のみにしていますが、そのうち電車を使って水源である国分寺駅から国領あたりまで歩いてみるのも面白そう(10km程度なので写真を撮りながらでも数時間で歩けるでしょう)。

さて、数日前の三沢川では1羽のカワセミに出会うまで随分と苦労しましたが、野川ではあっという間に最初の一羽に出会うことができました。

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時間帯やタイミングが良かったのか、この日かかなりの頻度でカワセミに遭遇できました。歩き回っているうちに恐らく同じ個体を何度も見ているので正確な数は分からないものの、個体数はかなり多いようですね。

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600mm相当のトリミングなしでここまで近くで寄らせてくれたのは初めてかも? 普段はボツカットにしますがたまには正面からのカワセミさん。

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クチバシの下の顎髭みたいな羽毛がかわいいですよね。

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止まっているカワセミはある程度撮れてきたので、そろそろ本格的に動いている(飛んでいる)カワセミにも挑戦したいところ。といっても飛んでいる姿を追いかけて撮るのはとても難易度が高いので、まずはやっぱりプロキャプチャー頼り……。

鳥が翔び立つシーンが簡単に撮れるチート機能のように言われるプロキャプチャーではありますが、待っていても思い通りの方向にすぐに飛んでくれる訳でもないので、決して成功率が高いとも言えません。

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せっかく寄れたからと最大望遠で狙っていると、飛び立った姿を捉える余白が足りないことも多いですし、飛んでくれると思った(顔を向けてる)方向とは全く違う方向に飛ばれてしまうこともしばしば。

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とはいえ、こんな瞬間は目で見てから連写をスタートしていては絶対に間に合わないので、やはり凄い機能ではあるのですけども。

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飛んでくれるまで数分単位で待つことも多いので、前回から一脚も持ち歩くことにしたのですが、これについてはもう少し使ってみてから紹介できればと思います。

この日はオスの遭遇率が高かったですが、メスもいました。

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上のメスとは背中のブルーとお腹のオレンジの見え方が随分違いますよね。角度の違いなのか羽のたたみ方が違うのか? 同じ個体でも丸く膨らんだり、細長く伸びたりして結構見た目の印象が変わります。

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ところでカワセミの狩りも凄いのですが、見ていて面白いのがコサギの狩り。足を川底で小刻みに動かしてドジョウなどの小魚をおびき出してパクリ。まさに子供の頃によくやったガサガサの要領です。

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遠目には何度も見たことがある鳥ですが、こんな面白い狩りをしているなんて知りませんでした。

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カワセミを探しているときは、木の枝やコンクリートの色の中にブルーとオレンジを意識して探しているのですが(オレンジは木に柿の実がなっているように見える?)、「オレンジがいたぞ!」と思ったらヤマガラやジョウビタキ(オス)だったりすることも。

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モズ、とても有名な鳥ですがちゃんと認識したのは初めてかも。茶色いスズメサイズの鳥って色々いるので、帰宅してから毎回調べています。三沢川のカワラヒワもすぐには分かりませんでした。

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カワセミを追っているとムクドリやツグミは見かけてもついスルーしてしまうのですが、これはちょっと違う鳥な気がしたのでパチリ。シロハラ、覚えておきます(ヒゲ生えてるよね)。

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水辺で遊ぶセグロセキレイ&キセキレイ。どちらも尾をヒコヒコさせながら歩いているのが可愛い。

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ラストカワセミ。何度か逃げられてしまったけど、同じような場所に戻っていたので恐らく同じ個体。

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いつも写真を選ぶ際、クチバシが水平と斜めのどちらが良いか迷います。

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……これも同じだと思ったのですが、直前に2羽が絡み合って縄張り争いっぽいことをしていたので、別個体になってるかも?(少し痩せてるような気がするし)最後に垂直ダイブを見せてくれました(ややピン甘)。

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今年になって近所の野鳥撮影をするようになり、一番の狙いであるカワセミに関しては止まっている姿はある程度見る(撮る)ことができました。プロキャプチャーを使っての飛び始めについては、まだベストと言える写真が撮れた訳ではありませんが(三沢川のは結構気に入ってる)、そろそろもう少し真面目にカワセミの飛翔シーンに挑戦してみたくなってきました。

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あまり寄りすぎず(アップにしているとすぐ画角の外に出て見失ってしまうので)の連写や動画からの書き出しなども試してみたり、そろそろドットサイトの導入も真剣に検討してみようかな?なんて。今週も機会を見つけて1日ぐらいは探鳥に出掛けられたらと考えてます。

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