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I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

3サイズに対応したカラフルなキッチンの排水溝キャップ「q'ucca flat cap」

家事 買物

キッチンのシンク排水溝のゴムキャップ。「菊割れゴム」と呼ぶそうです)。

三栄水栓 『シンクの排水口の蓋』 流し菊割れフタ BL仕様 PH63A-9

我が家は賃貸マンションで、入居当時に付いていたのは上の写真のような普通の黒ゴムのものでしたが、使い始めて直ぐにゴムが反り返ってきてしまいました。毎日目にするものだしとホームセンターで見かけた別売りのキャップに交換して使っています(退居時のため、黒キャップも捨てずに取ってあります)。

q'ucca「flat cap(フラットキャップ)」

以前、島忠ホームズで見かけて買ったもので、三栄水栓製作所が製造するq'uccaというブランドの「フラットキャップ」という製品。3年おきくらいに同じものに買い換えていて、今回で3度目の購入になります。

qucca:フラットキャップ | a-cube | サンエイのデザイン雑貨ブランド
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どうしてもこのキャップでなくては!という程の理由はないのですが、表側が平らになったデザインで見た目もスッキリしていますし、掃除がしやすいので気に入っています。色は4色ありますが、私がいつも買っているのはグリーンのもの。

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ちなみに、シリコン製の料理器具など、キッチンに色々な「色モノ」を持ち込むのはあまり好みではないのですが、何か色の付いたモノを選ぶ場合は、この手の薄いグリーン選びがちな気がします。この軽量スプーンもずっと使っていますが、冷蔵庫に貼れて便利!

Joseph Joseph マグネット付き計量スプーン グリーン 092905

Joseph Joseph マグネット付き計量スプーン グリーン 092905

3サイズの排水口サイズに対応

市販の菊割れゴムキャップを購入する場合、自宅のシンクの排水口サイズを調べておく必要があるのですが、このq'uccaフラットキャップは標準で「134mm/145mm/150mm」の3サイズに対応しています。いちいち自宅の排水口サイズを覚えておく必要がなく「とりあえずこれ買って置けばOK」という安心感もあります。

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サイズ調整ですが、購入状態ならば150mm直系。あとは切り込みに沿って手でちぎるだけで、簡単にサイズ調整が可能です。

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我が家のシンクは145cmなので、毎回買ってきたら1段分だけ切り取っています。

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このq'uccaフラットキャップ、防カビ加工、ヌメリ防止仕上げを謳っていますが、使っていればそれなりに汚れます。また、洗剤の他に、漂白剤やキッチン洗浄剤の類をよく使うせいか、数年使っているとどうしてもゴムが劣化するようです。上に向かって花びらのように反るようなことはないですが、3年くらい使うとこんな感じでくたびれてしまいました。

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そのままでも使用に支障はないのですが、気分転換的な意味もあって昨日ホームセンターで見かけたので新しいものを買ってきてしまいました。これでスッキリ!

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別に排水口キャップを変えたからといって、メーカーホームページにあるような「明るいキッチンを演出」してくれるという程ではありませんが(笑)、新しいキャップの方が気持ちいいですし、このドギツすぎない適度な色加減は個人的に気に入っています。

三栄水栓 フラットキャップ イエロー PH630-9-LY

三栄水栓 フラットキャップ イエロー PH630-9-LY

同じ三栄水栓の製品で、フラットタイプではありませんが3サイズに対応した黒ゴムのキャップもあるようです。

公共施設グルメにハマりそう!? 稲城の「レストラン パークヒル」に通い始めました

多摩グルメ 多摩

最近、こんなところにランチを食べに通っています。

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昨年、SUUMOタウンに稲城の紹介記事を寄稿しました。稲城の梨を紹介するには、ややタイミングが遅かったようですが、今年の秋には検索される記事になっていると良いなあ…。

こんな記事の公開後、Twitterで稲城の食事処について話をしていたところ、つっしー(@marsrepublic)さんより、総合体育館内のレストランを教えていただきました。

「稲城市総合体育館」があるのは稲城市の長峰。南多摩尾根幹線道路(通称「尾根幹」)沿いの稲城中央公園に併設された市営の総合体育館です。私が普段買い物をしてる向陽台や、写真を撮りに行く上谷戸からも近く、体育館の前は車でよく通っていました。すぐに行きたいと思ってたのですが、平日はお弁当習慣がすっかり付いてしまったこともあって、訪れたのは年が明けてのつい最近のことでした。

稲城市総合体育館へのアクセスは、尾根幹の「稲城中央公園交差点(丁字路)」信号を曲がってすぐ。陸上競技のできる総合グラウンドや、広い緑地公園と同じ敷地になっています。ちなみに、同じ尾根幹沿いの近くに「多摩市陸上競技場&多摩東公園」もあるので、どちらとお間違いなく。

「レストラン パークヒル」

レストラン名称の由来は、公園内のちょっとした高低差を利用した立地からでしょうか。写真中央の建物の2界部分がレストランになっています。

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こちらがレストランの入口。通常メニューの他、日替わりの定食メニュー、今週のどんぶり/パスタとなかなかの充実ぶりです。

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食べログ情報やTwitterで教えて貰った情報によると、数年前にケータリングの運営会社が交代しているそう。以前の業者がなかなか評判良かったようですが、ご安心ください、現在入っている「ボンフード」さんもいいお仕事されていますので。

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スタミナ系から麺類、魚定食まで充実メニュー

パークヒルに最初に訪れたときに注文したのは、洋食定食の定番「生姜焼き定食(760円)」。薄い豚バラとスライスタマネギ、そしてタマネギたっぷりのジンジャーソースがたっぷり絡んだ、ご飯進みまくりの奴がやってきました!

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付け合わせにはポテトサラダもあって、副菜には麻婆豆腐(副菜は恐らく日替わりでしょう)。味噌汁は顆粒だしの簡易的なものですがメインが充実しているので問題なし。「なにこれうまー!」と驚くような美味さがある訳ではありませんが(失礼)、日替わりで色々なメニューを試したくなる安定感のあるお味。

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早速リピーターとなって、やってきた私。日替わり定食(860円)の「からあげチリソース」は、唐揚げの衣がクリスピーなフライドチキン風で、これまたナイス!

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この日の副菜は筑前煮的な煮物が付いてきました。鶏と鶏が被った(別にOKです)。

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ちなみに日替わり定食を頼むとドリンクバーが付きます。ホット&コールドが数種ずつの簡素なドリンクバーですが、食後にひと息付いてのんびりするには嬉しいですね(コーヒーはあまり美味しくないですが…)。

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採光大きめの店内は、いかにも公共施設の飲食スペースですが、冬場でもポカポカですし、平日はほとんどお客さんがいないので、静かにゆっくりとランチを楽しめます。あまりに快適なので、ノートパソコン持ち込んで作業したくなります(笑)

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そしてまたまた日替わり定食「エビフライと焼き肉定食」。エビフライ3本に豚バラの焼き肉風とか男子メシ過ぎて笑えます。ご飯おかわりしたくなる(我慢しました)。

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学生街の食堂かな?って雰囲気の盛り。エビフライは揚げたてサクサク、タルタルソースもタップリです。

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それにしてもボリュームたっぷり。総合体育館(陸上競技場)の併設レストランということもあってか、スタミナ系に寄っているのでしょうか? 定食の他にはパスタや麺類、カレーなどもありますし、スタミナ系はちょっと… という方もお好みに併せたオーダーができます。定食にはサバの味噌煮やカレイの煮付けなどもありますし、この辺はもう少し通って、情報を追記していければと思います。

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休日メニューも気になりますし、近いうちに奥さんも連れてきてあげよう(ここ何日かは弁当を1人分だけ作って、自宅作業の私だけがここに来ているので)。

満腹になったら稲城中央公園を散歩して腹ごなし

これだけのランチを食べて、そのまま車で自宅に戻ったらさすがにカロリーオーバー。そこで食後はちょっと付近を散歩してみましょう(←総合体育館を利用する気はないらしい)。レストランパークヒルで食事をすれば、1時間分の駐車場無料券が貰えます。元々、1時間まで駐車料金無料なので、合わせて2時間は過ごすことができます。

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陸上競技場の周囲は歩いて回れるようにもなっていますし、ジョギングコースにもなっているみたい(公園全てを使ったロングコースもあります)。奥手の方はちょっとした丘になっていて、人口の川も流れる雑木林を散策できました。

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稲城中央公園と向陽台側にある稲城第2公園を結ぶのが、尾根幹にかかる「くじら橋」。ユニークな名前の由来はこの橋の形を見ればお分かりになりますよね。

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橋の上はかなり広くなっていて、まるでダム堤体の上みたい(語彙が貧困)。

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橋の中央部から見下ろした南多摩尾根幹線道路(東京方面)。開けている方角はやや北東寄りですが、もしかしたら日の出を見ることもできるのでしょうか?

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くじら橋の上は晴れていれば都庁やスカイツリー、東京タワーなどもよく見えます。ここは夜に来ると、稲城から都心にかけての夜景を楽しむこともできる、多摩の夜景スポット。

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ちなみに尾根幹といえば週末になるとロードバイクの人たちで賑わいますが、このパークヒルには食事に寄ったりしないのでしょうかね? 駐輪場も(恐らく)レストラン内から見えそうな場所にありますし、いい休憩スポットになりそうなものですが。

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今回の稲城中央公園や稲城市総合体育館の近隣には。大型書店の「コーチャンフォー若葉台店」やチョウゲンボウが営巣する「上谷戸親水公園」などもあります。
「コーチャンフォー若葉台店」に驚いた!(今まで気付かなかったことに…) - I AM A DOG
チョウゲンボウとホタルの住む谷「上谷戸親水公園」を散策してきた - I AM A DOG
多摩の里に住むチョウゲンボウは恋の季節!? - I AM A DOG
新百合ヶ丘の人気パン屋が稲城の南山にやってきた! 「メゾンユキ.」 - I AM A DOG

「公共施設グルメ」はあるかも!?

このパークヒルに来るようになって感じたのが、「公共施設グルメはあるな!」と。科博の「ムーセイオン」などは有名ですが、役所だったり博物館、美術館、公園、動物園などなど意外に侮れない店がありそうな公共施設の併設飲食店。価格も比較的こなれていることが多いですし、外回り営業やフリーランスの方は、案外お気に入りの公共施設グルメスポットをお持ちなのではないでしょうか?

ケータリング業者次第なところもありますが、もしかしたらまだまだ近隣にも、私の知らない穴場的な公共施設グルメが潜んでいるかもしれませんね。今後の密かな楽しみが増えました。

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(府中郷土の森「やすらぎ亭/天下一」)

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(府中郷土の森/呈茶)

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(生田緑地「Cafe 星めぐり」)

ヒートテックは本当に登山で着てはダメなの? 最新版ヒートテックの速乾性能をテストしてみた

うかつに「登山でユニクロのヒートテック使ってます!」なんて書こうものなら、あちこちからお叱りを受けてしまいそうなこの案件。地雷を踏まぬよう注意深く進めていきましょう…(苦笑)

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最近もとあるアウトドア系キュレーションメディアが批判を受けて、記事を削除するといったことがありましたっけ…。
はてなブックマーク - 登山服装をユニクロで揃える秘訣!超お買い得な登山ウェア6選!|YAMA HACK

そんな登山(スポーツ)用途のヒートテック使用に警鐘を鳴らしたのは、恐らくこちらの記事が最も有名かと思います。ヒートテックが登山に向かない旨のソースとして貼られることも多いですね。はてブ数も4桁とすごく読まれてる!
ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由

確かに昔のヒートテックは少し汗をかいてしまうと、乾きが遅く汗冷えしやすい印象でした。しかし、現在売られているヒートテックでも同じなのでしょうか?

ユニクロが公式に登山着としてのヒートテック着用を宣伝してる

最近ですと、昨年セブンサミットを達成した女性冒険家の南谷真鈴氏が、エベレスト登山にてヒートテックを着用したことを、ユニクロ公式が大々的に宣伝している位です。

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エベレストを登頂した南谷真鈴がヒートテックを選んだ理由。|Today's Pick Up|ユニクロ

実際の所はユニクロと並んで南谷氏をスポンサードする、ミレーの「ドライナミックメッシュ」を、ドライレイヤーとして着用していた大人の事情もある訳ですが、あくまでそれはFacebook等で一部に向けて伝えられた情報です。
Marin Minamiya - Cold day today.. 😫❄️ but #UNIQLO HEATTECH... | Facebook

(ミレー)Millet DRYNAMIC MESH NS CREW MIV01248 0247 BLACK - NOIR S/M (EUサイズ)

(ミレー)Millet DRYNAMIC MESH NS CREW MIV01248 0247 BLACK - NOIR S/M (EUサイズ)

この冬はユニクロの店舗に行っても、南谷氏を広告塔にしたエベレスト登頂おけるヒートテック着用を大々的にアピールしています。当然ですが「ベースレイヤーの下にドライレイヤーを着ましょう」といった言及はありません。

もしかして、ヒートテックの速乾性能は、上がってる?

登山におけるウェアの選択は一歩間違えると命にも関わること。それをグローバル企業であるユニクロが大々的に煽っている訳ですし「もしかしたらヒートテックの吸汗速乾って以前より進化してるのでは?」と考えるようになりました。
ユニクロの店頭ポップでも「今年のヒートテックはドライ機能がアップしました」との記述。やっぱり速乾性能はアップデートさせてるみたいです!?

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先の警鐘記事にしても、元々は2013年に書かれたもの。3年以上経った現在、ヒートテックのアウトドアウェアとしての性能は、実は進化してるのではないか?と考え、今回簡易的ではありますが速乾性能(のみ)に注目したテストを行ってみました。

2016-2017シーズン版のヒートテックで速乾テストをしてみよう!

買ってきたのは、現在売られている2016-2017シーズンの最新ヒートテック。冬期の下着としては最もオーソドックスな長袖タイプ(Vネック 九分袖)です。素材の割合は「レーヨン34%/ポリエステル33%/アクリル28%/ポリウレタン5%」と、ネットで見られる過去のヒートテック情報とほぼ同様です(ブ厚かった頃の初期ヒートテックは全く別)。

一般的にはこの「レーヨン」が速乾におけるネックとされていますが、ここはヒートテックが発熱素材である以上譲れないところなのでしょうか。とりあえず実際に試してみないことにはね!

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やはりパッケージ裏では「吸放湿」と「吸汗速乾」を打ち出しています。

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ちなみに現行ヒートテックには「ヒートテック」「極暖ヒートテック」「超極暖ヒートテック」の3種類がありますが(後者ほど生地が厚く暖かい)、「吸汗速乾」を打ち出しているのは薄手の「ヒートテック」肌着のみなのでお間違いなく。
ユニクロ|HEATTECH(ヒートテック)|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

比較対象は2年前のヒートテック/無印コットン/モンベルジオライン

本当は4〜5年以上前のヒートテックが手元にあれば良かったのですが、その頃のヒートテックは全て処分済み。手元にある一番古いヒートテックシャツは、一昨年に型落ちとして購入した、つまり2014-2015シーズンのモデルです。最新ヒートテックの速乾性能が進化しているなら、なんらかの違いが見られるかもしれません。

さらに速乾性能の低そうな同型の長袖下着として、無印良品の「コットンウールストレッチ あったか/Vネック長袖シャツ」を用意しました。綿100ではありませんが、「綿84%/ウール10%/ポリウレタン6%」と肌触りや保温性を重視した、速乾性は二の次の肌着だと思われます。

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また、比較用のアウトドアウェアとして、この手の話題ではお馴染みの「モンベル/ジオラインM.W.(長袖)」を用意しました。こちらは素早い吸汗と速乾性を謳い、かつ保温力も確保した中厚手(ミドルウエイト)の機能性肌着です。

さらに長袖シャツではありませんが、登山用ベースレイヤーとしてこちらもお馴染みの「モンベル/スーパーメリノウール M.W.」もテストに加えました(長袖が手元になくタイツを使ったので、あくまで参考)。天然素材であるウールは発熱や保温性の高さが売りで、かつ濡れても汗冷えしにくいのが特性と言われています(速乾性能が高い訳ではありません)。

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その他、ジオラインL.W.やファイントラックのドライメッシュなども使っていますが、用途が異なる肌着であるため(防寒を含まないベースレイヤー/ドライレイヤー)、今回のテストには加えていません。2製品の簡素な速乾比較は、以前こちらの記事で行っています。
お気楽山歩きを楽しむ私が手放せない地味目な山ウェア「三種の神器」 - I AM A DOG

速乾性能(乾燥スピード)テストの手順について/注意

まず、最初に注意として今回のテストは実際のフィールド使用でなく、保水状態からの乾燥具合(含水率)の変化を、部屋干し時の重量変化で計測したものです。フィールドで肌着として着用し、ミッドレイヤーやハードシェル等を重ね着した場合は、全く別の結果になる可能性があります。
あくまで、速乾性能の一部を比較しただけのテストであること。また、1回きりの計測のため様々な誤差も発生していると思われる点に留意の上、ご覧くださいませ。

* *

全てのウェアに同量の水分を含ませて乾燥させる方法なども検討しましたが、今回は一律で水を染みこませた状態から、洗濯機で5分脱水をした状態を「保水状態」としました。

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そこから「室温22℃/湿度45%」の室内で部屋干し。10分毎にそれぞれの重量を計測しています。フィールドでの汗乾き(汗冷え)にどれほど直結するデータか分かりませんが、比較的面白い結果(?)が得られましたので、公開してみることにします。

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※テストに際して新品のヒートテックと無印シャツは、1度洗濯を行っています。また、全てのテスト肌着に対して洗濯時に、(速乾性能に影響が出ると言われる)柔軟剤は使用していません。

肌着の保水&乾燥テスト結果

まずは、実測の重量変化を表にしたものです(単位はグラム)。「乾燥時」の重量に、前項条件の「保水時」重量。以後は10分おきの重量変化になります。

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※部屋に置いているだけでも、乾燥時の衣類は湿度等で2g前後の重量変化は頻繁に起きるようでした。あくまでそのレベルの誤差は発生しているとお考えください。

「含水率」は湿量基準含水率にて

そして気になる含水率の変化を折れ線グラフで。ちなみにグラフを作るにあたり保水率(「含水率」と呼ぶそうです)の算出方法を調べたのですが、この「含水率」には水を含まない重量を基準にした「乾量基準含水率(全乾法)」と、全体重量を基準にする「湿量基準含水率」があるそうです。どちらを用いるべきかですが、あくまで素材毎の含水率の変化が比較できればよいので、後者の数値を出しています。

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まず、目を見張るのがジオラインの圧倒的な速乾性能の高さ。スタート時点での保水が少ないことにも注目ですが、乾き初めてからの急下降ぶりが、その速乾性能の高さを示しています。実際に着用した場合、含水率20%を切っている時点で、ほぼ汗冷えなどは感じないと思われます。

続いて、今回の主役(?)であるヒートテック。困ったことに(?)最新の2016版よりも、2014版の方が乾きが早い結果が出てしまいました(笑)。測定誤差の範囲(スタート時点での脱水の誤差)とも考えられますが、今回1度きりの計測では最新版ヒートテックの速乾性能向上を裏付ける結果は得られせんでした

天然素材であるスーパーメリノウールはやはり速乾テストでは分が悪かったか、ヒートテック2種とほぼ同じ(少し負ける)結果となっています。これはテストに使用したスーパーメリノウールがタイツであったため、ウエストゴム部分の吸水のが多かった可能性があることも付け加えておきます。

そして当初、最も含水率が多かった無印のコットン肌着。計測時の手触りもあきらかに、これだけが「濡れ」感が強かったです。しかし完全乾燥(含水率0%)になるのは、ヒートテックやメリノウールと10分しか変わらない結果でした(しかも1gの差)。アウトドアでは兎も角、洗濯物としての乾き具合は化繊インナーに負けない製品のようです(笑)

テスト結果より

様々な誤差もあると思われる今回のテストで、1つだけハッキリしていたのは、やはりジオラインの圧倒的な速乾性能でしょう。それなりに保温性能も高めたウエイトの素材でこの結果、やはりアウトドア用肌着の面目躍如といったところ。そして、当然ですがアウトドアメーカーの製品にはより高機能・高価格のインナーが多数存在します。入手しやすさ、コスパの高さから、私がジオラインを選んでいるだけです。

そして肝心のヒートテックですが、今回のテストの肝である新旧のヒートテックで目に見えた違いが出せなかったことで、ジオラインの性能ばかりが目立ってしまう、やや微妙なテストとなってしまいました(苦笑)
ただし、ジオラインには及ばないものの、メリノウール下着とは同等の時間で乾燥。もちろん化繊とメリノウールでは同じ保水状態でも、保温効果や汗冷えしやすさに差が現れますが、アウトドア用に売られている肌着と同程度の速乾性があったことも事実。実は、後述する私が日頃登山で使っている(下着用途ではない)メリノウールのシャツよりは遙かに乾きが早かったです。

もちろん「すなわち登山使用OK?」とはたったこれだけのテストからは言えません。
しかし、それこそ南谷氏のようにドライレイヤーとの併用、または吸水性の高いミッドレイヤーなどを併せることで、安価な防寒&速乾インナーとして1つの選択肢になってもいいようにも感じました(とはいえ、そのレベルのウェアを選択する人は、普通あえてヒートテックは選ばないのですけどね(笑))。

発汗量には個人差もあり、ベースレイヤーのみで解決しない人も多いと思います。私の場合はドライレイヤーの存在が大きいですし、ベースレイヤーにしてもメリノウールがベストという人もいれば、汗乾きを重視した化繊を選ぶ人もいるでしょう。

実際のところ、低価格インナーにしてもヒートテック以外にも選択肢は多く「ヒートテック以上、ジオライン以下」の化繊素材は様々にあるようです。自分の行動スタイルや発汗量を見極め、それらを適宜使い分けられる人なら、何を選ぼうとも外野がとやかく言うことではないのかもしれません。

そしてまだその判断ができないレベルのうちは… とりあえずジオラインあたりから試してみると間違いないのかなと(笑) 無難すぎる結論ですけども。

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おまけ:ユニクロ製「ファインメリノウール」もテストしてみた

今回のテストに併せて、以前から気になっていたユニクロの「ファインメリノウール」(前「スーパーファインメリノウール」→現「エクストラファインメリノ」)の乾燥テストも行ってみました。格安メリノウール素材としてお馴染みのユニクロ/ファインメリノですが「これをアウトドア用メリノ的に使えないものか?」なんて考えたことのある人は、結構いるのではないでしょうか?
メリノウール自体は速乾性のある素材ではありませんが(濡れても汗冷えしにくいのが天然素材であるウールの特徴)、濡れたら早く乾いてくれるにこしたことはありません。

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比較相手は私が秋冬の登山で使っている、モンベルのスーパーメリノウール製長袖シャツ。普段はこれをファイントラックのスキンメッシュシャツの上に着て、ベースレイヤー兼ミッドレイヤー的な使い方をしているものです(以前はこの間にジオラインを挟んでいましたが、行動中は熱すぎたので今は外しています)。
まずは、保水状態から乾燥の重量変化を表にしたものです。モンベルメリノウール、意外に水を吸って重たくなっていますね。

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そして、含水率の変化グラフはこちら…。おっと、ユニクロ/ファインメリノウールの方が、保水や乾燥についてはいい雰囲気の結果が出てしまいました(笑) しかし、最後まで見るとより多く保水した割に完全に乾くまでの時間が同じという見方もできる訳で、何を持ってどちらが上と判断するかもこのテストだけからは判断ができません。

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確かにモンベルのメリノウールシャツは汗乾きはあまりよくなく、普段の山行でも汗をかくと裾の方に水分が溜まってしまう印象でした。それでもメリノウールという素材の特性もあり、汗冷えすることはあまりないのですが、それもファイントラックのスキンメッシュに助けられてる部分は大きい気がしていました。

そしてこの結果を見たからといって、ファインメリノウールを登山に使えるか?と言われると考えてしまいますが(肌直で着るとチクチクしそうですし)、ひとつの選択肢として面白そうな存在ではありそうです。
あとはやはり私は発汗が(妻などに比べて)多いこともあり、通常のメリノウールでは保水や乾燥が追いついてないと感じることもありますし、最近流行のメリノウールと化繊のハイブリッド素材なども試してみると幸せになれるのかもしれません。

参考記事/関連記事

冒頭で紹介したヒートテックご意見番としてお馴染みのブログより。2年前に既に同様の速乾テストを「ヒートテック極暖」を用いてを行っていたようです。南谷氏のヒートテック+ドライナミックメッシュ着用についても、記事にされています。
ヒートテック極暖の速乾性は「綿以下」という実験結果
ヒートテックでエベレスト登頂 実はドライナミックも下に着ていた

アウトドアギアジンのベースレイヤー&ドライレイヤー記事。どれも情報量タップリですが、今回の記事的に注目なのはワークマンネタでしょうか(笑)
一度着たらもう戻れない!さらに快適になったメリノウールのベースレイヤー(インナー)おすすめ10着【2016】 | Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"
比較レビュー:メリノウールのベースレイヤーを20着以上着比べてみて分ったこと | Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"
「快適すぎる」と噂の高機能メッシュアンダーウェアを一通り試してみた | Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"
コスパ最強と噂のワークマンで全身揃えたらどこまでいけるか試してみた | Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"

当ブログのハイテク素材、ユニクロ関連記事も少々。ジオラインのような機能性インナーを普段着に使うのは快適ですが、洗濯には気を付けましょう、といった話も書いています。
アウトドア系ハイテク下着は確かに優れてますが、街着ならヒートテックでも充分だと思ってます - I AM A DOG
ユニクロコーデで秋山ファッション[準備編] - I AM A DOG

OM-D E-M1 MarkIIにGRAMASのガラスフィルム「Extra Glass」を貼ってみた

カメラ/写真

昨年末に購入したオリンパスのOM-D E-M1 MarkII。本体の液晶モニターには、発売前に買うことができたHAKUBA製の「EX-GUARD」というフィルムを貼っておりました。
本日発売「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」が我が家にやってきた!【新製品レビュー】 - I AM A DOG

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本題に入る前にちょっと愚痴というか注意喚起的なやつを挟みます。

HAKUBA製「EX-GUARD」の品質に大きな疑問!?

EX-GUARDは「ガラスのように美しく強い」をキャッチコピーに、9Hという高硬度をアピールしたフィルムですが(ガラスフィルムではなく通常のプラフィルムです)、これがかなりのクセモノでした。
当初は無事に埃や気泡も入らずに貼ることができ、しばらくは普通に使うことができました。ときたま角が軽く浮いることがありましたが、押せばすぐにくっつきますしさほど気にしていなかったのですが、半月程が経った数日前のこと…。E-M1 MarkIIを防湿ケースから取り出したら、このような状態になっていました…。

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フィルムの上下が完全に浮いてしまっています。つまり縦方向に反っている訳ですが、スマホ用を含めこれまで様々なフィルム(カメラ用品メーカーから100均製品まで)を使ってきましたが、こんな剥がれ方を見たのは初めてです…。

この半月の間、氷点下から室温まで30度近い温度差の環境では使ってはきましたが、それは他のカメラやスマホでも同じこと。しかも私の環境だけなく、Amazonのレビューを確認した所、同様の報告が立て続けに見られます。さらにOM-D用だけでなく、フジX-T1/X-T2用のフィルムでも同様にフィルムの端が浮く症状が発生しているようです。

正直ここまでくると不良品レベルだと思うのですが、メーカーはこの状況をどこまで把握しているのでしょう? このEX-GUARDシリーズ自体、昨年の12月頃から市場に出始めた製品のようで、まだ対応が追いついてないのかもしれませんが、通常のフィルムよりもランクを上げた製品でこのクオリティはマズいです。
正直、当分はEX-GUARDを含むハクバ製フィルムには、手を出したくありません。

…といった愚痴はこの辺にしておきますが、ハクバさんには早急な品質改善を期待したいところ。できることなら返品なりまともな製品に交換して欲しいぐらいです。

GRAMAS Extra Camera Glass for OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II/DCG-OP01

さて、嫌なことは早めに忘れて、今回の主役はこちら。以前から気になっていた、GRAMASのガラスフィルム「Extra Glass(エクストラ・ガラス)」です。

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GRAMASはiPhoneのアクセサリメーカーである坂本ラヂヲが立ち上げたブランド。主にiPhoneの保護ケースや保護ガラスを製造販売しているようですが、カメラ用品の銀一プロデュースで生まれたのがこのカメラ用ガラスフィルム(保護ガラス)。
GRAMAS×銀一 Extra OLYMPUS OM-D E-M1 Mark 用液晶強化ガラスフィルム
耐摩耗、耐衝撃性能に優れた硬度9Hの強化ガラスを採用し、防汚コーティングにより指紋などが付着しにくく、また拭き取りやすくなっているそう。

ニコンやキャノンの上位機用として出ているのは以前から知っていて、ニコン使いの友人からもその評判は耳にしていました。ペンタキシアンのHiさんもK-1で使っていましたね。

オリンパスのカメラ用として発売されたのはこの「GRAMAS Extra Camera Glass for OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」が初。価格は2,700円と決して安くはないものの、この機種専用のガラスフィルムと考えるとまずまずでしょう。

外箱を開けると頑丈なプラスティックケース。フィルム本体までなかなかたどり着かない、気合いの入った包装です。フィルムの他、拭き取り用のアルコールティッシュとクロス、ホコリ取りのシールなどが付属しています。

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フィルム本体は、製品名の入ったアクリルボードに貼り付けられています。これも輸送中の反り対策や、フィルム剥離を防ぐためのものなのだとか。実はここから剥がす作業が一番緊張したかもしれません?(笑)

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固いガラスフィルムなので片側の端を合わせてパタンと倒せば、気泡など入ることなく綺麗に貼ることができました。Extra Glassは全て実機から採寸しているらしく、縁などに不自然な隙間も生まれません。四隅やエッジも綺麗に面取りされていて、仕上がりが美しいのはもちろん手触りもスベスベで気持ちいい。

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ただし、あまりに一発でピッタリくっついてしまうので、うっかり埃などが入ってしまったら、剥がすのに少々苦労しそうですね。

ガラスフィルムですが厚さ0.33mmと薄形なため、バリアングルのモニターを裏返しても特に干渉などはありません。E-M1 MarkIIの機能である、ファインダーを覗きながらのAFターゲットバッドの動きもスムーズです(写真はLVでのものですが)。

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実は、最初に貼っていたフィルムの頃、AFターゲットバッドの動きがあまりスムーズでなく「こんなものなの?」と思っていました。同じ条件で並べて比較した訳ではないので、どちらが上とは断言できませんが、体感的にはGRAMASを貼ってからは問題なく使える機能になったと感じています。

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以上、まだファーストインプレッションレベルではありますが、GRAMASの「Extra Glass」を貼ってみたご報告。噂通りの性能ならば、この先当分はフィルムを張り替える必要はなさそうでしょうか。どちらにしても、GRAMASは1度使いたいと思っていましたし、冒頭で触れたEX-GUARDについては一時しのぎ兼勉強代と思って諦めることにしましょう(案外ねちっこい人w)。

E-M1 MarkII用のDCG-OP01ですが、今の所Amazonでの取り扱いはありません。楽天ならばそこそこ取り扱い店もあるようで、私の買ったマップカメラは送料無料でした。