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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

ミラーレスカメラ(OM-D&M.ZUIKO PROレンズ)でのライブ撮影が思いのほか快適でした


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音楽ライブの写真撮影は一眼レフを使っていた頃、何度か友人のライブを撮ったことがある程度の、ど素人です。当時はフォーサーズ機のE-5&E-30で高感度に弱くISO800〜1600程度までしか常用では難しく、その後ペンタックスのAPS-Cカメラなども使いましたが、こちらはこちらで高感度性能はいいものの、明るいレンズを持っていなかったので、あまり満足のいく写真は撮れませんでした。

その後、ミラーレスカメラのマイクロフォーサーズ(MFT)へマウントを集中。昨年、撮影OKだったSpock's Beardのライブの際に、持ち合わせていたE-PM2を使ってみたら、センサー性能の向上とコンパクトで明るい単焦点(45mm F1.8)の効果によりもあって、以前より楽に、綺麗にライブの写真が撮れたことに驚きました。
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さて、気がついたら手持ちのカメラがEM-1&E-M5という2台のOM-Dに、M.ZD12-40mmに40-150mmというF2.8通しのPROレンズ2本を手に入れている私。もしかしたらこの機材があれば、ライブの撮影もできるのでは?と考え、以前より面識のあったギタリストの藤岡幹大さんが、ご本人主催のライブを行うという話を聞き、そのライブのカメラマンに立候補し撮影をしてまいりました。
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2/17に行われたライブの模様はは音楽ブログの方に書きましたので、よかったらそちらもご覧下さい。(※掲載写真の無断転載はご遠慮ください)

使用機材、主な設定など

当日はE-M5には12-40mm、E-M1には40-150mmという組み合わせで撮影に臨みました。
暗いライブハウスではこまめに設定を弄ることも難しいので、基本的に絞りは開放(たまに軽く絞る程度)、ISO感度はオートで上限ISO3200(途中で日和って上限ISO2000まで落としましたが、別にISO3200でも十分でしたね)という感じ。モードで言うところの「A」か「Ps」状態ですね。
ホワイトバランスもオート。何か不都合があれば後で調整するつもりでしたが、ファイルサイズの関係からRAWではなくJPEG保存です。
アーティストの動きの激しいライブなら、シャッター速度優先がいいかもしれませんが、フュージョン、プログレ、セッション系のライブということで、1/100〜1/30秒程度のSSが確保されていればOKかな、という判断。結果的にはもう少し感度を上げても、SSを確保した方が歩留まりが上がったかもしれません。
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顔認識は便利だけど…

当初、AFは中央1点で普通にフォーカスロックして使うつもりでしたが、せっかくミラーレスなのだからと顔認識AFを使ってみようと本番直前に思いつきました。1人だけを狙うのでなく、複数のプレイヤーがステージ上にいるときなど、顔認識AFは結構使えるのでは?と。さらに瞳認識の設定で撮ったのですが、結果的には歩留まりはやや微妙な感じ…。
ファインダー上で顔認識されたことで安心してしまい、さらに顔にAFが合う所まで確認しきってなかったこともありますし、これは私の使い方にもやや問題があったような気もしています。

F2.8/24mm〜300mm相当あればライブハウスではほぼ万能!?

F2.8通しの明るさは確保されてるものの、やはりレンズが明るいに越したことはありません。ということで、F1.8の17mmと45mmの2本の単焦点も用意していましたが、結果的に使うことはありませんでした。やはりカメラ2台でほぼ全ての画角をカバーしてしまうズームレンズの機動力には敵いません。
E-PM2も用意していましたが、こちらも使わず。暗い会場では他のお客さんもいる前で、LVのモニターを点灯させるのは、(オフィシャルで撮らせて頂いてるとはいえ)やはり控えたくなりますね。

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会場によってはもっと長いレンズや、超広角域なども効果的に使えるのかもしれませんが、通常規模のライブハウスにおいて、2台のカメラにレンズ着けっぱなしで軽快に動くなら、今回の2本で正解でした。

AF補助光はオフ

ライブ会場はステージに向けて様々な照明が飛び交ってるとはいえ、やはり無用な光源をアーティストに当てるべきではないでしょう。…ということは知っていたものの、途中まで補助光をピカピカさせてしまっていた私。たまにしか使わない機能なので、メニューの何処にあるのか、忘れてしまうのですよね。反省です。
オリンパスの最近のカメラなら[MENU]→[歯車]→[AF/MF]→[AFイルミネータ]→[OFF]です。
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OM-D(MFTカメラ)でライブ撮影をする利点とは?

あくまでど素人の私が感じた主観ですが…。

  • 「機材が軽量・コンパクト」。なによりこれに尽きます。都合2時間半程、2台のカメラを持って撮り続けていましたが、24〜300mm相当の画角をF2.8通しで、かつ高感度性能を考えたとき、これだけ軽快に撮れる機材は他にはないでしょう。
  • 「EVFのファインダーにより露出、撮影結果がリアルタイムで確認できる」。いちいち液晶モニタを点灯させて確認する必要がありません。
  • 「アーティスト、演者の顔認識AFが可能」。これは私の使い方がやや甘かったので今後の課題でもありますが。
  • 「絞り開放から安心して使えるレンズ」。これもMFTの1つの利点でしょうか。レンズの明るさを最大限に活かしたまま、使うことができること(もちろん人によって許容範囲は違いますが)。軽く絞るにしても、プレイヤーの顔から楽器まである程度の被写界深度が欲しいような状況において、MFTの「ぼけにくさ」が却ってプラスに働きます。
  • 「シャッター音の静かさ」。一般的な一眼レフ機に比べて「カシュッ」っと控えめなOM-Dのシャッター音は、MC中や静かめの曲の中でも目立ちにくく、安心してシャッターを切ることができました。
  • 「手ぶれ補正の効きの良さ」。本当によく効くんですよね… しかしながら、人物相手の撮影では当然被写体ブレも発生しやすくなってしまうので、状況に応じて感度を上げる覚悟も必要です。

マイナスポイント

  • 「電池持ちの悪さ」。今回は一応、各カメラ、バッテリーグリップを追加しつつポケットに予備バッテリーを入れて撮影に望みましたが、途中の電池交換は発生しませんでした。それぞれ、1300枚、600枚ちょっとの撮影枚数でしたが、1本目のバッテリーは途中で使い切っていた感じ。屋内撮影ということもあって、思ったよりも電池が持ってくれてラッキーでした。
  • 「高感度性能」。個人的には安心して使えるのはISO3200位までかなと。あえてザラつきも味とするなら、もう1段位上げるのもアリかもしれませんが(ISO6400)、やはりここはフルサイズのセンサーなどと比べてしまうと、弱点になるポイントでしょう(現行の高画素APS-Cカメラとの差はほぼないと感じています)。

その他、C-AFにおける動体性能などもアーティストが激しく動くようなライブだと、違いが出てくるのかもしれません。ただ、今回C-AFは試してませんしE-M1+PROレンズだったら、結構いい線行くんじゃないかなーとも思ってます。

b-grip UNOも使ってみたものの…


2台持ちになるのでE-M5+12-40mmは先日買ったばかりのb-grip UNOに付けてしまおうと、腰のベルトにb-grip UNOをぶら下げてみました。結果的にはあまり使いませんでした(笑)
2台のカメラなら首と肩にぶら下げていた方が、機動力もありますし、暗いライブハウスでは手探りで腰位置のアタッチメントにカメラを装着するのに、思いの外手間取りました。フロアに座り込むようなときにも、腰位置のカメラは邪魔でしたし、まあやはり私の場合は、アウトドア目的の製品のようですね。E-M5 MarkIIは気になりますがセンサー性能自体は大きく変わっていないようですし(?)まだまだE-M5が十分使えますからね!
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縦位置をもっと撮れば良かったなーと後になって反省しております。