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川が立体交差する街を歩く〜川崎「二ヶ領用水」の花見散歩

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以前、電車の中から見た桜が気になって、週末に奥さんを誘って花見散歩に出掛けたことがあります。そうして見つけた花見スポットが、今回足を運んだJR南武線は中野島周辺の二ヶ領用水です。「二ヶ領用水」は多摩川を水源とする古い用水路で、その起源は江戸幕府が開かれたの頃まで遡るのだとか。


二ヶ領用水 - Wikipedia

二ヶ領用水の中でも、同じ南武線の宿河原付近は川崎市内でもよく知られた桜スポットのようですが、中野島周辺については、ネットで調べてみてもそこまで有名エリアという訳ではないようです。
【宿河原二ケ領の桜】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet

土曜日の午後、お天気は曇り空でしたが今日が今年最後のチャンスと、カメラを持って出掛けてきました。2台のOM-Dに12-40mmと40-150mmを付けて。最近はAIR A01とかPENやコンデジばかりだったので、久々の出番です。

南武線の中野島駅で降りて、少し登戸方面まで歩いてこの地図の左下あたりから二ヶ領用水沿いに川を遡って歩きました。今思うと別に登戸駅から歩いてみても良かったかもしれませんね。

途中、梨園の花が咲いているのを見かけました。梨は山桜や大島桜にも雰囲気の似た綺麗な花なんですね。この辺りは川崎市の多摩区ですが、すぐお隣の東京都稲城市は梨が名産なんです。



二ヶ領用水花見散歩

この付近の二ヶ領用水には川沿いまで下りて散策したり、水に触れられる場所が複数作られて、ちょっとした憩いの場となっています。桜はかなり散り始めていましたが、まだ綺麗な花を見ることができました。


ユキヤナギをバックに。

花びらはかなり散ってしまっていますが、用水を花びらが流れていて、これはこれで味わい深いです。



花びらが散る所が撮れないかなーと思っていたら、偶然にも1枚ひらり。

場所によってはまだぎっしりと咲いているように見えるところも。

菜の花もかなり後半戦でしょうか。

この電車に乗っていなかったら、川沿いの桜も見つけられませんでした。

川沿いに芝桜が植えられているところもありました。もうしばらくすると、秩父は羊山公園の芝桜も見頃を迎えますね。


川と川の立体交差

さて、ここで一番最初の地図を見て頂きたいのですが、画面の上の方。二ヶ領用水が多摩川から流れ出してすぐの所で、三沢川という川とクロスしている場所がありますね。
ここ、始めて地図で見たときにすごく不思議だったんですよね。「川の交差点ってどうなっているんだろう?」と。運河や支流で実際に川が十字状に繋がっている所は、都内にも沢山ありますがここは一体…?

右手手前が二ヶ領用水です。奥に見える桜がその続き。しかし、そこを左右に横切るように三沢川が分断しています。

こちらが三沢川。やや深い所を流れています。奥に多摩川への流れ込みの水門が見えます。

そう、この写真の左下に見える白い導水管が二ヶ領用水なんですね。中央に見えるブルーのポンプで、三沢川を越えて二ヶ領用水を通しているんです。多摩川から流れる二ヶ領用水と多摩川に流れ込む三沢川が水を交えずに立体交差してるんです。
ここを始めて見たとき、「すごい!」とめちゃめちゃ興奮したのですが、写真を見せながら人に話してもイマイチ反応が薄いんですよね。当時、一緒に歩いた妻も同じような反応でしたし(苦笑)。

二ヶ領用水の水を吸い上げるポンプの手前では、桜の花びらが陰陽のように…。

徐々に肌寒くなってきたこともあり、この日は多摩川まで行かずに稲田堤方面へと向かいました。

参考

この日歩いたのは下記マップの⑤〜②あたり。特に花見スポットとも記載されてませんが、のんびりと散歩を楽しめるちょっとした穴場?エリアかもしれません。
分科会 二ヶ領用水散策マップ
3年前に同じ場所を歩いたときの写真がフォトライフに残っていました。日付は4/8のようですが、この年は8分咲きからそろそろ満開といった様子ですね。

私のスナップもまだ初々しい。

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