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GPSロガーとしても使えるコンデジ:防水カメラOLYMPUS STYLUS TG-4 Toughを登山で使ってみた


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オリンパスの防水タフネスカメラSTYLUS TG-4 Tough。これまでも長瀞のカヤック体験記事など、このカメラを使った写真は何度か載せてきましたが、今回は登山の際にTG-4を使って撮った写真とその使い心地などをまとめてみます。

といいますか、登山カメラには私はOM-D E-M1を使っているので、今回掲載する写真はマクロのものを除いて全て奥さんが撮ったものを拝借。基本的にはどれもプログラムオート(Pモード)で撮られたものだと思います。

下位機種との違いを感じるSTYLUS Tough上位モデルの描写

TG-4の広角端は25mm相当から、最近のコンデジには多い画角ですね。下位モデルながら19mm相当の超広角を売りにしたTG-850、TG-860系ほどの広さはありませんが、普通に撮影する分には使いやすい広角です。

9月の富士山御殿場ルート、前を歩いているのは私です。
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太陽の光条が伸びてちょっと面白い感じに入っていました。以前使っていたTG-850では描写がもっと甘く、周辺も流れてしまっていたのですが、TG-4ではかなり綺麗に撮れています。センサーは裏面照射型の1/2.3型CMOSと、恐らく同じものが使われていますが、やはりレンズ性能の差が大きいように感じます。
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オリンパスユーザーも納得のブルー

御殿場ルートの8合目あたりから仰ぎ見た山頂。この赤と青の雰囲気は普段OM-Dを使っている私にとっても、しっくりくる色味です。ピクチャーモードは「Vivid」で撮っていると思います。
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コダック製CCDの時代から何世代もセンサーは変われど、印象的なオリンパスブルーが出るようなチューニングはコンデジにも受け継がれているのでしょう。

富士山頂の剣が峰。丁度同じ場所で私がE-M1で撮っていた写真と並べてみましょう。ブログサイズで見ている分には、TG-4でも充分な描写だと思います。
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こちらが[E-M1+ZUIKO DIGITAL11-22mm]で撮ったもの。
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拡大してみると解像感が全く違うのは分かりますが、TG-4も中央から周辺までかなりいい線行ってると思います。

ダイヤルを回せばすぐにマクロ撮影が可能

山歩きだとつい広角の風景ばかり撮ってしまいますが、TG-4といえばマクロに強いカメラ。顕微鏡モードで五合目付近に咲いていたオニアザミを撮ってみました。
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レンズを交換せずにこのようなマクロ撮影が気軽にできるのはコンデジの強みですね。
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GPSロガー機能を使って登山ルートを記録してみる

このTG-4には内蔵GPSを使ったGPSロガー機能が搭載されています。ロガー機能をオンにすることで写真を撮ってないときも一定間隔で測位が行われ、移動軌跡を記録することができるのです。
GPS+電子コンパス|OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough|コンパクトデジタルカメラ|オリンパスイメージング
計測データは画像データとは別にLOG形式のファイルでSDカードに保存されます。地図アプリやGoogleマップなどのWebサービスに読み込むことで移動軌跡を表示できるほか、メーカー純正の写真管理ソフト「OLYMPUS Viewer 3」で以下のように表示することができます。
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途中派手に軌跡が乱れているのは、七合目の山小屋に滞在しているとき。屋内外の出入りで衛星が補足できなかったことが原因でしょうか? また、スタート地点(Sマーク)を通り過ぎて軌跡が伸びているのは、ロガー機能をオフにし忘れたため。帰りの高速道路の走行データまで続けて取られてしまってました(笑)

ちなみにGPSロガー機能をオンにしていると、カメラの電源オフ状態でも測位は行われるため、充電池の減りが早まります(電源オフのまま24時間経過すると自動的にロガー機能は切られます)。参考までに、この富士登山では就寝時以外はロガーをオンにしていましたが、下山するまで1本目の電池で持ってくれました。

TG-4で北アルプス涸沢カールの紅葉を撮る

続いて先日の北アルプス、このときもTG-4は奥さん用の山カメラでした。抜けるような青空と段々に色付いた紅葉を綺麗に切り取ってくれています。
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そういえば私の写真ではこの辺りをあまり乗せていませんでした。涸沢カールに入り、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐をヒュッテ方面に少し進んだあたり。登山道の両側から覆い被さるように色鮮やかな紅葉が迫ってきます。
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涸沢岳のモルゲンロートをズーム側で撮っていたようです。つい広角でばかり撮ってしまいがちですが、ズームというのも面白いかもしれません。
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半逆光気味のこのシーンでは空の半分が完全に飛んでしまいましたが、スナップとしてはこういうのもアリでしょうか。おかげでExifのタイムスタンプを見ずとも、だいたいの時間が予測できます。
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このアングルのカット、私は撮っていませんでした。涸沢ヒュッテの吹き流しと紅葉、上手く狙えばいい感じの写真が撮れたかもしれないのに、勿体ないことをしました(笑)
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パノラマコースからのカール全景を縦位置で。私は横位置しか押さえていませんでしたが、雲の多かった空の青を少しでも入れるにはこういう方法がありましたね。
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そしてパノラマコースを歩く私。この先、徐々にルートが険しくなりヘルメットを被り、ストックをしまうことになります。
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山歩きのメインとしても充分使えるタフカメラ

ということでスナップカメラとしては充分な性能… というのは始めから分かっていましたけども、こうして見ていても結構綺麗に撮れていると思います。普段からオリンパスのカメラを使っている私には色味も馴染みがありますし、ブログ掲載ならE-M1で撮った写真と混ぜても、もしかしたら気付かれなかったりして?

風景だけでなくマクロにも強く、天候を気にせず使える防水性能。GPSログはスマホでも取れますが、バッテリー持ちを考えたらカメラ側で記録できるのはありがたいです。また、岩稜帯を三点確保しながら登る際には大きなカメラが邪魔になることもありますが、コンデジなので携行に気を遣わなくて済むというのも、大きなアドバンテージでしょう。

その他、TG-4はRAW撮影ができるのも売りのひとつなのですが、私はオリンパスの彩度高めなJPEGが比較的気に入ってるので、スナップ用途というのを考えてもJPEG保存で充分だと思ってます。でも「もう一歩じっくり現像したい」という方にはこのRAW保存は非常にありがたい機能でしょう。

* *

この前に遣っていたTG-850もいいコンデジでしたが、上位機種として明らかな進化を感じられたこのTG-4、これからの山行でもいい相棒になってくれるでしょう。主に奥さんの、ですけども?(笑)